
東京から約2時間。茨城県行方市(なめがたし)は、知る人ぞ知るさつまいもの名産地。その地で育まれた素材を活かし、全国にさつまいもスイーツを届けているのが「らぽっぽファーム」です。
今回は、素朴で上質ならぽっぽファームのさつまいもスイーツの魅力をはじめ、行方市にある体験型施設「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」や、2025年の大阪・関西万博への出店情報まで様々な魅力をご紹介します。
「らぽっぽファーム」とは?さつまいもスイーツのパイオニア

1972年から続く「らぽっぽファーム」は、さつまいもスイーツに特化した専門ブランドとして、多くの人に愛されているスイーツショップ&カフェです。

創業以来、スイートポテトをはじめ、大学いもやアップルポテトパイなど、さつまいも本来の甘みと風味を活かしたお菓子づくりを追求しています。使用するさつまいもは、茨城県行方市をはじめとする自社農場や契約農家で丁寧に育てられたものが中心です。素材の品質管理にも力を入れ、安心・安全なおいしさを届けています。

また、らぽっぽファームでは、農業から製造・販売・体験までを一貫して手がける「6次産業化」を進めており、生産者の顔が見えるスイーツとして、信頼感のある商品展開が強みです。らぽっぽファームはスイーツブランドにとどまらず、地域や農業と深く結びついた、新しい食文化の提案者として進化を続けています。
「らぽっぽファーム」で買うべき人気スイーツ5選!
らぽっぽファームのスイーツは、どれもさつまいも本来の美味しさを活かしたやさしい味わい。ここでは、特に人気の高い5つの定番商品をご紹介します。
まるごと焼き芋 スイートポテト

まるで焼き芋そのもの。さつまいもを丸ごと使用したこのスイートポテトは、皮ごと焼き上げた自然な甘さと、しっとりなめらかな口あたりが特長です。冷やしても温めてもおいしく、おいものポテンシャルを最大限に引き出した逸品。素材重視の人にこそ食べてほしい王道スイーツです。
焼きたて ポテトアップルパイ

外はサクサク、中はとろっとなめらか。ごろごろとしたりんごの果肉と、ホクホクのさつまいも餡が絶妙に絡み合う一品です。さつまいも本来の甘さを引き出すために砂糖の使用をできるだけ抑えており、素材の自然な甘みが活かされています。
美腸大学いも

「大学いも」は、日本で昔から親しまれているさつまいもを油で揚げ、甘い蜜でコーティングしたスイーツです。らぽっぽファームの美腸大学いもは、1袋(90g)あたり100億個の乳酸菌を配合。腸内環境を整えてくれることを意識した“ヘルシー系大学いも”として人気です。
やきいもスイートポテト

焼き芋の甘みをギュッと閉じ込めたスイートポテト。香ばしく焼き上げた皮の部分まで丸ごと楽しめるこの商品は、素材の自然な糖度と、コクのあるなめらかな食感が魅力です。あえて加糖を控えめにすることで、さつまいも本来の味わいを引き立てています。
おいも蜜けんぴ

薄くスライスしたさつまいもをカリッと揚げ、自社製の「おいも蜜」で丁寧にコーティング。ハニーバター、抹茶ミルク、梅かつおチーズなど、バラエティ豊かな約10種類 のフレーバー展開も魅力。旅行中のおやつとしてもぴったりです。
体験型施設「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」へようこそ!

全国でさつまいもスイーツを展開する「らぽっぽファーム」は、イートイン、テイクアウトの店舗だけではありません。東京から2時間程度で行ける茨城県行方市にある体験型農業テーマパーク「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」は観光地としても大変魅力がある場所です。2015年に小学校の跡地を再活用してオープンしました。

施設内では、農業・食・学び・遊びが融合した、さつまいも尽くしの体験が一年を通して楽しめます。「やきいもファクトリーミュージアム」では、焼きいもの歴史や製法について展示や、自分だけのミニサイズのポテトアップルパイを手づくりできるプログラムなどが体験でき、製造現場の様子を見学することも可能です。


