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日本を代表する丼たちが勢ぞろい!東京で食べるべき全国丼グランプリ受賞店 3選

日本を代表する丼たちが勢ぞろい!東京で食べるべき全国丼グランプリ受賞店 3選

更新日: 2022/01/13

ご飯と、その上に盛られた具材を一緒に食べる日本ならではのグルメ「丼」。日本発の食文化として、海外でも「DONBURI」と親しまれています。

今回は、日本を代表するにふさわしい丼を決める「全国丼グランプリ」で受賞した中から東京のおすすめ店をご紹介。天丼、カツ丼、海鮮丼で食べておきたい名店ばかりです。

■「全国丼グランプリ」とは?

画像:全国丼連盟
画像:全国丼連盟

「全国丼グランプリ」は、全国丼連盟が主催する『日本全国の素晴らしき丼を多くの人に訴求する事を目的に、天丼やカツ丼など日本を代表するにふさわしい「金賞丼」を表彰するコンテスト』(全国丼連盟HPより)のこと。

天丼、カツ丼など全9部門で、自薦他薦問わず「おすすめの丼」を募集し、丼協会審議のもと金賞が決まります。2014年から始まり、2021年で第8回目を迎えました。

画像:全国丼連盟
画像:全国丼連盟

ちなみに、全国丼連盟とは、全国各地の丼好きが集まり、丼文化を広めるべく情報発信や年1回の丼グランプリの運営を行っている団体です。

今回は、その全国丼連盟の理事を務めるドン伊藤さんに、これまでのグランプリ(金賞)受賞店から外国人に特におすすめしたいお店を厳選してもらいました。

■味も見た目も一級!「五代目天丼」:天麩羅 秋光(浅草)

■味も見た目も一級!「五代目天丼」:天麩羅 秋光(浅草)

天丼のおすすめは、天麩羅 秋光の「五代目天丼」。
「明治22年から続く伝統の味を受け継ぐ、天ぷらの人気店。天丼部門では、毎年金賞を受賞しています。丁寧に作られたタレと天ぷら、豪華な具材は、味も見た目も他に類をみない特別な一品です。」とドン伊藤さん。

▶五代目天丼/2,750円
▶五代目天丼/2,750円

丼からあふれんばかりに盛られた天ぷら。器を一周まわしてどこから見ても、主役級の具材が顔をのぞかせます。

五代目天丼は、その日によって異なる旬の具材の天ぷらを盛り込んだ天丼。この日は、穴子、エビ、ししゃも、子持ち昆布、牡蠣、さつまいも、ししとうの7品目でした。

これがこだわりのタレ。かつお節やしいたけ、昆布などでしっかりとだしを取り、旨味が凝縮されています。タレと具材、さらにご飯とタレのおいしさを楽しめるのは、天丼ならではです。

食感はサクっと、ごま油の風味がふんわりと香り、タレの甘みとぴったりです。これだけのボリュームでも、次から次へと箸が進みます。

ぜひ試してほしいのが、オプションで注文できる「チリソース」。店主が和食天ぷらに合うようにと作り込んだ、ここでしか食べられない天ぷらソースです。パンチが効いているけれどうまみがあってクセになるので、ぜひ一度お試しあれ!天ぷらの新しい味を発見できます。

注文は、多言語対応(日本語、英語、中国語簡体字)のタブレットからできるので安心です。

海外にも積極的に展開している秋光ですが、ここが日本の本店の味。外国人観光客が多く訪れる浅草という立地も、行きやすいポイントです。飲食店がひしめき合う激戦区の浅草で、不動の人気を誇る技術と完成度の高い味わいを、ぜひ確かめに行ってみてください。

