列車は、広い北海道の観光で欠かせない移動手段の一つです。2021年4月1日からJR北海道で提供されている訪日外国人向けのフリーパス「北海道レールパス」「JR East-South Hokkaido Rail Pass」「JR Tohoku -South Hokkaido Rail Pass」がリニューアルし、もっと便利に列車を利用できるようになります。さらに、新たなフリーパスも登場! その概要を解説します。
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JR北海道の4つのフリーパスがリニューアル!どこが変わる?
JR北海道で発売している、訪日外国人向けフリーパス「北海道レールパス 5日間用」「北海道レールパス 7日間用」「JR East-South Hokkaido Rail Pass」「JR Tohoku -South Hokkaido Rail Pass」が、2021年4月1日からリニューアルし、改札時の利用方法や有効期間、価格などが変わります。また、「北海道レールパス 3日間用」「北海道レールパス フレキシブル4日用」が、2021年3月31日で販売が終了に。
さらに便利になる4種のフリーパス、具体的にどのように変わるのでしょうか。詳しく解説します。
■自動改札機対応で時短!
これまでは、有人改札で駅員にフリーパスを提示して入場していましたが、リニューアル後は自動改札機の利用が可能になります。
■指定席券売機での指定席予約サービスがスタート
指定席の予約は、みどりの窓口のみで受け付けていましたが、「指定席券売機」でも予約ができるようになります。指定席券売機が設置されている駅は以下の駅です。(※印は、オペレーターと会話ができる「話せる券売機」が設置されている駅です。この券売機でも予約が可能です)
札幌駅(※)、桑園駅(※)、琴似駅、手稲駅(※)、小樽駅(※)、苗穂駅(※)、白石駅(※)、新札幌駅(※)、北広島駅(※)、島松駅(※)、千歳駅(※)、南千歳駅(※)、新千歳空港駅(※)、岩見沢駅(※)、苫小牧駅(※)、白老駅、東室蘭駅(※)、伊達紋別駅(※)、洞爺駅(※)、登別駅(※)、新川駅(※)、八軒駅(※)、あいの里教育大駅(※)、旭川駅、名寄駅、稚内駅、遠軽駅、北見駅、網走駅、新得駅、帯広駅、釧路駅、新函館北斗駅、函館駅、五稜郭駅、木古内駅、奥津軽まいべつ駅
■価格や有効期間が変更に。価格が下がったフリーパスも!
「北海道レールパス」の値下げや、「JR East-South Hokkaido Rail Pass」「JR Tohoku -South Hokkaido Rail Pass」の有効期間変更など、さまざまな点が変わり、よりお得に便利に利用できるようになりました。
<北海道レールパス7日間用>
海外で購入すると、これまでと比べて710円お得になります。
- 2021年3月31日発売分まで
- 25,710円(海外販売・日本国内販売同額)
- 2021年4月1日発売分から
- 25,000円(海外販売)、26,000円(日本国内販売)
※子どもは半額です
※一部追加料金が必要な列車があります
<北海道レールパス5日間用>
これまでと比べて海外で購入すると4,480円、日本国内で購入すると3,480円お得になります。
- 2021年3月31日発売分まで
- 23,480円(海外販売・日本国内販売同額)
- 2021年4月1日発売分から
- 19,000円(海外販売)、20,000円(日本国内販売)
※子どもは半額です
※一部追加料金が必要な列車があります
<JR East-South Hokkaido Rail Pass>
これまでは、海外販売・日本販売で価格が異なりましたが、2021年4月1日発売分から同額に。また有効期間が「連続6日間」に変更になります。
- 2021年3月31日発売分まで
- 26,900円(海外販売)、27,930円(日本国内販売)
- 2021年4月1日発売分から
- 27,000円(海外販売・日本国内販売同額)
※子どもは半額です
<JR Tohoku -South Hokkaido Rail Pass>
これまでは、海外販売・日本販売で価格が異なりましたが、2021年4月1日発売分から同額に。また有効期間が「連続6日間」に変更になります。
- 2021年3月31日発売分まで
- 19,750円(海外販売)、20,790円(日本国内販売)
- 2021年4月1日発売分から
- 24,000円(海外販売・日本国内販売同額)
※子どもは半額です
新たな2種類のパスが登場!登別と富良野への観光が便利に
札幌近郊から、登別エリア、富良野エリアまでの普通・特急列車の自由席が4日間乗り放題になる2種類のフリーパスが、2021年4月1日より発売になります。
購入方法はどちらのエリアパスも共通で、海外で購入する場合は、指定の旅行会社で引換証を購入、日本国内で購入する場合は、日本到着後にJR北海道の発売箇所で購入できます。
■札幌-登別エリアパス
登別地獄谷などの定番観光地や、2020年にオープンした「ウポポイ(民族共生象徴空間)」の観光に便利です。
- 価格
- 海外発売 8,000円
日本国内発売 8,500円
※子どもは半額です
■札幌-富良野エリアパス
旭川や美瑛も含まれているので、旭山動物園や青い池など人気の観光地巡りに活用できます。
- 価格
- 海外発売 9,000円
日本国内発売 9,500円
※子どもは半額です
2つのパスはそれぞれ、新千歳空港や札幌駅などの主要駅が含まれるほか、札幌との距離が近い人気観光地・小樽へも行くことができます。このパスを活用して、たくさんの観光地を巡ってみましょう。
なお、「北海道レールパス」「JR East-South Hokkaido Rail Pass」「JR Tohoku -South Hokkaido Rail Pass」「札幌-登別エリアパス」「札幌-富良野エリアパス」は、日本以外の政府などが発行した旅券を有し、短期滞在の入国資格により観光目的で日本を訪れる方のみが利用できます。日本在住者や観光ビザ以外で入国した人は利用できないので注意が必要です。
ただし2022年9月30日までは在留外国人も購入が可能になります。さらに「札幌-登別エリアパス」「札幌-富良野エリアパス」を購入した方にはお得なキャンペーンを実施中。詳細は以下よりご覧ください。
Eチケット引換証の取り扱い開始!
「北海道レールパス」「札幌-登別エリアパス」「札幌-富良野エリアパス」については、インターネット上で各パスのEチケット引換証(QRコード)の販売が始まります。旅行前にパス引換証を用意しておけば、JR北海道指定の引換所でQRコードを提示して、スムーズにフリーパスと引き換えることが可能になります。
- 販売
- 海外の旅行会社(KKday、KLOOK、myrealtrip、Travelokaなど)※今後拡大予定
- 販売期間
- 2021年4月1日から順次 ※購入するサイトにより異なります
- 購入方法
- 上記の旅行会社のWebサイトにて購入可能。購入に関する詳細は、各旅行会社のホームページをご確認ください。
Text by:みんなのことば舎
※本記事の情報は2021年3月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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