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中国人男性が日本に来て衝撃を受けたおもてなしとは

中国人男性が日本に来て衝撃を受けたおもてなしとは

更新日: 2020/05/29

着物に神社仏閣、大きな富士山…日本には誇るべき文化やスポットがたくさんあります。そしてそれらは日本人のみならず、たくさんの外国人旅行者にも愛されていて、中には“素晴らしき日本”を体感しようと、何度も日本を訪れる人もいるほどです。

今回お話を伺った中国出身のKさんも、そんなリピーターの一人。日本のどこがKさんをそんなに惹きつけるのか、理由はいろいろあるそうですが、そのひとつが「日本のサービスの良さ」 だそうです。

そんなKさんが感激したサービスとは? 逆にちょっとがっかりしたサービスとは? 日本をよく知っている人ならではの個人的視点から、いろいろ教えていただきました!(以下はアンケートに応じてくださった方の個人的な意見です)

日本のタクシーは安心で最高のサービス!

日本のタクシーは安心で最高のサービス!

移動手段のひとつであるタクシーに、中国人のKさんは感激しているようです。

「日本のタクシーは素晴らしいよ! どこの会社を利用してもぼったくられる心配がない。他の国だと、外国人はいいカモだと思われることも多いのに。車内はきれいで運転は荒くなく、運転手はフレンドリー。観光客は絶対に利用すべきだよ」

海外では「白タク」と呼ばれる、法外な値段を請求するタクシーが横行しています。また、タクシー会社に所属している車でも、メーターを違法改造しているなんてことも……。どこで乗っても料金にほとんど差はなく、安心したサービスを受けられるのは、日本のタクシーならではなのかもしれませんね。

ショップスタッフの絶妙な距離感、心地良いね

ショップスタッフの絶妙な距離感、心地良いね

次にKさんが感激したポイントは、ショップスタッフの接客態度。

「東京のいろんなお店に行くけれど、どこのスタッフもみんな、居心地のいい空間をつくっていて驚いた。押し付けがましくなく、距離を保っている。でも、歓迎していないわけではない。ブランド店だけではなく、小さなお店でもいい雰囲気のスタッフが多いと思う」

Kさんがそう感じてくれるのは、日本人独特のサービス精神もあるのかも? 英語が苦手な日本人も多いですが、ホスピタリティなら世界でも負けません!

パンフレットの多言語化はありがたい!

パンフレットの多言語化はありがたい!

観光にかかせないパンフレットにも、感激しているそう。

「電車でもテーマパークでも、必ず多言語のパンフレットが置いてあるのが嬉しいよ。地図やイラストで分かりやすく作り込まれているから、迷うことがない。でもしいて言えば、営業時間や地図とかの情報だけじゃなくて、どんなサービスを受けられるかとか、おすすめのポイントを詳しく書いてあると、もっといいと思う」

「概要だけでなく、もっと踏み込んだ情報も書いてほしい」とKさん。情報を増やして、「もっと日本のすばらしさを伝えるべきだ!」とのことでした。このあたりは、日本の“謙虚さ”が出てしまっているのでしょうか?

電話予約のシステムがいい!一方、中国は…

電話予約のシステムがいい!一方、中国は…

レストランやホテルの予約サービスについては、このように話してくれました。

「電話予約できるのがとても便利でいいサービスだよ! 欲を言えば、電話で予約した後に、メールで確定の連絡がほしいけどね。最近の中国はデジタル化が進みすぎて、メールかチャットでしか予約できないから、確実に予約したいときには逆に不便なんだ。」

大切なイベントなら余計、確実に予約したいですよね。その意味では、電話で施設の人と直接に話せるサービスがあるのはいいことです。しかしまさか中国で、デジタル化による思わぬ弊害があったとは……。

ウェブサイトだけ、どうして英語の情報が少ないの?

ウェブサイトだけ、どうして英語の情報が少ないの?

Kさんは来日前に、どこを訪れようかウェブサイトでリサーチしているとのこと。そこで、ときどきこんな戸惑いに直面するのだそうです。

「日本のウェブサイトの情報は豊富だけど、言語が中国語や英語になると、極端に情報が少ないと感じるよ。僕みたいに日本語が少し読める人はまだいいけど、日本が初めての旅行者は苦労するかもね」

そこでKさん、こんな対策をしているそう。

「日本好きな台湾人のブログを読んでいるんだ。写真が多くて参考になるよ」

Kさんは街中のサービスは文句なしのようですが、情報の面では「いいものがあるのにうまく出せてなくてもったいない!」と感じているみたいです。


日本の高品質のサービスが外国人旅行者にもっと伝わるためのヒントをたくさんもらえました。Kさん、今回の日本旅行も楽しんでくださいね!

Written by:

田中ラン

田中ラン

旅行会社に勤める現役会社員の日本人ライター。大手ウェブサイトで編集者として従事した後、旅行会社に転職。そのため、旅行系・グルメ系のジャンルを得意とし、日本全国47都道府県で取材実績あり。旅行会社勤務だからこそ知れる秘境や絶景、旅の裏ワザを伝えながら日々取材に奔走している。

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