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この場所知ってる?北海道だから見られるノスタルジックな歴史的建築物12選

この場所知ってる?北海道だから見られるノスタルジックな歴史的建築物12選

公開日: 2022/01/18

北海道は、今から約150年前に本格的に開拓が始まりました。日本の中では北海道は歴史の浅い地域ですが、北海道を旅行すると、西洋風の歴史ある建物を多く見かけます。北海道の自然環境はとても厳しく、木造建築では寒さや雪の重さに耐えることが困難です。西洋文化の流入が激しかった当時において、洋風の建築様式を選んだことは、必然の結果だったのでしょう。

こうした歴史的建造物に注目することで北海道の新たな魅力が発見できます。今回は開拓当時の雰囲気を今に伝える、ノスタルジックな建築物を紹介します。

※新型コロナウイルスなどの影響により営業時間・定休日は変更されることがあります。お出かけの際は電話などで各店舗にご確認ください。

目次
  1. 1.100年以上にわたり時を知らせ続ける「札幌市時計台」(札幌)
  2. 2.美しい四季に彩られる市民憩いの場「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」(札幌)
  3. 3.歴代天皇家が宿泊した格調高い洋館「豊平館」(札幌)
  4. 4.札幌最古の薬店「秋野総本店薬局」(札幌)
  5. 5.歴史とロマンの散歩道「小樽運河」(小樽)
  6. 6.小樽の繁栄を今に伝える「旧三井銀行小樽支店」(小樽)
  7. 7.かつては大豆倉庫として活用「旧高橋倉庫」(小樽)
  8. 8.港の繁栄を今に伝える「函館・赤レンガ倉庫群」(函館)
  9. 9.“ガンガン寺”と呼ばれ親しまれる「函館ハリストス正教会」(函館)
  10. 10.重厚なレンガ造りで大火を逃れる「市立函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)」(函館)
  11. 11.住民有志と豪商の支援で建設 函館市重要文化財「旧函館区公会堂」(函館)
  12. 12.囚人たちも恐れた極寒の監獄「網走刑務所」(網走)
  13. 北海道で「エキゾチックジャパン」を探そう

1.100年以上にわたり時を知らせ続ける「札幌市時計台」(札幌)

1.100年以上にわたり時を知らせ続ける「札幌市時計台」(札幌)
札幌市のランドマーク的存在(写真提供:一般社団法人札幌観光協会)

JR札幌駅から徒歩約8分、地下鉄・大通駅から徒歩約5分の場所にある「札幌市時計台」は、札幌を代表する観光地です。北海道大学の前身となる札幌農学校の演武場として1876年に開校しました。JR札幌駅や地下鉄大通駅からのアクセスが良く、たくさんの観光客が訪れています。

市民から「時計台」の愛称で親しまれていますが、完成当時は時計が設置されていませんでした。演武場の完成式に出席した開拓長官の指示で設置が決定し、1881年に時計塔を造り直して現在の姿になったといわれています。

春から初夏にかけてはライラックが美しく咲き誇る(画像素材:PIXTA)

館内1階は、札幌農学校時代の資料、2階は時計台の歴史が展示され、英語・中国語・韓国語の説明が添えられています。また、札幌市観光協会のホームページでは、市内の主要な観光施設を、英語・韓国語・中国語・タイ語・インドネシア語で紹介していますので、こちらもご利用ください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/館内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い
※新型コロナウイルスなどの影響により開館時間・休館日は変更されることがあります。

2.美しい四季に彩られる市民憩いの場「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」(札幌)

2.美しい四季に彩られる市民憩いの場「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」(札幌)
約250万個のレンガが使われている(写真提供:一般社団法人札幌観光協会)

札幌駅から徒歩約8分の場所にある「北海道庁旧本庁舎」は、赤れんが庁舎の愛称で親しまれています。1888年に完成したアメリカ風ネオ・バロック様式の建築で、新庁舎ができるまで約80年に渡って道政を担ってきました。

