HOME 関西 兵庫 兵庫近郊 丹波篠山観光でやっておきたいこと11選!400年以上の歴史ある城下町は見どころたくさん
丹波篠山観光でやっておきたいこと11選!400年以上の歴史ある城下町は見どころたくさん

丹波篠山観光でやっておきたいこと11選!400年以上の歴史ある城下町は見どころたくさん

公開日: 2023/05/29

丹波篠山(たんばささやま)は、400年以上前に篠山城が築城されて城下町として栄えました。今も篠山城跡を中心に日本の伝統建築である木造の店や家が残っており、武士や商人が暮らした江戸時代の雰囲気を感じられます。最近では古民家を改装したおしゃれなカフェやレストラン、雑貨店、宿が増えて、日本では若者やファミリー層にも人気を集めています。観光のピークは秋ですが、一年を通して日本文化やここだけのグルメを楽しめる丹波篠山。丹波篠山を1日で楽しむ11選を紹介します。

目次
  1. 歴史ある城下町「丹波篠山」とはどんなまち?
  2. 大阪から丹波篠山までのアクセス
  3. まずは観光案内所で情報収集
  4. 1.城下町のランドマーク「篠山城大書院」からスタート
  5. 2.城下町、河原町妻入商家群の日本家屋を眺めながら街歩き
  6. 3.連なる赤い鳥居が圧巻の「王地山まけきらい稲荷」で写真撮影
  7. 4.ランチに「特産館ささやま」で郷土の味を楽しむ
  8. 5.歴史ある建物で武具や数々の美術工芸品を鑑賞
  9. 6.造り酒屋「鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵」で日本酒を味わう
  10. 7.足を伸ばして「武家屋敷安間家史料館」でお抹茶体験
  11. 8.「梅角堂」でおみやげに黒大豆の和菓子を買う
  12. 9.「小田垣商店/小田垣豆堂」でちょっと一息カフェタイム
  13. 10.ディナーは「活魚割烹 宝魚園」で郷土料理を堪能
  14. 11.一泊するならおすすめのホテル「篠山城下町ホテル NIPPONIA」へ

歴史ある城下町「丹波篠山」とはどんなまち?

歴史ある城下町「丹波篠山」とはどんなまち?

丹波篠山は、兵庫県の中東部に位置し、京都府と隣接しています。かつては兵庫県京都府それぞれの一部地域をあわせて「丹波国」と呼ばれていました。京の都と山陰地方を結ぶ交通の要所としても栄える一方、歴史の節目の戦において大きな被害を受けることもありました。

しかし、慶長14年(1609年)に篠山城ができた頃からは、平和な時代となり武家の文化が栄えました。武家屋敷が残り、武家の文化であるお茶や和菓子の伝統を受け継いでいるまちは、日本国内でもそう多くはないため、貴重な存在だといえます。

2015年には、「丹波篠山デカンショ節 民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」というストーリーで日本遺産第一号に選ばれました。歌い継がれた歌詞に合わせて街並みや伝統を体験できるまちとして、日本ではますます人気です。

1999年に4つのまちが合併して篠山市になり、2019年に市名を丹波篠山市に変更。古い地図や表示では篠山市のままになっているものもあります。

大阪から丹波篠山までのアクセス

■大阪からのアクセス
JR大阪駅からJR福知山線丹波路快速で「篠山口」駅まで1時間10分ほど、運賃は1,170円。特急こうのとりで約53分、2,700円(特急指定席込。季節によって変動あり)

■駅から城下町までの移動方法
駅から篠山城跡までは約5キロメートルあります。駅前には、バスやタクシー乗り場以外に、レンタサイクルやレンタカー乗場があるので、目的に応じて利用しましょう。
・篠山口駅西口:バス、レンタカー
・篠山口駅東口:タクシー、レンタサイクル ※バス停はありますが、城下町行きではありません。

バス(ウイング神姫)
山口駅西口2番乗り場から篠山営業所行きで、バス停二階町下車。
運行は7:20~20:15(1時間に1~2便程度)、12歳以上は大人料金、6~2歳は子ども料金 ※料金は距離によって異なります。

