古くから北海道有数の港湾都市として発展してきた小樽は、北海道の中でも歴史の香りを感じさせる街として、毎年多くの観光客が訪れています。なかでも小樽運河周辺に100年以上前に建てられた歴史的な建造物が数多く残り、ノスタルジックな雰囲気の中で散策が楽しめる観光スポットが目白押し。今回は、その中でも特に足を運びたい観光スポットをまとめて紹介します。
1.小樽最大の観光名所「小樽運河」
北海道有数の観光スポットである小樽で、定番中の定番といえる見どころがこちらの「小樽運河」。かつては北海道の物流の拠点として、小樽は札幌を凌ぐほどの人口を誇っていました。当時は大きな船から艀(はしけ)という小舟を使って荷揚げをしていましたが、港の物流量の増加に伴い艀が接岸する距離を長くするために作られたのが、この小樽運河です。やがて小樽港に埠頭が整備され、その役目を終えた運河の一部は埋め立てられてしまいましたが、現在は運河のほとりにガス灯と散策路が整備され、市民や観光客の憩いの場となっています。
穏やかに流れる運河とレトロな倉庫群を眺めながら、石畳が敷かれた散策路を歩いていると、ロマンティックな気分が味わえます。散策路に設置された63基のガス灯が灯る夜の運河も必見。昼夜や季節を問わず美しい景色を楽しめる名所です。また毎年2月に行われる、10数万本のキャンドルが雪景色の街を彩る「小樽雪あかりの路(みち)」というイベントの会場の一つになっており、期間中はろうそくが灯された多くのガラス玉が水面を幻想的に映し出します。運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のままレストランなどに利用されているので、ランチやディナーで立ち寄ってみるのもいいでしょう。
アクセス:JR小樽駅から徒歩8分
2.華やかな時代を彩った建築に芸術品がいっぱい!「小樽芸術村」
小樽市内にある20世紀初頭の歴史的建造物は現在、さまざまな形で観光資源として活用されています。臨港線を挟んで小樽運河の向かいにある「小樽芸術村」は、そんな施設のひとつ。かつて道内最多の20もの銀行が集まり、北海道経済の中心だった「北のウォール街」と呼ばれた頃に建築された4棟の歴史的建造物を活用しています。
写真の旧北海道拓殖銀行小樽支店は現在「似鳥美術館」として、日本画や洋画、木彫などを展示しています。また、地階はアールヌーヴォーとアールデコのグラスギャラリーになっています。
「ステンドグラス美術館」は前面を小樽運河に面し、周辺の歴史的景観を形成している建物のひとつである旧高橋倉庫を改装。19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスの教会で実際に使われていたステンドグラスが展示されています。その美しく荘厳な光景は見る者を魅了。時が経つのを思わず忘れてしまいます。
「旧三井銀行小樽支店」では、貸金庫室や会議室など当時の銀行の姿をそのまま展示。石膏飾りが美しい吹き抜けでは、北海道の四季をテーマにしたプロジェクションマッピングの上映も楽しめます。
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小樽芸術村
- 住所 〒047-0031 北海道小樽市色内1-3-1
- 電話 0134-31-1033
料金:入館1500円
時間:9:30~17:00(11~4月は10:00~16:00)入場は閉館30分前まで
休み:無休、11~4月は水曜(祝日の場合は営業、翌日休み)、臨時休館あり
アクセス:JR小樽駅から徒歩10分
3.グルメから雑貨まで何でも揃う買い物スポット「堺町通り」
旅行の楽しみといえば、やっぱりグルメとショッピング。そのどちらも楽しめるのが、小樽運河に並行する臨港線から1本内陸側にある「堺町通り」です。「日本銀行旧小樽支店」などがある北のウォール街方面からメルヘン交差点まで一方通行となる約900メートルの通りの両脇には、古い商家や洋館を利用したさまざまな店舗がずらりと建ち並びます。小樽運河から程近いこともあり、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
通りには「北一硝子」「大正硝子館」など、小樽を代表するガラス工芸品の店が軒を連ねます。ほかにも「小樽オルゴール堂」などの多数の雑貨店が集まっているので、じっくり商品を眺めながらお土産探しができます。寿司屋や海鮮丼の名店も多いので、ランチのお店を探すのにも最適。また「六花亭」「北菓楼」「ルタオ」などの有名洋菓子店も集まっているので、スイーツの食べ歩きをするのもいいでしょう。ほとんどの店が夕方には閉店となるので、明るいうちに足を運ぶのがおすすめです。
アクセス:JR小樽駅から徒歩12分
4.製造場見学と試飲もできる造り酒屋「田中酒造 亀甲蔵」
歴史的建造物やガラス工芸品など、欧米の影響を感じさせる小樽ですが、古くからの日本の歴史を伝えるスポットもあります。そのひとつが、1899年創業の造り酒屋「田中酒造」です。小樽の地酒として長年愛されている「宝川」を始め、梅酒や甘酒、本みりんまでさまざまな酒類を製造。小樽の冷涼な気候を生かして1年を通じて酒造りを行なっているので、「田中酒造 亀甲蔵」では、製造場の見学がいつでも可能です。
「田中酒造 亀甲蔵」は1905年頃に建てられた石倉倉庫群で、小樽市の歴史的建造物に指定されています。所要時間15~30分の製造場見学では、杜氏の櫂入れなどの工程を間近に見ることが可能。見学後は、天狗山の伏流水と道産米とで丁寧に造られた、しぼりたての生原酒など約10種類の日本酒やリキュールの試飲が無料で楽しめます。お酒が飲めない人には酒まんじゅうや酒粕せんべい、黒豆茶なども販売されているのでご安心を。
