日本では今年、夏に平年以上の高温になる可能性があるとの見解が気象庁より示されています。7月4日には、2024年の梅雨明け予想も発表され、本格的な夏の到来時期が見えてきました。日本を観光する際には、どのようなことに気を付けなければならないでしょうか?
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いつから本格的な夏が来る?2024年の梅雨明け予想が発表
日本では、雨が多く降る梅雨が明けると、本格的な夏が到来します。7月4日、「2024年梅雨明け予想」が発表されました。これによると、日本各地では、7月20日~22日ごろにかけてが梅雨明けのタイミングとなりそうです。ただ、東北北部の梅雨明けは25日頃となる見込みです(気候が異なる北海道は、梅雨入り・梅雨明けの発表はありません)。
<梅雨明け予想>
東北北部 7月25日ごろ 平年より早い
東北南部 7月22日ごろ 平年並み
北陸 7月22日ごろ 平年並み
関東甲信 7月22日ごろ 平年より遅い
東海 7月22日ごろ 平年より遅い
近畿 7月21日ごろ 平年並み
中国地方 7月20日ごろ 平年並み
四国 7月21日ごろ 平年より遅い
九州北部 7月20日ごろ 平年並み
九州南部 7月20日ごろ 平年より遅い
ただ、梅雨の間も高温多湿の気候が続くため、暑さ対策も含めた服装の準備をしておきましょう。急な雨に備えて、傘などを持ち歩くこともおすすめです。
2024年の夏は高温予想!エルニーニョ現象が終息する見込み
梅雨が明けると本格的な夏が到来しますが、日本では2024年の夏、平年より高温となると予想されています。その理由は、2023年春から続いていたエルニーニョ現象が終息したと見られるためです。
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海域で、海面水温が平年より高くなる現象のことです。このエルニーニョ現象が終息すると、太平洋高気圧の張り出しが強まり、その縁を回って暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。そのため、エルニーニョ現象が発生した翌年は、地球全体の温度が上がることが知られています。
ラニーニャ現象が発生する可能性も?
エルニーニョ現象の終息を受けて、今後秋にかけては平常の状態が続くか、ラニーニャ現象が発生する可能性も高いとのことです。
ラニーニャ現象とは、エルニーニョ現象と同じ海域で、海面水温が平年より低い状態が続く現象のことです。ラニーニャ現象が起きると、太平洋赤道域の西部では、海面水温が平年より高くなります。その影響で太平洋高気圧が北へ張り出しを強め、暑くなる条件がさらに加わるかもしれません。
今年の夏の日本観光は、いつも以上に熱中症対策を!
このように、2024年の夏の日本は、平年以上に高気温になる可能性があります。夏の日本を観光する際には、こまめな水分補給や適度な休息などを取り入れ、熱中症対策をしっかりして楽しむようにしましょう。
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