
欧米では「タコボール」の名称で親しまれる日本のたこ焼きは、夏祭りの定番の食べ物のひとつ。大阪発祥とされ、関西を中心に広まった後、全国へ広く浸透した。たこ焼きは、小麦粉を水に溶き、中に細かく刻んだたこ、紅しょうがや刻みネギもなどを加え、鉄板の型に流し込んで焼いた食べ物。スーパーやコンビニ、露店などで販売されているほか、家庭で楽むこともできる。たこ焼きは熱々で出来上がるので、食べるときには十分に注意が必要となる。
たこ焼きの歴史

大阪市西成区「会津屋」の初代・遠藤留吉によって1935年にたこ焼きは誕生した。兵庫の明石焼きにヒントを得て作られたと言われ、明石焼きが卵と小麦粉を使っている一方で、小麦粉のみを使うことで明石焼きと差別化を図り、たこ焼きを生まれた。
明石焼きは、現在でも兵庫県明石市を中心に愛されているが、1935年のたこ焼きの登場以降、瞬く間に明石焼きを凌駕し人々をその虜にした。お祭りなどで出店される屋台のメイン料理のひとつで、居酒屋やレストランなどでも親しまれている。
たこ焼きの作り方

たこ焼きは、端的に言うと、小さく刻んだたこを生地に入れ蒸し焼いたもの。生地には、天かすや紅しょうが、刻みねぎなどを基本に、季節の野菜など、好みによって具材はさまざま。
たこ焼き器 (たこ焼き専用にたこ焼き型に半球にくり貫かれたプレート) を使用すれば自宅でも簡単に作ることができる。生地をたこ焼き器に流し込み、たこを入れ、その他具材を入れる。2分ほど経過したら爪楊枝や箸、「たこ焼き返し」などを使ってたこ焼きを一つずつ返していく。ひっくり返したあとは、こまめに向きを変えたり微調整しながら数分待ち、きつね色に変わったら完成。お好みでソースやマヨネーズ、かつお節や青のり、青ねぎなどトッピングをするとよいだろう。
たこ焼き - 屋台の定番フード

日本のお祭りにはたこ焼きは欠かせない存在である。経木舟皿と呼ばれる小さな船のような入れ物に盛り付けられることが多く、箸は使わず爪楊枝で食べるのが通例。たこ焼きを食べる上での注意点は、熱々なので油断して火傷をしないこと。お祭りで盆踊りを見ながら、花火を見ながら、七夕を祝しながら、たこ焼きを食べれば幸せが口にも心にも広がることだろう。
ソーセージ、チーズなどお好みの具材を使ってたこ焼きをつくってみよう!

たこ焼きは誰でも手軽に自宅で作ることができる。ただ、たこ焼き器がないと綺麗な球形が作れないので、まずはたこ焼き器の準備が必須。カセットコンロを用意し、たこ焼き器をセット、生地を流し込み、たこなどの具材を入れて、ひっくり返して球形を作ると数分でできあがる、とても簡単な工程。「たこ焼き」というだけあって、たこを入れることがたこ焼きの一般的な在り方だが、自宅でたこ焼きを作るなら、必ずしもたこである必要はない。生地を作る工程は同じで、たこの代わりにソーセージやチーズ、豆腐、野菜など、好みに合わせて何焼きにだってできるのだ。たこ焼きを食べてみたいけど、たこが苦手だという方にとっては特におすすめの食べ方である
たこ焼きを自宅で作る上でも大切なのは、熱々なので火傷に気をつけながら食べること。とは言っても、焼きたてで熱々なときがたこ焼きで最も旨みが詰まっているので、冷めないうちに食べることが理想的。
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