日本での船の利用は、観光面でも移動面の手段でもおすすめ。日本のフェリーや屋形船、ショートクルーズなどの概要やサービス、乗り方などを紹介。
写真:いしかり(太平洋フェリー株式会社)
フェリーのサービス
日本のフェリーは短い航路から300キロメートル以上の長距離のものまで200航路ほどある。現在では韓国やロシア、中国などへの航路も存在する。離島への観光や長距離の移動手段としても便利な日本のフェリーだが、その中でも中長距離フェリーになると客室が設けられている場合が多い。部屋の種類としては、スイートルームのような貴賓室、1等船室などの個室タイプ、大部屋に2段ベッドがある部屋も。
フェリーの運賃
船会社、距離の短長、時期、客室の種類などで異なる。乗るフェリーのホームページを確認するのが良いだろう。大人料金1名につき、幼児・小児(未就学児頃まで)1〜2名の料金がかからないこともある。また、車やバイクの搭載も別料金が上乗せさる。
屋形船のサービス
屋形船とは、川で食事や酒盛りをして楽しむ日本の伝統的文化のひとつである。17世紀頃に成立したものだが、現在でも屋形船は健在。川沿いの景色や花火を眺めるために利用されている。宴会用にカラオケの設備を備えている船もある。収容人数は20名前後から、大きい屋形船でも100名程度の規模になっている。
屋形船の運賃
違いはあるが、いずれも5千円以上からが一般的。食事内容や季節の行事にあわせて乗ろうとすると4~5万円するパターンもある。事前に料金は確認しよう。
ショートクルーズのサービス
日本を観光するなら、1泊~1週間程度のショートクルーズもある。日本の観光地をかいつまんで回れるだけではなく、食事やダンスなど、クルーズ船特有のサービスを受けながら泊まれるのが魅力。特に日本の会社のクルーズ船であれば、日本の食事が楽しめるメニューを用意していることも多い。
ショートクルーズの運賃
2泊3日程度のショートクルーズは、5万円からの値段設定になる場合が多い。部屋のグレードによっては数十万のプランもある。料金には、宿泊費や食事の費用、その他のサービス費用が含まれている。
予約方法
短距離のフェリーについては、予約不要で当日現地での受付のみの場合がある。屋形船、ショートクルーズは、食事などが含まれるため、事前予約が必要だ。当日でも予約ができるところもあるが、週末など利用者が多い日は予約が埋まっていることもある。フェリー、屋形船、ショートクルーズともに、電話やインターネット上での予約が一般的となっている。英語表記のサイトを用意していたり、英語で案内をしてくれるところもある。また、旅行代理店を通じて予約することもできる。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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