日本のソウルフード、うどん。数多ある麺類の中でも、うどんが一番好き!という人も少なくないのでは。つるとんたん、丸亀製麺、はなまるうどんなど有名チェーン店が続々と海外進出を果たし、世界でもその味が認められている。
ところで、うどんと一言でいっても、かけうどん、きつねうどん、力うどんと種類はさまざま。
日本人でも好みが分かれるうどんだけど、外国人が好きな味は一体どれ?LIVE JAPAN編集部では、外国人15人にうどんの好みを詳しく取材。多くの人から支持された人気No.1うどん、そして外国人が苦手なうどんNo.1も判明した(以下はアンケートに応じてくださった方の個人的な意見です)!
人気No.1は「カレーうどん」!優しい甘みにハマる!?
もっとも票数を獲得したのはカレーうどん。とろみのあるカレースープとうどんの絶妙なマッチングは日本人の愛すべき味だが、外国人にも評価されているのはうれしい!
――アメリカ/20代/男性
「初めて見たときは、『カレーとうどん!?』と思って衝撃だったけど、食べてみたらおいしくて。何しろ僕は日本のカレーの甘くて優しい味が好きだから、うどんと合わせても、そりゃ絶対おいしいよね!」
――韓国/30代/男性
「韓国にももちろんカレーとうどんはあるけれど、そのふたつを合わせた料理は斬新。カレーはライス以外にも合うと知ってびっくりしました」
――アメリカ/20代/女性
「日本らしいメニューだと思う。日本にきて本格的なカレーライスを食べたけどおいしいと思ったし、カレーうどんもとろみがあって好き!」
カレーうどんが好きと答えた人は、日本のカレーが好きだからカレーうどんも好きになった、と答える人が大多数。だし汁にカレー粉はくわえた優しい味のカレーうどんは、外国人たちの口にも合うみたいだ。
甘い味わいが絶妙な「きつねうどん」が人気No.2
次に人気があったのは、きつねうどん。出汁がたっぷり染み込んだ油揚げは甘くてジューシー!日本ならではの食べ方だが、外国人からの評価が高かった。
――カナダ/20代/女性
「油揚げの甘い味が好み。カナダではメープルを使った甘い×しょっぱい味付けが多いから、カナダ人の口に合う気がする」
――ドイツ/20代/女性
「冷凍うどんを買ってきて、つゆかけて、ささっと食べることが多いです。油揚げを乗せて食べるのが好き!」
――アメリカ/20代/女性
「日本に初めて留学した大阪で食べて、それから大好きになりました。アメリカにもうどんショップはあるけれど、きつねうどんは無いから残念」
きつねうどんの発祥は大阪といわれている。本場で食べたのが人生初のきつねうどんなら、好きになるのは当然かも!
少数派の意見を紹介!ボリューム満点の「肉うどん」は男性に人気
煮付けた牛肉や豚肉を盛った肉うどんも、少数ながら支持された。
――フィンランド/20代/男性
「肉が好きだから!この組み合わせは最高。肉たっぷりのカレーうどんもいいね」
――フランス/20代/男性
「豚しゃぶが乗っているうどんは、どれも間違いなくおいしい!大根おろしも好きだから、肉うどんのトッピングに加えたい」
がっつり食べたい時にぴったりの肉うどんは、ヨーロッパ出身の男性たちのお腹も満たしているらしい。
ツウな「ぶっかけうどん」が好きな人も
讃岐うどんのチェーン店が各地に進出して、日本全国ですっかり市民権を得たぶっかけうどん。うどんを冷水でしめて、ツユをぶっかけて食べるシンプルな味つけが好きな外国人もいた。
――アメリカ/30代/女性
「つゆが多いとお腹一杯になってしまうから、ぶっかけが食べやすいです。これから暖かくなると、ますます冷たいぶっかけうどんがおいしく感じられそう」
――フィリピン/20代/女性
「冷たいヌードルは私の国になかったから新しい!ざるうどんも好きで、氷の上にうどんが乗っているのをみるとわくわくする」
出身国にない食べ方は確かにわくわくしそうだ。
天ぷらのトッピングにもこだわりあり
うどんにはトッピングも重要。チェーン店でよく見かける天ぷらのトッピングが好き、という人もちらほら。
――アメリカ/女性/30代
「天ぷらで特に好きなのは、さつまいも、なす、かぼちゃ。ちくわは味がないから好きじゃないの。とり天とから揚げがあったら、天ぷらを選ぶかな。うどんには天ぷらが一番よね!」
――韓国/男性/30代
「天ぷらはちくわ、さつまいも、えびがいい。かき揚げはコスパがいい!」
かき揚げはごぼう、にんじん、玉ねぎなどの具材が入ってボリュームがあるけど、「コスパがいい」という意見は新しい!
