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ほぼ日手帳とは、日本生まれのスケジュール手帳で、1日1ページたっぷり書くことができ、自由にアレンジできることが魅力。毎年9月に新しいラインナップが発表され、ユニークなデザインの数々が話題になっている。いまでは世界各国に61万人以上の愛好者がいるという。LIVE JAPANは8月19日、新ラインナップ発表会を取材した。
ほぼ日手帳について
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ほぼ日手帳は、日本で活躍するコピーライター、糸井重里氏が運営するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」(略して「ほぼ日」)のオリジナル商品として、「自分たちが使いたい手帳を作ろう」という思いの下で発売された。スケジュールを書く手帳としての役割だけでなく、機能性やデザイン性も備えている。
そしてほぼ日手帳といえば、自由な使いかたができることも魅力のひとつだ。
メモ帳として使う、絵を描く、写真を貼る人もいれば、会議や外出予定などなどを書き込むだけの人や日記帳として活用する人も多い。
作り手側は「ほぼ日手帳のコンセプトは”LIFEのBOOK”。書いたり貼ったり、使い方は自由です。好きなようにアレンジして使ってください」と伝えている。
2017年版のラインナップは79種類というから驚きだ。国内外の有名なデザイナーとコラボレーションしたものや、世界中にファンがいるゲームソフト「MOTHER2」とのコラボレーションなどバリエーションも豊かに揃っている。
機能性を備えたほぼ日手帳
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ほぼ日手帳の特徴は3点。一つ目に、1日1ページであること。二つ目に日本の「文庫本」と同じA6判サイズで、トモエリバーという丈夫で軽い手帳に適した紙を使っていること。最後に、インクがにじみづらく、裏うつりしにくいことだ。
また、「糸かがり綴じ」を採用し、パタンと平らに開いても文字が書き込みやすくなっている。カバーの両側にある2つのペン差しにペンを通すと、手帳が開かない構造になっている。
各ページの下には、著名人やアーティストなどの言葉を記した「日々の言葉」が掲載されている。これはウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のコンテンツから選ばれたものだ。日本語版の「オリジナル」だけでなく、2013年版から販売されている英語版「Planner」にも掲載されている。
サイズは先に紹介したA6判サイズの「オリジナル」の約2倍サイズの「カズン」、見開き1週間の「weeks」もある。
新しいラインナップ
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2017年は、クラシックなもの、アーティスティックなもの、日本のポップカルチャーをベースとしたもの、素材にこだわったリバティプリント生地やメッシュの素材、上質なレザーを使ったものなどもあり、価格や好みにあわせて選ぶことができる。そのうちのいくつかを紹介する。
カラフルでKawaii!増田セバスチャンのほぼ日手帳
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原宿のショップ「6%DOKIDOKI」やきゃりーぱみゅぱみゅの「PONPONPON」MV美術制作などで有名な「Kawaiiカルチャー」をけん引してきた増田セバスチャン氏。
彼がデザインしたのはオリジナル版の「THANK YOU ALL」とweeks版の「Day Dream」。ドーナッツ、ドールハウス、自転車などが描かれ、半透明のコラージュデザインの表紙が印象的。先端にビーズが付いたパステルカラーのしおりもかわいい。
minä perhonen: 皆川明氏の「piece」と「tambourine」

日本のファッションデザイナー皆川明氏のブランド「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」で用いられる生地のあまり布を組み合わせパッチワークしたデザインを用いた手帳カバー「piece,」。期間限定の抽選販売がされる(9月15日に抽選受付は終了)。デザイナー皆川氏がブランド初期の柄を選んだ「tambourine」は、ヘリンボーン柄のウール生地に刺繍をほどこしたもの。どちらもオリジナル版のほかにカズン版もある。
『MOTHER2』とのコラボレーション手帳
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1994年に任天堂のゲームとして発売された『MOTHER2』。海外では「アースバウンド」として知られている。その『MOTHER2』とコラボレーションした手帳。実際のゲーム画面を手帳カバーにした「MEMORIES」「1994」「ぼく(ネス)」の3種類が揃う。1日中プレーしている気分になれそうだ。
世界を旅した「ほぼ日」
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Facebookの英語のほぼ日手帳ユーザーグループから始まった「Travelling Hobonichi」プロジェクト。2015年の一年間で、アメリカから始まり、欧州、アジアなど14カ国、36人の手から手へと手帳が渡り、東京へ戻ってきた。手帳は、シールなどでデコレーション、イラストやメッセージが描かれ、分厚くなっていた。
ほぼ日手帳のウェブサイトを翻訳するリンジーさんもこのプロジェクトの参加者のひとり。
「手から手へと渡って、手帳が世界を旅したことはとても素晴らしいことです。手帳には人々の生活や思いが込められています。ほぼ日手帳ファンの間には強い絆があるが、世界中を旅したこの一冊にはもっともっと深い絆があるように思う」という。
購入はこちらで!

表参道駅から徒歩8分ほどの場所に位置するほぼ日刊イトイ新聞の常設ショップ「TOBICHI」や全国のロフト、ほぼ日公式ストアで購入できる。ぜひ一度チェックしてみてほしい。
HOBONICHIのTOBICHI
時間)11:00~19:00、休)火・水曜
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ホボニチノトビチ
- 住所 4 Chome-25-14 Minamiaoyama Minato-ku, Tōkyō-to 107-0062
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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