<実施中のコロナ対策>
・店内や設備等の消毒、除菌、洗浄
・除菌消毒液の設置
・お客様の入れ替わり都度の消毒
・店内換気の実施
・コイントレイの利用
・仕切り板の設置
・スタッフのマスク着用、手洗い、消毒、うがい、検温の実施
・入店人数や席間隔の調整
・体調不良のお客様の入店お断り
・お客様へのマスク着用のお願い
・検温の実施
  • 天麩羅 秋光
    • 住所 〒111-0032 東京都台東区浅草2-15-1
    • 電話 03-6231-7444
    • 【営業時間】10:30~21:00(L.O.20:30)
      【定休日】なし(年中無休)

■さっぱりあっさり味わえるオリジナル!「醤油カツ丼」:武信(代々木上原)

■さっぱりあっさり味わえるオリジナル!「醤油カツ丼」:武信(代々木上原)

カツ丼のおすすめは、とんかつ武信「醤油かつ丼」。
「東京だと、カツ丼は卵でとじるのが定番ですが、実は地域ごとに異なるんですよ。「醤油かつ丼」は、その名の通り、カツに醤油ベースのタレと大根おろし、かつお節がのっていて、ご飯がすすむんです。他では味わえないオリジナリティあるカツ丼ですよ。」とドン伊藤さん。

▶醤油かつ丼ヒレ(竹)/1,870円
▶醤油かつ丼ヒレ(竹)/1,870円

こちらが名物の「醤油かつ丼」。キャベツ、味噌汁、お新香付きです。豚肉は千葉県のブランド豚「林SPFポーク」、オリジナルの特製生パン粉、揚げ油は米油、ご飯は有機無農薬米と素材に徹底的にこだわっています。

醤油かつ丼は、お肉がロース、ヒレ、メンチの3種類。お肉のグラム数がロースは、170g 、130g ,100gから、ヒレは160g、120g、90gから選べます。今回は、人気のヒレ120 g「竹」を選びました。

カツの上に、たっぷりのかつお節、醤油ダレ、大根おろしがたっぷり。

醤油ダレがかかっているので、そのままいただけばOK。かつお節、大根おろしをのせてひと口。しっとりジューシーなとんかつ、タレがかかっているのにサクっと感がしっかり残る衣。

甘すぎず辛すぎずの絶妙な醤油ダレとカツの相性は抜群。大根おろしが、揚げ物を食べているとは思えない軽さとさっぱり感を演出してくれます。

かつお節をかけたご飯は、日本人が大好きな味。日本では家庭的な味なだけに、飲食店ではなかなか味わえないのでとっても貴重。でももちろん主役は、とんかつ!ご飯がどんどん進みます。

店主の武田さんは、学生時代にアメリカで勉強されていたので英語での注文もOK!海外展開やフィリィピンの支援活動など、グローバルな活動もされています。

とんかつそのものがおいしい専門店だからこそ、堪能できるオリジナルのカツ丼。今回の醤油かつ丼はもちろん、とんかつ単体のメニューもどれを食べてもおいしいので、何度でも訪れてみてほしいお店です。

<実施中のコロナ対策>
・店内や設備等の消毒、除菌、洗浄
・除菌消毒液の設置
・お客様の入れ替わり都度の消毒
・店内換気の実施
・コイントレイの利用
・仕切り板の設置
・スタッフのマスク着用、手洗い、消毒、うがい、検温の実施
・入店人数や席間隔の調整
・体調不良のお客様の入店お断り
・お客様へのマスク着用のお願い
・検温の実施
  • とんかつ武信 代々木上原店
    • 住所 〒151-0066 東京都渋谷区西原3-1-7 T’s Place 1F
    • 電話 03-3466-1125
    • 【営業時間】11:30-14:30(L.O)/17:30-21:00(L.O)
      【定休日】月曜日(祝日の場合営業、翌日休み)

■メニューは海鮮丼一択のみ!エンターテインメント性のある「ぜいたく丼」:つじ半(日本橋)

■メニューは海鮮丼一択のみ!エンターテインメント性のある「ぜいたく丼」:つじ半(日本橋)

