金沢の美食といえば、人気の海の幸はマストポイント。金沢の台所、「近江町市場(おうみちょういちば)」でまず味わいたいのが、日本海で育った新鮮な魚介がたっぷりと盛られた海鮮丼です。
今回は、近江町市場で行列に並んでも絶対に食べたい、見た目もインパクト大なこだわり海鮮丼のおすすめ店を3つ厳選してご紹介します。
※新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により営業時間の変更や臨時休業をしている場合があります
※本記事の内容は2020年6月取材時の情報です
1.金沢らしい海の幸を楽しめる「近江町食べ処 鮮彩えにし」
JR「金沢」駅から徒歩約15分、近江町市場内にある複合ビル「近江町いちば館」2階にある「近江町食べ処 鮮彩えにし」(以下、鮮彩えにし)は、近江町市場最大面積を誇る水産グループの系列店です。海鮮丼はもちろん、お寿司や肉料理、揚げ物など品数が多いのも魅力的。うな丼や、能登牛丼など、生魚が苦手な方でも楽しめるメニューがあるのは嬉しいですよね。
新型コロナウイルス(COVID-19)対策もしっかり行っており、お店の前にはアルコールの消毒液が。レジやカウンターには、ビニールカーテンが設置されており、安心して食事ができます。
看板メニューである「海鮮えにし丼」は、金沢港などで仕入れた約14種類ほどの新鮮なネタが、ふんだんに盛られています。金沢の代表ネタ「ぶり」「甘えび」「梅貝」「かに」に加え、高級魚である「のど黒」といった地物のネタを一気に楽しめる、お得な海鮮丼です。
「海鮮えにし丼」はネタが多いため、2通りの食べ方をおすすめしています。最初はお刺身として、赤い蓋の刺身醤油で、醤油の旨みを味わいながらネタを楽しみましょう。その後、丼に青色の蓋の醤油をかけて、ご飯とネタを一緒に楽しむのがおすすめ。ぜひお好みの食べ方で「海鮮えにし丼」を味わってみてください!
鮮彩えにしのもう一つの目玉は、「百万石 のど黒ひつまぶし」。金の器に入っており、金粉が振りかかっているので、見た目も金沢らしさに溢れ、インパクトも抜群です。
「白身の王様」とも言われるのど黒を贅沢に使っているひつまぶしは、心行くまでのど黒を堪能できる一品。まずは、のど黒とご飯を合わせて、のど黒の旨みを味わいます。
のど黒のひつまぶしは、3段階で味と食感の変化を楽しめるのも特徴的。まずはのど黒丼として、ご飯とのど黒を一緒に。2杯目はゴマなのど薬味とをのせて味の変化を楽しみます。最後は、温かい出汁をかけてお茶漬けとして味わいましょう。のど黒から出た上品かつ濃厚な出汁が、さらに食欲を誘い、バラエティーに富んだ味わいに。
お茶漬けの出汁は、無料でいただくことが可能。お茶漬けにしたいタイミングで、スタッフに「お茶漬けの出汁が欲しい」と声をかけてくださいね!
えにし丼やのど黒ひつまぶしのおすすめの食べ方は、英語と中国語表記で記載した用紙があるので、そちらを参考に。メニューも英語と中国語表記で用意されています。
鮮彩えにしは、夜遅くまで営業しているので、晩御飯として利用する外国人観光客の方も多いそうです。
※価格はすべて税込です
※「海鮮えにし丼」は、入荷の状況により、ネタの内容が異なることがあります
-
近江町食処 鮮彩 えにし
- 住所 石川県金沢市青草町88 近江町いちば館2階
- 電話 076-231-2211
営業時間:ランチ10:00-14:00(L.O)
ディナー17:00-20:00(L.O)
料金:
定休日:水曜日
URL: https://enishioumicho.gorp.jp/
2.最旬のネタをいただくなら「別館 玉 いきいき亭 近江町店」
JR「金沢」駅から徒歩で13分ほど、近江町市場むさし口の入口にある「別館 玉 いきいき亭 近江町店」(以下、いきいき亭)。暖簾をくぐると、スタッフの方々が笑顔で出迎えてくれます。カウンター10席のみ(現在は新型コロナウイルス対策で席数を減らし8席に)のこじんまりした店内は、1人でも入りやすいのが嬉しいポイント。
席数が少ないため、行列が絶えず続くことも多い「いきいき亭」。まずは店頭にあるiPadで受付をし、整理券を発行します。訪日外国人も操作しやすいように、「日本語」「英語」「中国語(簡体・繁体)」「韓国語」から言語を選んで受付が可能。順番がくるとメールでお知らせがくるので安心です。待ち時間は、近江町市場をぐるりと1周するなど、観光を楽しんで。
現在は、新型コロナウイルス対策の一環で一度につき3組のみの入店に限定しているんだそう。英語が得意なスタッフもいて、英語でのやり取りが飛び交うことも少なくありません。
看板メニューである「いきいき亭丼」は、シャリ(ご飯)とネタが2段になっており、別盛りで登場。ネタは冷たくて新鮮なまま食べて欲しいという店主のこだわりにより、ネタと温かいご飯を分けて提供しているそうです。
