年末年始は、日本人にとってホリデーシーズン。カウントダウンに初日の出、初詣など、北海道のおすすめの体験やイベントをご紹介します。
日本における年末年始とは?
日本では、12月31日を「大みそか」、1月1日を「元日」、1月1日〜3日の3日間を「三が日」といいます。その期間はほとんどの会社や学校が休みになり、多くの人が家族や恋人、友人といつもとは違う特別な日々を過ごします。北海道でも例年、大みそかにはカウントダウンイベント、元旦には初日の出を見るイベントやお正月ならではのお祭り、神社での初詣など、たくさんの催しが行われています。
1.ルスツリゾートで盛大に1年のフィナーレを祝う
ルスツリゾートでは毎年大みそかに、「大みそか花火大会&たいまつ滑走」というイベントが行われます。スキーヤーだけが参加できる「たいまつ滑走」は特に必見です。たいまつを片手にスキーヤーが列をなして滑る様子は、たいまつの灯が暗闇に浮かびとても幻想的です。
スクールインストラクターによるハイレベルなフォーメーション滑走を見ることができます。さらにイベントの最後には、音楽に合わせて1,200発の花火が打ち上がります。花火と音楽で、2023年のフィナーレを盛大に祝いましょう!
【大みそか花火大会&たいまつ滑走 2024年開催情報】
日時:12月31日20:00〜
入場料:無料
たいまつ滑走参加者:800円 (税込) ※当日17:00までに事前予約が必要です。
たいまつ滑走の予約・お問い合わせは、0136-46-3280(ルスツリゾート スキー&スノーボードスクール)
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住所
048-1711 北海道 虻田郡留寿都村泉川133
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最寄駅
比羅夫 駅 (函館本線)
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住所
048-1711 北海道 虻田郡留寿都村泉川133
2.上富良野町の迫力ある「北の大文字」で新年を迎える
「北の大文字」は上富良野町の日の出ラベンダー公園で年越しに行われるイベントです。日の出ラベンダー公園へは、JR上富良野駅から徒歩15分で到着します。
このイベントは大正15年の十勝岳噴火による被害を偲ぶとともに、地域の安全と活性化を祈るイベント。年が明ける直前には、大文字に点火をする“点火人(てんかびと)”の出発式が行われます。また、毎年太鼓の演奏も行われます。
新年を迎えると、漢字の「大」の文字上に配置された鉄杭約300本に、上富良野神社から採火した御神火を灯します。この大文字は縦70メートル、横50メートルありとても迫力があります。
大文字に火が灯ったら、花火の打ち上げがはじまります。神聖な大文字の炎と色とりどりの花火のコラボレーションは、壮大な1年の幕開けとなるでしょう。
【北の大文字】日時:2024年12月31日 23:15開場~0:15
お問い合わせ: 0167-45-2191(上富良野町商工会)
※詳しくはイベントのホームページをご確認ください。
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北の大文字
- 住所 〒071-0521 北海道空知郡上富良野町東線北27号
3.初詣で冷えたら体の芯まで温まる札幌ラーメンを食べる
冬の北海道でぜひ食べたいのが温かいラーメンです。初詣に行ったり観光地を巡ったりして冷えきった体を温めるにはぴったりの料理です。特にみそラーメン発祥の地でもある札幌では、観光時の定番グルメとして多くの観光客に親しまれています。年末年始も営業しているお店もあるので、大みそかや元日にも食べることができます。
札幌ラーメンは、濃厚なみそ味のスープと、スープがよく絡み食べ応えのある中太縮れ麺が一般的です。店ごとにスープや麺にこだわりがあるので、食べ比べして自分好みの一杯を見つけてみましょう。
4.星野リゾート トマムの氷の街「アイスヴィレッジ」でカウントダウン!
北海道最大級の滞在型スノーリゾート「星野リゾート トマム」には、冬季の夜限定で「アイスヴィレッジ」が現れます。氷でできたドームが立ち並ぶ氷の街の中でさまざまな体験ができます。
2024年は氷の街の憩いの場「氷の広場」と、新しいシンボル「氷の気温塔」が登場。面白い食感のフードメニューやカクテルが揃う「氷のパーラー」、スープも具材も冷たい「氷のラーメン」や氷のフローズンカクテル、氷や雪をテーマにしたグッズを取りそろえた雑貨屋などが登場します。
また、2025年1月20日(月)〜2月28日(金)(予定)は、客室から露天風呂まですべてが氷でできた「氷のホテル」がオープン!1日1組限定で宿泊体験ができます。
【アイスヴィレッジ2024-2025開催情報】
開催期間:2024年12月10日(火)~2025年3月14日(金)(予定)
入場料:小学生以上600円(税込)※トマムザ・タワー、リゾナーレトマム宿泊客は無料
開催場所:星野リゾート トマム エリア内
開催時間:17:00〜22:00(最終入場21:30)
※天候により、期間や内容が変更になる場合があります
※各ドームや体験は順次開始予定です
※各ドームの利用には人数制限を設ける場合があります
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星野リゾート トマム アイスヴィレッジ
- 住所 〒079-2204 北海道勇払郡占冠村中トマム
- 電話 0167-58-1111
5.大みそかや三が日は 「札幌二条市場」で海の幸を堪能
札幌市民の台所として親しまれている「札幌二条市場」は、新鮮な魚介類が道内各地から集まる活気あふれる市場で、年末年始も買い物ができるスポットです。年末年始は、正月料理の食材を買い求める地元民や、海鮮丼などのグルメを楽しむ観光客などで賑わいます(年末年始の営業は、店舗により異なります)。
年末年始においしい海の幸が食べたくなったら札幌二条市場がおすすめです。
6.絶景名所「襟裳岬」で初日の出を見る
襟裳岬は、北海道の背骨とも呼ばれる日高山脈の最南端にあります。国指定文化財名勝“ピリカ・ノカ”(アイヌ語で「美しい・形」)として保護されている景勝地で、高さ約60メートルの断崖に立つ屋外展望台からは太平洋を一望できます。
元日には水平線から昇る美しい初日の出を見るため、多くの人が訪れます。襟裳岬は、風速10メートル以上の風が吹く日が年間260日以上もある、日本屈指の強風地帯なので、初日の出を見る時には風を通さない温かい服装がベストです。冬期は休業している「風の館」ですが、元旦は「初日の出」を屋内から見られるよう臨時開館しています。(初日の出予想時刻/6:55頃 風の館開館 5:00~8:00、入館料:大人・大学生300円 小・中・高校生200円)
