HOME 関西 和歌山 和歌山・高野山 修行体験にナイトツアー…観光客に人気の高野山「奥之院」の楽しみ方ガイド
修行体験にナイトツアー…観光客に人気の高野山「奥之院」の楽しみ方ガイド

修行体験にナイトツアー…観光客に人気の高野山「奥之院」の楽しみ方ガイド

公開日: 2019/12/01
更新日: 2021/01/26

和歌山県高野山は、標高約800mの山上に広がる「一山境内地(いっさんけいだいち)」。高野山全体がお寺で、至る所がお寺の境内地という意味です。周囲は1,000m級の山々に囲まれ、東西約6km、南北約3kmの盆地は大きな蓮の花を広げたような形です。

真言宗の総本山・金剛峯寺の境内に一歩足を踏み入れると、山林から突然視界が開け、別世界に迷い込んだかのよう。今回は、金剛峯寺にある奥之院の見どころや楽しみ方についてお伝えします。

目次
  1. 奥之院とは
  2. 宿坊「惠光院」で1日修行体験ができる
  3. 心を癒す体験「心の癒し・お逮夜ナイトウォーク」
  4. 他にも幻想的な奥之院を知るツアーで高野山を堪能しよう
  5. 高野山スイーツも楽しみたい
  6. 寒暖の激しい高野山。装備は万全に!

奥之院とは

奥之院とは
奥之院 一の橋

高野山・奥之院は、弘法大師が入定された御廟(ごびょう)があり、最も神聖な霊域です。入口の一の橋から御廟までは約2km。大杉林の中を通る参拝道に、数万基のお墓があり、荘厳な空気が漂います。日没後は、燈篭のほのかな灯りと共に参拝する幽玄な雰囲気で、人を惹きつけてやみません。

高野山全体を知るには、宿坊に泊まってじっくりと観光するのがおすすめです。宿坊とはお寺や神社の宿泊施設のことで、歴史ある建物や庭園を楽しんだり精進料理を味わったり、さまざまな修行体験もできる魅力的な空間です。

ここでは、奥之院近くの宿坊で出来る1日修行体験や、夜の奥之院参拝ができるツアーなどについてご紹介しましょう。

宿坊「惠光院」で1日修行体験ができる

宿坊「惠光院」で1日修行体験ができる

高野山にある117のお寺のうち約50カ所が宿坊です。その中の一つ、奥之院一の橋入口まで徒歩すぐの宿坊・惠光院(えこういん)は、弘法大師が五重の宝塔を建立した場所。

宿泊者はここで“1日修行体験”ができるのだとか。どんなことが行われるのか覗いてみましょう。

阿字観(あじかん)

「阿字観」は密教の瞑想法で、16:30から約30分、阿字観道場で行われます。ハスの花の上に「阿」をサンスクリット語で書かれた文字(大日如来を表す)を前に、姿勢を正し呼吸を整え、世界と自分が一体であることを感じようとします。

雑念を払うのは大変ですが、終えると、とてもスッキリし爽やかな気分に。自宅に戻り気持ちがイライラした時などに実践したいですね。

お写経

写経は古来より行われてきた、もっとも簡易な修行法の一つ。こちらでは、薄く印刷された経文を筆ペンでなぞってゆきます。

各自の部屋で体験が出来るので、時間を気にすることなく、心静かに一字一字丁寧に筆を進めましょう。書き上げた写経は惠光院におさめます。

本堂

翌朝6:30から、重厚な本堂に高僧の読経(どきょう・声を出してお経を読むこと)が響く朝のお勤めが行われます。

護摩祈祷(ごまきとう)

続いて7:00からは、金剛院毘沙門堂で護摩祈祷が行われます。護摩祈祷とは、僧侶が護摩壇(ごまだん)という火をつけることのできる台で仏様を拝み、さまざまな願いに対して祈ること。一緒に手を合わせて、自分だけでなく他の人の幸せも祈ります。

自分自身を見つめ直す機会を与えてくれる1日修行体験は、心身共に癒され、思考を健全に保てるきっかけになるでしょう。

惠光院には、英語が話せる僧侶が修行されています。また、宿泊者が自由に使えるインターネットスペースや無線LANも充実しているので、外国人旅行者には心強い宿坊です。

  • 宿坊 準別格本山 惠光院
    • 住所 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山497
    • 電話 0736-56-2514
    • 営業時間:チェックイン 14:00~22:00、チェックアウト ~10:00
      定休日:無休
      アクセス:南海「高野山駅」から南海りんかんバス「刈萱堂前・9」下車、徒歩2分

    空室検索・予約

    最新の料金や料金詳細、客室の条件は異なる場合がありますので、提携先のサイトをご確認ください。

心を癒す体験「心の癒し・お逮夜ナイトウォーク」

心を癒す体験「心の癒し・お逮夜ナイトウォーク」

毎月21日は「お大師さまの日(ご縁日)」といわれ、日本各地の弘法大師ゆかりの地では様々な催しが行われています。高野山ではその前夜・お逮夜(たいや)に、一の橋から御廟までを提灯のあかりで参拝できるのです。

ゆらゆら揺れる優しいあかりに導かれ進んだ先での燈籠堂(とうろうどう・弘法大師御廟の拝殿)では、僧侶によるご法楽(ほうらく・読経や奏楽などによって神仏を慰めること)や法話(ほうわ・仏教の教えに基づいた話を分かりやすく聞かせること)などに耳を傾けます。奥之院の静寂を心身で感じて眠りにつくと、翌朝は心穏やかな自分に会えるかもしれませんね。

