コロナ禍2年目で生活がガラッと変わった2021年。日本の流行の風向きも大きく変化しました。今回は、個人生活に役立つ流行情報が満載の月刊誌『日経トレンディ』が発表した「2021年のヒット商品」から、コンビニで買える飲食商品を5つピックアップして実食紹介します。
外出控えが増えたコロナ禍では、運動不足を気にした健康食品や、ストレス発散のプチ贅沢が楽しめる食品が話題を呼んだ様子。さっそく見ていきましょう!
■SNSから人気爆発!各企業がこぞって商品開発を続ける「マリトッツォ」
マリトッツォは言わずと知れた、イタリア・ローマ発祥のシンプルなスイーツ。日本では2021年に空前の大ブームを起こし、年末に発表される「ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされました。
これまでの健康志向の反動もあったのか、クリームたっぷりの背徳感に酔いしれる人が多かった模様。見た目の可愛らしさが女性を中心に人気を呼び、SNSの追い風を受けてあっという間にトレンドの仲間入りを果たしました。
スーパーやコンビニ、ホテル、寿司チェーン店などがこぞって商品化し、今では様々な見た目や味わいのマリトッツォが楽しめるようになっています。
今回購入したのは、セブン-イレブンの『イタリア栗のモンブランマリトッツォ」。その名のとおり、マリトッツォとモンブランを合体させた一品で、両方が同時に楽しめます。
たっぷり入ったクリームは重すぎず、ふかふかのパンとの相性もばっちり。本家モンブランに比べたら栗の味わいは控えめですが、クリーム好きにはたまらない逸品です。
■常識をくつがえした!人気ラーメン店のカップ麺「一蘭 とんこつ」
手軽に買えて安上がりな食事の筆頭といえばカップラーメン。人気ラーメンチェーン店のコラボ商品も多数販売されていますが、2021年に話題を集めたのが多くの外国人からも愛される一蘭のカップ麺『一蘭 とんこつ』でした。
それまでカップ麺といえば多くは100円前後、高級志向の商品でも300円程度が相場という中で、同商品は税込490円での販売。商品開発に極限までこだわり、お店と同じ味を届けるという「一蘭」の意気込みに、多くの人が興味を惹かれました。
具材はなく、麺とスープのみというシンプルな形にも驚きです。麺、スープ、秘伝の赤いタレにひたすら向き合える仕様。使われている特製ノンフライ麺は、「一蘭」の特製生麺を感じられるように、小麦の配合や加水率、麺の太さが微調整されています。
やはり具材がないと見た目は少し寂しいですが、食べてみたら「一蘭」を存分に楽しめる逸品。スープの香りと旨み、麺を噛むたびに感じる小麦の味わいに満足のいく一杯です。
SNSでは値段が高すぎるとの声も挙がりましたが、少なくとも一度は食べてみたいと気になる人が多く、話題を集めてヒット商品へと成長したようです。
■謎のゆるキャラがSNSで話題沸騰!「カントリーマアム チョコまみれ」
健康志向は高まるけど、色々なストレスを抱える現代人。「カロリーや糖質はどうでもいい、甘いものを思う存分食べたい!」という心の叫びを形にした商品が『カントリーマアム チョコまみれ』です。
カントリーマアムの特徴であるチョコチップを全面に押し出し、近年、食界隈でキーワードとなっている“背徳感”をたっぷり感じられる逸品です。また、「まみれさん」という新たなゆるキャラが登場し、「この謎のキャラクターがカントリーマアムなのか?」とSNSを中心に話題沸騰。若者の購買増加に一役買いました。
同シリーズの「カントリーマアム ミニ」と比較するとチョコの量は2倍。クッキーよりもチョコを多く感じますが、カントリーマアムならではのクッキーの食感もしっかり楽しめます。これまでカントリーマアムを選んでいなかったチョコ好きの人々にもヒットしたようです。
■お米の代わりになる主食としてヒット「米化オートミール」
コロナ禍の外出控えが増える中、健康志向が高い人やダイエットを気にする人の間では、「米化オートミール」が話題を集めました。
日本人の主食といえば米ですが、白米や玄米に比べオートミールは糖質が少なく栄養素が豊富なので、オートミールを米の代わりにして調理や食事に取り入れようというものです。人気が高まるにつれ、参入メーカーも相次ぎました。
SNSなどでは「米化オートミール」のさまざまなレシピが公開されていますが、コンビニで入手できるオートミールとして、今回は旭松の『オートミール きのこクリーム」を購入してみました。カップにオートミールを入れ、お湯を注いで1分。待ち時間を調整することで、好みの硬さで楽しめます。
粉末スープを入れて味付けをします。今回購入したのは、きのこクリーム味。忙しい朝や仕事中のランチでもお米の代わりに取り入れやすく、ダイエット中には重宝しそうです。
■サラダチキンに続く人気ダイエットフードになった「TOFU BAR(豆腐バー)」
近年、欧米でも大豆ミートや大豆加工食品が流行を見せています。そんな中で登場したのが「TOFU BAR(豆腐バー)」です。その名と見た目のとおり、豆腐をバータイプにした商品。皿も薬味もいらず手軽に食べられる上に、絹ごし豆腐の2.7倍のタンパク質が入っています。
ダイエッターにはコンビニで手軽に買える「サラダチキン」が人気でしたが、それに続くワンハンドで食べられる健康フードとして人気沸騰。セブン-イレブンでは、発売開始されてから半年で300万本を売り上げるほどのヒットとなりました。
今回購入したのは、「枝豆とひじきの豆腐バー」。枝豆とひじきが入っており、日本食の“白和え”のような味わいが楽しめます。もっちりとした噛み応えがある食感なので満腹感を感じやすく、ダイエット中の食事に選択する人が多い様子。とくに、日常的に豆腐を食べない20~40代の男性にヒットしたようです。
以上、コンビニで買える2021年のヒット商品をご紹介しました。健康志向の商品と、甘いものやカロリーが高い“背徳感”が一つのキーワードになっている商品。どちらも合わせて楽しむと、日々が豊かになるかもしれませんね。
※ 執筆時2022年1月の情報です
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編集・ライター歴トータル17年以上。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWEB戦略コンサルティングも行う。そのため、日本グルメの新商品やトレンドのキャッチアップが早く、LIVE JAPANでは幅広い年齢層や国籍の方にわかりやすく伝えている。
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