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海外企業のブラック度、子供のしつけ方…日本人があまり知らない海外のこと

海外企業のブラック度、子供のしつけ方…日本人があまり知らない海外のこと

更新日: 2020/08/20

近年は日本を訪れる外国人が増え、海外のニュースを聞くことも多くなっています。特に興味を持っていなくても、少なからず海外の情報に触れる機会が増えているのではないでしょうか。

それでもまだ、私たち日本人があまり知らない海外のことはたくさんあります。今回は過去に公開した記事の中から、「日本人が知らない海外のこと」をピックアップして紹介します。

日本のブラック企業って実はユルい? 海外企業のブラック度

日本のブラック企業って実はユルい? 海外企業のブラック度

日本で言われているようなブラック企業は、世界にも存在するのでしょうか。

●少なからず長時間労働やパワーハラスメントは自国でもある
「コロンビアでも、日本でいうところのブラック企業がないわけではないよ。労働者に対して差別をするような会社もあるし、長時間労働させようとするところもある。けど基本的にコロンビア人は働くのがあんまり好きじゃないから、上司の命令を守らずに帰っちゃったりするけどね(笑)」(コロンビア/20代/男性)

コロンビアのような暖かく明るいイメージの国にも、ハラスメントや過度な長時間労働を強いられる部分があるのですね。ただ、さすがの国民性!働きたくないから言うことを聞かない人も多いそうです。これは日本人にはない感覚ですよね……。

●工場勤務だと長時間労働は普通にある
「ブラジルにはアパレルの工場がたくさんあるんだけど、そこだと長時間労働はけっこうあるよ。しかも賃金が少ないから、皆いっぱい働いてるよ。それでも働く場所が少ないから、こうやって先進国に来て、仕事を探す人は多いよ」(ブラジル/20代/男性)

日本では問題視されている長時間労働が、一般的な環境だと思えるような場所もあるようですね。賃金が少ないことが理由となり、先進国で働くため移住する人も数少なくないそうです

●長時間労働は仕事ができない証拠
「アメリカでも日本でいうブラック企業がないわけではないです。パワーハラスメントなども問題にはなります。しかし長時間労働に関しては、“長く働いている=仕事ができない人”と見られてしまう。なので、ほとんどの人が定時で上がります」(アメリカ/20代/女性)

決められた時間内に仕事が終わらないのは、仕事ができない証拠。これは日本の企業でも言われていることではありますが、現実が追いついていない印象ですよね。少ない人員、達成が難しい目標など取り巻く環境がハードになればなるほどブラック化も進んで良いってしまいそうですね。

お皿を持って食べてはいけない!?「食事中のマナー」

お皿を持って食べてはいけない!?「食事中のマナー」

続いて、食事中のマナーに関する世界のしつけをご紹介しましょう。具体的な回答は以下の通り。

「食事中はなるべく音を出さないように言われるので、うるさい人は『マナーがなってない』と思われます。日本の話をすると、”すする”という文化がありますよね。うどんやそばはともかく、パスタまでズルズル音を立てて食べるのは正直やめて欲しいと思っています(笑)。それから、お皿を持ちながら食事するのもマナー違反です。フォークやナイフ、スプーンを使って行儀よく食べるようしつけられます」(イタリア/女性/20代)

「箸の“持ち手”が遠いと、嫁ぎ先が遠方になるのだそうです。逆に近いと、実家から近い場所に嫁ぐといわれています。だから、丁度良い中間地点を持つように言われました」(中国/女性/20代)

「箸は必ず右手で持つように言われてたな。なぜかよく分からないけど、左手を使うと福がなくなるんだって。それと、『いただきます』と『ごちそうさま』はお母さんが作ってくれた料理に対してしか言わない。外食も確かに作ってもらってはいるけれど、こちらがお金払っているからね。そこが日本と少し違うかも」(中国/男性/30代)

「日本同様、韓国も箸文化です。幼少期から、箸の正しい持ち方を徹底的に教えられます。そのため、箸の持ち方が汚い人をみると、『親がしっかりしていない人』だと思われるんです」(韓国/女性/20代)

日本ではお茶碗などの食器を持って食べるのがマナーですが、イタリアではそれがNG。むしろ、「食器を手に持ち、口を付けて食べる」という食文化の国は、世界的に見ると少ないようです。
とはいえ、その食事マナーを子どもの頃から厳しくしつけるのはどの国も同じ。回答にもあったように、「マナーがなっていない=親の責任」となるため、食器の使い方や食べ方に関しては、徹底して教えているのでしょう。

迷信は、欧米よりもアジアに根付いている!?

「茶柱が立つと縁起がよい」「雛人形を早く片付けないと晩婚になる」などなど、日本には古くから言い伝えられている『迷信』がたくさんありますよね。それでは、世界に目を向けてみるとどうなんでしょうか?

●はしごの下を通ると、縁起が悪い(アメリカ/オーストラリア/イタリア)

街中を歩いていると、補修工事などのために建物にはしごが立てかけられている光景を見かけることがありますよね。欧米諸国では、そのはしごの下を歩くと縁起が悪いといわれているのだそうです。

その理由は、はしごを建物などに立てかけるときにできる「三角形」の空間にあるようです。三角はキリスト教の三位一体や人生の象徴なのだそう。その中を通ることは、神聖な空間のバランスを崩してしまうといわれていることから、このような迷信があるそうです。もちろん、単純に上から物が落ちてきたら危ないということもあるかもしれませんが…。

●美しい女性と結婚できるかどうかは、「手相」の形にあり!?(インド)

「美しい女性と結婚したい!」そんな人は、左右の手のひらを広げた時につながる感情線の形を見てみてください。インドでは、半月のように丸みを帯びていると、その願いが叶うといわれているそうです。因みに、その場で試してみたイタリア人の男性は「私はなっていない~!」と言っていましたが、彼の友人曰く、とっても素敵な奥さまと結婚しているそうです。「インドの出身ではないからかな……?」とのことでした。

●お正月には、ドアの両脇に『春聯』を貼る(中国/台湾)

中国、台湾、韓国出身の外国人は、お正月にまつわる風習を教えてくれました。

「春聯(しゅんれん)」とは、赤い紙に縁起の良い言葉が書かれているもので、日本の門松のような存在のようです。「春聯をドアの両脇に貼るのがお正月の風習です」と中国出身の女性が話すと、台湾の男性も「台湾でも同じです」とのことでした。しかし、話を聞く中で、前年に身内に不幸があった場合に、中国と台湾では違いがあることが判明しました。「中国では家族の誰かが亡くなった場合、赤ではなく緑の紙を貼ります」というのに対して、「台湾では何も貼らないです」とのことでした。ちなみに、中国のお正月は日本の旧正月に当たります。

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