ホームページ:http://www.koya.org/

  • 心の癒し・お逮夜ナイトウォーク
    • 住所 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山555 一の橋表参道入口
    • 日時:毎月20日 19:00~ 
      場所:高野山宿坊協会一の橋案内所前集合(悪天候等により中止する場合があります。事前にホームページのinformationをご確認ください)
      料金:無料 ※要受付18:30~

翌21日のお大師さまの日には、総本山金剛峯寺前で「報恩(ほうおん)高野市」が開催されます。報恩高野市は、弘法大師からご加護を授かり、希望に満ちた生活が送れることに感謝する市。高野町の様々な魅力をも発見できます。

近隣の美味しいものが味わえたり、21日ならではの特別企画が行われたり、まちなか協賛店では「御接待(おせったい・客にお茶やお菓子などをふるまうこと)」やお得なサービス提供を行っているお店もあり、旅行者には嬉しい催しが盛りだくさんです。

ホームページ:http://www.koya.org/

  • 高野市
    • 住所 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山132 総本山金剛峯寺前
    • 日時:毎月21日 10:00~夕刻
      場所:総本山金剛峯寺前(悪天候等により中止する場合があります。事前にホームページのinformationをご確認ください)

他にも幻想的な奥之院を知るツアーで高野山を堪能しよう

他にも幻想的な奥之院を知るツアーで高野山を堪能しよう
高野山奥之院ナイトツアー

(1)高野山奥之院ナイトツアー
毎月20日開催の「お逮夜ナイトツアー」に参加できない方もご安心を。Awesome Toursの「高野山奥之院ナイトツアー」は連日開催。集合場所から御廟まで、金剛峯寺境内案内有資格者と共に進みます。

燈篭の灯りが点々と続く参道は、余計なものが見えず不思議な感覚に。大杉林の間を移動するムササビのシルエットを目にしたり、闇の奥から聞こえる動物の声を耳にしたり、お墓にも生き物が生息していることに気付けるのもナイトツアーの魅力の一つです。

要所要所で足を止めての詳しい説明があるので、初めて高野山を訪れた旅行者にも非常に分かりやすいと話題。英語対応できるガイドが常に2名スタンバイしているので、外国人旅行者にもおすすめです。奥之院から遠くの宿坊に泊まっている方も門限に間に合うようにと、復路バスに乗れるよう時間配分されているのも嬉しいですね。

参加費:2,300円(事前オンライン決済・税込)~

奥之院デイツアー&高野山プレミアムハイキング

(2)奥之院デイツアー&高野山プレミアムハイキング
Awesome Toursでは、他にもたくさんのツアーを開催しています。その中の一つが「奥之院デイツアー&高野山プレミアムハイキング」。奥之院の儀式を見学後、古道の一部をハイキング。高野山を取り囲む山々から望む大パノラマを堪能しましょう。登山テクニックは不要でお弁当も用意されているので気軽に参加できます。

参加費:4,700円(4名で申込時の1名料金・税込)~ ※2日前までにご予約ください

【着物で茶道】お稽古体験

(3)茶道の稽古体験
ハイキングは苦手という方には、着物を着用して茶道の体験はいかがでしょう。惠光院で行われる本格的な茶道の稽古は、一回一組限定。手ぶらで参加できるので旅行者におすすめです。師範の指導で正しい所作を学びつつ、素敵な思い出作りにもなりますよ。
参加費:4,000円(4名で申込時の1名料金・税込)~

他にも魅力的なツアーが用意されているので、ホームページをチェックしてみてくださいね。

※各参加費は2019年11月時点での価格です

<問い合わせ>
Awesome Tours
電話番号:0736-26-7311(英語対応可)
定休日:無休
URL:https://awesome-tours.jp/

高野山スイーツも楽しみたい

高野山スイーツも楽しみたい
上きしや 高野店の「やきもち」

高野山は精進料理が有名ですが、スイーツも味わい深いものばかり。ここでは、気軽に食べ歩きが出来るものをご紹介しましょう。

「やきもち」の歴史は古く、弘法大師が高野山を開創された時に一人の老婆が作った塩やきもちがルーツと言われています。甘すぎない餡をやわらかな餅でくるんだ手のひらサイズの白もちとよもぎもちの2種類(各110円・税込)。日持ちは2日間なので、早めにいただきましょう。

御菓子司 かさ國 本店の「みろく石」

銘菓・みろく石は、奥之院の参道脇にある心願成就の石と伝えられている「みろく石」をかたどった一口サイズのお菓子です。じっくりと炊き上げた粒餡をしっとりした生地で包んだ饅頭は上品な口当たり。常温で14日間持つのでお土産にもいいですね。(6個入700円・税込~)

Koya Souvenir 天風(TEMPU) Produced by 一の橋観光センターの「生クリーム大福 高野ムゥ」

餡が苦手な方には、生クリーム大福・高野ムゥはいかがでしょう。植物性生クリームに高野豆腐の粉末を練り込み、求肥(ぎゅうひ)でくるんだ、真白でまんまるなやわらか大福です。味は、プレーンと紀州梅&じゃばら味の2種類(各160円・税込)。高野山散策の食べ歩きにおすすめです。

寒暖の激しい高野山。装備は万全に!

高野山は、寒暖の差が激しい地域。夏場は都市部より5~10度ほど低いと言われており、冬場は積雪も。春から秋にナイトツアーに参加される場合は、上着を1枚余計に持って出掛けましょう。

また、比較的降水量が多いので、雨対策グッズも忘れずに。奥之院は、石畳や段差があるのでスニーカーがおすすめです。準備を整えて、世界遺産高野山「奥之院」を堪能してくださいね。

Text by:株式会社ウエストプラン

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

検索