初日の出が見られる早朝の時間帯は、公共交通機関が利用できませんので、襟裳岬へは車で向かいましょう。JR様似駅からだと約40分で到着します
7.元日や三が日は「北海道神宮」で初詣
北海道神宮は、北海道総鎮守として開拓期から北海道の人々に崇敬されている神社です。現在は、北海道の開拓・発展の守護神である三柱の神々と明治天皇の合わせて四柱が祀られています(「柱」は神様の数え方です)。
北海道神宮は、初詣の定番スポットでもあります。元日は午前0時に開門し、多くの参拝者で賑わいます。敷地内の授与所では、縁起物とされている破魔矢や熊手、干支をモチーフにした鈴などがお正月限定で販売されているので、初詣で訪れた際にはぜひチェックしましょう。
参拝に訪れる際は、大変な混雑が予想されるため、人混みが気になる方は三が日を過ぎてからがおすすめです。
【北海道神宮 正月期間の神門開閉時間(例年)】
元旦:0:00〜19:00
1月2日〜1月3日:6:00〜18:00
1月4日〜1月7日:6:00〜16:00
1月8日〜1月31日:7:00〜16:00
※車の場合、12月31日18:00〜2025年1月7日(火)は2時間で500円の駐車料金が発生します。
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北海道神宮
- 住所 〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘474
- 電話 011-611-0261
8.登別伊達時代村「新春江戸まつり」に参加する
登別の人気テーマパーク「登別伊達時代村」では、毎年1月1日〜3日に「新春江戸まつり」が開催されます。江戸時代の街並みを再現した村内で、日本の昔ながらのお正月を楽しむことができます。
入場ゲートの大手門付近では「振る舞い酒」が行われ、お神酒が無料で提供されます。子どもや車を運転する方など、お酒が飲めない方々のために、温かい甘酒も用意されています(お神酒と甘酒は数量限定です)。村内にある白萩堂では「投扇興」というお座敷遊びが体験できます。これは、台の上に置かれた的をめがけて扇子を投げ、点数を競う遊びです。家族や友人と対戦して楽しんでくださいね。
また、村内のどこかに「獅子舞」が現れます。日本では、厄払いのために獅子舞に頭を噛んでもらう伝統があるので、見かけたらぜひ頭を噛んでもらいましょう。
9.三が日は人気アウトレットモールの「初売り」に行く
お正月は、さまざまな商業施設で「初売り」としてお得なセールが開催されます。初売り期間は、セールの他にも福袋が販売されたりと、通常よりもお得な買い物ができるため、老若男女問わずたくさんの人がショッピングを楽しみます。
札幌駅から直通バスが出ている「三井アウトレットパーク札幌北広島」は、160店舗以上のお店が集まるショッピングモールです。年末年始も休まず営業しています。毎年元旦に福袋が販売されるほか、年末年始にかけてセールも行われます。2025年の情報は公式ホームページでチェックしてください。
10.ニセコで初滑りを楽しむ
ニセコは上質なパウダースノーが楽しめる人気のスノーリゾートです。そのニセコにある「ニセコビレッジスキーリゾート」「ニセコHANAZONOリゾート」「ニセコアンヌプリ国際スキー場」は、年末年始も通常営業のため、元日から初滑りを楽しむことができます。
また、各施設ではイベントも予定されています。「ニセコビレッジスキーリゾート」では例年大みそかにカウントダウン花火大会が開催され、元日にはゴンドラで雪山に登り初日の出を見ることができます。「ニセコアンヌプリ国際スキー場」でも、例年大みそかにカウントダウン花火大会が行われます。
1年の始まりは最高の雪質でスキーやスノーボードを楽しみましょう!
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住所
048-1592 北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
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最寄駅
ニセコ 駅 (函館本線)
- 電話 0136-44-2211
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住所
048-1592 北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
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住所
044-0082 北海道虻田郡倶知安町岩尾別328-36
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最寄駅
倶知安 駅 (函館本線)
車9分
- 電話 0136-23-0103
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住所
044-0082 北海道虻田郡倶知安町岩尾別328-36
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住所
048-1511 北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485
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最寄駅
ニセコ 駅 (函館本線)
- 電話 0136-58-2080
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住所
048-1511 北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485
※本記事の情報は2020年12月掲載のものを2024年12月に更新しています。最新情報は公式HP等でご確認ください。
札幌の地元タウン誌の編集に長年携わった編集者が設立。設立以降、20年以上にわたり、札幌を中心に北海道全域での取材・記事執筆を行い、観光ガイドや情報誌、北海道の景色を収めた写真集など多様な本も制作。スタッフは全員女性で、旅好き、スイーツ好き、お酒好きと趣向は様々。飲食店紹介からイベントレポート、レジャー体験記まで、発信の守備範囲は広い。
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