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[MOVIE] 東京執事物語:もしも道に迷ったアメリカ人美女と出会ったら…ご主人様にだけ完璧な3スポットをお教えいたします

[MOVIE] 東京執事物語:もしも道に迷ったアメリカ人美女と出会ったら…ご主人様にだけ完璧な3スポットをお教えいたします

Update: 2017/07/26

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「みなさま、はじめまして。しがない執事でございます。突然ですが、みなさまは東京の魅力についてご存じでしょうか?2020年のオリンピック開催も決まり、今世界中から羨望を集めている街、それが東京です。最新スポットやトレンドが日々生まれ消えていく…。それと同時に、伝統的な文化もいまだ根付いている。なかでも本日紹介する日本橋は、歴史を感じさせるトラディショナルな文化と現代とが融合された、不思議な街。東京の、そして日本の魅力を知るにはうってつけな街なのでございます」

「おや?もしかしてあの子、道に迷ってる…?ひとりきりで不安そうですし、訪日旅行者のようですね」

「ここは私の出番、といきますか」

外国人女性(どうしよう…道に迷っちゃった。あ、あの人に聞いてみよう)

外国人女性「Excuse me. Would you show me where we are now on this map?(すみませ~ん。この地図のどこに今いるか分かりますか?)」※以後、日本語でお届けします

外国人女性「日本が初めてで、道がわからなくて…」
日本人男性「う~ん…僕もあんまりこの辺詳しくないんですよ」
外国人女性「そうなんですか…。どうしよう…」

執事風の男性「お困りのようですね」

二人「うわあ!!!」

執事風の男性「もしかして、道に迷ってますか?」

執事風の男性「もしよろしければ、私がここ日本橋をご案内して差し上げますが?」
外国人女性「あっ…えっ…」
日本人男性(うっわぁ…怪しいな、この人…。ほら、この子も固まっちゃってるじゃん…。日本が変な国って思われちゃうよ…)

外国人女性「…………」
執事風の男性「…………」

外国人女性「……せっかくなので、ぜひ!」

執事風の男性「(ニッコリ)」

日本人男性(ええ!?こんな怪しい人についていくの!?なんか笑顔になっちゃって乗り気じゃん!いやいや、あっちの方に行きたいとか勝手に会話進めてるし…ああ、心配だから僕も一緒に行こう…)

日本人男性「あの~、僕もご一緒していいですか?」
執事風の男性「ええ、もちろん」


外国人女性「日本人って、とっても親切ですね!あ、私はアメリカから来たホリーといいます。今日はよろしくお願いします」
日本人男性「(こんな怪しい人に個人情報教えちゃって大丈夫かなぁ…)えっと…僕は五十嵐です。…お兄さん、何者なんですか?」

執事「私は名も無きただの執事…。困っている方を見つけると、放っておけないたちでして。本日は私めにおまかせください(キリッ)」
五十嵐「…………(怪しい…)」

執事「それでは海外のお客様に私が是非おすすめしたい、とっておきの見どころをご紹介しましょう」

執事「おふたりとも、日本橋ははじめてですか?」
ホリー「はい!ガイドブックで見て、来てみたいと思っていました」
五十嵐「僕も恥ずかしながらはじめてなんです」

執事「そうでしたか。日本橋はいい街ですよ。ここは江戸の経済の中心的な役割を担った街とされていて、おおいに繁栄したんです。当時あった日本橋魚市場では、一日に千両ものお金が動いた、なんて言われているくらい。ちなみに、その魚市場が移転したのが、現在の築地市場なんです」

五十嵐「へぇ~!」

執事「そして、日本橋は歴史的建造物が残っていることでも有名ですよね。『日本銀行本店 本館』は明治29年に竣工され、いまでは国の重要文化財に指定されています。レンガ造りの建物は風情あふれますよね。『日本橋三越本店 本館』が竣工されたのは、大正3年。いまでこそ日本各地に百貨店はありますが、その走りとなったのが日本橋の三越なんです」

ホリー「まさに日本の伝統を感じさせる街なんですね」
五十嵐「知らなかった…」

執事「ええ。それだけではなく、街の至るところに、歴史の深いお店が立ち並んでいるんです。ところでおふたりとも、お腹は空いていませんか?」
五十嵐「空きました!」
ホリー「私も、日本橋でおいしいものが食べたくて」