レンタサイクル
JR篠山口駅サイクルポート(JR篠山口駅東口)
山口駅東口の階段を下りたバス停の前にあります。

営業時間:9:00~17:00(11月は16:00まで、12月~2月は休業)
料金:電動アシスト自転車(40台)1日 1,000円、90分 600円
普通自転車(10台)1日 800円、90分 500円

タクシー
山口駅東口に乗り場があります。
日本交通 篠山営業所 079-594-1188

レンタカー
JR篠山口駅の改札を出て通路を左(西口)へ進むと階段の向こうにある観光案内所の中の観光ステーションに受付カウンターがあります。
JR駅レンタカー 篠山口営業所 079-590-2566

まずは観光案内所で情報収集

旅行者には心強い、丹波篠山にある観光情報が得られる施設をご紹介しましょう。

①JR篠山口駅の観光案内所

①JR篠山口駅の観光案内所

JR篠山口駅の改札を出て通路を左(西口)へ進むと、左側にコインロッカー、その先にある階段の向こうに観光案内所があります。

中に入ると丹波篠山の特産品の丹波焼の器やお菓子等のお土産コーナーがあり、奥に観光案内の窓口とJRレンタカーの受付があります。英語対応ができるスタッフがいるので安心です。情報を入手したら、バスに乗って城下町まで向かいます。駅から城下町の観光案内所までの所要時間は、約15分です。

営業時間:10:00~17:00
定休日:無

②篠山観光案内所(城下町)

②篠山観光案内所(城下町)

篠山城の近く、大正ロマン館の西側に観光案内所があります。外国語対応スタッフはいませんが、ここから篠山城まで徒歩5分です。アクセスは、ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「二階町」下車、南へ徒歩1分です。

営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始

③大正ロマン館

③大正ロマン館

大正ロマン館は大正時代に建てられた旧篠山町役場が観光施設として利用されています。店内には土産物コーナーとレストラン、中庭にはベンチがあります。買い物を兼ねてトイレ休憩にも利用できる施設です。(2023年6月12日から8月9日までは店内改装のため休館です)

アクセスは、ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「二階町」下車、南へ徒歩1分です。

営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜

1.城下町のランドマーク「篠山城大書院」からスタート

1.城下町のランドマーク「篠山城大書院」からスタート

観光案内所」「大正ロマン館」から、南へ徒歩5分ほどの場所にある「篠山城大書院」は、慶長14年(1609年)に篠山城と同時に建てられ、公式行事の際に使用されました。明治維新によって篠山城が廃城となったあとも利用されていましたが、昭和初期に火災で焼失しました。2000年に再建され、篠山城の模型や歴史資料などを展示したり、篠山城築城に関する映像を紹介しています。

外堀や石垣などの城郭遺構は、当時の様子を残しています。石垣を通って城内に入ると、二の丸・本丸・天守台が無料で開放されています。丹波篠山市内が一望できるスポットでもあります。

  • 篠山城 大書院
    • 住所 〒669-2332 兵庫県丹波篠山市北新町2-3
    • 電話 079-552-4500
    • 営業時間:9:00~17:00(受付16:30まで)
      入館料:大人400円、高校・大学生200円、小・中学生100円
      【4館共通入館券】大人600円、高校・大学生300円、小・中学生150円
      歴史美術館・武家屋敷安間家資料館・青山歴史村・篠山城大書院のセット。2日間有効。歴史美術館が特別展のときは、料金が異なる場合があります。
      定休日:月曜(祝祭日は開館、翌日休館)、年末年始(12月25日~1月1日)
      アクセス:ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「二階町」下車、南へ徒歩5分

2.城下町、河原町妻入商家群の日本家屋を眺めながら街歩き

2.城下町、河原町妻入商家群の日本家屋を眺めながら街歩き

「篠山城大書院」から南東へ徒歩15分ほどのところにある「河原町妻入商家群(かわらまちつまいりしょうかぐん)」は、篠山城築城の際に城下町として整備された町並みで、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。各家の間口は狭く5~8メートルほどしかありませんが、奥行きは40メートル以上ある細長い「妻入(つまいり)」という建築様式です。

東西600メートルほどの通りに商家が建ち並び、建物内部を改装してカフェや蕎麦屋などの飲食店、おしゃれな雑貨店として営業しています。歩くだけで日本の江戸時代の風情を体感できます。

  • 河原町妻入商家群
    • 住所 〒669-2325 兵庫県丹波篠山市河原町177-1
    • アクセス:ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「本篠山」下車、東へ徒歩1分

