日本の秋の魅力を堪能するなら、富士山をバックに紅葉を楽しめる河口湖がおすすめ!富士五湖の一つである河口湖周辺は、湖と富士山が一緒に見える絶景スポットが多く、紅葉の名所として世界的にも有名な観光地。毎年、多くの人を魅了しています。
特に、毎年開催される「富士河口湖紅葉まつり」では、もみじ回廊や紅葉のライトアップ、イベント期間にあわせて地元のグルメやお土産のお店も出店するなど、日本らしい文化も満喫できる絶好のチャンスです。
今回は、そんなお祭りにLIVE JAPAN編集部の台湾人スタッフ陳さんと、現役海外添乗員であり旅ライターの私、島田みゆが潜入。基本情報とおすすめの楽しみ方やグルメを紹介します。
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富士河口湖紅葉まつりとは
「富士河口湖紅葉まつり」とは、河口湖で毎年10月下旬から11月中旬の紅葉のタイミングにあわせて開催されているイベントです。河口湖畔は約400~500本の紅葉(もみじ)があり、シーズンには「赤や黄色に色づいた美しい紅葉の木々+湖+富士山」の絶景が見られます。
富士河口湖紅葉まつり開催期間中は、もみじ回廊やもみじ街道のある河口梨川周辺をメイン会場としてこの時季限定の紅葉ライトアップが行われます。また、山梨のご当地グルメや屋台メシなどを提供する飲食店(観光協会公認、保健所の許可が下りている店)、さまざまなジャンルの職人さんたちが手掛けたオリジナルや手作りの作品を展示・販売するクラフト市も出店します。
2024年の開催概要は以下の通りでした。毎年秋に最新情報が発表されます。
【開催期間】2024年10月26日(土)~11月20日(水)まで
【開催時間】9:00~19:00(ライトアップは21:30まで)
【その他、紅葉の色づき情報や最新のイベント情報等の詳細】
富士河口湖紅葉まつりへのアクセス
富士河口湖紅葉まつりのメイン会場に最も近い公共交通機関の駅は、河口湖周遊バス(レッドライン)の「久保田一竹美物館」バス停です。都心からは、車(レンタカーなど)、電車+河口湖周遊バス、または高速バスでアクセスできます。
●車で行く場合
新宿駅から車で約1時間30分。中央自動車道・河口湖IC(インターチェンジ)から約15分です。
駐車場:有 ※無料、ただし台数に限り有。また、一部は有料駐車場
●高速バスで行く場合
<新宿駅から>高速バスターミナル「バスタ新宿」から約2時間。電車の「河口湖駅」バス停、メイン会場に一番近い「久保田一竹美物館」バス停いずれにも停まるバスがあります。
<東京駅から>バスターミナル「東京八重洲」からも約2時間。電車の「河口湖駅」バス停までの高速バスがあるので、そこから河口湖周遊バス(レッドライン)に乗り換えればメイン会場の最寄り「久保田一竹美物館」バス停に到着します。
●電車で行く場合
電車の場合は、まず電車で富士急行「河口湖駅」へ。駅前から、河口湖周遊バス(レッドライン)を利用します。
<新宿駅から>
普通列車でも行けますが、おすすめは2019年3月から運行開始している特急「富士回遊」。新宿駅から河口湖駅まで直通で、最速1時間53分で到着します。1日3往復の運行、全席指定のため事前予約が安心です。
- JR・富士急行直通特急「富士回遊」:新宿駅~河口湖(直通)/所要時間 1時間53分(最速)
- JR「特急あずさ」、「特急かいじ」+富士急行線:新宿駅~大月駅にて乗り換え~河口湖駅/所要時間 約2時間(最速)
- JR中央線+富士急行線:新宿駅~大月駅にて乗り換え~河口湖駅/所要時間 約2時間45分
<東京駅から>
- JR中央線+富士急行線:新宿駅~大月駅にて乗り換え~河口湖駅/所要時間 約2時間45分
