ファミリーレストランの定番、「ドリンクバー」は、多くの人が一度は利用したことがあるのではないでしょうか。注文すれば、セルフサービスで好きなドリンクが飲み放題となる超お得なサービスです。
人気ファミレスの筆頭ともいえるガストにも、もちろんドリンクバーが存在します。セットドリンクバーのお値段219円(税抜)。そして、どうやらガストのドリンクバーがここに来て著しい進化を遂げているのだとか……。
なんと、店舗によっては最新機種導入してタッチパネルでの簡単操作が可能に。さらに69種類(ガスト三鷹店※店舗によって種類は異なります)もある飲み放題のフレーバーの中から、お好みの飲み物を混ぜ合わせて、自分オリジナルのミックスドリンクを作ることを推奨しているというのです!これは非常に興味深い……。
ということで、LIVE JAPAN編集部は『ガスト三鷹店』にお邪魔し、イタリア人、中国人、日本人の3人の女子たちと共に、その楽しさを体感してみることにしました!
こちらはイタリア人のスィモナさん。翻訳の勉強をしに日本にやってきた訪日半年の学生さんです。ガストはまだ利用したことがなく、今回の企画を楽しみにしていたそう。
続いて中国人のララさん。日本で暮らし始めて3年半の現役大学生。ガストはモーニングのメニューがお気に入りで、たまに利用しているみたいです。
そして日本人の池田麻友菜さん。フリーランスのライターとして活動中です。最近はあまり通っていないものの、学生時代はガストに入り浸ることもあったとか。
今回は、この3人にそれぞれ自分の好みでオリジナルのミックスドリンクを作ってもらいます。国籍がバラバラの3人は、果たしてどんな飲み物を作るのでしょうか?
さっそく店内に入ると……ありました、ドリンクバー!噂のタッチパネル式とは別に、手動で注げる野菜ミックスやアイスティー、コーヒーなども設置されています。
ホットドリンクも大充実。茶葉だけでこんなにも種類が豊富だとは驚きです。もちろんコーヒーやカプチーノなど、バリスタ機で自動で注げる飲み物も常備。さらにココアに、オ・レやミルクティー、マキアートなどは抹茶・バニラ・キャラメルというテイストを加えることもできます。
3人は、あまりに膨大なドリンクの種類に一時ボーゼン……。
確かに、突然ここから好きなドリンクを選んでミックスしろと言われると、途方に暮れてしまう気持ちはわかります。そこで、ガストの広報さんからおすすめアレンジのアドバイスを貰いながら、自分好みのミックスドリンクを見つけ出していくことにしました。
イタリア人スィモナさんはやっぱりラテン風のドリンクに!
まず、真っ先にドリンクバーに直行したのはスィモナさん。おもむろにグラスにガムシロップを入れると、ミニッツメイドオレンジ(果汁100%)とトロピカル アイスティーを4:6の割合で注いでいきます。
スィモナさんが作ったのは、『南国アイスティー』。
トロピカル アイスティーをオレンジで割るという、リゾートムード満点のドリンクです。
実はイタリアのアイスティーは、無糖では飲まれることは少なく、砂糖がたっぷり入って甘いのが主流だとか。『南国アイスティー』はスィモナさんの里心がちょっぴり現れたチョイスだったようです。
お味の方はいうと……「甘~い!でも、それが美味しい。普通のアイスティーにオレンジを足す味は想像がついたけど、トロピカル アイスティーのちょっと変わった風味とのバランスがバツグンね!」と、スィモナさん感激。まさにイタリア人好みの味が作れたと大喜びで、今後のドリンクバーの定番になってしまいそうと語ってくれました。
中国人のララさんは色味重視!インスタ映え抜群の仕上がりに
次にやってきたのはララさん。可愛いもの大好きなララさんは、ジュースもキュートでカラフルなものにしたいと意気込んでいました。とにかく色味を大事に!を合言葉に、ミニッツメイドオレンジ(果汁100%)にカルピス、そしてメロンソーダを順に1/3ずつ注いでいきます。
ララさん作の『メロンボールキッズ』。
沈殿したオレンジと、カルピスの白濁、メロンソーダのグリーンが見事に分離し、美しいグラデーションを描いています。
中国人はお茶を好むイメージが強めですが、日本に負けず劣らず数多くの種類のジュースが売られているため、選んだドリンクもララさんにとっても珍しくはないものばかりだったようですが、それが合体したらいったいどうなるのでしょうか。
飲んでみると、なんとも形容しがたい新しい味にビックリしていたララさん。「これは中国でも飲んだことがないテイストですね。でも、不思議と美味しい。まったりした味になるかと思ったけど、炭酸が弾けるので想像よりも爽やかな後味です」これまでに無かった新しい味を偶然にもつくり上げられてしまう!これぞミックスドリンクの醍醐味ですね。
日本人の池田さんは“カラダにやさしいドリンク”を具現化!
最後にドリンクバーへと向かったのは、池田麻友菜さん。なんとホットドリンク用の茶葉を使い、濃いめのローズヒップティーを作るところから始めました。これは意外なチョイス。
ローズヒップティーを蒸らしている間に、野菜と果実 ニンジンミックスをコップに1/3ほど入れます。そこにカルピスも同じ分量だけ注いで……。
ローズヒップティーを一気に注ぎ込みます!
世にも美しいビジュアルのドリンクが完成しました!
『野菜カルピスローズヒップティー』。
ふだん、あまり野菜ミックスやカルピスを飲むことがないという池田さん。紅茶類とミックスすれば、美味しく飲めるのではないかと考えたようです。
味の方はというと、これまた大成功。
「色味がいちばんきれいに出そうだったのでローズヒップティーにしましたが、これが正解。酸っぱいクセの強い味がジュース感を消してくれて、甘すぎず濃すぎず絶妙なドリンクになりました!」
日本人のスッキリした味覚の好みを見事に体現したドリンクとなったようです。
実に三者三様なミックスドリンクができあがりましたね。
ガストのドリンクバーには、まだまだ無限の可能性が広がっています。ぜひ皆さんも、お好みのミックスドリンクを作って、新しい味覚を見つけ出してくださいね!
取材協力/
ガスト三鷹店
東京都三鷹市野崎3-24-11
0422-39-7300
https://www.skylark.co.jp/
1979年生まれの熟女ライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像技術者・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーとして活動を始める。好きな食べ物はプリン体を含む食べもの全般。卵の黄身だけは世の中で唯一食べられない。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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