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野球観戦といえば!西武ドームの美人ビール売り子に聞いた6つの売りテクニックと裏事情

野球観戦といえば!西武ドームの美人ビール売り子に聞いた6つの売りテクニックと裏事情

更新日: 2020/06/30

“日本人に人気のプロスポーツ”として、21年連続トップの座を獲得している「プロ野球」。そんなプロ野球の現場を盛り上げているのは、各球団の選手だけではありません。グラウンドの外の主役……それは、キンキンに冷えたビールと笑顔をお届けする日本のプロ野球観戦の名物、かわいい「ビール売り子」です。

ビール売り子といえば、女子大生が多い印象を受けますが、中には現役女子高生もいるようで、若い女性たちから人気のアルバイトのひとつ。そこで今回は、高校時代から6年もの間売り子を続けている「メットライフドーム」の現役ビール売り子に、基本的な仕事内容からお金周りの話、ビールをたくさん売るテクニックまで、ビール売り子にまつわるあれこれを聞いてみました!

メットライフドームにいる可愛すぎるビール売り子を訪ねてみた

▲「メットライフドーム」は“日本で一番最寄り駅から近い球場”としても有名
▲「メットライフドーム」は“日本で一番最寄り駅から近い球場”としても有名

今回訪れたのは埼玉県・所沢市にある「埼玉西武ライオンズ」の本拠地、メットライフドーム。平日の昼間にも関わらず、選手のユニフォームを着用した多くのファンが足を運んでいました。

▲春は桜を、秋は紅葉を観賞しながら野球観戦ができる
▲春は桜を、秋は紅葉を観賞しながら野球観戦ができる

「メットライフドーム」は国内唯一の「屋内屋外中間型ドーム」。球場全体に屋根を架けた造りとなっているため、吹き抜けから春は桜が、秋は紅葉が風にのって舞い込みます。自然調和を大切にした風情溢れる球場であり、プロ野球観戦と大自然四季折々の表情を同時に楽しめるのはここだけです。

▲「KIRIN」所属のビール売り子 中島愛花さん
▲「KIRIN」所属のビール売り子 中島愛花さん

こちらの女性が今回の主役、「KIRIN」所属のビール売り子であり、メットライフドームにいる売り子さんの中でもビールの販売数が多い中島愛花さんです。中島さんは現在23歳。6年前の高校時代からこの仕事を続けています。そんな彼女が考えるビール売り子の魅力や、売り上げアップのために取り組んでいる販売テクニックとは一体何なのか。さっそくお話を伺っていきましょう!

給料は時給+歩合制!?ビール売り子の「お仕事事情」

給料は時給+歩合制!?ビール売り子の「お仕事事情」

——中島さんがビール売り子として働き始めたきっかけを教えてください。

「お母さんが大の野球好きで、いつも決まって流れているテレビは野球中継でした。私自身も野球が大好きで、小さい頃からメットライフドームによく連れていってもらったのですが、そこでこの仕事があることを知ったんです。それがきっかけで、気がついたら“ビール売り子が私の夢”になっていて。今はその夢が叶ったような気分ですね」

——勤務時間は決められているのでしょうか?

「当日の試合開始時間によって勤務時間は変わります。ナイターですと16:00くらいに球場入りして終わりが21:00〜22:00まで、デイゲームだと13:00くらいに入って、18:00~19:00まで売り歩きます。試合状況によって勤務時間も変わってくるのですが、平均5~6時間はドーム内を歩き、お客様にビールをお届けしています」

—ビール売り子の給与形態って?それから最高で一日にどのくらいビールを売ったことがありますか?

「私の場合は“時給制+歩合制”です。“固定給+歩合制”の会社もありますが、基本的に歩合はついていますね。いっぱいビールをお客さんに届けるとお給料がアップするというのはやりがいにつながります!」

一日の最高記録ですか(笑)。私は340杯くらい売ったことがあります!詳しい数字は知りませんが、私の仲間はもっと売っている人もいるかもしれませんね(笑)」

誰よりも“仕事を楽しむ”ことが売り上げアップの秘訣

——ビールの売り上げを伸ばすため、中島さん流の販売テクニックはあるのでしょうか?

