関東のおでんの特徴はなんといっても「ちくわぶ」というほど、関東では定番の具材。逆に、関東以外ではほとんど見かけないためか、「上京してコンビニおでんで初めて知った！」という日本人も多いようです。

おでんの具材で練り物といえば、「はんぺん」や「ちくわ」に代表される魚系のものがイメージしやすいですが、「ちくわぶ」は小麦粉を練って作られた食べ物。もちもちとした食感なのに餅ではなく、見た目は「ちくわ」に似ているけれど味はまったく違うので、初めて食べたときに「なんだこれは!?」と驚く人も多いことでしょう。

カットしてみると、こんな感じ。おでんの出汁をしっかり吸い込んだ、もちもちの食感が後を引く美味しさです。お箸で持ち上げると、意外とずっしりと重みを感じます。満腹感もしっかり得られるので、ランチなどの主食にするのもオススメの具材です。

販売価格：100円（税別）
販売地域：関東、山梨

海外から日本に入ってきた料理で、おでんにも参入した珍しい具材として「コク旨あらびきソーセージ」もオススメです。ソーセージ丸ごと1本が、そのまま具材として投入されています。

日本の家庭で作るポトフに入っているイメージはあるものの、和風出汁のおでんの具材としてのイメージは少ないのでは？ でも、出汁にさまざまな食材を入れて煮込む料理としては、おでんは日本風のポトフみたいなものとも考えられますよね！「ソーセージ」も、おでん出汁との相性が意外に抜群なんです。

割り箸と比べてみても分かる通り、なかなかの大きさです。1本で充分満足できそうなボリューム感。

中身は粗挽きの豚肉がぎっしりと詰まっており、噛めば噛むほど、肉汁とおでんの出汁がじゅわっと口の中に広がります。たっぷりのコクを味わえる肉系具材として、ぜひ試してみてほしい逸品です。

販売価格：130円（税別）
販売地域：全国

こちらも、おでんの具としてはなかなか珍しい「ロールキャベツ」。ロールキャベツといえば、コンソメやブイヨン、ホワイトソース、トマトソース、デミグラスソースなど、洋風の味つけのイメージが強い料理ですが、和風出汁でもしっかり味が染みて美味しくいただける！という新たな発見を得られること間違いなしです。

柔らかく煮込まれたキャベツに、鶏肉ベースの餡が包まれています。ほどけないように結んでいる食材は、かんぴょう。肉と野菜をバランスよく食べられるので、健康が気になる方にも人気が高そう！ 和洋折衷の楽しみも存分に味わえる逸品です。

販売価格：130円（税別）
販売地域：全国

「餅入り巾着」は、コンビニおでんの人気具材の一つ。日本人にはなじみ深く実は人気も高いのですが、外国人の目には初めは珍しく映るかもしれない不思議な具材です。

油揚げでできた巾着袋を縛る食材には、かんぴょうを使うのが一般的ですが、最近では違う食材で縛っているものもお目見えしています。写真は、油揚げで入口をとめているタイプ。

油揚げでできた巾着の中には、餅が入っているのが「餅入り巾着」の基本スタイル。家庭やお店によっては、餅以外にも、さまざまな食材を巾着の中に入れているところもあります。今回購入したものには、餅に加えて鶏肉が入っていました。おでん出汁がしっかりしみ込んだ油揚げや鶏肉と、とろとろモチモチ食感の餅の相性が抜群の絶品具材です。

販売価格：130円（税別）
販売地域：北海道、東北、千葉、埼玉（一部除く）、北関東、長野、新潟、東京、神奈川、山梨、北陸、東海、近畿以西

コンビニおでんは、アツアツのお汁にたっぷり浸したまま持って帰れるので、旅行滞在中のホテルなどでも手軽に楽しめます。地域性はもちろん各家庭ならではのルールもあるのが、おでんの面白さ。旅する際は、訪れた土地のコンビニおでんをチェックしてみてはいかがでしょうか？

※ 地域により価格が異なる場合があります。
※ 地域により商品の規格や価格・発売日が異なる場合があります。
※ 店舗、地域によりお取扱いのない場合があります。
※ 地域により予告なく販売終了になる場合があります。