今回、実際に利用したのも特急「富士回遊」。観光客向けの列車なので、荷物専用置場もあり大きなスーツケースがあっても邪魔になりません。また、車内には無料Wi-fiもあり、リクライニングシートも座りやすく、窓からの景色もゆったり楽しめて快適。ただし、河口湖の紅葉のシーズンは年間でもっとも混む時期なので、早めの予約が必須です。
富士河口湖紅葉まつりで外せない!TO Doリスト
①日本の秋ならでは!富士山×紅葉の絶景鑑賞
富士河口湖紅葉まつりの一番の見どころは、やはり富士山×紅葉のコラボレーションが織りなす絶景。メイン会場からももちろん、湖畔沿いからなど、どこからでも雄大な富士山と紅葉がセットで楽しむ事ができます。富士山は雲がかかることも多いですが、コロコロと状況が変わるので、ぜひあきらめずにタイミングを見計らってチェックするのがおすすめ!最高にフォトジェニックなロケーションです。
取材のタイミングはあいにくの曇り空で、まだ雪化粧をしていない富士山でしたが、紅葉のピーク時になれば、雪をかぶった富士山を見ることできます。
②公認飲食店で味わう「ご当地グルメ」
メイン会場にあるのが、公認飲食店ブース。(当イベントでの公認飲食店とは、保健所と消防署の認可を受けている店舗のこと)。山梨らしいものから、屋台グルメの定番、和食など、10店舗以上が出店しています。
山梨で必ず食べておきたいグルメと言えば、「ほうとう」。幅広の麺と、かぼちゃとその他の野菜、きのこなどと一緒に味噌ベースの汁で煮込んだ山梨県の郷土料理です。かぼちゃの甘みがスープに溶け込み、身体はもちろん心まで温かくなるような優しさを感じる味。野菜たっぷりで栄養満点です。
こちらはその名も「富士山トルネードポテト」。長い一続きのポテトは、最近の屋台でよく見る定番グルメです。見た目のおもしろさだけでなく、味も最高。じゃがいもそのものの味がしっかりしていて、フライドポテトやポテトチップスとはまた違ったおいしさです。天気がいい日は、飲食店ブースの広場から富士山が良く見えます。
富士山の麓だからこそ、現地で食べておきたいのが「富士」と名のつくグルメ。こちらは山梨県と共に日本一の富士山を大切に守っている静岡県のご当地グルメ「富士宮焼きそば」です。「富士宮焼きそば」と名乗るにはいくつかの条件がありますが、味の主な特徴としては“富士宮で独自に作られた「蒸し麺」を使っている”、“ラードの絞った後に残る「肉かす」”を使っているといったことです。コシが強くしっかりした麺とラードならではのコクが、他の焼きそばとはひと味違います。
(ちなみに富士山は、山梨県と静岡県の両県にまたがる山で、県境はありません)
「鳥もつ煮」は、山梨県甲府市でよく食べられている郷土料理。鶏の砂肝、レバー、ハツなどを甘辛の醤油ダレで煮詰めたもので、ご当地B級グルメとしての知名度&人気があります。いろいろな部位のホルモンを使っているので、コリコリ、しっとり、プリプリなど食感のバリエーションが楽しい一品です。濃い目の味付けはついお酒が飲みたくなってしまうはず。
③日本のお土産にぴったりなオリジナルの手づくり製品が手に入る「クラフト市」
全国から集まった作家さんたちが、いろいろなジャンルの作品を販売しているクラフト市。作り手のものづくりへのこだわりと愛情、技が感じられる作品は、特別なお土産になること間違いなしです。
河口湖らしく富士山をあしらったデザインのもの。
アクセサリーや陶芸品、木工製品など、大量生産品にはないオリジナリティや温かみが魅力のクラフト品が並びます。
毎年出店している作家さん、逆に新しく出店する作家さんもいるなど、毎年出店ラインナップはさまざま。作り手である作家さんと直接やりとりできる新たな出会いと再会があるのも、クラフト市の醍醐味です。
毎年出店している陶芸家さんの焼き物。店舗に卸したりネット通販で販売したりしておらず直接販売するスタイルなので、購入できるのはこういったタイミングのみ!
