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夏の北海道でドライブ、知っておきたい交通ルール【事故を起こさないために】

夏の北海道でドライブ、知っておきたい交通ルール【事故を起こさないために】

更新日: 2020/09/09

広大な北海道の旅行を楽しむためには、移動のための乗り物が必須です。しかし公共交通機関での移動は発着までの待ち時間などが必要になります。地方に行くと本数が少なく、逃すと次は数時間後なんてことも。車の移動であれば、行きたいところに自由に行けて、自分のペースで楽しめるのが魅力。一方で日本の交通ルールや北海道の道路事情を知っておかないと事故などの危険に巻き込まれることもあります。交通ルールを知り、安全運転で楽しいドライブにしましょう。

目次
  1. 日本は左側通行&右ハンドル
  2. 路側帯は走行禁止!
  3. 標識の意味は必ず確認!
  4. (1)一時停止
  5. (2)一方通行
  6. (3)車両進入禁止
  7. (4)指定方向以外進行禁止
  8. 交差点に要注意
  9. ガソリンはこまめに補給を
  10. スピードの出し過ぎと、真夏の駐車場に注意

日本は左側通行&右ハンドル

日本は左側通行&右ハンドル

右側通行の国が多い中、日本は左側車線通行を採用している数少ない国です。交差点の右折時に間違って対向車線に入ってしまうと、逆走になり大変危険なので、自分がいる車線を意識して運転しましょう。

車の運転席も進行方向にむかって右にあります。特に左折時には、自転車や歩行者の巻き込まないようにサイドミラーや後方確認が大切です。

高速道路でもうっかり進行方向とは逆の出口から出てしまわないように、きちんと方向の確認をして走行しましょう。

路側帯は走行禁止!

路側帯は走行禁止!

進行方向の左側にある白線を路側帯といいます。歩道がない道路などに設けられる、歩行者や自転車(※自転車は左側のみ通行可)の通行スペースを確保するための区分けする線です。車両は路側帯の中を通行してはいけません。

路側帯は実線と破線の2本のものや、実線2本のものなどもあり、それぞれで意味は少しずつ異なりますが、どれも車の通行は禁止されています。北海道の道路は、冬の積雪で車道が狭くなるのを避けるために、路側帯の幅を広めにとっていることも多いです。広い路側帯を車道と間違えないようにしましょう。

標識の意味は必ず確認!

道路標識を理解しないまま車を運転している外国人ドライバーの交通事故が多発しています。標識のデザインは国によって異なりますが、運転手に危険を知らせる警戒標識の多くは三角形かひし形をしており、規制や禁止は赤枠で囲まれた丸形で背景色は黄色か白、特定の行動を禁止する標識は斜線が使われています。

日本の標識も基本は同じですが、日本語で書かれていたり、日本独自の標識も多いためしっかりと覚えておきましょう。車を運転する上で重要な標識をいくつか紹介します。

(1)一時停止

(1)一時停止

標識の前もしくは標識の先の停止線で必ず一時停止をしなさいという意味です。徐行して進むのではなく、一度停止し周りを確認してから進行することを心がけましょう。

一時停止の標識で逆三角形を採用しているのは日本だけです。「止まれ」の下に「STOP」と表記が併用されているものもありますが、日本語表記がほとんどです。見慣れない看板で慌てることのないように、しっかりと覚えておきましょう。

(2)一方通行

(2)一方通行

矢印が向いている方向のみに走行できます。矢印と反対の方向からの進入および進行はできません。標識の下にある「ここから」という日本語は、「この標識がある地点から」という意味です。

(3)車両進入禁止

「車両進入禁止」の標識
「車両進入禁止」の標識

一方通行の規制がある道路の出口側に設置されています。この標識がある場所から向こうへは、車両は入ることができません。標識を無視して進入すると逆走となり、事故につながります。

車両進入禁止と似た標識で「車両通行止め」があります。こちらも進入を禁止する標識で、歩行者専用の道路や、車が入ってはいけない区域に設置されています。これらの標識がある場所には進まないように気をつけましょう。

「車両通行止め」の標識
「車両通行止め」の標識

(4)指定方向以外進行禁止

(4)指定方向以外進行禁止

矢印の方向にしか進行できない標識です。指定された方向以外に進行することはできません。道路によってさまざまな方向を指した矢印があるため、注意が必要です。

同じく矢印の標識として一方通行がありますが、これは矢印の方向に進みながら直進、左折、右折は可能です。色も矢印も似ており運転中にパッと見たとき混乱しそうになりますが、指定方向以外進行禁止は丸、一方通行は四角なので、標識の形で判別しましょう。

交差点に要注意

交差点に要注意

交差点は事故が最も多く発生する場所です。日本における交差点は、歩行者が優先で、直進してくる対向車も優先になります。ドライバーが優先すべき順は歩行者、左折車、自分の右折時に対向してくる直進車です。無理に右折しようとした車と直進車がぶつかる衝突事故が多発しています。右折時はもちろん、直進時も対向車の動きを確認しましょう。

交通量の少ない交差点では点滅信号が設置されているところがあります。赤の点滅信号は一時停止してくださいという意味です。人通りがないからといって信号を無視したり、徐行して進んだりしないようにしましょう。

黄色の点滅信号の場合は、ほかの車両や飛び出してくる歩行者に気をつけながら進んでくださいという意味です。北海道では、郊外や田舎道で点滅信号に出合うことがよくあります。覚えておきましょう。

ガソリンはこまめに補給を

ガソリンはこまめに補給を

長距離運転の際に、気にしておきたいのがガソリンの残量。まだ残っていると思っても油断は禁物です。高速道路にはサービスエリア、パーキングエリアがありますが、北海道ではガソリンスタンドを併設していないところも多く、給油可能なポイントはかなり限られるのが実情です。

特に千歳市と釧路市を結ぶ高速道路である道東自動車道は、長距離にわたりガソリンスタンドがないエリアがあることで有名です。道東自動車道ではガス欠が1年間で約100回も発生しており、高速道路に入る前に給油を促す看板が立つほどです。

また、田舎に行くと、夕方には閉店するスタンドや、ハイオクを販売していないスタンドもあります。ガス欠に気をつけ、余裕を持った給油を心がけてください。

スピードの出し過ぎと、真夏の駐車場に注意

スピードの出し過ぎと、真夏の駐車場に注意

北海道では地方に出ると、見通しの良い一本道が続く道路がたくさんあります。同じような景色が続くとスピードが出ていることを判別しづらくなるため、気づけば思った以上の速度で走っていた、ということも。スピードメーターをこまめに確認し、安定したスピードを保ちましょう。

北海道は比較的涼しい地域ですが、夏の太陽光には注意が必要です。観光地でも駐車場に屋根がないことはよくあります。炎天下の長時間駐車は、カートラブルや熱中症を引き起こす原因になることも。車の中に設置する日よけがあると、快適なドライブが楽しめますよ。

Text by:みんなのことば舎

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