HOME 北海道 北海道 札幌・千歳 【2024年版】北海道神宮の楽しみ方完全ガイド。参拝方法やお守り、グルメまで
【2024年版】北海道神宮の楽しみ方完全ガイド。参拝方法やお守り、グルメまで

【2024年版】北海道神宮の楽しみ方完全ガイド。参拝方法やお守り、グルメまで

更新日: 2023/12/18

北海道を代表する神社であり、道内屈指のパワースポットといわれる北海道神宮。地元の住民から観光客まで、年間を通して参拝客が訪れることはもとより、広い境内を散策して四季風景を楽しんだり、茶屋で甘味をいただきながら一休みしたりと、さまざまな楽しみ方があります。今回は、北海道神宮のご利益をいただきながらこのスポットを楽しむ方法について、また、2024年の初詣を安全にお参りするためのガイドをお届けします。

目次
  1. 北海道神宮とは
  2. 北海道神宮へのアクセス
  3. 四季折々の風景を楽しもう
  4. 人気のお守り、絵馬をゲットしよう!
  5. 3つの境内社のご利益をいただこう
  6. 参拝の後は甘味でホッと休憩しよう
  7. 2024年の初詣情報

北海道神宮とは

北海道神宮とは

北海道神宮の歴史は、1869年(明治2年)に、北海道へ開拓使が派遣されるのに伴い、明治天皇の命により東京で「北海道鎮座神祭」が開かれたのが始まりです。その際、北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ) ・少彦名神(すくなひこなのかみ)の三柱の神々(開拓三神)が鎮斎されました(「柱」は、神様を数える単位です)。その神々の御霊代が東京から函館を経て札幌に移され、1871年(明治4年)に現在の場所に社殿が建てられました。

さらに1964年(昭和39年)に明治天皇を新たにお祀りし、現在は四柱の神様をお祀りしています。1974年に謎の大火で社殿が全焼し、現在の社殿は1978年に復興されたものです。

開拓三神のうち、大国魂神は北海道の国土の神様。大那牟遅神は国土経営・開拓の神様で、商売繁盛や病気平癒のご利益があるといわれています。少彦名神は国土経営・医薬・酒造の神様で、必勝祈願や子宝のご利益があるといわれています。

北海道神宮の境内に入ると、清浄な気と神々のパワーを感じるという人も多く、初詣や人生の節目のご祈祷、朔日参りなどに訪れる人が年間を通して絶えません。

北海道神宮へのアクセス

最寄り駅は、札幌市営地下鉄東西線・円山公園駅で、徒歩15分で境内に着きます。(2023年12月29日~2024年1月3日は土日祝日ダイヤで運行)。また、円山公園駅からはJRバスを使うこともでき(円15・円16・循環西20・21)、「北海道神宮」下車徒歩約4分です。

車の場合、駐車場は西駐車場と南1条駐車場の2つがあります。駐車料金は12月31日の閉門後~1月7日の期間、整理料として一台につき500円です(2時間まで。以降1時間ごとに500円)

<駐車場利用可能時間>
1月2日~3日: 6:30〜閉門まで、1月4日~7日: 7:00〜閉門まで、通常日:9:00〜閉門まで

四季折々の風景を楽しもう

四季折々の風景を楽しもう

約18平方メートルの境内は、自然が豊かで散策にもピッタリ。観光客が数多く足を運ぶ所以です。

特に、桜の木が多く植えられているため、4月末から5月上旬はお花見スポットとして、出店なども出て大変なにぎわいになります。特に、第二鳥居から本殿へと向かう表参道の桜並木はソメイヨシノ、エゾヤマザクラが咲き誇る絶好のお花見ポイントです。

夏は、木々の緑と木洩れ日が心地よく、北海道の爽やかな夏が満喫できます。秋はイチョウやモミジなどが色付き、一段と華やかな雰囲気になるため、紅葉の名所としても知られています。さらに、冬はあたり一面が真っ白な雪に覆われ、空気も厳かに引き締まります。年間を通して、エゾリスやキタキツネなどの可愛い動物と遭遇できることもたびたびあります。

人気のお守り、絵馬をゲットしよう!

