HOME 関西 兵庫 有馬温泉・六甲山 豊かな自然とアートに出会う、「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」開催中!
PR 豊かな自然とアートに出会う、「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」開催中!

豊かな自然とアートに出会う、「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」開催中!

更新日: 2025/09/24

神戸・六甲山の山上施設を舞台に開催されている、現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond(以下「神戸六甲ミーツ・アート」)」。自然豊かな山中に点在する会場に、多彩なアート作品が展示されています。秋の関西圏への訪日旅行のプランに組み込んでみませんか。

大阪のすぐ隣。魅力いっぱいの神戸・六甲タウン

神戸は、大阪府の西隣に位置する兵庫県の県庁所在地。古くから港町として栄え、レトロな西洋建築や賑やかなチャイナタウンなど、街のあちこちで異国情緒あふれる風景が見られます。訪日外国人客にも人気があり、兵庫県内一の観光都市と言えるでしょう。

「神戸ポートタワー」や「メリケンパーク」など、神戸を代表するスポットが集まるベイエリア。(gandhi / 画像提供:ピクスタ)
「神戸ポートタワー」や「メリケンパーク」など、神戸を代表するスポットが集まるベイエリア。(gandhi / 画像提供:ピクスタ)

六甲山は、神戸市街地の北側に東西約30kmに渡って広がる山系です。美しい眺望と豊かな自然に恵まれ、ハイキングやキャンプなども楽しめる山として、地元・神戸の人々に長く親しまれてきました。そんな街のシンボル・六甲山を舞台とした芸術祭が「神戸六甲ミーツ・アート 2025 beyond」です。

今年の訪日旅行の目玉といえば、開催中の「2025年日本国際博覧会(EXPO 2025 大阪・関西万博)」、通称「大阪・関西万博」。会場である大阪・夢洲(ゆめしま)へは、神戸から電車で1時間30分ほど。神戸の中心地・三宮からは便利な直通バスも運行されています。芸術祭と万博の両方を訪ねる、よくばりな旅のプランもおすすめです。

現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート 2025 beyond」とは

Artwork: © Yoshitomo Nara
Artwork: © Yoshitomo Nara

六甲山上の観光施設を主な会場とし、オープンエアな環境でアート作品を楽しめる「神戸六甲ミーツ・アート」。2010年の初開催から、延べ580組以上のアーティストが参加しました。16回目となる今回のテーマは、「環境への視座と思考」。神戸を象徴する山・六甲山の自然とアートを楽しみながら、より広く多様な視点で環境を見つめ、思考するきっかけとなる芸術祭を目指しています。

会場までは山中を抜ける「六甲ケーブル」で

六甲山のふもとから山上へは、昭和7年に開業した「六甲ケーブル」で向かいましょう。車両は、「クラシックタイプ」と「レトロタイプ」の2編成。山上側の箱形車と山下側の展望車の2両連結で運転する、世界でも珍しいスタイルのケーブルカーです。山上では、会場間をつなぐ路線バス「六甲山上バス」 が運行。会場は広く、いたるところに作品が点在しているのでバスの乗り降りが自由の1DAYチケットや、「六甲ケーブル」と「六甲山上バス」の乗車券がセットになったチケットを購入すればお得&効率的に楽しめます。

2025年開催の注目は、世界的に評価されている美術作家・奈良美智!
出展アーティストは、国内外から集まった全61組以上を予定。そして、招待アーティストとして、日本を代表する美術作家・奈良美智を招聘。拠点会場である「ROKKO森の音ミュージアム」内「SIKI ガーデン~音の散策路~」にて、作品《Peace Head》を常設展示します(会期終了後も継続展示)。

Artwork:©︎Yoshitomo Nara / Photo:Keizo Kioku / Photographed with the support of Ponzu House LLC, in cooperation with the Yoshitomo Nara Foundation and Kurotani Bijutsu Ltd.
Artwork:©︎Yoshitomo Nara / Photo:Keizo Kioku / Photographed with the support of Ponzu House LLC, in cooperation with the Yoshitomo Nara Foundation and Kurotani Bijutsu Ltd.

また今年は、自然の中で子どもたちが現代アートに触れられるワークショップなども開催。これまで以上に幅広い世代が楽しめる内容になっています。

「神戸六甲ミーツ・アート」の注目ポイントをピックアップ!

