関西には魅力的な観光スポットがたくさん。なかでも京都・大阪はゆっくりとまわれる神社仏閣やショッピング施設などが多く、自由気ままな一人旅にもぴったりなエリアです。
一人旅におすすめなのは、京都は絶対に外せない王道の清水寺界隈、大阪は大阪・梅田駅からも近く外国人からも人気の新梅田シティ。今回は駅からバス一本で行ける、もしくは駅から徒歩圏内の名所をメインにして、絶景やグルメの要素も盛り込んだ“1泊2日のモデルプランを紹介します。
<1日目>ご利益いっぱいの祇園さん「八坂神社」へ(所要時間:約30分)
まずは京都駅から、市バス206番祇園前下車すぐという好アクセスの「八坂神社」へ。八坂神社は、全国の八坂神社や、日本神話に登場する神である素戔嗚尊(すさのをのみこと)を主祭神とする約2,300社の総本社。
境内には、さまざまなご利益のある摂社・末社があります。「えべっさん」といわれる「北向蛭子社」は、福の神、商売繁昌の神として崇敬されています。
「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」には、財福・芸能・美貌の神として信仰が厚い女神がまつられており、神社前の美容水を肌につけて参拝すると美人になるといわれています。祇園の舞妓さんたちも美人祈願に訪れるそうですよ。
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八坂神社
- 住所 〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
- 電話 075-561-6155
営業時間:24時間拝観可能(社務所は9:00~17:00)
料金:無料
定休日:無休
文句なしの王道観光スポット「清水寺」(所要時間:90分)
八坂神社で参拝した後は、そのまま散歩しながら「清水寺」へ。美しい石畳や人力車など京都らしい魅力が詰まった東山随一の人気スポット「ねねの道」から、二年坂、産寧坂を通って行くことできます。
京都観光1番の定番スポット、清水寺は、いつも多くの参拝客でにぎわっています。思いきった決断をする時のたとえである、「清水の舞台から飛び降りる」という言葉をご存知でしょうか? その語源となった「清水の舞台」からは、京都の街が一望できます。
舞台に行く前に、「随求堂(ずいぐいどう)」の地下を大随求菩薩の胎内に見立てた、「胎内めぐり」体験をお忘れなく。お堂の地下は真っ暗で何も見えません。おそるおそる壁に巡らされた数珠をたどり進むと、淡い光に浮かぶ梵字(ぼんじ)が刻まれた石にたどりつきます。その石をさわって回し、願いごとをしましょう。
西門、三重塔、鐘楼、田村堂など重要文化財の建物の脇を通って国宝の本堂へ。本堂南縁の断崖に張り出した床が高さ13メートルの清水の舞台です。
さらに、本堂から釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院を巡って、音羽の滝へ。音羽山の山中から湧く、観音様の功徳水・金色水とも呼ばれる音羽の瀧は、清水寺の名前の由来にもなっています。流れ落ちる三本の霊水は、延命長寿、学業成就、恋愛成就のご利益があるといわれています。
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清水寺
- 住所 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1-294
- 電話 075-551-1234
営業時間:6:00~18:00(季節により変動あり)
料金:大人400円
定休日:無休
ランチは町家café「ろじうさぎ」でまったり時間をすごそう(所要時間:60分)
清水寺から徒歩で約20分、鴨川の東側、四条通から五条通までの花街、宮川町へ。しっとりと落ち着いた、情緒ある京都らしい町並みを楽しみながら散策。京都の古い家をそのまま楽しめる町家カフェ「ろじうさぎ」でちょっと遅めのランチをいただきましょう。
ランチには、お肉やお魚を主菜にした、身体にやさしい「ろじうぜん」(1,250円)などのおばんざい料理を。野菜がたっぷり食べられて、栄養も愛情も満点です。
また「抹茶オーレ」(550円)など、日本らしいカフェメニューも充実しているので、もしランチをすませて訪れても、ティータイムとして利用できます。
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ろじうさぎ
- 住所 〒605-0808 京都府京都市東山区下柳町176
- 電話 075-551-0463
営業時間:8:00(7・8月は7:00)~11:00(LO/10:30)、12:00〜17:00(LO/16:30)※ランチタイムはLO14:00
定休日:不定休
「京都タワー」から360度パノラマの眺望を(所要時間:30分)
「ろじうさぎ」から五条通りに出て、市バスで京都駅へ。京都の街を照らす灯台をイメージして作られた京都のシンボル、京都タワーに行きましょう。
京都市街地で一番高い建造物で、全高131m。展望室からは、京都市街の360度のパノラマを楽しむことができます。京都タワーのマスコットキャラクター「たわわちゃん」が展望室に登場することもあり、時間が合えば一緒に写真撮影も可能です。
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京都タワー
- 住所 〒600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町721-1
電話番号:075-361-3215(受付9:00~20:00)
営業時間:展望室/9:00~21:20(最終入場21:00)※変更する場合あり
料金:展望料金/大人880円、高校生650円、小中学生550円、3歳以上150円
定休日:無休
