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旭川観光でやっておきたいこと10選!大雪山の山々や旭山動物園、旭川ラーメンも

旭川観光でやっておきたいこと10選!大雪山の山々や旭山動物園、旭川ラーメンも

更新日: 2024/01/09

旭川は、北海道北部に位置する中核都市です。「北海道の屋根」と呼ばれる大雪山系の山々に囲まれ、旭岳や黒岳の登山、清らかな水を使った日本酒造り、厳しい寒さによって生み出されるパウダースノー、大人気の旭山動物園、凍えた体を温めてくれる旭川ラーメンなど、旭川ならではの魅力がたくさん。今回は、そんな旭川でやっておきたいことを10個厳選しました。

目次
  1. 1 「旭山動物園」で動物のありのままの姿を観察
  2. 2 寒い日に身体を温めてくれる一杯「旭川ラーメン」を堪能
  3. 3 道北随一のスノーパラダイス「カムイスキーリンクス」を滑り尽くす
  4. 4 「男山酒造り資料舘」世界に知られる地酒を試飲
  5. 5 「旭岳ロープウェイ」で旭岳を散策し、気軽に山岳景色を楽しむ
  6. 6 家族が力を合わせて作った「上野ファーム」で花をめでる
  7. 7 日本初の永久的歩行者天国「平和通買物公園」を闊歩
  8. 8  「5. 7小路ふらりーと」で古き旭川の雰囲気に浸る
  9. 9 銀世界を駆け抜ける「犬ぞり体験」
  10. 10 かつてアイヌ民族の集落があった「神居古潭」を訪れる
  11. 旭川エリアは一年中ベストシーズン!

1 「旭山動物園」で動物のありのままの姿を観察

猛獣の迫力が伝わってくる(写真撮影:吉田匡和)
猛獣の迫力が伝わってくる(写真撮影:吉田匡和)

JR「旭川」駅から車で約40分の「旭山動物園」は、北海道を代表する人気スポットです。動物が本来持つ能力や行動に焦点を当て工夫を施した「行動展示」を取り入れています。円柱水槽を行き来するアザラシや、トンネル型の通路から飛びまわるように泳ぎ回るペンギンを見ることができるなど、ありのままの動物の姿を観察することができます。

ほかにも、餌を食べるときの様子を観察する「もぐもぐタイム」や、時にはトラに尿を飛ばすなど躍動的な展示なども人気を呼び、毎年多くの人が訪れています。

冬は「ペンギンの散歩」を見ることができます(写真撮影:吉田匡和)
冬は「ペンギンの散歩」を見ることができます(写真撮影:吉田匡和)

飼育している種類はそれほど多くなく、珍しい動物もいませんが、夏は餌を求めて高所を渡るオランウータンや、冬は運動不足解消のため雪上を散歩するペンギンなど、季節ごとに生き生きとした姿を観察することができます。

多言語対応
英語、中国語、韓国語のパンフレットを用意

  • 旭山動物園
    • 住所 〒078-8205 北海道旭川市東旭川町倉沼
    • 電話 0166-36-1104
    • 営業時間:夏期 9:30~17:15、冬期 10:30~15:30 ※詳細は公式ホームページを確認
      料金:1,000円
      定休日:公式ホームページを確認ください。

2 寒い日に身体を温めてくれる一杯「旭川ラーメン」を堪能

中細麺と魚介豚骨の W スープが特徴(写真撮影:吉田匡和)
中細麺と魚介豚骨の W スープが特徴(写真撮影:吉田匡和)

旭川ラーメンは、北海道のご当地ラーメンの一つです。スープは「魚介類」と、「豚骨・鶏ガラ・野菜」などでだしをとったスープで、麺に含まれる水分の割合「加水率」が低い中細麺が特徴です。表面がラードの膜で覆われているのは「氷点下が続く極寒の旭川でもラーメンが冷めないための工夫」と言われています(諸説あり)。