敷地内の庭園は「都会のオアシス」といった趣。春は桜、初夏から夏にかけてハマナスやライラック、秋には紅葉、冬は雪景色など、四季折々に美しい姿を見せてくれます。観光客だけでなく、キャンバスを広げて赤れんが庁舎を描く人や、ベンチに座ってランチを食べる人がいるなど、思い思いのひとときを過ごしています。

歴史を感じる西洋風の館内(写真提供:一般社団法人札幌観光協会)

赤れんが庁舎の館内には北海道の歴史に関する資料が展示されており、無料で見学できますが、2019年10月1日(火)から2022年度までリニューアルのため休館中です。

3.歴代天皇家が宿泊した格調高い洋館「豊平館」(札幌)

3.歴代天皇家が宿泊した格調高い洋館「豊平館」(札幌)
白い外壁と淡いブルーのコントラストが美しい(写真提供:一般社団法人札幌観光協会)

地下鉄・中島公園駅から徒歩約5分の場所にある「豊平館(ほうへいかん)」は、開拓使直営のホテルとして1880年に現在の札幌市中心部に建築されました。現存する日本最古の木造ホテルで、明治・大正・昭和にわたって3代の天皇家が宿泊した由緒正しい建築物です。

開拓使が廃止された後も、札幌県(現在の札幌市)や宮内庁などに所属を変えながらホテルや宴会場として利用され、その後、公会堂に転用されました。1958年にすすきのエリアに近い中島公園内に移築され、2011年まで市営結婚式場として利用されました。これまで2万組以上が豊平館で挙式をあげています。

高級感漂う調度品が品格の高さを感じさせる(写真提供:一般社団法人札幌観光協会)

建物はアメリカ風様式を基調としながら、ヨーロッパ風のバルコニーや、天井に紅葉や牡丹などの和風のデザインを取り入れ、日本と外国の様式美が融合しています。皇室ゆかりの展示も多く、気品と格調の高さを感じます。館内には落ち着いた雰囲気の喫茶コーナーもあります。優雅な気分で極上の一杯を味わってみてはいかがですか。

展示物の説明は日本語のみですが、英語・中国語・韓国語のリーフレットを用意しています。また、豊平館の公式ホームページが英語対応となっていますので、スマホやタブレットを片手に観覧してください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/館内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い

※新型コロナウイルスなどの影響により開館時間・休館日は変更されることがあります。

4.札幌最古の薬店「秋野総本店薬局」(札幌)

4.札幌最古の薬店「秋野総本店薬局」(札幌)
そこだけ時間が止まっている錯覚に陥る(筆者撮影)

地下鉄・大通駅から徒歩1分の場所にある「秋野総本店薬局」は、1872年に創業された札幌最古の薬店です。現在の建物は1901年に竣工されました。二方向に勾配を付け三角形を形取った切妻屋根の土蔵造りが特徴的で、重厚な石蔵が風格を感じさせます。大通公園や狸小路商店街などショッピングエリアに近いので、近くを通った際は立ち寄ってみてください。なお、秋野総本店薬局は観光施設ではありませんので、英語の表記はありません。観光目的の入店はお断りしていますので、営業の妨げにならないよう配慮して外から観覧してください。

  • 秋野総本店薬局
    • 住所 〒060-0061北海道札幌市中央区南1条西1丁目12番地

5.歴史とロマンの散歩道「小樽運河」(小樽)

5.歴史とロマンの散歩道「小樽運河」(小樽)
写真提供: 一般社団法人 小樽観光協会

JR小樽駅から徒歩約10分、「小樽運河」は、小樽港からの運搬作業を効率的にする目的で、1923年に完成しました。岸壁が整備され、一時は埋め立てが計画されましたが、観光資源として価値が見いだされ、現在は散策路や街園が整備されています。散策路にサイコロ状の御影石がイチョウ模様に埋め込まれ、4か所のポケットスペースには、小樽の歴史を題材にしたレリーフがはめ込まれているなど、細かな細工が目を楽しませてくれます。