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田中酒造 亀甲蔵
- 住所 〒047-0016 北海道小樽市信香町2-2
- 電話 0134-21-2390
料金:入場無料
時間:9:00~18:00(見学は9:00~17:30)
休み:無休
アクセス:JR南小樽駅から徒歩5分
5.キレイな街は遠くから眺めてもキレイ「小樽天狗山ロープウェイ」
歴史的建造物が織り成すさまざまな美しい景観を、散策しながら楽しめる小樽。この海沿いの美しい街と日本海を一望できるビュースポットが、小樽ICから車で約15分ほどの天狗山です。その山麓から山頂までの全長735メートルを所要時間約4分で移動できるのが「小樽天狗山ロープウェイ」。山頂からは遠く積丹半島までも見渡すことができます。
青い海が広がる爽やかな昼間の眺望もオススメですが、夜景も見逃せません。小樽の夜景は「北海道三大夜景」のひとつにも数えられており、まるで宝石を散りばめたようなその光景は、小樽に来たからにはぜひとも目に焼き付けたい絶景です。また、山頂には展望台のほかにも、鼻をなでると願いが叶うという「鼻なで天狗さん」や、シマリスと間近にふれあえる「シマリス公園」などもあるので、市外の散策とはひと味違った小樽を楽しむことができますよ。
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小樽天狗山ロープウェイ
- 住所 〒047-0023 北海道小樽市最上2-16-15
- 電話 0134-33-7381
料金:ロープウェイ往復1200円
時間:9:00~21:00(季節により変動あり)
休み:4月、11月に運休日あり
アクセス:JR小樽駅から車で18分
ほかにも見どころたくさん!小樽の観光スポット18選を一挙紹介
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住所
047-0027 北海道小樽市堺町5-27
地図をみる -
最寄駅
南小樽 駅 (函館本線)
徒歩10分
- 電話 0134-33-1717
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住所
047-0027 北海道小樽市堺町5-27
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住所
047-0031 北海道小樽市色内1丁目11-16
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最寄駅
小樽 駅 (函館本線)
徒歩10分
- 電話 0134-21-1111
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住所
047-0031 北海道小樽市色内1丁目11-16
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住所
047-0041 北海道小樽市手宮1丁目3-6
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最寄駅
小樽 駅 (函館本線)
- 電話 0134-33-2523
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住所
047-0041 北海道小樽市手宮1丁目3-6
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住所
047-0031 北海道小樽市色内2丁目1-20
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最寄駅
小樽 駅 (函館本線)
徒歩10分
- 電話 0134-22-1258
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住所
047-0031 北海道小樽市色内2丁目1-20
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住所
047-0015 北海道小樽市住吉町4-1
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最寄駅
南小樽 駅 (函館本線)
- 電話 0134-22-1108
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住所
047-0015 北海道小樽市住吉町4-1
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住所
047-0027 北海道小樽市堺町1-20
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最寄駅
小樽 駅 (函館本線)
徒歩15分
- 電話 0134-23-6505
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住所
047-0027 北海道小樽市堺町1-20
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