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知っておきたい、関西・大阪旅行中の病気や怪我の対処方法

知っておきたい、関西・大阪旅行中の病気や怪我の対処方法

更新日: 2020/08/31

旅行では観光だけでなく、スキー・スノーボードやサイクリング、登山など体を動かして楽しむアクティビティもありますよね。でもどんなに気をつけていても、ちょっとした不注意でケガをしてしまうことがあります。また旅行中は慣れない環境にいることもあり何かと体調を崩しやすいもの。

せっかくの旅行中にトラブルが起きてしまうのは悲しいことですが、こちらでは日本政府観光局(JNTO)のガイドを元に関西・大阪旅行中に病気やケガをしたらどう対応すればいいのかを紹介します。

ケース別医療機関のかかり方

ケース別医療機関のかかり方

医療機関にかかるときは、そのケガや病気の緊急度や重症度で、かかるべき機関が変わってきます。交通事故や緊急の場合は「救急病院」へ。緊急性はないけど医師に診察してもらいたい時は、「クリニックや総合病院」に行きましょう。

医師の診察を求めるほどではない場合は、くの「薬局・ドラッグストア」に行くことを推奨します。しかし夜間や祝日など利用時間よっては、夜間診療窓口で診てもらわないといけなかったり、薬の種類によっては購入できなかったりすることもあるので注意が必要です。

「緊急病院」での受診の流れは?

「緊急病院」での受診の流れは?

交通事故や緊急の場合は、救急車を呼ぶ必要があります。病院の中には24時間対応していないところもあるので、このとき搬送されるのは、常時受け入れをしている「緊急病院」になります。万が一救急車を呼ぶ場合は、「119」に電話するか、周りの日本人に助けを求めましょう。救急車の到着後は病院に搬送されますが、受け入れ先の病院は自身で決めることはできません。

病院に到着後、緊急度や重症度に合わせて処置が行われ、緊急手術を行う場合もあります。診察終了後に会計をしますが、救急外来用窓口で即日精算や書類を書いて後日精算など、病院によって対応が変わります。

「総合病院」での受診の流れは?

「総合病院」での受診の流れは?

ここでは、最も一般的な医療機関である「総合病院」での受付から会計までの流れを説明します。

病院に着いたら、まず受付をしましょう。受付の際、診療に必要なおおまかな費用をあらかじめ聞いておくと安心です。次に問診票を記入します。受診までに余裕があるなら、英語表記のある「医療に関する自分自身の情報」を記入しておくとよいでしょう。「医療に関する自分自身の情報(https://www.jnto.go.jp/emergency/common/pdf/guide_p7.pdf )」に記入したものを用意しておくとスムーズでしょう。

それから医師の診察や処置を受け、処方箋をもらいます。この時、診察結果の説明を聞くようにしましょう。日本語が分からなくても、病院によっては医療通訳を配置していたり、翻訳ツールを導入していたりしています。その後は会計ですが、医療機関によっては会計の際に薬の処方はされず、会計後に院外の薬局で処方箋を見せて購入する場合が。薬局での購入を指示された場合は、「近くで処方箋を受け付けている薬局はどこか」と会計時にスタッフに聞くといいでしょう。

診察後の会計で覚えておきたいこと

診察後の会計で覚えておきたいこと

先に説明した通り、薬は院外で購入する場合があります。ですから、場合によっては、一度の受診で支払いが2回あることを覚えておきましょう。また、支払いをクレジットカードに頼るのは注意。中には現金でしか払えないところもあります。なお、海外旅行保険にしていると、プランによっては支払いが免除される場合もありますが、かかる医療機関や診察内容によっては自身での支払いが発生する可能性もあります。

「薬局」へ行くときの注意点は?

医師に診察を求めるほどではない場合、薬局やドラッグストアで薬を購入し対処すると思います。夜遅くまで開いているドラッグストアもありますが、薬の種類によっては薬剤師が不在だと購入できないものもあるので注意してください。

こちらのサイト(http://search.jsm-db.info/sp_en/index.php )では、薬局・ドラッグストアなどで買える薬(OTC医薬品)が、名称・対象部位・効能から英語で検索できますが、できれば薬剤師または登録販売者に相談できると安心でしょう。

各サービスに相談して、医療機関に繋いでもらう手も

各サービスに相談して、医療機関に繋いでもらう手も

自分がするべき処置法や行くべき機関がわかっても、具体的な機関の見つけ方や受付の仕方、支払いのことなど……どう手順をふめばいいか悩む可能性も。言語という大きな“壁”も心配ですよね。そんな外国人観光客でもスムーズに医療措置を受けられるよう、困ったときには以下のような方法もあることを覚えておいてください。

1.ホテルのコンセルジュやフロントに相談する
2.観光案内所に行き近くの医療機関を紹介してもらう
3.海外旅行保険に入っている場合は、保険会社に連絡する
4.「訪日外国人旅行者受入医療機関リスト」を確認する

4の「訪日外国人旅行者受入医療機関リスト(http://www.jnto.go.jp/emergency/eng/mi_guide.html)」とは、外国人患者の受け入れ体制が整備されている、全国の医療機関を一覧にしたものです。大阪府内であれば「外国人のための医療情報ガイド(http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/medicalinfo)」でも受診の方法などを紹介しているので、困ったときは参考にしてみてください。

Text by:オカモトゥーユ

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