人が乗れる「電動スーツケース(Airwheel , Modobag , Ride-on Suitcase, etc.)」を持っている方、そして、それを日本に持ってこようと考えている方に重大なお知らせです。日本で利用すると、警察の取り締まりにあいます。「ただの動くカバンでしょ?」という軽い気持ちが、せっかくの旅行を台無しにするかもしれません。なぜ日本で電動スーツケースを使ってはいけないのか、その理由をお伝えします。
日本の法律では「カバン」ではなく「バイク」
最大の問題は、日本の道路交通法における扱いです。多くの電動スーツケースはモーターで自走することが可能です。そのため、日本では「一般原動機付自転車(原付バイク)」と同じカテゴリーに分類されます。つまり、あなたがカバンだと思っているものは、法律上は「ナンバープレートのない整備不良のバイク」なのです。そのため、公道や歩道で利用することは日本では違法なのです。
警察が厳重に取り締まっています
「観光客だから注意だけで済むだろう」という甘い考えは通用しません。
2024年6月、大阪市内の歩道を電動スーツケースで走行していた外国籍の30代女性が、道路交通法違反(無免許運転)の疑いで検察に書類が送られました。彼女は「乗り物だとは思わなかった」と供述していましたが、警察は厳格に対処しました。
同様に東南アジアから訪れた少年が家族と電動スーツケースに乗っていたところ、警察官に制止されました。この件もメディアで大きく報じられ、日本国内での監視の目は一気に厳しくなっています。
空港も「走行禁止」が常識に
「公道がダメなら、空港の中ならいいだろう」と思うかもしれませんが、そうではありません。主要な空港(成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港など)では、安全上の理由から施設内での電動スーツケースの走行を公式に禁止しています。警備員に呼び止められるだけでなく、没収や施設からの退場を命じられる可能性もあります。

▲新千歳空港も2026年1月より禁止を発表した
空港以外の駅や施設、人が多い場所で乗ることも危険であるため、利用すべきではありません。
結論:日本に電動スーツケースは持ってこないのが正解
電動アシスト型のスーツケースや、自動追尾するスーツケースなど様々なタイプがありますが、警察や警備員は一律に電動スーツケースとして判断するでしょう。自国では大丈夫でも日本において、電動スーツケースは「便利な旅行グッズ」ではなく「法に触れる危険な車両」とみなされます。楽しい日本滞在にするために、持ち込まないようにしましょう。
※タイトル画像はAIにて作成したイメージです
副部長
LIVE JAPAN
観光庁や自治体と連携した業務に従事し、日本の魅力を世界へ届けるため国内を飛び回る。国宝「迎賓館赤坂離宮」での和食イベント総合プロデュースや、東京都オリンピック・パラリンピック準備局のセミナー講演など、多彩な実績を持つ。 過去の経験から、大規模災害時に滞在中の外国人旅行者に多言語で情報を提供する仕組みを構築。Japan Institute of Information Technologyから「IT関連の実務家として卓越している人材」として認定されている。 趣味は温泉巡りや街歩き、お酒を楽しむこと。「1%にこだわる」を理念に、サービス全体を統括する立場から価値あるサービスの創出に努めている。
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