京都の観光名所「祇園」には、ちょっとひと息つきたいときにぴったりな甘味処やカフェがたくさんあります。中でも人気なのが、抹茶を使った和のスイーツ。お茶の産地として有名な京都の宇治市から仕入れているお店が多く、香り高く上品な味わいの抹茶スイーツがあちこちで食べられます。そんな京都のカフェの中から、「ここに行けば間違いない!」という選りすぐりの5店舗をご紹介。行列店ばかりですが、並ぶ価値ありの絶品抹茶スイーツばかりです。
1.祇園で抹茶パフェといえばここ「茶寮都路里 祇園本店」
1860年から続く京都の老舗茶屋「祇園辻利」。長年祇園の地で歴史を育みつつ、上質で香り高いお茶を提供し続けている名店です。「茶寮都路里(さりょうつじり)」は、そんな「祇園辻利」の宇治茶専門茶寮としてオープン。祇園本店は、京阪電車「祇園四条駅」から東へ徒歩3分ほどの「祇園辻利本店」の2F・3Fにあります。
老舗だけあって重厚な和の雰囲気が漂う店内。京都旅の気分をぐっと盛り上げてくれます。とても人気のお店なので、開店から閉店まで行列ができていることが多いのですが、並んででも食べたいおいしい抹茶スイーツがずらり。
なお、お店は空調を入れたうえで随時換気を行い、店員さんはマスクを着用。隣の座席との間隔も広いです。入店時にはアルコール消毒を行ってくださいね。
いちばん人気は、「特選都路里パフェ」(1,441円)。香りがふっくら広がるできたてのあんこ、手作りで茹で上げたもちもちの白玉、涼やかな食感の抹茶ゼリー、そしてクリーミーで濃厚な抹茶アイスなど、一つひとつ手間をかけた甘味が一度に味わえます。最初のひと口から最後のひと口まで飽きさせない味わいで、ボリューム満点にもかかわらずおかわりしたいおいしさ!
せっかくの京都旅、銘店「茶寮都路里 祇園本店」へ行く時間を確保したいところです。
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茶寮都路里 祇園本店
- 住所 京都府京都市東山区祇園町南側573-3 2・3F
- 電話 075-561-2257
営業時間:平日10:00~21:00(20:00L.O.)、土・日・祝10:00~21:00(19:30L.O.)
定休日:無休
2.日本の四季を感じる抹茶パフェ「金の百合亭」
祇園観光の代表スポットのひとつ、八坂神社のすぐ目の前にある「金の百合亭」は、季節ごとに変わるオリジナル抹茶パフェが大人気。和菓子を使った繊細なデザインのパフェが食べられるとあって、観光客から地元客まで、たくさんの人が訪れています。お店は階段で上がった2F。小さなコーヒーカップが描かれた看板が目印です。
店内は白と茶色をベースに、ゆったりとした空間。クラシック音楽のBGMが流れ、観光で疲れた体と心がふっと癒やされます。カウンター席に座れば、八坂神社が真向かいに眺められ、京都観光の気分も盛り上がります。
店内は空調を入れたうえで、通気とウイルス除去に効果のある空気清浄機を稼働させ、店員さんはマスクを着用しています。隣の座席との間隔も広く、安心して訪れられます。入店時にはアルコール消毒を行いましょう。
オリジナル抹茶パフェは1、2ヶ月ごとに内容が変わり、そのどれもが繊細なデザインと上品なおいしさ。こちらは6月に提供される「紫陽花」(1,230円)。あじさいの花は、白あんをベースにした練り切りと錦玉羹(きんぎょくかん・寒天ゼリーのこと)で涼やかに。抹茶ゼリーやプリン、バニラアイス、抹茶シフォン、フレッシュオレンジなどが層になり、上品なハーモニーを奏でます。
こちらは8月に提供される「夏涼み」(1,230円)。かわいらしいデコレーションに加え、真ん中の層には金魚のお菓子がゆらりと泳いで、なんともユニークなデザインです。
抹茶パフェだけでなく、美しい彩りのフルーツクリームあんみつや夏季限定のフルーツたっぷりかき氷など、ワクワクするメニューも。京都らしい繊細なスイーツを堪能してください。
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金の百合亭
- 住所 京都府京都市東山区祇園町北側292-2 2F
- 電話 075-531-5922
営業時間:11:00〜18:00(17:30L.O.)
定休日:水・木曜
3.かき氷?それともアイス?「けずりひや 京都祇園」
八坂神社からほど近い「アパホテル 京都祇園 EXCELLENT」の地下1Fに、「けずりひや 京都祇園」があります。こちらは、ミルク風味の氷にパウダーで飾り付けをした「祇園あいす」のお店。かき氷のような、ミルク味のアイスのような、少し変わった口どけが特徴です。
じつはここ、夜はバーとして営業しており、「けずりひや 京都祇園」としては日中のみの営業。少し暗めの店内で、腰を落ち着けてゆっくりくつろぐのにぴったりです。
店内は定期的に換気を行い、空気を入れ替えています。座席間の間隔も広めで、店員さんはマスクを着用しています。入店時には備え付けのアルコールで手指の消毒を行いましょう。
メニューは「祇園あいす」のセットのみ1,000円。祇園あいすのほか、京都紅茶orコーヒー、黒豆の小菓子が付いています。抹茶の祇園あいす抹茶は、ベースとなるミルク風味のさらさら氷の上に、京都・伏見の老舗お茶店「椿堂茶舗」の抹茶パウダーでデコレーション。抹茶のほかにはほうじ茶フレーバー、紅茶フレーバーもあります。
抹茶パウダーとともにミルク氷を頬張ると、ミルクのやさしい味わいと抹茶の上質な香りが口いっぱいに広がります。さらりと溶ける氷もまた絶品。空気をたっぷり含んださらさらの氷のためすぐに溶けてしまうので、写真を撮ったら一気に食べてしまいましょう。
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けずりひや 京都祇園
- 住所 京都府京都市東山区祇園町南側555 アパホテル京都祇園エクセレントB1F
- 電話 075-541-2650
営業時間:12:30〜17:30(17:00L.O.) ※夏季は11:00〜18:30(18:00L.O.)
