歌舞伎や能楽といった日本の伝統芸能には独自の美しい世界観があります。そんな優美な世界を気軽に短時間で楽しめる舞台が外国人観光客に人気です。
今回ご紹介する大阪・心斎橋に拠点を構える「REVUE JAPAN」は、女性だけで構成される歌劇団の日本舞踊ショー。赤や紫、金糸銀糸で彩られた艶やかな衣装をまとって繰り広げられる、華麗な踊り、その美の世界を楽しみましょう。
「REVUE JAPAN」ってどんなショー?
劇場型のエンターテイメントとしてヨーロッパで生まれたレビューショーは、1910年代以降に日本でも知られるようになりました。歌とダンスと演劇を組み合わせたライブ感あるステージは、熱烈なファンを抱える歴史あるコンテンツとなっています。
「REVUE JAPAN」はそんなレビューショーのひとつで、1922年に松竹楽劇部として結成された歴「OSK日本歌劇団」が主催するナイトショー。OSK日本歌劇団は女性だけで構成される劇団で、男役・娘役ともに美しく着飾った女性が演じているのが特徴です。
また「REVUE JAPAN」の公演は、外国人観光客にも人気を集めています。外国人でも気軽に楽しめるよう、セリフがほとんどないのがその理由。歌舞伎をモチーフにするなど日本らしい要素をふんだんに取り入れ、歌とダンスでエキゾチックな雰囲気をとことん演出します。演時間45分というコンパクトさも、気軽に足を運べるポイント。
舞台で繰り広げられる美しい和の世界
「REVUE JAPAN」の魅力は、なんといっても日本の美に特化したプログラムであること。華やかでテンポのある音楽に合わせて、和装に身を包んだ役者たちがダンスと歌を披露します。
夕食前後のちょっとした時間で楽しめるよう構成されているため、気軽な気持ちで訪れられるのもうれしいところ。ノンバーバル公演となっており、必要に応じてスクリーンに英語字幕が流れます。
着物を美しくまとった和服美人たちによる日舞や、侍による迫力満点の殺陣シーンなど、「これぞ日本」が感じられる美しさや格好よさが詰まっています。
また上演中すべての時間が撮影可能なうえ、上演のラストには撮影タイムも設けられ、大阪観光のいい思い出に。もちろんTwitterやInstagramなど各種SNSにも投稿可能です。
厳しいレッスンで鍛えた歌とダンスを堪能しよう
「REVUE JAPAN」の劇団員は、すべて劇団直営の学校で学んだ精鋭たち。歌・ダンス・演劇など2年に亘ってみっちりとトレーニングを積んだ団員だけがステージに上がることを許されています。
しっかりとした基礎ができているからこそ、指先まで徹底した美しい所作でから体全体の美しさへとつながります。さらにダンスの動きのキレの良さや決めポーズのりりしさは、思わず見惚れてしまうかっこよさです。
「REVUE JAPAN」の公演が行われている「DAIHATSU 心斎橋角座」は、キャパシティ120席ほどの比較的小さな劇場なので、演者の息遣いなどがダイレクトに感じられます。演者の熱気がそのまま客席に伝わる、ライブ感と一体感に溢れるショーが堪能できるのも「REVUE JAPAN」の魅力のひとつなのです。
同日開催の「PRECIOUS STONES」もチェック
「REVUE JAPAN」は日本の美に特化したナイトショーですが、もう少し早い時間帯なら、「REVUE JAPAN」と同日、14:30〜と17:00〜上演している「PRECIOUS STONES」の観劇もおすすめです。
こちらは洋装で、より一層華やかできらびやかな世界が楽しめるショー。とくに男役を演じる女性劇団員の華麗な仕草や所作に惚れ惚れ。女性が演じる「理想の男性」は、中性的な魅力に溢れ、かつ紳士的でもあり、なんともいえない美しさがあります。
セリフのあるショーで字幕はありませんが、ダンスなどでしっかり感情表現がなされているので、日本語がわからなくても舞台を見ていれば理解することは可能です。何より華やかなダンスや歌は見ているだけで感動もの!
チケット購入方法をご紹介
チケット購入にはいくつかの方法があります。まずひとつは上演時間の少し前に直接「DAIHATSU 心斎橋角座」へ行き、当日券を購入する方法。「REVUE JAPAN」の場合、2019年12月末までは毎週火曜・木曜・第1土曜・第3土曜の19:30〜上演しており、それぞれ19:00から当日券が販売されます。なお購入は現金のみで、クレジットカードは使用できません。
また、大阪・難波にあるツーリスト・インフォメーション・ポイント「NAMBA MATCH(なんば)」(大阪市中央区難波3-1-19)で、チケットの予約・購入をすることも可能です。こちらでは英語、中国語、広東語、韓国語に対応しています。
こちらのURL(https://revue-japan.com/ticket.htm)でも詳しく記載されているので、ぜひチェックしてみて。
パソコンであれば、OSK日本歌劇団のチケット予約システムからだとクレジットカードも使えて便利です。ただし日本語のみの対応となります。
https://www.seatr.jp/Gekijouaspx/Menu.aspx?trader=105&theater=001
また10:00〜18:00の間なら、OSK日本歌劇団へ電話(06-6251-3091)してチケットを予約することも可能です。
日本の美の世界をとことん楽しもう
伝統芸能に根ざした舞踊や立ち居振る舞い、迫力の刀捌きなど、日本らしさが一度に楽しめる「REVUE JAPAN」。ショーの間には観客と触れ合えるコーナーも用意され、日本文化に気軽に親しめます。大阪限定で行われるこのナイトショーにどっぷり浸って、また翌日新たな気持ちで観光を楽しんで!
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DAIHATSU 心斎橋角座
- 住所 〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-19-11 鰻谷スクエアビルB1F
電話番号:06-6251-3091(OSK日本歌劇団)
営業時間:2019年12月末までは毎週火・木曜及び第1・第3土曜日 19:30 開演(上演時間45分)
料金:3,000円(自由席・税込)
Text by:株式会社ウエストプラン
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