成田空港から約2時間、北海道の東に位置し世界自然遺産「知床」の玄関口でもある女満別空港。北海道の自然と文化を存分に堪能できる魅力的なスポットが多いエリアです。そんな女満別空港周辺のおすすめ観光スポットを紹介します。
1.冬の醍醐味、流氷の観光スポット「知床半島」
2005年に世界自然遺産に登録された知床。そんな知床に面したオホーツク海の冬の醍醐味といえば流氷です。日本で流氷が見られるのは北海道だけで、知床半島は流氷をせき止めるようにせり出している地形のため流氷が集まりやすく、名所として知られています。海に白い氷が一面に広がる壮大な景色は、まさに自然が生み出した絶景。また、網走港から出港している『流氷観光船おーろら号』で船上から鑑賞できます。夏は通常の観光船として運行しています。
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住所
093-0000 北海道網走市南三条東4丁目5-1
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最寄駅
網走 駅 (石北本線 / 釧網本線)
車10分
- 電話 0152-43-6000
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住所
093-0000 北海道網走市南三条東4丁目5-1
2.知床最大の滝「オシンコシンの滝」
知床最大の滝として有名なオシンコシンの滝。落差約80m、幅約30m、流れが途中で2つに分かれることから「双美の滝」とよばれ、「日本の滝100選」にも選ばれています。春は雪解け水で水量が増えてダイナミックな姿、冬は一面雪景色と、季節ごとにいろいろな景色が滝の間近で楽しめるのも魅力です。滝の上には展望台があり、オホーツク海や知床連山を望むことができます。
3.自然の大パノラマが見渡せる「美幌峠」
美幌峠(びほろとうげ)は、標高525mから知床の絶景が楽しめる峠。阿寒摩周国立公園の中にあり、美幌峠展望台からは日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖(くっしゃろこ)」や硫黄山、晴れた日には遠く知床連山を望むことができます。その景観の美しさは「天下の絶景」と称されるほど。運が良ければ早朝は雲海、夜は星空も見ることができます。峠の山頂部にある「ぐるっとパノラマ美幌峠」は展示や映像、食堂や休憩スペースも完備された人気のスポットです。
4.国内最大のカルデラ湖「屈斜路湖」
日本最大のカルデラ湖(※火山が噴火した後、火口に水が溜まってできた湖)が、屈斜路湖(くっしゃろこ)です。全面結氷する湖のなかで日本最大の広さを誇る湖でもあります。四季折々の美しい自然の中でも、特に秋の紅葉は必見。11月~4月にかけては、シベリアから白鳥が集まる場所としても有名です。また、北海道有数の温泉地としても知られており、湖畔には誰でも入れる温泉が点在しています。
5.世界屈指の透明度を誇る「摩周湖」
摩周湖は、世界的にも最高ランクの水の透明度を誇るカルデラ湖です。フランスの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では最高の三ツ星評価がされています。湖につながる河川がないため、有機物や生活排水などの影響を受けず常に水位が変わらず、静かに広がる深く美しい青は「摩周ブルー」といわれます。「霧の摩周湖」という別名があるほど霧が発生しやすく、一度は晴れた日の美しく青い湖面を見たいと多くの人が訪れる神秘の湖です。
6.コバルトブルーの神秘的な湖「神の子池」
神の子池は、「神の湖」の別名を持つ摩周湖の伏流水からできているという言い伝えから名付けられた山奥にある池。天候によって水面がコバルトブルーに輝く幻想的な光景を求めて、多くの写真家が訪れています。周囲約220m、水深約5mの池には、1日約12000tの水が湧き出ているのだそう。水の透明度が非常に高く年間を通して水温が低いため、倒木しても腐らずに化石のように水底に沈んでる様子は、息をのむ美しさです。
7.今なお活動する活火山「硫黄山(アトサヌプリ)」
「硫黄山(いおうざん)」は阿寒摩周国立公園内、摩周湖と屈斜路湖の間にあり、硫黄を採掘する鉱山として利用されていた活火山で観光名所。近くにある川湯温泉の源泉でもあります。山の正式名称は、アイヌ語で「裸の山」を意味するアトサヌプリ。現在も山肌から大きな音を立てながら噴煙を上げ続けており、周辺には硫黄の香りが立ち込めています。その独特の景観はまるで違う惑星に来たかのようで、地球のエネルギーを感じずにはいられないでしょう。
8.国内唯一、刑務所がテーマ「博物館 網走監獄」
昔は地の果てともいわれた、網走刑務所。実際に刑務所で使われていた建物を保存・公開している国内で唯一の野外歴史博物館です。重要文化財に指定されている建物も8棟あり、建造物としての価値も評価されています。リアリティのある展示をはじめ、当時の受刑者たちの様子を知ることができる体感シアターは必須。監獄食堂では現在の網走刑務所で食べられている食事を再現した監獄食が人気です。
9.北の暮らしや文化がわかる「北方民族博物館」
北方民族博物館は、北方地域に暮らす民族の文化や歴史を研究・紹介している施設。日本の先住民族アイヌはもちろん、グリーンランドのイヌイト、西はスカンディナビアのサミまで広く網羅しています。極寒の地ならではの生活必需品から祭事道具、工芸品、衣装など充実した展示内容に加え、精神性についても深く知ることができ、見応えがあります。博物館のショップでしか手に入らないお土産品もおすすめです。
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住所
093-0042 北海道網走市潮見309-1
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最寄駅
網走 駅 (石北本線 / 釧網本線)
バス14分
- 電話 0152-45-3888
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住所
093-0042 北海道網走市潮見309-1
10.流氷が満喫できる「オホーツク流氷館」
オホーツク流氷館は、流氷とオホーツク海の生き物をテーマとした施設です。北海道最大級のプロジェクションマッピングや海の天使「クリオネ」の展示、迫力満点の4K撮影の流氷映像、本物の流氷展示、-15度の流氷体験などができます。もうひとつの見所が、知床半島とオホーツク海を一望できる天都山展望台。360度大パノラマの見晴らしの良い景色も見逃せません。
■成田空港からひとっ飛び!北の大地を楽しめる女満別空港へ
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女満別空港
- 住所 〒099-2371 北海道網走郡大空町女満別中央201-3
※2023年3月26日~10月28日(夏ダイヤ)は、成田~女満別間の路線を運休
豊かな自然が見せてくれる四季折々の雄大な景色、特に厳しい冬だからこその絶景や長く培われてきた文化など、奥深い魅力がたっぷりの道東・女満別エリア。他では味わえない、貴重な体験&思い出になることでしょう。観光に便利な女満別空港を拠点に、ぜひ各スポットへ訪れてみてください。
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