HOME 北海道 北海道 網走 焼き肉店が多すぎる街⁉ 北海道・北見が誇る「絶品焼き肉」5選
焼き肉店が多すぎる街⁉ 北海道・北見が誇る「絶品焼き肉」5選

焼き肉店が多すぎる街⁉ 北海道・北見が誇る「絶品焼き肉」5選

更新日: 2020/11/19

北海道の北東部に位置するオホーツク総合振興局の最大の都市である北見市。人口12万人の街に80店以上の焼肉店があり、人口に対する割合で焼肉の店舗数が日本一と言われるほどです。かつて市内に食肉処理場があったこと、周辺市町村も含めて肉牛生産や養豚が盛んなことから人気になったのだとか。街を挙げて「焼肉のまち」をPRする北見市の中でも、特に人気の焼肉店を4店ご紹介します。

目次
  1. 欠かせない大定番「四条ホルモン」
  2. こだわりの黒毛和牛「和牛焼肉きもと」
  3. 常呂のソウルフード「まるちよジンギスカン」
  4. 郊外の実力店「焼肉とん久」

欠かせない大定番「四条ホルモン」

欠かせない大定番「四条ホルモン」

北見市中心部にある「四条ホルモン」は、1977年に銭湯の傍らに開業しました。すでに銭湯は経営していませんが、初心を忘れないよう「鉄鉱泉ビル」と名付けました。

広々とした店内はテーブル席が中心。「昔ながらの焼肉店はカウンターに七輪というスタイルが一般的ですが、服や体に臭いが付いてしまいます。気兼ねなく焼肉を召し上がっていただくために、全席に無煙ロースターを導入しました」と杉田さんは説明します。

外国人客には「牛サガリ」と「阿寒ポーク」が人気です。サガリは牛の横隔膜の筋部、特に背側の腰椎に接する部分を指します。内臓に分類されますが、カルビ(肋骨周辺の部位)やロース(肩から腰にかけての背肉の部位)に近い食感で、内臓が苦手な方でも比較的食べやすい部位です。
 
阿寒ポークは、自然豊かな阿寒・摩周地域のブランド豚。自然に近い環境で、安全な飼料と、ミネラルを多く含んだ地下水を与え育てています。臭みや脂のしつこさは少なく、非常に柔らかい肉質です。いずれも四条ホルモン・オリジナルのタレで味わいます。厳選された素材の旨さが堪能できることでしょう。

ちなみに店名にもあるように「ホルモン」が地元民には人気の部位。歯ごたえが強く独特の味わいがあるため、食べれば癖になるかも知れません。ぜひチャレンジしてみてください。

  • 四条ホルモン
    • 住所 北海道北見市北四条西1-14 鉄鉱泉ビル 2F
    • 電話 0157-23-1927
    • 営業時間:17:00~23:00
      定休日:第1・第3月曜(祝日の場合営業で翌日休み)

こだわりの黒毛和牛「和牛焼肉きもと」

こだわりの黒毛和牛「和牛焼肉きもと」

焼肉店に勤務していた店主の木本佳佑さんが、満を持して2018年12月にオープンしたお店です。内外装を黒で統一してロースターを導入し、オシャレな雰囲気が演出されています。特にこだわったのはカウンターで、狭いスペースに詰め込まれるイメージを一新。シングルソファーが設置され、広々としたスペースが確保されています。「出張のお客様が多いので、ひとりで来店されても居心地のいいお店作りを心掛けました」と木本さんは言います。

北見市では内臓系がメインの焼肉店が多いところ、この店の中心は20日以上熟成させた黒毛和牛の肉。日本の肉牛は日本食肉格付協会による基準で、A5級を最高として品質がランク分けされています。しかしサシ(赤身の間にある脂肪)の美しさなど見た目も重視されるため、味はA4級もA5級もほとんど変わらないと木本さん。「適正な価格でお客様においしい肉を味わってほしい」との思いから、和牛焼肉きもとではA4級の肉を使用しています。