浅草橋街園は小樽運河一番の撮影スポット(写真提供:一般社団法人 小樽観光協会)

夕暮れには63基のガス灯がともり、石造倉庫群もライトアップされてとても幻想的。かつて北海道経済の中心だった小樽に思いをはせ、散策してください。小樽運河の歴史などは、英語・ロシア語・中国語・韓国語で記載されていますので、立ち寄った際は一読してください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策
小樽運河では特に実施していませんが、運河近くの各店舗で感染症対策が実施されています。

6.小樽の繁栄を今に伝える「旧三井銀行小樽支店」(小樽)

6.小樽の繁栄を今に伝える「旧三井銀行小樽支店」(小樽)
重厚なヨーロッパ風のデザインが目を引く(写真提供:小樽市産業港湾部観光振興室)

かつて小樽は「東京以北随一の経済都市」と呼ばれ、最盛期にはたくさんの金融機関が集まっていました。市内には銀行だった重厚な建物が残され、小樽の繁栄を今に伝えています。JR小樽駅から徒歩10分の場所にある「旧三井銀行小樽支店」もそのひとつです。1880年に開業し、2002年に撤退するまで営業が続けられていました。

花崗岩を積み上げたルネサンス様式の外観や、ギリシア・ローマ風のデザインを取り入れた装飾、回廊をめぐる吹き抜けなど、本店さながらの豪華な作りになっています。2016年より「小樽芸術村」のひとつとして利用されていますが、リニューアルにあたり、金庫室や照明器具など細部にわたって建設当時の雰囲気が残されています。旧三井銀行小樽支店の歴史などは、案内板に英語・ロシア語・中国語・韓国語で記載されていますので、立ち寄った際は一読してください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策(小樽芸術村共通)
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/館内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い

  • 小樽芸術村 旧三井銀行小樽支店
    • 住所 〒047-0031小樽市色内1丁目3−1
    • 電話 0134-31-1033
    • 開館時間:[5~10月]9:30〜17:00 [11~4月]10:00~16:00
      料金:一般500円 学生300円 高校生200円
      休館日:[5~10月]無休、[11~4月]毎週水曜(祝日の場合その翌日)、年末年始、臨時休館、休日変更あり
      ※新型コロナウイルスなどの影響により開館時間・休館日は変更されることがあります。

7.かつては大豆倉庫として活用「旧高橋倉庫」(小樽)

7.かつては大豆倉庫として活用「旧高橋倉庫」(小樽)
クイーンポストトラス(対束小屋組)が目を引く(写真提供:小樽芸術村)

JR小樽駅から徒歩約10分の場所にある「旧高橋倉庫」は、1923年に大豆を収める倉庫として建てられました。クイーンポストトラス(対束小屋組)と呼ばれる洋風構造が特徴的です。現在は小樽芸術村のステンドグラス美術館としてリニューアルされています。旧高島倉庫の歴史などは、案内板に英語・ロシア語・中国語・韓国語で記載されていますので、立ち寄った際は一読してください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策(小樽芸術村共通)
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/館内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い

  • 小樽芸術村 ステンドグラス美術館
    • 住所 〒047-0031 小樽市色内1丁目2-17
    • 電話 0134-31-1033
    • 開館時間:[5~10月] 9:30〜17:00 [11~4月] 10:00~16:00 ※入場は閉館30分前まで
      料金:似鳥美術館 ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)一般700円 学生500円 高校生400円
      休館日:[5~10月] 無休 [11~4月] 毎週水曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
      ※新型コロナウイルスなどの影響により開館時間・休館日は変更されることがあります。

8.港の繁栄を今に伝える「函館・赤レンガ倉庫群」(函館)

8.港の繁栄を今に伝える「函館・赤レンガ倉庫群」(函館)
潮の香り漂う金森赤レンガ倉庫群(写真提供:函館市公式観光情報 はこぶら)