「京都タワーサンド」で体験やおみやげ探し(所要時間:60~120分)
京都タワーの地下1階から地上2階までの商業ゾーン「京都タワーサンド」へ。地下1階は、京都を味わう食べ歩きが楽しいフードホールです。少し照明を落としたスタイリッシュで大人な雰囲気のフロアには、話題の人気店や地元の名店がずらりとそろっています。
約300席あるフロア内では自由に飲食ができ、19店舗のこだわりの食やお酒などのドリンクを気軽にいただけます。フロア内の共用スペースを利用し、好きな店の料理を少しずつ買って、京都の味をいろいろ楽しむのも一興です。
1階は、「京都らしい逸品が集まるマーケット」をコンセプトに、京都の人気和洋菓子から漬物、コスメまでこだわりのお土産品を京都駅前に揃えたフロアです。京都土産の定番店舗のほか、宇治茶ポップコーンや綿菓子、七味唐辛子の専門店など、ここならではの一品に出会えます。
2階は、「体験で思い出になるワークショップ」をコンセプトに、京都ならではの和の文化に触れることができる体験フロア。和菓子づくり、寿司の握り方講座、清水焼上絵付け、食品サンプルづくりなど、子どもも大人も楽しめるワークショップで京都を体感してみてはいかがでしょうか。
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京都タワーサンド
- 住所 〒600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町721-1
- 電話 075-746-5830
営業時間:B1F11:00~23:00、1・2F9:00~21:00 ※一部店舗は異なる
定休日:無休
<2日目>最先端のワクワクがみつかる「新梅田シティ」へ(所要時間:120~180分)
京都で日本の文化を味わったあとは、大阪で最先端の観光施設やショッピングを楽しむのがおすすめということで、2日目は、JR大阪駅から徒歩約7分、「新梅田シティ」に行ってみましょう。梅田スカイビルとウェスティンホテルからなる複合施設です。
初夏に蛍が生息する「中自然の森」や日本の原風景「里山」などがあり、都心にありながら、自然との共生も図ることができる癒しのスポットです。
「空中庭園展望台」で抜群の眺望が楽しんで(所要時間60~90分)
梅田スカイビルの連結部分の屋上開放型展望台「空中庭園展望台」。シースルーエレベーターで35階まで上り、そこからチューブ型のシースルーエスカレーターに乗り換え、39階のエントランスへ。
40階の展望フロアには、全長35mものガラスカウンターがあり、「シティ・ビュー」からは大阪の市街地を、「リバー・ビュー」からは淀川や北摂の山々を望むことができます。
40階の空に浮かぶカフェで、自家焙煎珈琲と梅田スカイビルワッフルを味わいながら、贅沢な時間を過ごすのもいいものです。
オープンエアの屋上回廊「スカイ・ウォーク」は、空が間近に感じられる絶景スポット。「日本の夕陽百選」や「日本夜景遺産」に選ばれた景色を望むことができます。
39階には、定番の大阪みやげや空中庭園限定グッズが買えるショップもあります。梅田スカイビル3Dパズルやオリジナルフィギュアなども人気です。
昭和レトロな食堂街「滝見小路」でランチ(所要時間60分)
パワーに満ち溢れた昭和の時代があざやかによみがえる、どこか懐かしくあたたかい、そんな「昭和」の街並みを再現したのが「滝見小路」。ここでひとやすみして、ランチをいただきましょう。
梅田スカイビルの地下1階にある食堂街です。串カツ、しゃぶしゃぶとすき焼き、水炊き、かつどん、寿司+うなぎ+天ぷらなど、大阪らしいメニューを網羅した専門店が並んでいます。
石畳の路地が昭和の雰囲気を醸し、稲荷神社や交番、郵便局などのほか、ちゃぶ台やテレビを置いた昭和のお茶の間を再現したスペースもあります。
空中庭園展望台とのコラボ企画で、入場券か半券を提示すると、店舗で割引を受けることができるのでこちらも見逃せません。
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梅田スカイビル
- 住所 〒531-6023 大阪府大阪市北区大淀中1-1-87
電話番号:06-6440-3899(新梅田シティ総合インフォメーション)
営業時間:【空中庭園展望台】9:30~22:30(最終入場22:00)【滝見小路】店舗により異なる
料金:大人1,500円
定休日:【空中庭園展望台】無休 【滝見小路】店舗により異なる
巨大複合商業施設「グランフロント大阪」でショッピングを(所要時間:60分~)
大阪駅北口の正面に広がる複合施設「グランフロント大阪」。中央にある吹き抜けに沿ってエスカレーターが配置されるなど、全体的に開放感溢れる造りになっています。ファッションから雑貨、ライフスタイル、ビューティー、カフェ、レストラン、バーなど、多くのショップが入店しており、おみやげなどお買い物三昧です。
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グランフロント大阪
- 住所 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町4-1
- 電話 06-6372-6300
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
いかがだったでしょうか。京都は、神社仏閣をメインに古都ならではの王道の街歩きをメインに、それとは対照的に大阪では、最先端の街を楽しむというルートを提案しました。駅チカもしくは、駅からバス一本で、グルメ、絶景、体験、ショッピングなども網羅しながら、サクサクっと行けるので、ぜひ一人旅の参考にしてくださいね。
Text by:株式会社ウエストプラン
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