執事「では、日本橋の中でも由緒があり、とても人気のある天ぷら屋さんにご案内しましょう」

ホリー「天ぷら!ぜひ食べたかったんです!」

執事「到着しました。こちらが日本橋の名店『天ぷらめし 金子半之助』。お昼前には行列が並び、外国からの観光客も大変多いお店です。天ぷらは江戸時代から東京の名物料理として人気でした。こちらでは、伝統的な味わいが楽しめますよ」

ホリー「楽しみです!」
五十嵐「いいニオイがします!」

執事「では、早速お邪魔してみましょうか」

執事「こちらでは天ぷらの揚がりを待つ間、ちょっとしたお惣菜をつまむことができます。今日のラインナップは、『いぶりたくあん』『きんぴらごぼう』『イカ柚子』ですね」

ホリー「私、柚子が大好きです」

執事「では、ホリーさんに取り分けて差し上げましょう」
ホリー「レディーファーストね!」
五十嵐(…僕の分は?)

執事「職人さんが揚げてくださる天ぷらは絶品です。カウンター席なので、その様子が見られるのも楽しいですよね」

ホリー「ん~、とってもいい香りがしてきました」

スタッフ「『天ぷらめし』お待たせいたしました。まずは第一弾のエビ、イカ、舞茸、シシトウ、玉子の天ぷらです。後ほど、カボチャ、ナス、かしわ、ホウボウを追加でお出しします。ご飯とお味噌汁がセットで、大根おろしの天つゆでお召し上がりください」

執事「揚げたては言い表せないくらいおいしいので、早速いただきましょうか」

ホリー、五十嵐「いただきま~す!」

ホリー「カラッと揚がっていて、全然しつこくないです!素材そのものの食感も残っていて、まさにイメージしたとおりの天ぷらです!私は舞茸の天ぷらが一番好き!」

五十嵐「海老がぷりぷりしていて何本でも食べられそうですね。舞茸やシシトウもいい香りがしていて、食欲がそそられるなぁ」

執事「喜んでいただけて、なによりです。おふたりとも、さらにこちらをご覧ください」

ホリー「これは!?」
執事「このお店の名物、『卵の天ぷら』です」
五十嵐「ええ!卵を天ぷらにしちゃうんですか!?」

執事「ご飯にのせて、“醍醐味”という一味山椒としょうゆをかけて食べるのが、お店のおすすめです。こうして割ってみると、半熟の黄身があふれてきて…。まさに至福ですよね」
ホリー「日本の天ぷら技術ってすごい!」

執事「ホリーさん、お味はいかがですか?」
ホリー「サクサクの衣と半熟の卵が相まって、はじめて体験する味わいです」

五十嵐「卵かけご飯の進化系ですね!…あれ?執事さん、食べてないじゃないですか」
執事「私はみなさんをエスコートするのが役目なので、職務中にいただくわけには…」
五十嵐「そんなこと言わず、ほら、早くしないとせっかくのおいしい天ぷらが冷めちゃいますよ!」

執事「で、では、お言葉に甘えて一口…手袋をつけたままで申し訳ございません」

執事「なんて…おいしい…!滋味深い味わいで、思わず顔がほころんじゃいますね…。やっぱり、天ぷらは日本が世界に誇る料理だなぁ…」
五十嵐(この人、自分の世界に浸りすぎなんだけど)
執事「…はっ!失礼いたしました。では、お腹が満たされたところで、次へ参りましょうか」

ホリー「ここは?」

執事「こちらは『福徳神社』。いまからおよそ1100年前からこの地に鎮座し、日本橋を見つめてきた神社です。ビルの隙間を抜けたところに突然鳥居が現れるので驚かれますが、お買い物で訪れた方や近隣の方の憩いのスポットとなっています。かの徳川家康公も参詣したといわれているんですよ」

ホリー「素敵ですね!」

執事「ちなみにこちらは『宝くじ当選』のご利益がある神社ともいわれています」

五十嵐「えっ!じゃあ、お参りしなきゃ!お金欲しい!」

執事「…欲深い方は置いておいて、次に参りましょう」
五十嵐「あっ、待ってくださいよ~~」

執事「さて、こちらはなんのお店かわかりますか?」

ホリー「…雑貨屋さん?」

執事「こちらは和菓子屋さん、『榮太樓總本鋪 日本橋本店』です」

執事「なんと文政元年、1818年に創業された伝統あふれるお店なんですよ。江戸の庶民には高価だった有平糖という飴をもっと気軽に楽しめるように、と創意工夫を凝らした飴が人気を集め、以来、大勢の人たちから支持されるようになったんです。江戸時代から続く製法が受け継がれていて、一口で歴史を感じさせる味わいが特徴ですね。カラフルなデザインの缶もたくさん販売しているので、若い女性のファンも多いんですよ」