北海道の南部にある函館市。その函館市電・十字街電停から徒歩約5分の場所にある「金森赤レンガ倉庫」は、金森倉庫の創業者、渡邉熊四郎が1887年に不要になった倉庫建物や地所を買い取り、倉庫業を始めたことが起源です。当時は海運隆盛の動きが活発で預かり貨物量が増大しており、渡邉は倉庫を増築し、営業規模を拡張していきました。

冬の夜はライトアップで幻想的な雰囲気に(画像素材:PIXTA)

1980年代に入ると、輸送形態の変化や北洋漁業縮小などにより倉庫業は勢いを失っていきますが、風格のある赤レンガの倉庫群は函館の歴史を物語る建築物として注目され、1988年に「金森赤煉瓦倉庫」から商業施設の「金森赤レンガ倉庫」に生まれ変わりました。「BAY HAKODATE」、「金森洋物館」、「函館ヒストリープラザ」の3つに分かれ、レストランやショップなどが入店しています。

函館市公式観光情報のホームページ「はこぶら」では函館の観光施設を、英語・繁体語・筒体語・タイ語・インドネシア語で紹介しています。スマホやタブレットを片手にショッピングや食事を楽しんでください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/館内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い

※新型コロナウイルスなどの影響により開館時間・休館日は変更されることがあります。

9.“ガンガン寺”と呼ばれ親しまれる「函館ハリストス正教会」(函館)

9.“ガンガン寺”と呼ばれ親しまれる「函館ハリストス正教会」(函館)
函館の街を見守るハリストス正教会(写真提供:函館市公式観光情報 はこぶら)

市電 ・十字街電停から徒歩約10分の場所にある「函館ハリストス正教会」は、1860年に領事館付属聖堂として建設されました。最初の聖堂は1907年に起きた函館大火で焼失しましたが、1916年に2代目となる現聖堂が再建され現在に至ります。

レンガ造りの建物の壁は白色の漆喰で仕上げられ、屋根は緑色の銅板で作られています。屋上には冠型をしたクーポル(ドーム状の小塔)が6つあり、それぞれに備えられた十字架が函館の街を見守っています。お祈りの初めと終わりに鐘を鳴らすことから、市民に「ガンガン寺」と呼ばれ、日本の音風景100選にも認定されています。

函館市公式観光情報のホームページ「はこぶら」では英語・繁体語・筒体語・タイ語・インドネシア語で函館の観光施設を紹介しています。スマホやタブレットを片手に観覧してください。

※保存修理工事のため、2020年12月末から2022年12月中旬まで拝観ができません。

  • 函館ハリストス正教会
    • 住所 〒040-0054 北海道函館市元町3−13

10.重厚なレンガ造りで大火を逃れる「市立函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)」(函館)

10.重厚なレンガ造りで大火を逃れる「市立函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)」(函館)
「明治時代の函館のハイカラ文化」が展示のテーマ(写真提供:函館市公式観光情報 はこぶら)

函館市電 ・末広町電停から徒歩約1分の場所にある「金森洋物店」は、1880年に開業し、外国製の小間物、雑貨品を販売していました。1907年に発生した函館大火で周囲の店舗が焼失する中、燃えにくいレンガづくりの金森洋物店は難を逃れました。洋物店としての役割を終えたあとは、旧金森洋物店「市立函館博物館郷土資料館」として開館。1998年に老朽化に伴う復元工事が行われ、2000年10月に「市立函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)」としてリニューアルオープンしました。

「明治時代の函館のハイカラ文化」をテーマに歴史的貴重品が展示されており、1階は商場、帳場の様子を一部再現。1892年に創業者が欧米漫遊旅行時に購入したスイス製のからくりオルゴールも展示され、録音された音色が館内に流れています。2階には、金森洋物店の繁栄を紹介したジオラマや、当時の写真のパネル、ロウ管式蓄音機などが展示されています。

展示物に外国語の表記は少ないですが、函館市公式観光情報のホームページ「はこぶら」で英語・繁体語・筒体語・タイ語・インドネシア語で函館の観光施設を紹介しています。スマホやタブレットを片手に観覧してください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/館内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い

