天王寺動物園は開園100年を超す老舗の動物園。全部で約180種もの生き物たちが広々とした園内で暮らしています。現地に近い形で動物を見せる「生態的展示」が話題になり、国内外から多くの人々が訪れます。通天閣やあべのハルカスからも徒歩圏内でアクセスも抜群、大阪のオアシスをぜひ訪れてみてください。
創業100年を超す老舗の動物園
街なか広大な敷地をもつ天王寺動物園は、1915年にオープンしました。100年以上前にこの一帯では大きな博覧会があり、閉幕後に一帯は公園や遊園地、動物園などが次々誕生し、一大レジャーエリアとして整備されました。その博覧会のミニ動物園にいたゾウやライオン、バクなどをひきとって、本町にあった前身の「府立大阪博物場」が今の場所に移転し、開園。20周年を迎えた頃には「東洋一の動物園」といわれていたそうです。
約90年前の動物園の様子。着物姿の女性たちが鳥舎で餌を与えています。
外国人に人気の動物、ベスト3は?
まずはこの動物園に来たら見てほしい、注目の動物たちをご紹介します。外国人に圧倒的に人気があるのは、ホッキョクグマ。ここではオスのゴーゴとメスのイッちゃんの2頭を飼育しています。どちらもロシアの動物園出身で、豚まんで有名な「551蓬莱」が寄贈。おもちゃで遊んだり、プールに飛び込んだりする愛らしい姿にみんなメロメロです。
次に外国人に人気の動物は、アムールトラ。天王寺動物園ではセンイチと虎次郎(こじろう)の2頭が暮らしています。アムールトラは、トラのなかでも一番体が大きい種類です。ワイルドな鳴き声をあげることもあれば、猫っのいかわいいしぐさを見せることもあり、そのギャップも魅力です。
そしてライオンも、外国人に人気の動物。オスのガオウとルナ、メスのモナカの3頭が生態的展示を取り入れた「アフリカサバンナゾーン」で飼育されています。岩山や草原が配され、まるでサバンナのような雰囲気のこのゾーンでは、ライオンのほかシマウマ、サイ、キリンなど複数の動物を同時に見ることができます。
ほかにも人気の動物たちが集合
その他におすすめしたいのが、カバのブース。テツオとゲンちゃん、ティーナの3頭を飼育しています。写真のようにタイミングがあえば、水中にいる、迫力満点の姿を見ることができますよ。館内の案内板やホームページでチェックして、おやつ・ごはんタイムの時間に合わせて回れば、動物たちのイキイキとした姿が見られておすすめです。
愛くるしい表情のレッサーパンダもぜひ。咲弥(さくや)とシュウナ、メルの3匹がお待ちかねです。こちらもおやつ・ごはんタイムに行けば、木の上で食べている姿や、立って食べている姿が見られるかもしれませんよ。
家族連れ必見!「ふれあい広場」へ
動物に直接さわることができるふれあい広場は、小さな子どもを連れた家族に大人気。ウサギやテンジクネズミ、エミュー、ラクダ、野間馬(のまうま)とふれあえるほか、ヒツジ・ヤギへのエサやり(税込100円)が体験できます。一番人気のテンジクネズミはふれあえる時間が決まっているので、ぜひチェックして訪れてみて下さい。
夜の動物の姿が見られる「ナイトZOO」も話題
普通の見学だけではものたりない人は、春・夏・秋に期間限定で開催する「ナイトZOO」に参加してみましょう(開催日はホームページを要確認)。通常動物園は17時までの営業ですが、この期間は夜まで楽しむことができます。予約不要で、当日のチケットがあれば出入りも自由なので、昼の動物園を楽しんだ後に新世界で串カツを食べ、再び夜の動物園を楽しむことも可能です。
みどころは、やはり「アフリカサバンナゾーン」。昼に感じるリアルさとはまた一味違ったワイルドな雰囲気で、大阪のド真ん中にいることを忘れてしまいそうです。
外国人向けのサービスは?
「新世界」と「てんしば」という、園内にある2つのゲートには、英語・中国語・韓国語に対応できるスタッフがスタンバイ。最初に疑問があれば、入口で聞いておくのが得策ででしょう。パンフレットも同じく3カ国語分を用意。園内の看板は日本語だけのものもあるので、ぜひ入口でパンフレットをお持ち下さい(写真は新世界ゲート)。
※写真提供(すべて):天王寺動物園
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天王寺動物園
- 住所 大阪市大阪市天王寺茶臼山町1-108
- 電話 06-6771-8401
営業時間:9:30~17:00(入園~16:00)
料金:入園料500円
定休日:月曜(祝日の場合は営業、翌平日休み)
Text by:株式会社ビコーシステム
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