3.連なる赤い鳥居が圧巻の「王地山まけきらい稲荷」で写真撮影

3.連なる赤い鳥居が圧巻の「王地山まけきらい稲荷」で写真撮影

河原町妻入商家群」から徒歩で北東へ約10分進むと「王地山まけきらい稲荷」があります。小高い丘に連なる50基以上の赤い鳥居は圧巻の美しさです。比較的ゆるやかな石段の参道を、写真を撮りながらゆっくり上がりましょう。

200段以上の石段にある鳥居は参拝者が奉納したもので、それぞれに名前が書かれています。鳥の声と風にゆれる木々の音だけが聞こえる静かな中を一歩一歩上がっていくと気持ちがすっきりしてきます。

石段の途中にある平吉稲荷社におまいりして、さらに進むと王地山稲荷神社・通称「まけきらい稲荷」があります。商売繁盛、勝負事、開運などにご利益があるとされ、パワースポットとしても知られており、多くの人が訪れます。春は桜、秋は紅葉の名所としても有名です。

  • 王地山まけきらい稲荷
    • 住所 〒669-2325 兵庫県丹波篠山市河原町92
    • 時間:散策自由
      アクセス:ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「上立町」下車、東へ徒歩3分

4.ランチに「特産館ささやま」で郷土の味を楽しむ

4.ランチに「特産館ささやま」で郷土の味を楽しむ

ランチには「特産館ささやま」で丹波篠山の食材をいろいろ詰め込んだ「無文銭弁当」(1,870円)をいただきましょう。こちらのお弁当は季節ごとに旬の野菜が登場します。

丹波篠山牛を甘辛く炊いたしぐれ煮、季節の野菜の炊き合わせや鶏照り焼き、旬野菜の天ぷら、黒豆ご飯は時季によってタケノコご飯や栗ご飯に変わります。甘みとして、丹波黒の煮豆、栗の甘露煮、大納言小豆の寒天。そして吸いものが付きます。無紋銭とは、篠山城の城主だった青山家の家紋で、家紋に見立てた器は、特産館ささやまのオリジナルです。

JA(農業協同組合)の直営店だけあって、厳選した食材を使っています。ブランド牛の丹波篠山牛の焼肉定食(1,680円)も絶品。オリジナルの丹波篠山牛しぐれ丼(1,375円)のお米はコシヒカリ、その上にしぐれ煮と山の芋のとろろをたっぷりのせて、山椒の風味もさわやかなどんぶりです。11月から3月は、天然イノシシをやどんぶりで味わえます。また、宿や野外で食べたい時に、お弁当のテイクアウトもできます。和と洋、それぞれ1,600円です。

ご飯ものの他に、ケーキやパフェなどのスイーツやコーヒーもあるので、喫茶利用にも便利。メニューには写真がのっているので、注文しやすいです。別棟は土産物店なのでお土産選びもでき、駐車場も広くて観光バスもOK。トイレ休憩を兼ねて、食事や買物におすすめのスポットです。「王地山まけきらい稲荷」から「特産館ささやま」へは、北西方向へ歩いて16分ほどです。

  • 特産館 ささやま
    • 住所 〒669-2321 兵庫県丹波篠山市黒岡70-1
    • 電話 079-552-3386
    • 営業時間:10:00~17:00 ※食事は11:00~
      定休日:水曜
      アクセス:ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「春日神社前」下車、北東へ徒歩3分

5.歴史ある建物で武具や数々の美術工芸品を鑑賞

5.歴史ある建物で武具や数々の美術工芸品を鑑賞

「特産館 ささやま」から南に歩いてすぐの「丹波篠山市立歴史美術館」は、1891年に建築、1981年まで実際に裁判所として使用されていた建物の外観や法廷はそのままにして、美術館として生まれ変わりました。

木造建築の裁判所としては日本最古級で、重要建造物として町文化財の指定を受け、内部は簡素でありながら重厚さがただよっています。展示の部屋では、遺跡から発掘された埋蔵文化財や篠山ゆかりの甲冑や刀などを見ることができます。

裁判所時代の法廷をそのまま残した部屋は、裁判官席、一段下がって左右に検事席、弁護人席、中央には証言台、後ろには傍聴席があります。明治時代の裁判官の衣装と帽子を身に着けて、裁判官の席に座って写真撮影をしましょう。