  • 市立函館博物館 郷土資料館(旧金森洋物店)
    • 住所 〒040-0053  函館市末広町19番15号
    • 電話 0138-23-3095
    • 営業時間:[4月~10月]9:00~16:30 [11月~3月]9:00~16:00
      料金:一般100円 学生・生徒・児童50円
      休館日:月曜日・毎月最終金曜日、祝日(ゴールデンウィーク期間中、11/3は除く)、年末年始(12月29日~1月3日)
      ※新型コロナウイルスなどの影響により開館時間・休館日は変更されることがあります。

11.住民有志と豪商の支援で建設 函館市重要文化財「旧函館区公会堂」(函館)

11.住民有志と豪商の支援で建設 函館市重要文化財「旧函館区公会堂」(函館)
艶やかな色合いが人目を惹く(写真提供:函館市公式観光情報 はこぶら)
時代の変遷をリアルタイムで感じることができる(写真提供:函館市公式観光情報 はこぶら)

函館市電・末広町電停から徒歩約7分、函館バス・公会堂前から徒歩約3分の場所にある「旧函館区公会堂」は、1910年9月に竣工されました。1907年8月に発生した函館大火で町会所・商業会議所を焼失したため、住民有志は「公会堂建設協議会」を発足し、再建のために寄付金を募りました。しかし大火後による影響を受けて建設費用は思ったように集まりません。そこで住民たちは、当時の豪商、相馬哲平に相談。資金提供を受けて函館区公会堂が完成しました。演奏会や展示会の会場など広く市民に利用され、これまで天皇家も宿泊しています。

洋風建築の建物には、華やかな雰囲気の家具や調度品を展示しているほか、「函館ハイカラ衣裳館」を併設。開館当時の衣裳を着用して館内を周遊したり、撮影したりすることができます。正門の前にロシア語の説明があるほか、函館市公式観光情報のホームページ「はこぶら」では英語・繁体語・筒体語・タイ語・インドネシア語で函館の観光施設を紹介しています。スマホやタブレットを片手に観覧してください。

●実施中の新型コロナウイルス感染症対策
館内や設備等の消毒・除菌・洗浄/除菌・消毒液の設置/館内換気の実施/スタッフのマスク着用・手洗い・消毒・うがい・検温の実施/お客様へのマスク着用のお願い

※新型コロナウイルスなどの影響により開館時間・休館日は変更されることがあります。

12.囚人たちも恐れた極寒の監獄「網走刑務所」(網走)

12.囚人たちも恐れた極寒の監獄「網走刑務所」(網走)
日本最北端の刑務所(筆者撮影)

北海道の東部・網走市にある「網走刑務所」は、1890年に開設された日本最北の刑務所です。網走刑務所前バス停から徒歩約5分でアクセスできます。当時は「日本で最も近代的な刑務所」と呼ばれ、西洋の建築様式が取り入れられました。札幌へ向かう中央道路の開削工事を行う目的で、釧路集治監から網走に1,392人の囚人が集められました。うち3割以上が無期懲役、ほかの囚人も刑期12年以上の重罪人でした。

わずか1年間で、網走から北見峠まで約160kmが開通しましたが、過酷な労働条件による怪我や栄養失調が続出し、200人以上の死者を出したと記録されています。1983年に全面改築工事が行われ、往時を偲ぶものは次々と姿を消しましたが、長い歴史を刻み込んだ赤レンガの壁だけは今も残されています。法務省管轄の刑務所ですので入館はできません。観光用の説明看板などもありませんが、網走市観光協会のホームページ(英語・・繁体字・簡体字に対応)で詳細を紹介しています。

北海道で「エキゾチックジャパン」を探そう

北海道に点在する西洋的な建物には、日本的な工夫が取り入れられています。それらは観光地だけでなく、地方の駅舎や民家、倉庫など、さまざまな場所で見かけることができます。ぜひ、あなただけの異国情緒を感じられる「エキゾチックジャパン」を見つけてください。

Text by:Masakazu
※本記事の情報は2021年12月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

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