海鮮丼のおすすめは、日本橋海鮮丼 つじ半の「ぜいたく丼」。

「天丼の名店『金子半之助』と、つけ麺の名店『つじ田』の店主同士が幼い頃からの友人で、昔よく食べていた海鮮丼をもっと世の中の人に食べて欲しいと作った海鮮丼専門店。寿司店ではないのに海鮮丼1本で勝負しているだけあって、味は絶品。さらに見た目、味、1杯で2度おいしいエンターテインメント性もあってコスパも抜群です。」とドン伊藤さん。

メニューはぜいたく丼一品のみ、この潔さも素晴らしい。基本の具材は、まぐろ、中落ち、いか、数の子、きゅうり、つぶ貝、ミル貝、海老、いくらの9種とねぎ。追加のいくらやカニの量によって、梅・竹・松と3種類あります。

注文して待っている間、まず出される鯛のお刺身。半分だけ食べて、残りは取っておきます。

▶ぜいたく丼 梅/1,100円
▶ぜいたく丼 梅/1,100円

人気No.1のぜいたく丼「梅」がこちら。

たっぷり盛られた海鮮とこぼれ落ちるいくら。この見た目の美しさとボリューム感は衝撃です。

新鮮な魚介類がすべてタタキになって混ぜ込まれているので、食べやすさが抜群。まぐろの旨味がすべてを包み込み、いくらや数の子のプチプチ食感&きゅうりもいいアクセントになっています。ご飯に振りかけられた炒りゴマの香ばしさが、より奥深い味わいに。

これで終わらないのが、つじ半。4分の3ほど食べたら、ご飯と具材を真ん中に寄せて、カウンターに差し出すと…。

熱々のだしを加えて戻ってきた丼。手元に残しておいた鯛の刺身を加えれば、鯛だし海鮮茶漬けの完成です。ほんのりかおるゆずの風味、ラーメンを思わせるような濃厚なスープのようなだし、これはつじ半だからこそ楽しめる食べ方です。

コロナ前は多くの外国人客が来ていたとのことで、店内には英語表記のメニューや、丼の食べ方案内もあります。

『金子半之助』『つじ田』ともに人気店。その2店がタッグを組んだとあって、つじ半も常に行列が絶えません。単なるネームバリューではなく、確かな味と価格。これだけ本格的な味をリーズナブルに出せるのは、各店の基盤があるからこそ。唯一無二で豪華&絶品な海鮮丼は、どれだけ並んでも食べたい味です。

<実施中のコロナ対策>
・店内や設備等の消毒、除菌、洗浄
・除菌消毒液の設置
・お客様の入れ替わり都度の消毒
・店内換気の実施
・コイントレイの利用
・仕切り板の設置
・スタッフのマスク着用、手洗い、消毒、うがい、検温の実施
・入店人数や席間隔の調整
・体調不良のお客様の入店お断り
・お客様へのマスク着用のお願い
・検温の実施
  • 日本橋海鮮丼 つじ半
    • 住所 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-15久栄ビル1F
    • 電話 03-6262-0823
    • 【営業時間】11:00~21:00(L.O.20:30)
      【定休日】なし(年中無休)

今回紹介したのは、日本中、あまたある丼店のなかでも、多くの人がおいしい!おすすめ!と厳選した3店。これを味わっておけば間違いなし、丼の魅力にきっとハマってしまうはずですよ。

【取材協力】

  • ドン伊藤さん
    ドン伊藤さん

会社員をしながら、2014年より丼ファンの組織化と丼による地域活性などを目的に設立された一般社団法人全国丼連盟の理事を務める。都内中心に 600 種以上の丼を食べ歩く。

※「全国丼連盟」http://don.or.jp/
全国の丼好きが集まる団体。Facebookで丼情報のやりとり、年1回の丼グランプリの運営を行っており、丼の普及、丼業界の発展に関わる活動をしている。

※ 2021年11月取材時の情報です
※ 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の状況により提供内容や営業時間の変更、臨時休業をしている場合があります。詳細は公式サイトや公式SNSなどでご確認ください

Written by:
島田みゆ
島田みゆ

旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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