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自由・平等・博愛を意味する3色旗も有名なヨーロッパの中心国の一つ、フランス。食、芸術、ファッションなど魅力的なものがたくさんあって、個性を大事にする人も多いといいます。
そんなフランス人が日本に来たら、どんな印象を持つのでしょうか。今回は過去に公開した記事の中から、「フランス人が日本に来てショックを受けたこと」をまとめて紹介します。(以下は回答者の個人的な意見です)
東京はランチが安い!

「東京に住んでいて嬉しいのは、ランチが安いことだね!1000円以下で、前菜からデザートまで食べられるなんてコスパよすぎ。パリのレストランって、すごく高いんだ。観光地ってこともあるけど、2000円以上が当たり前だから。地方はまだ安いけど、それでも1200円くらいはするね。味はおいしいけど、毎日は行けないよね…。会社や学校にはみんな、サンドイッチを作って持ってきたりしているよ」
ただ、安いからこそ気になる点もあるとか。
「安いに越したことはないけど、そのぶん、なんでそんなに安くできるんだろう?って思っちゃう。値段や見た目を優先して、料理の質やクオリティが下がるのはあまりいいことじゃないかな。あ、またパッケージのことを言っちゃったね(笑)」
日本人は細かい!?フランス人は適当でかなり自由
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「フランス人は細かいことで怒ったりしないですし、これを言ったら失礼かなとかあんまり気を使わないですね。よくも悪くも、適当で自由。日本人のように全部きっちり、といった感じはあまりないように思います」
時間は守る、何事もきちんとする、それが日本のいいところでもあるのですが、時には窮屈に感じることがあるのも納得です。フランスでは、学校の先生にもそんな自由さがあるのだそう。
「先生もよく時間に遅れてきていましたね。来週やると言っていたことも、翌週には変わっているなど、かなり自由でした。アートクラスの先生だから、アーティスト感覚ということにしておきますが……」
重要なことを忘れてしまうのは困りますが、型にはまらない自由な感覚は、相手を許容する寛大さにもつながるところです。
日本のパンは美味しいよ!けど、もはやパンじゃないものも多いね
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「日本のパンは、来日して初めて見たよ。実は、日本のパンはだいたい美味しい。けど、中には食べるのをためらってしまうものもあるよね……(苦笑)」
こう言うフランス人男性が絶賛するのは、パリを中心にフランスで20店舗以上を展開するブーランジェリー&パティスリー。その日本第1号店。2015年にパリのバゲットコンクールで優勝した店です。フランスの店舗と同じ味を再現したバゲットは最高だと言います。
そう、フランスで言う「パン」とは、バゲットのこと。習慣的に食べるものとして定着しています。そんなフランスのパンを食べてきた彼からすると、日本のクリームパンやメロンパンは珍しいようです。
いまだに載せてるの? 履歴書に証明写真を貼ることにショック!
日本の履歴書には証明写真を貼るのが主流ですよね。フランスでも昔は貼っていたそうですが、今はもう証明写真を貼らないそうです。それはなぜでしょうか。
「証明写真を載せるってことは、まずフランスでは人種差別の問題になる可能性がある。日本ではまだまだ外国人も少ないし、人種差別があまりないにしても、やはり容姿が採用基準のひとつになってしまうところもあるんじゃないかな。それは正しい判断基準ではないと思うよ」
フランスでは人種や容姿で採用されないように、現代では証明写真は必須ではないそう。これはフランスに限らず多くの国が写真を載せない方法を採用していて、証明写真を載せている日本は珍しいそう。履歴書に写真があればもちろん確認しますよね。外見も採用基準になってしまうのは、やはり違うのではという意見でした。
さらにフランスでは、名前で人種などを把握できないように、名前すら載せないこともあるそうですよ。名前も載せないという傾向には驚きですね!
意外と店員さんが挨拶してくれた!イメージと違っていたのにびっくり
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「フランスに来る日本人を見てると、店に入るときとかあんまり挨拶しないイメージだったんだよね。僕の友達でお店をやってる人がいるんだけど、黙ってお店に入ってきて、何も言わずにお店を出ていくって言ってたし。でも日本にきたら、コンビニでも店員の人はちゃんと挨拶してくれるでしょ?あれには驚いたよ」
フランスは挨拶を非常に大事にする国民です。そのため、フランスに来た日本人観光客が、何も言わずにお店を出入りする様子が気になっていたそうです。ただ、実際に日本に来たら、どの店の店員さんもきちんと「いらっしゃいませ」と挨拶していたため、イメージが変わったのだとか。
ただ、フランスと日本の挨拶の感覚は少し違っています。フランスでは入店するときも退店するときも、たとえ何も買わなくてもお客さんが店員の顔を見てカジュアルに「ボンジュール」は当たり前。日本での「いらっしゃいませ・ありがとうございました」の挨拶は少々社交辞令のようなところもあり、ましてやお客さん側がしっかり顔を見て笑顔で挨拶というのはあまりありません。
そのため、フランスに行った日本人は、あえて自ら店員さんに向かって挨拶をするということをしないのでしょう。せっかく日本人も挨拶するというイメージを持ってくれたのですから、お客としても挨拶をするように普段から心がけたいですね。
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