  • 丹波篠山市立歴史美術館
    • 住所 〒669-2322 兵庫県丹波篠山市呉服町53
    • 電話 079-552-0601
    • 時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
      定休日:月曜(祝祭日は開館、翌日休館)、年末年始(12月25日~翌年1月1日)
      入館料:大人300円、高校・大学生200円、小・中学生100円
      【4館共通入館券】大人600円、高校・大学生300円、小・中学生150円
      歴史美術館・武家屋敷安間家資料館・青山歴史村・篠山城大書院のセット。2日間有効。歴史美術館が特別展のときは、料金が異なる場合があります。
      アクセス:ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「春日神社前」下車、東へ徒歩1分

6.造り酒屋「鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵」で日本酒を味わう

6.造り酒屋「鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵」で日本酒を味わう

「鳳鳴酒造」は寛政9年(1797年)創業、老舗の酒造メーカー。日本酒を販売するショップに、かつて使われていた酒蔵を展示スペースにした「ほろよい城下蔵」を併設しています。

1975年まで仕込みを行っていた酒蔵を無料で見学できる「ほろ酔い城下蔵」では、かつて酒造りの現場で使っていた道具や、洗米場や麹室(こうじむろ)などを展示しています。酒造りの歴史や文化を知ることができ、希望すれば店員が解説してくれます。

店舗では、ほとんど全ての日本酒を試飲、購入することができます。酒を醸造する際に音楽を聞かせた「夢の扉」や兵庫県の酒米・山田錦を使った大吟醸「笹の滴」のほか、丹波黒豆を使ったリキュール「楼蘭(ローラン)」、丹波栗酒「マロンデキッス」など様々な種類のお酒が並びます。

なお、レンタカーやレンタサイクルを利用している人は試飲できないのでご注意ください。「丹波篠山市立 歴史美術館」から「鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵」までは、東へ徒歩1分ほどです。

<商品情報>
・おつまみ付有料試飲は418円~
・「笹の滴」720ミリリットル 3,300円~
・「夢の扉」300ミリリットル 480円~
・「楼蘭(ローラン)」「マロンデキッス」ともに500ミリリットル 1,200円

※表示価格はすべて税込

  • 鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵
    • 住所 〒669-2322 兵庫県丹波篠山市呉服町46
    • 電話 079-552-6338
    • 営業時間:9:30~17:00
      定休日:火曜、年末年始
      アクセス:ウイング神姫 「篠山口駅」から篠山営業所行きへ乗車、「二階町」下車、東へ徒歩5分

7.足を伸ばして「武家屋敷安間家史料館」でお抹茶体験

武家屋敷安間家史料館(外観)
武家屋敷安間家史料館(外観)

慶長14年(1609年)の篠山城築城の翌年に城下町の町割が始まった。現在の安間家は、天保(てんぽう)元年(1830年)の大火の後に建てられた武家屋敷で、当時の標準的な住宅でした。茅葺きの母屋と瓦葺きの土蔵が残されており、外国人の方にも人気の施設で「SAMURAI HOUSE」と呼ばれています。

内部には、安間家に由来した古文書や日常づかいされていた食器・家具、武具や史料などが展示され、江戸時代の武家の暮らしを垣間見ることができます。

武家屋敷安間家史料館(内観)
武家屋敷安間家史料館(内観)

中庭には「丹波水琴窟(たんばすいきんくつ)」と呼ばれる一角があります。水琴窟とは、江戸時代に考案されたもので、土を深く掘った空洞に甕(かめ)を置き、そこに水を落とす仕組みで、甕に滴り落ちる清らかな水の音が聞こえます。

縁側でお抹茶体験をすることもできます(梅コース 干菓子付き 400円、竹コース 生菓子付き 700円。竹コースは予約必須)。写真は梅コース。

お抹茶の点て方が分からない場合は、スタッフが丁寧に教えてくれるので、気軽に質問してみましょう。先に甘いお菓子を口に入れ、その後にお抹茶をいただきます。口の中にほのかな甘みが残り、お抹茶を一層美味しく味わうことができます。「丹波篠山市立歴史美術館」からのアクセスは、南西へ自転車で約10分(徒歩15~20分)です。