盛りだくさんのコンテンツで構成される「神戸六甲ミーツ・アート」。その魅力を残らず体感するために、押さえておきたい5つのポイントを紹介します。出かける前にチェックしておけば、芸術祭を目一杯楽しめるはず。

「会期中だけの公開!安藤忠雄氏による「風の教会」

岩崎貴宏《Floating Lanterns》2025年
岩崎貴宏《Floating Lanterns》2025年

六甲山上にある「風の教会」は、日本を代表する建築家・安藤忠雄氏が手がけた建築。大阪府「光の教会」、北海道「水の教会」と並んで、 “教会三部作”と呼ばれる建物のひとつです。普段は館内に入ることはできませんが、芸術祭会期中のみ展示会場として公開。かつて教会とともにあったホテルの跡地広場にも作品が展示されます。

山羊のメリーさん《エントランス》2025年
山羊のメリーさん《エントランス》2025年

注目作品は「ROKKO森の音ミュージアム」に

奈良美智《Peace Head》2025年
奈良美智《Peace Head》2025年

四季折々の自然と森の音を楽しめる「ROKKO森の音ミュージアム」は、本芸術祭の拠点エリア。さまざまな音の仕掛けが隠された「SIKIガーデン~音の散策路~」など、施設内の各所に作品が展示されています。奈良美智の作品《Peace Head》もこちらに。

川俣正《六甲の浮橋とテラス Extend 沈下橋2025》2025年
川俣正《六甲の浮橋とテラス Extend 沈下橋2025》2025年
船井美佐《森を覗く 山の穴》2023年
船井美佐《森を覗く 山の穴》2023年
三梨伸《プリンセスドリアンとその一族》2024年
三梨伸《プリンセスドリアンとその一族》2024年

豊かな自然とアートが融合する「六甲高山植物園」

遠山之寛《(semi)sphere》2025年
遠山之寛《(semi)sphere》2025年

六甲山上の冷涼な気候を生かし、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲の自生植物、山野草など約1,500種を野生に近い状態で栽培する「六甲高山植物園」。季節ごとの自然の風景に出会える園内では、「花のガイドツアー」も毎日実施されています。例年10月中旬~11月中旬頃は、紅葉とともにアート作品が楽しめる特別な期間です。

Winter/Hoerbelt(ヴィンター/ホルベルト)《Embodiment of Banality(ありきたりさの現れ)》2025年
Winter/Hoerbelt(ヴィンター/ホルベルト)《Embodiment of Banality(ありきたりさの現れ)》2025年

園内に咲く花をモチーフにしたオリジナル雑貨をはじめ、植物や花のグッズを取り揃える「ショップ アルピコラ」の奥にある、ギャラリースペースもお見逃しなく。イベントのメインビジュアルにも選ばれた、中村萌の作品が展示されています。

中村萌《Silent Journey》2025年
中村萌《Silent Journey》2025年

「六甲ガーデンテラスエリア」では、絶景がお待ちかね。
六甲山の山頂付近・標高約880mに位置する「六甲ガーデンテラス」は、日本有数の眺望スポット。階段状の「見晴らしのテラス」からは、六甲の山並みと瀬戸内海、市街地が織りなす、美しい景色が広がります。芸術祭のオフィシャルグッズが並ぶショップにも、作品が展示されています。

白水ロコ《山の精霊たち》2025年
白水ロコ《山の精霊たち》2025年
川原克己《展》2025年
川原克己《展》2025年

2025年に初登場。静六甲全山縦走路の途中に位置する、うっそうとした森の中に作品を展示。一方で、展示会場から出ると目の前に見事な眺望が開けます。空の安全を願うために建立された観音像「みよし観音」は、絶好のビュースポット。かな森の「みよし観音」エリア

マイケル・リン《Tea House》2025年
マイケル・リン《Tea House》2025年
佐藤圭一《じいちゃんの鼻の穴に宇宙があった。》2025年
佐藤圭一《じいちゃんの鼻の穴に宇宙があった。》2025年

芸術祭期間限定グルメ&とっておきのお土産も

広い会場をじっくり巡ってお腹が空いてきたら、おいしいグルメでひと休み。「神戸六甲ミーツ・アート」会場のあちこちにある、レストランやカフェに立ち寄りましょう。「播州百日鶏」や六甲山麓の牛乳、六甲山で採れたはちみつ「やまみつ」など、近隣の食材を使った芸術祭会期中限定のメニューも登場します。

「百日鶏のつくねバーガー(ポテトチップ・スープ付)1760円」ROKKO森の音ミュージアム「森のCafé」
「百日鶏のつくねバーガー(ポテトチップ・スープ付)1760円」ROKKO森の音ミュージアム「森のCafé」
「六甲味噌キャラメルがけソフトクリーム 700円」六甲ガーデンテラスエリア「グラニットカフェ」テイクアウト
「六甲味噌キャラメルがけソフトクリーム 700円」六甲ガーデンテラスエリア「グラニットカフェ」テイクアウト

芸術祭のオフィシャルグッズもチェック。ロゴマークである山のモチーフを散りばめた、日常使いしやすいアイテムが揃います。六甲山に咲く花々からミツバチたちが集めたはちみつ「やまみつ」を使用したパイやキャンディーは、ロゴマーク入りのパッケージで。芸術祭を訪れた記念に、家族や友人へのお土産にいかがですか。