ラーメンのテーマパークとも言える「あさひかわラーメン村」
ラーメンのテーマパークとも言える「あさひかわラーメン村」

市内にはたくさんのラーメン店があり、人気店には開店前から行列ができるほど。どの店に行けば良いか迷ったときは、「あさひかわラーメン村」を訪れてみましょう。人気店が多数集まり、互いに味を競い合っています。醤油のイメージが強い旭川ラーメンですが、特に制約はなく、多くの店で塩味やみそ味も提供されています。

多言語対応
店舗による

3 道北随一のスノーパラダイス「カムイスキーリンクス」を滑り尽くす

風が吹くと、空に舞うほどさらさらの雪質(写真撮影:吉田匡和)
風が吹くと、空に舞うほどさらさらの雪質(写真撮影:吉田匡和)

旭川」駅から車で約40分の「カムイスキーリンクス」は、道北最大規模のスキー場です。石狩平野や十勝岳連峰を眺めるなどロケーションに優れ、気温が低い日はダイヤモンドダストがキラキラと輝いています。コースは、斜度8~20度の初心者コースが9本、斜度20〜30度の中級向けコースが8本、斜度30〜35度の上級者コース8本の全25本。グルーミングコースや非圧雪コースなどバラエティに富んでいます。

旭川の雄大な景色を一望(写真撮影:吉田匡和)
旭川の雄大な景色を一望(写真撮影:吉田匡和)

食事場所は「センターハウス」のほか、ゴンドラ山頂駅付近に「山頂レストランrattoria & Pizzeria Monte751」、ゲレンデ内にありながら本格的な旭川ラーメンを提供する「らぁめん食堂Nobu」などがあります。スキーやスノーアクティビティに必要なグッズを借りることができます。

多言語対応
公式ホームページは、英語・中国語・韓国語に対応

4 「男山酒造り資料舘」世界に知られる地酒を試飲

施設周辺には日本酒が発酵している香りが漂う(写真提供:男山株式会社)
施設周辺には日本酒が発酵している香りが漂う(写真提供:男山株式会社)

旭川」駅から車で約15分、旭川空港から車で約30分の場所にある「男山株式会社」は、代表銘柄「男山」をはじめ様々な日本酒が造られています。隣接する「男山酒造り資料舘」には、江戸時代の貴重な資料・文献・酒器などが展示され、伝統産業のひとつである酒造り文化を今に伝承。仕込みの時期には酒造りの様子を見ることができます。

「男山」は約350年も続く歴史ある銘柄 (写真提供:男山株式会社)
「男山」は約350年も続く歴史ある銘柄 (写真提供:男山株式会社)

フロアは3階に分かれており、1階では男山をはじめとした日本酒が試飲できます。季節限定や資料舘限定など、ここでしか販売していない商品のほか、酒器や前掛け、Tシャツなどのグッズも販売しています。2階は男山の由来などを知ることができる歴史的資料を展示。約350年と古い歴史を持つ銘柄らしく、男山が描かれている浮世絵なども展示されています。3階には桶を中心に昔の酒造り道具を展示しています。日本酒の魅力に触れてください。

多言語対応
日本酒の製造工程と男山の歴史を5ヶ国語(日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語)対応のVTRで紹介

5 「旭岳ロープウェイ」で旭岳を散策し、気軽に山岳景色を楽しむ

旭岳の紅葉は9月初旬が見ごろ(写真撮影:吉田匡和)
旭岳の紅葉は9月初旬が見ごろ(写真撮影:吉田匡和)

JR「旭川」駅から車で1時間10分、旭川空港から車で1時間の場所にある「旭岳」は、標高2,291mを誇る北海道の最高峰です。標高1,600m地点までは旭岳ロープウェイで行くことができるので、気軽に山岳の景色を楽しむことができます。ロープウェイを降りてすぐの「姿見の池」付近は高山植物が群生しており、本州では3,000m級の山でしか見ることができない植物が生息しています。

登山に適した装備と服装で(写真撮影:吉田匡和)
登山に適した装備と服装で(写真撮影:吉田匡和)

