HOME 世界で愛される日本のかき氷だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!
世界で愛される日本のかき氷だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!

世界で愛される日本のかき氷だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!

更新日: 2020/08/19

いよいよ、本格的な夏到来!食欲もなくなるほどの暑い日には、冷たいスイーツで糖分を補給したくなります。その中でも「かき氷」は、冷たいスイーツの代表格ですよね。日本では、台湾の人気かき氷店「アイスモンスター(ICE MONSTER)」が日本に初上陸して原宿に店舗を構えたり、六本木の路地にあるかき氷店「yelo」に長蛇の列ができたりと、数年前からカキ氷人気が続いています。さらに、天然氷を使用したり、ソースに工夫を凝らしたりといった進化系かき氷も続々と登場しています。

そんな日本のかき氷ですが、外国人たちの目にはどう写っているのでしょうか?そこで、LIVE JAPAN編集部では、外国人14人にアンケートを実施して、外国人の好きなかき氷、嫌いなかき氷について調査しました!

“抹茶”はかき氷界でも一番人気!

“抹茶”はかき氷界でも一番人気!

人気が一番高かったのは、訪日観光客が買う日本のお土産としてもおなじみの“抹茶”フレーバー。
日本独自のものである抹茶味は、外国人にとってお菓子などでもなじみがあり、支持されているようです。抹茶味のシロップの上に、あんこの乗った“宇治金時”や、白玉の入ったタイプが好きだと答える人も。

――ドイツ/20代/女性
宇治抹茶味は、日本を感じられるから好き」

――韓国/30代/男性
日光で食べた抹茶味のかき氷は、めっちゃふわふわで舌で溶けてびっくりしました。今まで味わったことない感覚」

――台湾/20代/女性
「抹茶が好きだから、宇治抹茶のかき氷が好きかな。アズキや白玉なんかとの相性もすごくいいよね」

――アメリカ/30代/女性
「抹茶味が好きです。独特でおいしいと思います」

独特な味わいの抹茶味は「日本のスイーツを食べている」と外国人に実感してもらいやすいことが人気の理由でしょう。京都や日光などの観光地で食べて感動する外国人も多いようです。

ちょっと意外?舌を真っ青にして非日常を実感できる“ブルーハワイ”

ちょっと意外?舌を真っ青にして非日常を実感できる“ブルーハワイ”

次に人気だったのは“ブルーハワイ”。名前を聞いただけではどんな味かわかりにくいこのかき氷は、ハワイの青い海をイメージしたカクテル「ブルーハワイ」を模して作られたと言われています。目でも涼感を味わえるこのフレーバーのファンは意外にも多いようです。

――シンガポール/20代/女性
「ブルーハワイが一番面白いと思う!ブルーハワイという単語は初耳でどんな味なのか気になって食べてみたの。そしたらとてもおいしかったから一番好きに!」

――中国/20代/男性
「小さい頃にブルーハワイのかき氷をよく食べていて、非日常を感じていましたね」

――中国/30代/女性
「ブルーハワイは爽やかな味がするから好き」

子どもの頃、ブルーハワイを食べて真っ青になった舌を友人や兄弟と見せ合った人も多いのでは?ブルーハワイを食べると今でも童心に戻れるのかもしれませんよ。

少数派の意見は?

少数派の意見は?

そのほかには、レモン、イチゴ、メロンなど定番のフレーバーが続きます。目にも鮮やかな色合いが楽しいこれらのフレーバーは、定番なだけにあえてチョイスする人が少ないのかもしれません。

――オーストラリア/20代/男性
「食べたことがないから分からない!この夏は、日本のお祭りの屋台でかき氷を食べてみたいと思ってるんだ」

日本の夏は未経験で、まだかき氷を食べたことがないという意見も。ぜひ一度、かき氷を食べて日本の夏を味わってほしいものです。

甘味料、着色料が気になる?嫌いなかき氷No.1は真っ赤に染まる“イチゴ味”

甘味料、着色料が気になる?嫌いなかき氷No.1は真っ赤に染まる“イチゴ味”

嫌いなかき氷No.1は、なんと“イチゴ”。好きなかき氷として挙げる人もいましたが、それ以上にシロップの人工的な味が不評のようです。日本人では、かき氷といえばイチゴ味を連想しがちなので、意外な結果となりました。

――中国/30代/女性
「甘すぎるし、加工した味がするからイチゴの味は嫌いです。色も体に悪そう」

――シンガポール/20代/女性
「イチゴ味は、味の想像が大体つくし、そんなに食べないかな。ちなみにシンガポールのかき氷は『アイスチャング』というの。氷の下にローカルなお菓子が入ってて、そこに日本でいうシロップをとにかく全部入れるのよ」

――台湾/20代/女性
「イチゴ味かな。人工的な味がするから苦手」

好きな人にとってはあのカラフルな色が楽しいと思えるけれど、人工着色料や甘味料が苦手な人にとっては「健康に悪そう」、「本当のイチゴの味とはぜんぜん違う!」というイメージのようでした。

“メロン味”も、イチゴ味と同様に不人気……

“メロン味”も、イチゴ味と同様に不人気……

そして、鮮やかな緑色をしたかき氷といえば“メロン味”。こちらもイチゴ味と同様に健康に悪そうなイメージがあるようで嫌いなかき氷にランキング…。

――中国/30代/女性
「なんだか体に悪そうです。フレッシュなメロンは好きだけど、人工的に作られた味や色はちょっと苦手」

――台湾/20代/女性
「カラフルな緑色をしているので、なんとなく食欲がわきません…」

そもそも日本のかき氷自体が好きじゃない!?

そもそも日本のかき氷自体が好きじゃない!?

たくさんのフレーバーがでていて、好きなものを選べるということも、かき氷の楽しみといえるのですが、味云々ではなくそもそも日本のかき氷が苦手な人も…。

――アメリカ/30代/男性
「アイスクリームは食べるけど、かき氷は食べない。見た目はキラキラしていて美味しそうだけど、味は正直ビミョーですね…。見た目に騙されたくない。具が入っていないし、自然な味もしなく、本当の果汁の味がしないから健康的にも心配。アイスクリームの方が選択肢もたくさんあるし、人気があると思います」

――台湾/30代/女性
「日本のかき氷が好きではないかな。台湾のかき氷の方が好き。シロップだけではなく、フルーツとか、いろんなトッピングがあるから食べ応えがあるの」

とはいえ、最近多く登場しているニューウェーブかき氷などは、フルーツの果汁や果肉を使用したソースをたっぷりかけるものや、天然氷を使用したもの、マスカルポーネチーズやホイップクリームを使用したものなど、これまでの“日本のかき氷”のイメージを覆す、新たな味わいのものも多く登場してきています。


「日本のかき氷ってだいたいこんな感じでしょ」と食わず嫌いをせずに、新たなかき氷の世界を味わってみて、日本のかき氷のファンになってもらいたいですね。

  • 学校法人 新井学園 赤門会日本語学校 本校
    学校法人 新井学園 赤門会日本語学校 本校
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    • 最寄駅 日暮里 駅 (京浜東北線 / 山手線 / 常磐線 / 上野東京ライン / 日暮里・舎人ライナー / 京成本線 / 京成成田空港線(成田スカイアクセス))
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Written by:
松村知恵美
松村知恵美

家と映画館(試写室)と取材先と酒場を往復する毎日を送る映画ライター、WEBディレクター。2001年から約8年、映画情報サイトの編集者をやってました。2009年に独立し、フリーランスに。ライターとしての仕事の他、Webディレクションなど、もろもろお仕事させていただいています。

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