執事「…ということで、こちらは私からおふたりへのプレゼントです」

ホリー「サプライズ!とってもうれしいです!」
五十嵐「僕にも!?ありがとうございます。いやぁ、ただついて来ちゃっただけなのに悪いなあ」

執事「おふたりとも、日本橋はいかがですか?」

ホリー「とっても楽しかったです!日本橋って、伝統と新しいものがミックスされていてモダンな街ですね」
五十嵐「日本人なら、一度は訪れるべき街だと思いました。独自の進化を遂げていて、老若男女問わず、誰もが楽しめるところですね」

執事「そう、日本橋は街開発が進む一方で、古き良き伝統も残されているんです。このように懐かしさと新しさを併せ持つ街って、なかなか他にはないかもしれませんね」

ホリー「日本の伝統に触れたいという外国人には、まさにピッタリの街でした!昔ながらの製法で作られる天ぷらや飴も食べられたし、店構えにも歴史が感じられて素敵な時間を過ごせたと思います」
五十嵐「歴史に想いを馳せながら食べる天ぷらは絶品だったよねぇ」
ホリー「イエス!それに、こんな街中に神社があることにもビックリ!」
五十嵐「宝くじ当選、なんてご利益もあるみたいだしねぇ」
ホリー「…イエス」
五十嵐「案外日本橋を訪れたことがないって日本人は多いと思うけど、食も楽しめるし、街をブラブラするだけでもいろんな発見があるし、一度は来るべきですね!」

執事「おふたりに日本橋の魅力が伝わったのなら、私はとても嬉しいです。ぜひみなさま、日本橋にお越しください」

今回まわった日本橋観光 半日コース

  • Kaneko-Hannosuke
    Kaneko-Hannosuke
    • 住所 1-4-3 Nihonbashi-Honcho, Chuoh-ku, Tokyo
    • 最寄駅 Mitsukoshi-mae Station
    • 電話 03-6262-3734

    Mon-Fri; 11:00-22:00 (21:30 Last call) / Sat-Sun,National holidays; 10:00-21:00 (20:30 Last call)

  • Fukutoku Jinja Shrine (Mebuki Inari)
    Fukutoku Jinja Shrine (Mebuki Inari)
    • 住所 2-4-14, Nihonbashi-muromachi, Chuoh-ku, Tokyo
    • 最寄駅 Mitsukoshi-mae Station
  • Ameya Eitaro Nihonbashi shop
    Ameya Eitaro Nihonbashi shop
    • 住所 1-2-5, Nihonbashi, Chuo-ku, Tokyo
    • 最寄駅 Nihonbashi station
    • 電話 03-3271-7785

    Mon-Sat; 9:30~18:00

五十嵐が目撃した、怪しい執事のサービスショット(この人、何なんだ…)

五十嵐が目撃した、怪しい執事のサービスショット(この人、何なんだ…)

「福徳の森」前の仲通りにて

「福徳の森」前の仲通りにて

「福徳の森」前の仲通りにて

「日本橋」麒麟像の前にて

「榮太樓飴」前の並木通り前にて

「榮太樓飴」前の並木通り前にて

Actor:

伊藤裕一

伊藤裕一

俳優・モデル・MC・作家 オリオンズベルト所属。 主な出演作品にCM「楽天生命保険」、映画「進撃の巨人」、ドラマEX「Doctor-X 外科医・大門未知子」、舞台「~崩壊シリーズ~九条丸家の殺人事件」・「リメンバーミー」等がある。 劇団「お座敷コブラ」は主宰・脚本・演出・出演を手掛ける自身の劇団。多才を生かし様々なジャンルで幅広く活躍中。

Written by:

五十嵐 大

五十嵐 大

83年生まれのフリーエディター・ライター。マンガを読みながらゴロゴロするのが趣味。デスゲーム系から胸キュン少女マンガまで、守備範囲は広め。

Photo by:

石川ヨシカズ

石川ヨシカズ

1981年神奈川県横須賀市生まれ。フリーカメラマンとして、広告雑誌等で人物写真を中心に活動中。

※記事掲載時の情報です。

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