例年6月第3週末が山開きで、9月下旬の初冠雪が降る頃までが登山シーズンです。山頂からは、晴れた日には大雪山連邦を遥か遠くまで見渡せる絶景が待ち受けています。12~5月のウインターシーズンは「旭岳スキーコース」がオープン。上質のパウダースノーを誇り、世界中から「山岳スキーの聖地」と称えられています。アクティブに楽しんだ後は、旭岳温泉へ。また、山の天候は変わりやすいため、身の安全を第一に。

多言語対応
旭岳ロープウェイのホームページは、英語・中国語・韓国語・タイ語・タガログ語に対応。また入山の注意事項は英語や中国語などで表記

6 家族が力を合わせて作った「上野ファーム」で花をめでる

四季折々に咲く花々が訪れる観光客を迎えてくれる(写真提供:上野ファーム)
四季折々に咲く花々が訪れる観光客を迎えてくれる(写真提供:上野ファーム)

JR「旭川」駅から車で約30分の「上野ファーム」は、代々続く米農家です。1983年にお米の個人販売を始めたことがきっかけとなり、「お米の生産・販売だけではなく、目で見ても魅力ある農場にしたい」との思いから、田んぼのあぜ道に色鮮やかなルピナスを植えるなど、ガーデニングを始めました。

「ナヤカフェ」でテイクアウトして草原でランチ(写真提供:上野ファーム)
「ナヤカフェ」でテイクアウトして草原でランチ(写真提供:上野ファーム)

ガーデンはいくつかの庭で構成されています。「ノームの庭」は、素朴な美しさを持つ野草やグラス(草本類)が華やかな花と混じり合う自然庭園庭園は、「真夜中にあらわれたノーム(小さな妖精)が、庭づくりを手伝っている」というイメージ。ガーデン内には人気のカフェや、ギフトショップもあり、カフェのメニューはすべてテイクアウトできるので、芝生の上に座ってピクニック気分で花を見ながら食事を楽しめます。季節によって魔法のように変化するガーデンを楽しんでください。

多言語対応
園内に英語の案内板を設置。繁体語、簡体語、英語のパンフレットを用意。カフェメニューは英語表記あり

7 日本初の永久的歩行者天国「平和通買物公園」を闊歩

日本初の恒久的な歩行者天国
日本初の恒久的な歩行者天国

JR 「旭川」駅前から8条通に至る約1kmも続く歩行者天国は「平和通買物公園」と呼ばれています。かつては平和通と呼ばれる幹線道路でしたが、1960年代以降、全国的に交通事故が多発するようになり、歩行者・買物客の安全確保が都市交通・街づくりにおける重要テーマとなりました。そこで、利用者が安心して買い物を楽しめるように、1972年6月1日に日本初の恒久的な歩行者天国となりました。

散策しながらアート作品を見つけてみて(写真撮影:吉田匡和)
散策しながらアート作品を見つけてみて(写真撮影:吉田匡和)

駅前から8条通へと進むごとにチェーン店などが姿を消して、レトロな店舗を改装した飲食店やブティックなど個性的なお店が現れます。公園内には様々な彫刻が飾られているほか、毎年2月には旭川冬まつりの会場の一つとして「国際氷彫刻コンテスト」等を実施しています。列車の待合時間などに訪れてみてください。

多言語対応
各店舗により異なる

  • 平和通買物公園
    • 住所 北海道旭川市旭川駅前~8条通
    • 開園時間:散策自由

8  「5. 7小路ふらりーと」で古き旭川の雰囲気に浸る

「ふらり」と立ち寄れる「ふらりーと」(写真撮影:吉田匡和)
「ふらり」と立ち寄れる「ふらりーと」(写真撮影:吉田匡和)

JR「旭川」駅から徒歩約11分の場所にある「5. 7小路ふらりーと」は、昭和初期の雰囲気がそのまま残る小路です。戦前から魚菜市場として栄え、時代の経過と共に飲食店などが増え繁華街が形成されました。仕事帰りの会社員や、近くのホテルの宿泊客がふらりと立ち寄るイメージが定着し、2004年に公募によって「5・7小路 ふらりーと」として新たな一歩を踏み出しました。

