「47JIMOTOフラペチーノ®」は、スターバックス日本上陸25周年記念のひとつとして企画されました。日本中で働くバリスタ（スタッフ）が、各都道県の特産物などを使ったフラペチーノ®を考案。夏にかけて期間限定・地域限定で販売しています。北海道地区は「北海道 とうきび クリーミー フラペチーノ®」を発売。「とうもろこしのドリンクって、どんな味？」とSNSなどで話題になっていました。

商品名の「とうきび」は、とうもろこしを表す方言で、収穫量・出荷量ともに日本一（※農林水産省 令和元年野菜生産出荷統計より）を誇る北海道の特産品です。札幌市の大通公園では焼きとうきびや、ゆでとうきびが売られ、街を包む香ばしさが、夏の風物詩として語られています。

スターバックスの公式ホームページによると、「なまらLOVE HOKKAIDO」をテーマに、「いつまでもスターバックスと北海道をなまらLOVE（心から好きな存在）として、広大で様々な魅力に溢れる北海道のように、お客様にいつまでもワクワクを届けていきたい」という想いで考案されたそうです。ちなみに「なまら」は、「とても」という意味を表す北海道弁です。

スターバックスファンなら「北海道 とうきび クリーミーフラペチーノ®」は飲み逃したくないところ。出来れば発売日に味わいたいですね。心を躍らせながらお店に向かいました。

店内を見渡すと、さっそく「北海道 とうきび クリーミーフラペチーノ®」を味わっている人たちを見かけました。笑顔からおいしさが伝わります。原料に北海道産の生乳やとうもろこしを使用。ホワイトチョコレート風味のシロップをベースに、とうもろこしフレークを加えることで、雪景色に太陽の光が反射してキラキラと輝く光景が表現されています。

白と黄色のコントラストを崩さずに最初の一口をいただきます。とうもろこしの甘さがクリームと交わり、香り豊かなスイーツのよう。くちどけの良さに驚きました。しかし、この段階のとうもろこしは隠し味。まだ本性を潜めています。

少し飲み進めたところで十分にかき混ぜれば本領を発揮。とうもろこしフレーク・ホワイトチョコ風味のシロップ・クリームがミックスされ、冷たいポタージュのような味に大変身。濃厚な甘味の後をクリームが爽やかに追いかけ、後味はさっぱり。これまで味わったことがない味覚に思わず笑顔がこぼれました。

各店舗では「エスプレッソショットを追加で焼きとうもろこし風」など、バリスタの提案が公開されています。さまざまな組み合わせを試して、自分にベストな「北海道 とうきび クリーミーフラペチーノ®」にカスタムしてください。

「スターバックス ストロベリーフラペチーノ®」と飲みくらべてみました。ストロベリーソースとミルクを合わせ、ホイップクリームをトッピング。酸味と甘味のバランスが良く、2004年の発売以来人気を誇る夏限定のドリンクです。

それぞれに個性が異なるので比較が難しいですが、「スターバックス ストロベリーフラペチーノ®」は、これまで改良が加えられているだけあり、完成したおいしさを感じます。何もトッピングせず、シンプルに味わいたいドリンクです。「北海道 とうきび クリーミーフラペチーノ®」は、新進気鋭のアーティストのよう。トッピングの組み合わせによって、予測不能なおいしさを秘めている気がしました。

「北海道 とうきび クリーミーフラペチーノ®」は、北海道内すべての店舗で販売しています。トールサイズのみの提供で、価格は持ち帰り669円、店内利用682円です。販売期間は2021年6月30日から8月3日まで。「多くのお客様に味わっていただきたいので、従来の限定商品より数多く用意しています」とのことですが、材料がなくなり次第終了してしまう可能性があります。何よりおいしいので、はやく味わってくださいね。

取材協力:スターバックス

Text by:Masakazu
※本記事の情報は2021年6月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。