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5人のニセコ在住外国人が選ぶ!ニセコでお気に入りの穴場スポット&体験10選

5人のニセコ在住外国人が選ぶ!ニセコでお気に入りの穴場スポット&体験10選

更新日: 2021/06/22

北海道のニセコエリアは、北海道有数の国際的なリゾート都市といわれています。雄大な大自然に恵まれ、夏はラフティングやトレッキング、冬はスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめることから、世界中の人々に注目されています。ニセコ町では現在、中国、ドイツ、マレーシア、アメリカ出身の5人の国際交流員が勤務しています。実際にニセコに住む外国人はニセコのどんなところに魅力を感じているのでしょうか。外国人視点からニセコのおすすめスポットや、お気に入りグルメを伺いました。

TOP写真撮影:吉田匡和

目次
  1. お話を伺った5人の国際交流員を紹介
  2. 1)開拓時代の名残を残す「曽我神社」
  3. 2)森の向こうに雄大なパノラマが開ける「桜ヶ丘公園」
  4. 3)本場の味に匹敵「ニセコピザ 倶知安店」
  5. 4)これぞ酪農王国の味覚「ニセコのチーズ」
  6. 5)浮遊感覚が楽しい!SUPが楽しめる「尻別川」
  7. 6)景色を映し出す神秘の沼「神仙沼 」
  8. 7)イチオシはスープカレー「ジャングルブラザース」
  9. 8)500円で利用できる駅前温泉「綺羅乃湯」
  10. 9)厳しい気候が美味しい食材を育てる「ニセコ産の農作物」
  11. 9)眼下に望む羊蹄山に感動!登山ができる「アンヌプリ」
  12. ニセコエリアは、住めば住むほど好きになる

お話を伺った5人の国際交流員を紹介

撮影:吉田匡和
撮影:吉田匡和

●エマヌエル・ノイバウアさん(左端)
ドイツの首都ベルリン出身エマヌエルさんは、ベルリン自由大学で日本学を専攻しました。ニセコの大自然を初めて見た瞬間は、その風景の美しさにとても感動したそうです。ビールとソーセージ以外のドイツ文化を広めたいと奮闘しています。

●梅 冠男(メイ・カンナン)さん(左から2番目)
中国・河北省出身のメイさんは、日本のドラマやファッションなどが好きなお母さんの影響を受けて、子供の頃から日本に憧れていたそうです。

●マイケル・バーンズさん(中央)
アメリカ・カンザス州出身のマイケルさんは、大学の一年生の時に受けた日本語講座をきっかけに、日本語を専攻しました。江戸時代の歴史や文学に関心があるそうです。

●ミッチェル・ラングさん(右から2番目)
アメリカ・シアトル出身のミッチェルさんは、幼いころにアメリカに住んでいた日本人の友達の影響で日本に興味を持ち、日本の大学に留学しました。留学が終わってからも日本で国際交流ができる機会を求めて、国際交流員に応募したそうです。

●ホーリー・シンさん(右端)
ニックネームはリリー。四季がないマレーシアの出身で、寒い地域に住むのは初めての経験と言います。国際交流員として、料理教室を企画する夢を持っています。

さっそく5人が魅了されたニセコのおすすめスポットを聞いてみました。

1)開拓時代の名残を残す「曽我神社」

1)開拓時代の名残を残す「曽我神社」

ニセコ町は人口5,000人ほどの小さな街ですが、町内にはたくさんの神社があることに驚きました。中でも曽我神社は森の中にあり、大自然と日本らしい神秘を感じることができるスポットです。長い橋を渡っていかなければならないので、特別な空間に誘われる感じがします」(マイケルさん)

ニセコ駅から歩いて30分ほどの場所にある曽我神社自然に囲まれた曽我神社の社殿の中には、明治時代に現在の曽我地区を開拓した曽我男爵の肖像画が飾られており、地名との繋がりを感じることができます。

  • 曽我神社
    • 住所 〒048-1522 北海道虻田郡ニセコ町曽我127
    • 電話番号:なし
      営業時間:なし
      定休日:年中無休