「缶バッジ」各250円、「缶マグネット 中村萌《Like a Bird》」550円、「ピンバッジ」600円/オフィシャルアートショップ ホルティ他
「缶バッジ」各250円、「缶マグネット 中村萌《Like a Bird》」550円、「ピンバッジ」600円/オフィシャルアートショップ ホルティ他
「Tシャツ 奈良美智《Untitled》」4,400円、「クリアファイル 奈良美智《Peace Head》」440円/オフィシャルアートショップ ホルティ他
「Tシャツ 奈良美智《Untitled》」4,400円、「クリアファイル 奈良美智《Peace Head》」440円/オフィシャルアートショップ ホルティ他
「やまみつパイ」651円、「やまみつレモン飴」480円/オフィシャルアートショップ ホルティ他
「やまみつパイ」651円、「やまみつレモン飴」480円/オフィシャルアートショップ ホルティ他

まだある!「神戸六甲ミーツ・アート」の楽しみ方

9月20日から土日祝には、夜間イベント「ひかりの森〜夜の芸術散歩〜」がスタートします。「六甲高山植物園」には、今年初出展の村松亮太郎/NAKED.INC.による、平和の願いを込めた参加型アートプロジェクト「DANDELION PROJECT」。また「ROKKO森の音ミュージアム」にも、鍵井靖章、髙橋匡太による映像や光のアート作品が展示されます。このほか、両施設に設置された一部の作品も光に照らし出され、昼間とはまた違った表情に。

タンポポのアートオブジェに息を吹きかけると、デジタルの綿毛が世界に飛んでいく 村松亮太郎/NAKED, INC.《DANDELION PROJECT》。
タンポポのアートオブジェに息を吹きかけると、デジタルの綿毛が世界に飛んでいく 村松亮太郎/NAKED, INC.《DANDELION PROJECT》。
夜間限定イベント「ひかりの森〜夜の芸術散歩〜」
  • 会期:2025年9月20日(土)〜11月30日(日)の土日祝17:00〜20:00
  • 会場:六甲高山植物園、ROKKO森の音ミュージアム

そして、芸術祭を訪れる人にとっておきの情報をもう一つ。関西の奥座敷とも呼ばれ、豊臣秀吉も愛した日本三古泉のひとつ「有馬温泉」は、六甲山頂から「六甲有馬ロープウェー」でわずか12分のところにあります。昼間は芸術祭を楽しみ、夜は有馬温泉に宿泊というプランはいかがですか。

昔ながらの情緒あふれる有馬温泉。褐色の名物湯「金泉」と、無色透明な「銀泉」、2つの異なる泉質を持つ湯が楽しめます。(画像提供:ピクスタ)
昔ながらの情緒あふれる有馬温泉。褐色の名物湯「金泉」と、無色透明な「銀泉」、2つの異なる泉質を持つ湯が楽しめます。(画像提供:ピクスタ)

大阪から日帰り可能!気になるアクセスとチケット情報

最後に、六甲山へのアクセスをチェック。「大阪梅田」から阪急電車で約35分の「六甲駅」で下車し、山の玄関口「六甲ケーブル下駅」までは神戸市バスで向かいます。山上に点在する各会場間はバスや徒歩で周遊が可能。

チケットについてもご紹介。全ての有料会場へ入場可能な「鑑賞パスポート」のほか、夜間イベント「ひかりの森〜夜の芸術散歩〜」もあわせて楽しめる、お得な「ナイトパス付鑑賞パスポート」もあります。各種チケットは事前にWebで購入できるほか、神戸市街地や六甲山上の窓口でも当日購入できます。

この秋、関西圏を旅するなら、ぜひ訪れたい「神戸六甲ミーツ・アート」。六甲山の自然とアートを通して、社会や世界の有り方までも見つめ直す、貴重な体験になるはずです。

【開催概要】
  • 会期/2025年8月23日(土)〜11月30日(日)
    ※六甲山サイレンスリゾートのみ8~10月の毎週月曜および11月4日(火)は休業(月曜が祝日の場合は火曜休)
  • 開場時間/10:00〜17:00
    ※一部、会場により異なります
  • 会場/ミュージアムエリア(ROKKO森の音ミュージアム・六甲高山植物園・新池)、六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅)、天覧台、兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)、六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)、トレイルエリア、みよし観音エリア、六甲ガーデンテラスエリア、風の教会エリア
問合せ
  • 神戸六甲ミーツ・アート事務局
    rma-info@rokkosan.com
    Tel:078-891-0048(10:00~19:00)
インバウンド旅行者向け「六甲山ツーリストパス」販売中
  • 【対象路線・施設】
    ・神戸市バス 16・26・106系統 《阪急電鉄 六甲駅、JR六甲道駅、阪神電鉄 御影駅》のいずれかと《六甲ケーブル 六甲ケーブル下駅》の間 往復
    ・六甲ケーブル線 六甲ケーブル下駅~六甲山上駅 往復
    ・六甲山上バス 乗降フリー

    【販売・使用について】
    ・販売期間:2026年3月31日まで
    ・販売場所:KANSAI TOURIST INFORMATION CENTER KANSAI AIRPORT(JAPANホリデーカウンター)
    ・有効期間:販売期間中の乗車日当日から連続2日間に限り有効


    【価格】
    大人券のみ 2,400円
※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索