屋外では、さつまいもや野菜の収穫体験、草花を楽しむ自然イベントなど、四季折々の農業とふれあえるアクティビティが満載。畑で採れたばかりの食材は、施設内のイタリアンレストラン「Farm to the Table」で味わえます。ここでは、新鮮な野菜を使ったピザやハンバーグ、サラダなどが楽しめ、野菜本来の味わいや季節ごとのおいしさを堪能できます。

土日祝日限定で「おいもスイーツビュッフェ」も実施されており、ポテトアップルパイをはじめとする人気スイーツの食べ放題も魅力です。


さらに、工場直送のスイーツや野菜が並ぶ「ファーマーズマルシェ」も併設。大学いもの詰め放題や、アウトレットコーナーでのお得なスイーツ販売など、ここでしか買えないユニークなお土産やスナックを探す楽しさもあります。

らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジは、旅先で日本の農業や食文化を体験したい方にとって、ぴったりの目的地となるでしょう。
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らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ
- 住所 茨城県行方市宇崎1561
アクセス :JR潮来駅下車、路線バス 鹿行北浦ライン「あそう温泉」行き乗車、約35分 「レイクエコー・白浜少年自然の家・らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ中央」で下車、徒歩約1分
営業時間 :10:00~17:00(施設全体)
定休日 :年末年始
入場料:ミュージアム入場料/大人900円、子ども700円


行方市は知る人ぞ知る「さつまいものまち」

「らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ」が茨城県行方市にあるのは、実はここが関東の中でも屈指のさつまいも産地だからです。

その理由 は、行方市独自の自然条件にあります。市内の内陸部は標高30メートルほどの丘陵台地にあり、火山灰由来の水はけの良い「赤土」が広がっています。この土壌はさつまいもの栽培に適しており、しっとりとした甘さを持つ高品質なさつまいもを育てる土台となっています。

さらに行方市は、毎年冬に開催される「焼きいもサミット」の開催地としても有名です。焼き芋愛溢れる生産者さんや流通業者さんが集まり、2025年はおよそ200名が参加しました。
らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジで味わうスイーツのおいしさの背景には、こうした行方市の風土と農業の力があると知るだけで、味わいがより深くなるはずです。
らぽっぽファームは大阪・関西万博にも出店!全国で人気拡大中

さつまいもスイーツの専門ブランド「らぽっぽファーム」は、2025年に開催される大阪・関西万博(日本国際博覧会)にも出店し、さらなる注目を集めています。
未来型チャレンジショップ「らぽっぽファーム~おいもとイチゴとりんごのFarm to the Table」は、環境配慮型の移動式キッチンに加え、なんと畑を併設した“畑付きレストラン”というユニークなスタイルです。

栽培されるおいもを眺めながら、さつまいもやいちごを使ったスイーツやフライドポテト、ソフトクリームなどを楽しめる、まさに“農と食”の一体型体験が用意。彩り豊かでSNS映えするメニューが揃い、日本のさつまいも文化を世界に発信する場として存在感を放っています。


さらに、万博会場内のフードトラックエリアにも出店しており、よりカジュアルにらぽっぽファームの味を楽しめます。会場内で見かけたら、ぜひ立ち寄ってみてください。

現在、らぽっぽファームの実店舗は関東・関西・中部を中心に全国へ拡大中。駅ナカやショッピングモールにも多数展開しており、旅行中や帰国前にふらりと立ち寄りやすいのも魅力です。
大阪にあるらぽっぽファームなんば店をはじめ、イートインができる店舗もあるので、気になった方はぜひ旅の途中でチェックしてみましょう。
行方市が誇る日本のさつまいもスイーツを「らぽっぽファーム」で味わおう!

らぽっぽファームのスイーツは、素材のおいしさを大切にしたやさしい味わい。その背景には、茨城県行方市の豊かな土壌と、地域に根ざしたものづくりがあります。
らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジでの体験や、大阪・関西万博での出店を通じて、スイーツにとどまらない日本のさつまいもの魅力を、旅の中で体感してみてください。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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