守札授与所
守札授与所

神社参拝のお楽しみといえば、おみくじ。北海道神宮のおみくじは、社殿前の守札授与所で販売されています。

おみくじは、英語、中国語の対応もあり、外国人の方も楽しんでいます。種類もオーソドックスなものから、「恋みくじ」「こどもみくじ」などのバリエーションがあります(こちらは日本語のみ)。

また、お守りの種類も豊富。交通安全や病気平癒、安産守や学業守などさまざまなご利益のあるものや、身に付けやすいストラップや根付、キーホルダー型のお守りなども人気だとか。お願い事を書いて境内に結び付ける絵馬も、干支を描いたものからキャラクターものまで豊富です。御朱印を集めている人は注目の、北海道神宮の社殿がデザインされたオリジナル御朱印帳もあります。

初詣ならではの授与品も、2023年は12月1日から破魔矢、鏑矢、熊手、絵馬を扱っており、2024年1月1日からは写真のよりそい土鈴、えと鈴、すかし彫り、一刀彫の授与もスタートとします。授与所はお正月の準備をする人でにぎわっています。

3つの境内社のご利益をいただこう

3つの境内社のご利益をいただこう

北海道神宮の境内にあるのは本殿だけではありません。3社の境内社があるのです。

その中の一つ、開拓神社は特に強力なパワースポットとして人気です。北海道を命名した松浦武四郎をはじめ、開拓に尽力した37人が祀られています。心血を注いでくれた先人の苦労を偲び、功績を永く伝えるために1938年に創建されました。仕事運や勝負運が上がるとされ、数多くの経営者などが参拝に訪れています。

また、祈願札を「御礼」「恋愛成就」「心願成就」「受験合格」「家内安全」「商売繁昌」「厄除開運」「身体健全」「病気平癒」の9種類頒布しており、初穂料300円でお札をいただき、名前と年齢を書いて納めれば、年1回の例祭の時にお焚き上げをしていただけます。

北海道にはかつて炭鉱で栄えた街が多数あります。その鉱山殉職者を慰霊する鉱霊神社は、1943年に建てられ1949年に北海道神宮に移設されました。交通安全などを祈願する人が訪れています。

そして、最後は穂多木神社。北海道経済の礎を築いた北海道拓殖銀行の功労者をまつるため、屋上に1938年に建てられ、1950年に北海道神宮境内に移設されました。ブロンズでできた2匹の狛犬があり、金運アップのご利益があるとされ人気のスポットです。

参拝の後は甘味でホッと休憩しよう

参拝の後は甘味でホッと休憩しよう

参拝や散策で疲れたら、一休みできる甘味処が2カ所あります。まずは、六花亭神宮茶屋店。北海道民のおやつ、北海道土産の定番として知られる六花亭の直営店です。

店頭には人気のお菓子が並ぶほか、カウンターの鉄板で焼かれているのは「判官さま」という神宮茶屋店限定のお菓子。そば粉が入ったお餅の中に、餡がたっぷり入っていて、焼きたては、外は香ばしく中はやわらかく、ファンが多いのも納得です。店内には腰掛けてお菓子を食べられるスペースもあります。

焼き立てで販売される「判官さま」
焼き立てで販売される「判官さま」

ちなみに、「判官さま」とは、開拓使判官として北海道神宮の開拓三神と共に札幌に渡り、現在の整然とした札幌の街づくりを計画した島義勇(しまよしたけ)のこと。本殿の前の一角に像があるので探してみては。

〈DATA〉
六花亭神宮茶屋店
営業時間:9:00〜16:00
※「判官さま」の提供は1月1日から11日まで休止

そして、2019年9月にオープンした新たな甘味処が、神宮茶屋。「北海道神宮銘菓奉献会」に所属する全道のお菓子屋さんの中から、9社の商品が4カ月ごとに入れ替わって店頭に並びます。札幌ではなかなか手に入らないレアな商品や、知らなかったお菓子が並ぶことも。

そして、2019年9月にオープンした新たな甘味処が、神宮茶屋。「北海道神宮銘菓奉献会」に所属する全道のお菓子屋さんの中から、定期的に商品が入れ替わって店頭に並びます。札幌ではなかなか手に入らないレアな商品や、知らなかったお菓子が並ぶことも。

なかでも「焼きたて福レ餅」や、オリジナルの放牧牛乳で作ったソフトクリームが人気。店内ではコーヒーも販売されており、座ってコーヒーとお菓子を楽しむことも可能です。

〈DATA〉
神宮茶屋
営業時間:9:00-16:00(LO.15:45)

2024年の初詣情報

2024年の初詣情報

例年約80万人が訪れるという、北海道随一の初詣人気スポットのため、三が日は特に混雑が予想されます。混雑が激しい時間帯には、神門内の入場制限がかかることがあります。人混みが気になる場合は、三が日を外して4日以降に参拝しましょう。

※縁起物「えと鈴」のほか、よりそい土鈴、すかし彫り、一刀彫は元旦以降の授与。その他の正月授与品(破魔矢、鏑矢、熊手、絵馬など)は12月1日より社頭にて授与。また、神札、お守り等の授与品発送可。

【正月期間の神門開閉時間】
1月1日:0:00〜19:00
1月2日・3日:6:00〜18:00
1月4日~7日:6:00〜16:00
1月8日〜31日:7:00〜16:00

Text by:みんなのことば舎
※本記事の情報は2020年12月時点に公開したものを2023年12月に更新しています。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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