苦手なうどんNo.1は「月見うどん」。その理由は?
次に聞いたのは、苦手なうどんについて。一番に挙がったのは、なんと月見うどん!卵の黄身とうどんのつゆはとても合うと思うけど…。
――カナダ/20代/女性
「生卵とうどんのつゆは合わないと思う。いつ割ればいいか分からないし。カナダでもあまり生卵は食べなかった」
――ドイツ/20代/女性
「嫌いではないけど無いほうがいいかな。明太子が乗っているうどんも一緒」
――アメリカ/30代/女性
「生卵を食べる習慣がないから、うどんに乗っているのは嫌」
卵について否定的なコメントが寄せられる中、こんな前向き?な声も。
――アメリカ/20代/女性
「味は苦手だけど、月見うどんって名前は情緒があって素敵だと思う」
卵の黄身を満月に見立てた月見うどんは、月見の風習がない国の出身の人から見ると、新鮮に映るらしい。
また、同じく卵の黄身が乗っている讃岐うどんのひとつ「釜玉うどん」について回答する人も。
――フィンランド/20代/男性
「麺はスープに入ってるの?どうやって食べるの?実は食べたことがなくて、見た目が面白そうだからトライしてみたい気持ちもあるけど、なんかおいしくなさそう…」
生卵を食べる習慣がない国もあるから、苦手という人が多いのは納得。釜玉うどんの半熟加減なんてたまらないけど…いつか食べてくれますように。
人気No.1にもかかわらず「カレーうどん」が苦手な人多数
次に苦手という声が多かったのは、なんと人気No.1のカレーうどん。
――フランス/20代/男性
「別々にしたらおいしいけど、カレーはやっぱりライス」
――シンガポール/20代/女性
「カレーうどんは嫌い。辛いのが苦手だから!」
――台湾/30代/女性
「嫌いなわけじゃないけど、濃くて、途中であきちゃうからあんまり頼まないかな。でも、台湾の友だちはみんな大好き」
カレーが嫌い、という声は置いておいて、カレーうどんは苦手でもカレー自体が好きな人は多そう。スープカレー系のうどんなど、カレーうどんのバリエーションも増えているので試してもらいたい!
海藻系のうどんは見た目からNG!
とろろ昆布のうどん、わかめうどんなど海藻系も馴染みがないためNGな人がいた。
――アメリカ/男性/20代
「わかめのそばやうどんは見た目がいや。ぐしゃぐしゃにした草が乗っているみたいで…。これからも食べようと思わない」
――アメリカ/女性/20代
「とろろ昆布うどんを見たとき、『得体の知れないものがある…』と一瞬固まっちゃった」
麺が見えなくなるくらいわかめたっぷりのうどんやそばはサラリーマンも好きな定番ランチだが、なかなか手厳しい声が集まった。
これは合わない!苦手なトッピング
苦手なトッピングについて。唯一あった回答がこちら。
――アメリカ/30代/女性
「トッピングにコロッケ。よく分からない。合わない気がする」
立ち食いそば店などで時々見かけるコロッケのうどんやそば。日本人からしても、なぜ麺類に投入してしまったのか疑問が残るトッピングだが、メニューとして根付いているのはファンが多いということ。めんつゆに浸したサクサクの衣が意外と合う、とぜひ伝えたい。
アンケートで見えた各国のうどん事情
最後に、アンケートとともに各国のうどん事情も垣間見えたので、一気にご紹介。
――アメリカ/30代/女性
「アメリカでも最近はうどんのお店が人気。ニューヨークやカリフォルニアといった大都市では日本食レストランが人気だし、日本のうどん専門店が上陸しているよ。去年は『つるとんたん』がオープンして行列になっていたそうです」
――台湾/30代/女性
「台湾には丸亀製麺とはなまるうどんが上陸していて、どちらも大人気!日本人なら1~2個くらいのトッピングだと思うけど、台湾人はいろんな種類を取ってみんなでシェアするのが好き」
――ドイツ/20代/女性
「ベルリンにもうどん屋さんがありますよ。ドイツ人もうどんはみんな好きみたい」
――インドネシア/20代/男性
「インドネシアに日本のうどんチェーン店がオープンして、現地の人にもすごい人気。シンプルなうどんに天ぷらなどをトッピングしている人が多いよ。一杯300円くらいのお手頃価格なのも嬉しいね」
人気のチェーン店が海外進出していることも手伝って、各国の人たちに愛される日本のうどん。世界中のどこでもうどんが食べられる日も近い!?
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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