  • 武家屋敷安間家史料館
    • 住所 〒669-2334 兵庫県丹波篠山市西新町95
    • 電話 079-552-6933
    • 営業時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
      定休日:月曜(祝祭日の場合は開館、翌日休館)、 年末年始(12/25~1/1)
      入館料:大人200円、大学・高校生100円、中学・小学生50円
      【4館共通入館券】大人600円、高校・大学生300円、小・中学生150円
      歴史美術館・武家屋敷安間家資料館・青山歴史村・篠山城大書院のセット。2日間有効。歴史美術館が特別展のときは、料金が異なる場合があります。
      アクセス:JR「篠山口」駅からウイング神姫篠山営業所行き「二階町」下車、徒歩約15分

8.「梅角堂」でおみやげに黒大豆の和菓子を買う

8.「梅角堂」でおみやげに黒大豆の和菓子を買う

「梅角堂」は1909年創業の和菓子店です。丹波篠山の黒大豆をメインに、素材や製法にこだわって丁寧につくられる和菓子が観光客にも地元の方にも人気の高いお店です。

きんつばの名店で修業した四代目が炊く小豆餡を、もっちり生地に挟んだ「どらやき」(270円~)や小豆の練り羊羹に栗をたっぷり入れた「栗ようかん」(700円~)は、和菓子の美味しさを堪能できます。

写真は、外国人観光客にも人気の抹茶シリーズ。「抹茶どらやき」(写真上270円)は、新茶にあわせて4月末頃~6月頃までの期間限定。抹茶生地にあんこと求肥を挟んでいます。「抹茶栗ようかん 篠の露」(700円~)は通年販売。小豆餡ではなく白餡をベースにしたようかんで、さっぱりといただけます。「ささやまタルト 抹茶と栗」(270円)は、ほろ苦さが美味しい抹茶生地に栗を混ぜ込んでいます。

洋菓子のような味わいの「ささやまタルト」は、パイのような軽いタルトに、アーモンドプードルをたっぷり使用したマドレーヌのような生地の焼き菓子。黒豆か栗が入った「プレーン」タイプと、それぞれに抹茶やきんつばなどが加わったものを揃えています(270円~)。

季節に合わせた新作や期間限定商品もあるので、いつ訪れても新しい発見があります。日持ちし、箱売りもあるので、お土産にもぴったりです!「鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵」から「梅角堂」までは、南西へ徒歩6分ほどです。
※表示価格は全て税込です

  • 梅角堂
    • 住所 〒669-2323 兵庫県丹波篠山市立町78-1
    • 電話 079-552-1311
    • 営業時間:10:00~18:00
      定休日:木曜(祝日の場合は営業)
      アクセス:JR「篠山口」駅からウイング神姫篠山営業所行き「上立町」下車、北へ徒歩1分

9.「小田垣商店/小田垣豆堂」でちょっと一息カフェタイム

9.「小田垣商店/小田垣豆堂」でちょっと一息カフェタイム

「小田垣商店」は享保19年(1734年)に創業し、明治元年(1868年)に種苗店に転業したあと、現在まで豆の卸や小売をしている老舗です。江戸期に建てられた建物や蔵など、敷地内に国の有形文化財が10棟もあります。一部をリニューアルし、2021年4月にカフェ「小田垣豆堂」をオープン。丹波黒豆茶や黒豆料理、スイーツを中心に、地元食材をふんだんに使ったカフェメニューがならびます。メニューには英語表記があります。

カフェでいただける「ODAGAKI黒豆茶 (黒豆菓子三種付き)」(700円)は、丹波篠山産の大粒の黒大豆を店内で焙煎したお茶。ひと口含むと香ばしさが広がる人気メニューのひとつです。ホットかアイスを選ぶことができ、どちらにもカップの底には浅煎りの黒豆が入っています。付属の楊枝を使ってぜひ食べてみてください。もっちりした蒸し黒豆の素朴な美味しさに癒されます。

しぼり豆(864円)
しぼり豆(864円)

セットで出される「黒豆菓子三種」は、日によって種類が異なります。この日は、しぼり豆(甘納豆)、ビターショコラ(煎り黒豆にビターチョコレートをコーティング)、シュクル(煎り黒豆に砂糖をコーティング)。