「ビールをたくさん売るコツはですね……6つほどあります!」

1:とにかく笑顔&手を振る

「常に“笑顔”を絶やさないことです。楽しいことや、好きなことに取り組むと、みんな笑顔になります。私はこのお仕事が大好きですし、心から楽しんでいるので、自然と笑顔が作れるのですが、それをお客様が感じ取ってくださるから、ビールをたくさん買っていただけるのだと思っています」

2:試合終了までひたすら歩き回る

「試合開始から終了まで、球場内を歩き回ることも大切です。私は体力がみんなよりある方だと思っているので、試合中は常に動き、お客様から呼ばれたら手を振って、元気よくビールをお届けしに参ります」

3:男性客とは野球の話で盛り上がる

「男性のお客様とは大好きな野球の話で盛り上がることが多くて、お互いの好きな選手を話したり、当日の試合結果をお客様と一喜一憂するのも楽しみのひとつ。『仕事中に何やってるんだ!』と怒られてしまいそうですが、そんなやりとりがきっかけで、もう一杯ビールを買ってくださることもあるんですよ!」

4:女性客には野球以外の話でアピール

「女性のお客様が可愛いグッズを持っていたり、綺麗なネイルをしていると、つい興味を持って話しかけてしまいます(笑)。野球以外の話で盛り上がって、その流れでビールを買っていただくことも少なくありません」

5:外国人客には笑顔&大きめのジェスチャーで対応

「外国人のお客様には、笑顔とちょっとオーバーなジェスチャーで接客をしています……英語が大の苦手なもので(笑)それでも、喜んでいただけた時は嬉しいですね」

6:おつりを渡すときはお金を落とさないようにギュッと!

「当たり前ではあるのですが、おつりはちゃんと受け取って、しっかり手を握って返すことを徹底しています。一つひとつの対応をできるだけ丁寧にして、お買い上げいただいたお客様には、感謝の気持ちを必ずお伝えるのがマナーです」

“たくさんの人と関われる”のがビール売り子の魅力

“たくさんの人と関われる”のがビール売り子の魅力

——ビール売り子というお仕事の魅力や“やりがい”を教えてください。

「このお仕事の魅力は、いろいろな人たちと関わることができて、たくさんの笑顔と元気をもらえることだと思っています。あと、私は毎試合、延長戦になっても最後までビールを売るようにしているのですが、試合終了まで笑顔を絶やさず頑張っていると、お客様から『来てよかった!』っていわれることがあって。その瞬間が一番仕事のやりがいを感じますね」

—逆に、このお仕事で大変なこと、苦労したことはありますか?

▲中島さんがいつも背負っているビールサーバー。その重量はなんと“10kg”
▲中島さんがいつも背負っているビールサーバー。その重量はなんと“10kg”

「正直、あまり大変だと感じたり、苦労した経験はありません。強いていうなら、ビールサーバーが重いので肉体的につらいことでしょうか(笑)10kgのサーバーを背負いながら球場内を歩き回り、階段を上り降りするのは大変です。でも、その大変さを上回るほどの魅力や、やりがいがこのお仕事にはありますから、全然苦にならないですね」

——最後に、これからビール売り子を目指している人たちに向けて、一言メッセージをお願いします。

「このお仕事を『やりたい!』と思ったらすぐに応募してみることです。そして長く続けた方がやりがいも感じられるし、お客様もたくさんついてきます。やればやるほど、どんどんハマっていく仕事だと思うので、みなさんも自信をもって挑戦してみてくださいね!」

▲「埼玉西武ライオンズ」 マスコットキャラクター 「ライナ」
▲「埼玉西武ライオンズ」 マスコットキャラクター 「ライナ」

本当に人気のあるビール売り子は、お客さんの性別や国籍に関係なく、可愛らしい笑顔と丁寧な接客だけで売り上げを伸ばしているようです。確かに、あの笑顔で一生懸命ビールを売っている姿を見たら、つい声をかけてしまいそう。彼女のビールを楽しみに足を運ぶ“中島さんファン”もいるようで、メットライフドームの名物ビール売り子になる日も近いのではないでしょうか。

2017年のプロ野球も、いよいよシーズン終了間際。あなたもビールを片手に、「西武ライオンズ」の試合を楽しんでみませんか?中島さんのようなかわいいビール売り子たちと、「埼玉西武ライオンズ」のキュートなマスコットキャラクター「ライナ」があなたの来場をお待ちしていますよ!

  • メットライフドーム
    • 住所 〒359-1153 埼玉県所沢市上山口2135
    • 電話 04-2925-1141
    • アクセス/西武鉄道「西武球場前駅」直結

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※特記以外すべて税込み価格です。

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