あずましい(北海道弁で落ち着く)店が並ぶ(写真撮影:吉田匡和)
あずましい(北海道弁で落ち着く)店が並ぶ(写真撮影:吉田匡和)

現在は通りを挟んで飲食店や酒販店、青果店、ヘアーサロン等18店舗が並んでいます。焼き鳥の香りに誘われて暖簾をくぐると、はるか昔にタイムスリップしたような感覚に。古き日本の雰囲気の中で、グラスや徳利を傾けてください。

多言語対応
各店舗によって異なる

  • 5. 7小路ふらりーと
    • 住所 〒070-0033 北海道旭川市5条通7丁目右6号 ・7号

9 銀世界を駆け抜ける「犬ぞり体験」

グイグイと引っ張られる感覚がたまらない(画像提供:ムーンライトレディース)
グイグイと引っ張られる感覚がたまらない(画像提供:ムーンライトレディース)

JR「旭川」駅から車で約30分の鷹栖町(たかすちょう)にある「ムーンライトレディース」では、安定感抜群な木製のそりを使った「犬ぞりマッシャー体験」が楽しめます。大雪山連邦や十勝岳連峰を見渡す開放感あふれるエリアに設けられた全長7kmのコースを、1人ずつ、グループで乗り継ぎながら体験します(子どもはガイドと二人乗り)。マッシャー交代までは、先導のスノーモービルに連結された見学用ソリに乗車。他の体験者を正面から見ることができるので、ぜひ写真撮影を。

雪降る中を全速力で激走(画像提供:ムーンライトレディース)
雪降る中を全速力で激走(画像提供:ムーンライトレディース)

ソリが初めての人も、事前の説明をしっかり守れば大丈夫。犬の力は想像以上に強く、あっという間に遠くに引っ張られます。銀世界を走り抜ける爽快感と、犬のチームワークに思わず心が震え、一生忘れられない思い出になることでしょう。

多言語対応
状況により英語対応可能

  • ムーンライトレディース
    • 住所 〒071-1259 北海道鷹栖町19線16号1番地
    • E-mail: moonlightdogsledding@gmail.com
      営業時間や定休日は直接、問合せください

10 かつてアイヌ民族の集落があった「神居古潭」を訪れる

アイヌ語で「神の集落」を意味する神居古潭
アイヌ語で「神の集落」を意味する神居古潭

JR「旭川」駅から車で約40分の場所にある「神居古潭(かむいこたん)」は、石狩川が上川盆地から石狩平野に流れる境に位置する峡谷です。峡谷を形成する暗緑色でつやがある「緑泥片岩(りょくしょくへんがん)」は、1億年以上の間、石狩川の流れに浸食されてできました。周辺に住んでいたアイヌ民族にとって流れが速い川は一番の難所でした。何回も起こる事故を「神(魔神)の仕業」として恐れたと伝えられており、アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれるようになりました。

四季折々の自然が美しい
四季折々の自然が美しい

かつては交通の難所でしたが、現在は吊り橋で簡単に対岸に渡ることできます。あたりは自然に囲まれ、春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪などに美しく彩られます。そのほか、擦文時代の人々の集落跡である「神居古潭竪穴住居跡」や、1969年に廃止された「旧神居古潭駅舎」やホーム、機関車などが展示されています。国道12号線に面しているので、通りかかった際は立ち寄ってみてください。

  • 神居古潭
    • 住所 〒078-0185 北海道旭川市神居町神居古潭

旭川エリアは一年中ベストシーズン!

四季折々の自然が美しい旭川エリアは、春から冬までオールシーズンがベストシーズン。定番の旭山動物園から、自然あふれるスポット、グルメまで楽しみがいっぱいです。少し足を延ばせば層雲峡や、富良野美瑛など見どころは無数に広がります。お気に入りの宿に滞在して、ゆっくりと旅を楽しんでください。

Text by:Masakazu
※本記事の情報は2022年4月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

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