カルビやロース、サーロインなどのほか珍しい内臓部位も多く、牛のおいしさを余すことなく楽しめます。また、お好みに合わせて7、8品の希少部位を入れた盛り合わせも提供。部位が多くて日本人でも迷うほどですが、「メニューの説明をすることでお客様とお店のコミュニケーションが生まれている」とのこと。積極的に質問して、焼肉談義に花を咲かせてください。

  • 和牛焼肉きもと
    • 住所 北海道北見市北4条西2-14-1
    • 電話 0157-88-1229
    • 営業時間:17:00~24:00
      定休日:月曜日

常呂のソウルフード「まるちよジンギスカン」

常呂のソウルフード「まるちよジンギスカン」

「まるちよジンギスカン」は、オホーツク海に面する常呂町(現・北見市常呂町)で営業していた「スーパーまるちよ」が原点です。創業者の佐藤鉄男さんが精肉売り場のスタッフと共に、マトン(大人の羊の肉)を使った味付きジンギスカン肉を開発し、1963年に発売。これが「果物をたっぷり使ったタレがおいしい」と評判となりました。

2011年にスーパーは閉店、ジンギスカンも〝幻の味“に。しかし月日が過ぎても、長年親しんだ味を「もう一度食べたい」という声が多く寄せられ、それに応えて2014年に創業者の家族が、現在地に店をオープンしました。

かつては成羊肉のマトンを使用していましたが、現在のまるちよジンギスカンでは、臭みが少なく柔らかい上質なラム肉(子羊肉)を使用し、リンゴやナシ、ミカンなどの果物類をふんだんに使った秘伝のタレに漬け込んでいます。生産量日本一を誇る北見産の玉ねぎとの相性も良く、箸が止まらなくなる逸品です。

北海道の郷土料理でもあるジンギスカンは、ヘルメットのような形の専用ので肉を焼きます。おいしい食べ方は、のふちに野菜を、真ん中の突起した部分に自家製ダレがかかった肉を載せて焦げないよう弱火で焼き、最後にうどんを入れて焼うどんにする方法。カウンター6席、テーブル2席ほどのコンパクトなお店なので、店員さんと会話を楽しみながら食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • まるちよジンギスカン
    • 住所 北海道北見市北4条西3 アップルビル 1F
    • 電話 0157-57-3256
    • 営業時間:17:00~ 22:00(L.O,21:30)
      定休日:月曜日(ほか不定休あり)

郊外の実力店「焼肉とん久」

郊外の実力店「焼肉とん久」

焼肉とん久」は北見市郊外で養豚所として始まり、その豚肉を使った焼肉店を開店して30年以上になります。創業当時は小さなお店でしたが、現在は客席数120席、広めの個室も用意された大型店となり、家族連れはもちろん団体客にも広く利用されています。

2011年から、フランス料理店で4年半修行を積んだ経歴を持つ、酒井寛伸さんが腕をふるっています。フレンチで培った食材の見極め方や調理方法を活かし、洋風のエッセンスを散りばめたメニューを考案するなど、老舗店に新しい風を送り込んでいます。

旨みや甘みに優れた新ひだか町産の健酵豚や、和牛、ホルモン、鶏、羊肉など、味や鮮度にこだわった精肉を厳選して提供しています。牛肩ロース芯はリプロースの一番柔らかい部位のみを使用。A3ランクの和牛上カルビは、カイノミ、ササミ、特上カルビなどを合わせて提供しています。サイドメニューや食べ放題コースも充実しており、リーズナブルな料金で本格的な焼肉が楽しめると好評です。

  • 焼肉とん久
    • 住所 北海道北見市栄町2-2-3
    • 電話 0157-24-1571
    • 営業時間:17:00~23:00 (L.O.22:30)
      定休日:月曜、火曜(火曜が祝日の場合その翌日)

Text by: みんなのことば舎

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