併設するショップでは、セットで出されたお菓子に加えて、小豆や黒豆を使ったおやつ・加工品などを販売しています。ほかではなかなか手に入らない商品が多いので、自宅用に、お土産用にと、まとめ買いする人が多いのも納得です。「梅角堂」から「小田垣商店」までは、南方向へ徒歩約3分です。
※表示価格は全て税込です

  • 小田垣商店本店/小田垣豆堂
    • 住所 〒669-2323 兵庫県丹波篠山市立町19
    • 電話 079-552-0011
    • 営業時間:カフェ小田垣豆堂 11:00~17:00(L.O.16:00)/本店ショップ 9:30~17:30
      定休日:カフェ小田垣豆堂 木曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始 /本店ショップ 年末年始のみ
      アクセス:JR「篠山口」駅からウイング神姫篠山営業所行き「上立町」下車、南へ徒歩2分

10.ディナーは「活魚割烹 宝魚園」で郷土料理を堪能

篭盛り会席 花(3,300円~)、雪(4,400円~)
篭盛り会席 花(3,300円~)、雪(4,400円~)

「活魚割烹 宝魚園」は創業から現在で50年、丹波篠山で和食の名店として知られています。人気の逸品は、季節の味を小鉢に盛り付けて、いろどりよく篭(かご)に入れた篭盛り会席。茶碗蒸し、天婦羅、ご飯、赤出汁、デザートが付いた豪華な夕食は、前日までに要予約です。新鮮な丹波篠山産の野菜を中心に、毎朝中央市場から届く魚を調理するベテラン料理人の腕が光る和食の店です。
※ 雪は、花に小、または陶板焼きが付きます。

国産うなぎのうな重(4,730円)
国産うなぎのうな重(4,730円)

年間を通して人気のうな重は、脂ののった国産うなぎをさばいて、一尾まるごと炭火で香ばしく焼き上げています。自家製タレの甘い香りに食欲が刺激され、あっという間に食べてしまいます。うなぎの産地は主に鹿児島県で、仕入れの都合で変更になることがありますが、国産にこだわっています。

店内は和風ですべて個室です。椅子席と掘りごたつ席なので、足を伸ばしてゆっくり食事ができます。英語のメニューはありませんが、写真付きなので選びやすく、ランチ、ディナーともにほとんどの料理が予約なしでオーダーできます。季節ものなど一部予約が必要な料理もあります。「小田垣商店」から「活魚割烹 宝魚園」までは、タクシーを利用すれば10分ほどです。

  • 活魚割烹 宝魚園
    • 住所 〒669-2725 兵庫県丹波篠山市川北新田52
    • 電話 079-593-1341
    • 営業時間:【ランチ】11:30~14:00 【ディナー】17:00~21:00
      定休日:火曜
      アクセス:JR「篠山口」駅から車で10分(駐車場40台)

11.一泊するならおすすめのホテル「篠山城下町ホテル NIPPONIA」へ

11.一泊するならおすすめのホテル「篠山城下町ホテル NIPPONIA」へ

宿泊するなら、迷うことなく「篠山城下町ホテル NIPPONIA」がおすすめ。400年続く城下町全体をホテルに見立て、「歴史あるまちに、とけこむように泊まる」をコンセプトに、城下町内に点在する古民家8棟をリノベーション。もとの家屋や蔵の雰囲気を壊さずデザインしつつも、ゆっくりと過ごせる快適な住空間を演出しています。

8棟それぞれの客室は内装が異なり、大切に住み続けられてきた歴史を感じることができます。ホテルでも旅館でも、民宿でもない、これまで味わったことのない宿泊体験ができるでしょう。

歴史深く、自然も多いまち「丹波篠山」。築100年以上といった外観を誇る老舗店が立ち並ぶ一方で、古民家をリノベーションした新しいお店もあるなど、散歩するだけで新旧様々な発見があります。日本の風情を感じつつおしゃれな雰囲気を楽しめる丹波篠山で、お気に入りのスポットをたくさん見つけてください。

※本記事の情報は2023年5月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

Written by:
株式会社ウエストプラン
株式会社ウエストプラン

松田きこ、木村桂子、都志リサほか、関西に精通した女性ライターチーム。食べること、飲むこと、旅することが大好き! 自ら体験した楽しい情報を発信しています

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索