シャリの量は、お好みで調節できるのも嬉しいポイントです。訪日外国人観光客はシャリ少なめで、ネタを存分に楽しみたい方が多いのだとか。
金沢港から仕入れたばかりの捕れたての魚介がつまった海鮮丼には、約14種類のネタがお皿いっぱいに広がります。ネタは時期によって異なり、最旬のネタを盛り込んでいるといいます。
また、生のネタに加え、”炙りもの”のネタも盛り込むようにしているそう。お刺身には、加賀のこだわりの醤油を使用したオリジナルの醤油を、炙りもののネタには岩塩を振りかけていただくのがおすすめです。
その他にも、おすすめしたい海鮮丼がたくさんあります。「ミニ金沢丼」(1600円)は、小ぶりながらネタが豊富なので、小食な方や女性におすすめ。食べられないネタや苦手なネタを他のネタに変えることもできるので、気軽にカウンターで相談してみてくださいね。朝7時から営業しているので、ランチはもちろん金沢観光の前の朝食で腹ごしらえにもおすすめです。
※価格はすべて税込です
※入荷の状況により、ネタの内容が異なります
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別館 玉 いきいき亭 近江町店
- 住所 石川県金沢市青草町88 近江町いちば館1階
- 電話 076-222-2621
営業時間:7:00-15:00 (変動あり)
料金:
定休日:木曜日(月1回不定休)
3. 見た目も味もこだわりたいなら「金沢 下堤町 加賀能登海鮮丼 一番星」
JR「金沢」駅から徒歩約15分、近江町市場の裏通りにある「一番星」は、2017年8月1日にオープンした比較的新しい海鮮丼のお店です。
もともと全国に魚介を届けるトラックの運転手をしていた店主の森本晃彦さん。当時のコネクションにより、全国の美味しい魚介類を安く仕入れ、海鮮丼として提供しているんだそう。
新型コロナウイルス対策もしっかりと行われているので安心です。入店時には、マスク着用や検温をお願いしています。座席は、対面にならないよう斜めに設置しており、空調対策や換気、消毒もバッチリです!
金箔を丸々1枚のせた「一番星金箔丼」は、豪華絢爛な金沢らしさ溢れる一品。金箔に負けないほど、丼ぶりいっぱいに載った8~9種類ほどのネタにも注目です。
「たこ」「甘えび」「ボタンえび」「ぶり」は能登と金沢の地物を使用。「まぐろ」は静岡から、「うに」「いくら」「サーモン」は北海道から直接仕入れているそう。地物はもちろん、全国の魚を楽しめるのも、―番星ならではです。
お吸い物と手作りのお豆腐は、どの海鮮丼にもついています。日本らしさを感じて欲しいと、折り紙で折った鶴もお盆の上にのせて提供しています。
「一番星金箔丼」を頼んだお客様には、能登の伝統工芸「輪島塗」のお箸がついてきます。金箔で金沢を感じた後に、お土産として能登の伝統工芸品を持ち帰れるのは、嬉しいサービスですよね。石川県を一石二鳥で楽しめます。
北海道から直接仕入れている、店自慢の「うに丼」。はちきれんとばかりに器に敷き詰められている「うに」は、見ているだけでも美しい一品です。なお、「うに丼」には、加賀の醤油をアレンジした、こだわりの醤油をかけて食べるのがおすすめ。
「うに」の美味しさは、一口食べると納得するはず。濃厚で甘みが強い「うに」は、口にいれた瞬間とろけるように広がります。
※価格はすべて税込です
※入荷の状況により、ネタの内容が異なることがあります
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金沢 下堤町 加賀能登海鮮丼 一番星
- 住所 石川県金沢市下堤町20番地 堤町ビル1階
- 電話 076-255-1511
営業時間:9:30-17:00
(冬季9:00-17:00 L.O 16:30)
料金:
定休日:不定休
URL: https://1ban-bosi.com/
近江町市場は、どこに行こうか迷ってしまうほど、こだわりたっぷりの海鮮丼のお店の宝庫です。今回は、その中でも異なる特徴の海鮮丼のおすすめ店を3店舗紹介しました。3店舗とも、地元で大人気の行列店。どのお店を訪れても間違いなしなので、ぜひ近江町市場で海鮮丼を堪能してみてくださいね!
Text by 土屋香奈
女子旅専門トラベルフォトライター・編集者。金沢在住ながら国内外問わず活動中。「旅にときめきとわくわくを」をモットーに、写真と文章を使って旅の魅力を発信している。地元金沢では、テレビやラジオ出演履歴も。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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