2)森の向こうに雄大なパノラマが開ける「桜ヶ丘公園」

2)森の向こうに雄大なパノラマが開ける「桜ヶ丘公園」

「桜ヶ丘公園は、ニセコ駅から徒歩2分の距離ながら、素敵な絶景が楽しめるところです。小高い坂を上っていくと、森が途切れ、眼下に雄大なニセコれんぽうが開けます。遊歩道が整備されているので、誰でも気軽に楽しめるのも魅力の一つ。ただし幾つも道が分かれているので、迷わないように注意してください」(マイケルさん・ミッチェルさん)

桜ヶ丘公園は早春を彩る可憐な花々の群生地です。春はカタクリ、エゾエンゴサクなどが咲き乱れ、斜面が淡いピンクや青紫に染まります。

  • 桜ヶ丘公園
    • 住所 〒048-1512  北海道虻田郡ニセコ町字中央通

3)本場の味に匹敵「ニセコピザ 倶知安店」

写真提供:ニセコピザ
写真提供:ニセコピザ

「アメリカはイタリア系の移民が多く、美味しいイタリアンを出す店が多いのですが、ニセコピザは、それに負けないほどの美味しさ。私のおばあさんはイタリア移民で、よくイタリア料理を作ってくれました。本場の味に馴染んだ私も大満足です」(マイケルさん)

ニセコピザは倶知安駅から徒歩約15分のところにある、2011年にオープンしたイタリア料理店で、岩内町にも出店しています。30種類以上のピザや、さまざまなパスタ、美味しいデザート等を取り揃えています。

  • ニセコピザ 倶知安店
    • 住所 〒044-0016 北海道倶知安町南6条東1-1
    • 電話 0136-55-6655
    • 営業時間: 11:00~21:00
      定休日:無休

4)これぞ酪農王国の味覚「ニセコのチーズ」

撮影:吉田匡和
撮影:吉田匡和

「アメリカはチーズが美味しい国ですが、日本に来てあまり美味しいチーズを食べる機会がなく、残念に思っていました。ニセコにはさまざまなチーズ工房があり、個性あふれる製品を作っています。ニセコのクラフトビールとの相性も抜群ですので、ぜひ味わってほしいです」(エマヌエルさん・マイケルさん)

ニセコ町内には3つのチーズ工房があり、それぞれ独自の味を追求しています。工房で直販売しているほか、ホテルの売店や道の駅「ニセコビュープラザ」などでも購入できます。良質な生乳を使ったチーズを、お召し上がりください。

5)浮遊感覚が楽しい!SUPが楽しめる「尻別川」

5)浮遊感覚が楽しい!SUPが楽しめる「尻別川」

ニセコを流れる尻別川では、ラフティングを楽しむ人が多いですが、私はスタンドアップパドルボード(SUP)がおすすめです。サーフボードよりも少し大きめの板の上に立ち、パドルを漕ぎながら水面を散歩するアクティビティです。川の上から見る景色は、大自然そのもの。尻別川は水質日本一を誇っており、川底まできれいに見えるうえに、秋には鮭の遡上も見ることができます」(メイさん)

尻別川は、雄大な自然を楽しむことができるため、水上クルージングが盛んに行われています。中でも水の上に立つ SUP は「他にはない浮遊感がたまらない」と、人気のアクティビティです。ニセコエリアには、ネイチャーツアーの会社がいくつかありますので、気に入ったツアーに申し込んではいかがでしょうか。

6)景色を映し出す神秘の沼「神仙沼 」

6)景色を映し出す神秘の沼「神仙沼 」

「海抜750m以上の高原にある、ニセコ山系で、もっとも美しく神秘的な沼です。 穏やかな日に訪れると“これが本当に沼なのか”と驚かせられるほど水面が澄み渡り、鏡のように周りの景色を映し出していました」(リリーさん)

ボーイスカウトの生みの親である下田豊松氏が「皆が神、仙人の住みたまう所」の感銘を受けて「神仙沼」と命名しました。総延長1,388mの遊歩道が整備されているので、手軽にトレッキングできます。