定休日:なし
4.おもちみたいな抹茶パンケーキ「Panel Cafe 京都店」
京阪電車「祇園四条駅」から徒歩約2分の場所にある「Panel Cafe 京都店」は、ふわふわパンケーキで話題のお店。祇園の風情豊かな街並みが楽しめる白川通り沿いにあり、観光の合間に立ち寄るのにぴったりです。
店内で食べられるのはもちろん、すべてのメニューがテイクアウト可能。少し歩けば鴨川に行けるので、テイクアウトして河川敷でゆったりくつろぎながら食べるのもおすすめです。
看板メニューは「庭園抹茶だいふくパンケーキ」(1518円)。ふわっふわのスフレパンケーキを2枚重ね、生クリームとあんこ、抹茶味の求肥をのせて、抹茶パウダーを振りかけています。フォークを入れると、おもちのようにふにっと吸い付く感触にびっくり! ふわっと溶けるパンケーキと、もちもちの求肥、甘さ控えめの生クリーム、濃厚な味わいのあんこが存分に絡み合い、抹茶の香りも口いっぱいに広がります。
銅板を使って絶妙な温度で焼き上げているからこそ生み出せる食感と、京都らしい上品な素材が際立つパンケーキ。クセになるこの味わいを試してみてください。
このパンケーキを少し固めに焼き上げて、異なる食感を演出した「宇治抹茶ソフトクリームのパンケーキパフェ」(748円)も人気メニュー。濃厚かつ爽やかな抹茶のソフトクリームをパンケーキとともに食べられ、ボリュームにも大満足です。
店内は定期的に換気がなされ、消毒対策もばっちり。テラス席も用意されているので、ウイルスが気になる人はテラス席かテイクアウトを利用して。
こちらのカフェは夜にはダイニングバー「W」となり、雰囲気も一変。カクテルをはじめ、ビール、ワイン、ウイスキーなどのほか、お酒とともに楽しみたいフードメニューも充実し、お腹もしっかり満たせます。ムーディな祇園の夜を満喫したいときに立ち寄ってみては。
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Panel Cafe 京都店
- 住所 京都府京都市東山区常盤町165 1F
- 電話 075-561-0533
営業時間:10:00〜17:00(16:00LO) ※時期によって変動あり
定休日:不定休
5.格調高い京町家でお抹茶タイム「eXcafe祇園店」
老舗の呉服屋やお茶屋が並び、祇園の中でもとくに落ち着いた風情を醸すのが「新橋通り」。石畳の道に京都ならではの建物が立ち並び、歩いているだけでもワクワクとするエリアです。「eXcafe(イクスカフェ)祇園店」はそんな新橋通り沿いにある和カフェ。ガラガラと音を立てて格子戸を引き、中に入ります。
店内のコンセプトは、京都らしさが楽しめる落ち着いた和空間。京都のブランド「SOU・SOU」が手がける趣のある椅子と座布団を配した、古都・京都らしい風情たっぷりの設えが魅力です。
店内は空調を入れたうえで随時換気をし、となりの席との間隔も広めにとってあります。入り口にはアルコールが備え付けてあるので、忘れないように消毒しましょう。
いちばん人気は、お団子を自分で焼いて食べられる「ほくほく、お団子セット」(1,485円)。よもぎ・しろ串団子が3本ずつセットになり、七輪で転がしながら自分好みに焼き上げます。焼けたらあずきと特製みたらしダレをつけて、ぱくり。香ばしいお団子にほっと心が和みます。有機栽培特選茶葉を使用したお抹茶も香り高く、お団子との相性も抜群。
抹茶アイスとほうじ茶アイス、抹茶わらび餅など、和の甘味が一度に味わえる「天龍寺パフェセット」(1,485円)も人気。こちらもお抹茶つきで、京都らしいひと時が楽しめます。洗練された空間で、和のおいしさを存分に味わってください。
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eXcafe 祇園店
- 住所 京都府京都市東山区元吉町57-1
- 電話 075-533-6161
営業時間:10:00〜18:00(17:30LO)
定休日:不定休
風情あふれる京都・祇園で抹茶スイーツを食べよう
京都観光の中心地である祇園には、すてきな飲食店やお土産店、神社仏閣もたくさんあります。京都散策を楽しみつつ、疲れたらカフェでひと休みして京都らしい抹茶スイーツを味わいましょう。
今回ご紹介したお店以外にも、京阪「祇園四条駅」から八坂神社へと通じる祇園商店街をはじめ、花見小路通などにもたくさんのカフェや甘味処があります。散策しながらすてきなお店を見つけてくださいね。
※本記事の情報は2020年7月時点のものです。
状況により営業時間の変更やサービス・価格が変更になっている場合があります。
松田きこ、木村桂子、都志リサほか、関西に精通した女性ライターチーム。食べること、飲むこと、旅することが大好き! 自ら体験した楽しい情報を発信しています
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