実は私、島田みゆが数年前にプライベートで来ていた際、他では見ないデザインと色、柄に一目ぼれして購入していたのがこちらの作家さんの作品。まさにクラフト市ならではの再会と触れ合いに感激しました。
④富士河口湖町のお土産をゲット
せっかくなら、ここでしか手に入らないお土産を持ち帰りたいですよね。
まずは、本部テントで販売している富士山のカレンダー。大判の壁掛けタイプは四季折々の富士山の絶景写真が毎月見られるとあって、毎年大人気なのだそうです。今年から発売したという卓上タイプは、カレンダーとしての役目を追えたら、ポストカードとして飾れるのも良いところ。数量限定で、メイン会場のブース、事務所でしか販売していないので、見つけられたら即買いがおすすめです。
クラフト市で見つけたこちらは、毛糸で編まれた手づくりの富士山キーホルダー。カラフルな色使いが唯一無二でかわいらしい。陳さんもひと目見てお気に入りで、即購入でした。
⑤お祭り期間だけ!特別ライトアップ
お祭り開催期間中の約1ヶ月間のみ、もみじ回廊ともみじ街道のライトアップが行われます。幻想的で美しい様子は必見です。寒くなる頃ですが、防寒対策をしっかりして鑑賞しましょう。
見逃せない「もみじ回廊」
河口湖もみじ回廊は、山梨県のなかでも指折りの紅葉の名所。河口湖へと流れる梨川の両岸に、約60本の大きなもみじの木が植えられており、夏は新緑、秋は紅葉のトンネルのような美しい景色が見られます。
もみじ回廊は、お祭りのメイン会場のすぐ横からスタート。木々は遊歩道の街路樹のように植えられているので、間近に見ることもできます。
2024年は例年より遅く、11月上旬はまだ少し色づき始めた程度でしたが、木によってはしっかり色づいているところもありました。
メイン会場以外のみどころもたっぷり
このように、お祭りの会場以外にも周辺に紅葉スポットがたっぷり。ぜひ足を延ばしてみましょう。
大石公園
大石公園の河口湖畔は、木々が少なく大きく開けている分、富士山の眺望が特に良いスポットです。もみじより少し早め(例年10月中旬~下旬)に紅葉を迎えるのが、コキア。富士山とコキアの絨毯が写真に収められるフォトスポットです。夏には色とりどりの花も植えられ、季節問わず楽しめます。
大石公園から祭りのメイン会場までは歩いて25分ほどですが、湖畔の紅葉を見ながら散策すれば、意外とあっという間でした。
大池公園
紅葉で黄色に色づくポプラ並木が特に美しい大池公園。こちらも富士山の全景がきれいに見えるビュースポットです。
また、河口湖大橋+河口湖という特別な景色も望めます。
河口湖の紅葉のツアーも楽しもう
河口湖周辺は、湖のレジャーやアクティビティも充実しています。紅葉のツアーはこの時季ならでは。自分たちだけでは行けないところや見られないもの、知らなかった魅力に触れられるのはツアーの醍醐味です。
富士河口湖紅葉まつりで、日本の秋を満喫しよう!
富士河口湖紅葉まつりは、富士山と鮮やかな紅葉という河口湖ならではの絶景と、美しくライトアップされた紅葉夜景が楽しめる秋の一大イベント。地元ならではのグルメや特産品、祭りならではのお土産品もあるなど、家族や友人みんなで一日中楽しめます。
日本の秋の伝統美を感じられる「富士河口湖紅葉まつり」の旅をぜひ体験しにいってみてください!
旅ライター×海外ツアーコンダクター。社会人向け教育コンテンツの企画開発・編集担当として11年従事。プライベートでは学生時代から旅に魅了され、これまで世界約50カ国150都市以上をめぐってきた大の旅好き。世界中、日本中のグルメを味わい、自然を感じ、世界遺産や歴史的建築を見て、温泉めぐりをするのが生きがい。そんな旅好きが高じて、会社員から旅ライター×海外添乗員へと転身。現在は、年間100日以上海外を飛び回りながら、旅ライターとしても活動。旅の楽しさ、日本の魅力、世界の多様な価値観をより多くの人に広めるべく、インバウンドの添乗や旅ライターの取材等で、日本各地を訪れて情報発信をしている。
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