  • 神仙沼
    • 住所 〒048-2201 北海道岩内郡共和町前田

7)イチオシはスープカレー「ジャングルブラザース」

7)イチオシはスープカレー「ジャングルブラザース」

「倶知安町のジャングルブラザーズは、中華料理カレーを中心にオリジナルな料理が多く、国籍を問わず楽しめるお店です。特に鶏、豚骨、野菜がバランス良くブレンドされたスープカレーが絶品。国際交流員みんなで食べに行くこともあります」(全員)

ジャングルブラザーズは、倶知安駅前通りにあるオシャレなダイニングバー。中華料理、スープカレーだけでなく、唐揚げや定食も美味しくてボリュームたっぷりです。

  • ジャングルブラザーズ
    • 住所 〒044-0051 北海道虻田郡倶知安町北一条西1-2
    • 電話 0136-55-8127
    • 営業時間: 11:30〜15:00(LO 14:00) 18:00〜24:00(フードのLO 22:00)
      定休日:日曜日

8)500円で利用できる駅前温泉「綺羅乃湯」

撮影:吉田匡和
撮影:吉田匡和

ニセコエリアにはたくさんの温泉がありますが、ニセコ駅前にある“綺羅乃湯(きらのゆ)”は、アクセスもよく、大人500円とリーズナブルなので、ニセコ在住の外国人もよく利用しています」(エマヌエルさん・マイケルさん・ミッチェルさん)

内湯にジャグジーがある洋風と、ヒノキ風呂がある和風を日替わりで楽しめます。いずれにも露天風呂と大浴場、フィンランド式のサウナ風呂もあり、旅の疲れを癒してくれます。

  • 綺羅乃湯
    • 住所 〒048-1512 北海道虻田郡ニセコ町字中央通33番地
    • 電話 0136-44-1100
    • 営業時間:10:00~21:30 (最終受付21:00)
      料金:大人500円 小人250円 幼児無料
      定休日:第2・第4水曜日(祝日の場合、翌日が定休日)
      ※ 8月・9月・10月は、休日なし

9)厳しい気候が美味しい食材を育てる「ニセコ産の農作物」

9)厳しい気候が美味しい食材を育てる「ニセコ産の農作物」

「ジャガイモ、トウモロコシなど、ニセコエリアでは、数々の農作物を生産しています。素材がよいので、“何を作ろうかな”と料理のバリエーションが広がります。外国人旅行者はコンドミディアムなどに長期滞在する人も多いので、地元の農作物を使って美味しい料理を作ってはいかがでしょうか」(リリーさん)

ニセコエリアの気候は、昼夜の寒暖の差が大きいことから、野菜や果物が甘くおいしく育ちます。道の駅「ニセコビュープラザ」の直売コーナーや、市街地の市場やスーパー、路上に設置された無人販売所などで、新鮮な野菜を買うことができます。

9)眼下に望む羊蹄山に感動!登山ができる「アンヌプリ」

9)眼下に望む羊蹄山に感動!登山ができる「アンヌプリ」

ニセコエリアで登山を楽しむなら、サマーゴンドラで一気に中腹まで駆け上がれるアンヌプリがおすすめです。6月にみんなで登山した時は、晴れ渡った空の下に頂に雪を残した羊蹄山がそびえ、その美しさに感動しました」(ミッチェルさん)

アンヌプリは、ニセコ連峰を代表する山です。標高1,308mから見る景色は、絶景そのもの。晴れた日には羊蹄山や日本海を見渡すことができます。じっくりと時間をかけて登るのもいいですが、アンヌプリゴンドラや、ヒラフゴンドラを使えば、誰でも気軽に楽しむことができます。

  • アンヌプリゴンドラ
    • 住所 〒048-1511 北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485
    • 電話 0136-58-2080
    • 営業時間:9:00~16:30 (7月下旬~10月初旬)
      料金:大人1,300円 小人650円(往復)

ニセコエリアは、住めば住むほど好きになる

撮影:吉田匡和
撮影:吉田匡和

国際交流員の5人は、配属されるまでニセコの存在を知らなかったそうですが、今では一年を通して様々なアクティビティを楽しめるニセコをとても気に入っているそうです。ニセコは、大自然と美味しい食べ物があり、温泉にも浸かれる世界有数の国際的リゾートです。実際に訪れてその魅力を堪能してください。

Text by:Masakazu
※本記事の情報は2021年3月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

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