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道民が伝授!車でまわる「春の北海道旅行」4泊5日モデルコース

道民が伝授!車でまわる「春の北海道旅行」4泊5日モデルコース

更新日: 2024/05/29

色とりどりの花が咲き、緑いっぱいの大自然が楽しめる、春の北海道。そんな北海道を旅行するなら、時間を気にせず効率的にまわれる車が一番。近年は高速道路の建設が進んでいるので、快適に都市間を移動できます。また、新千歳空港近くにはレンタカーを借りられる場所も多いも便利なところ。今回は、地元のライターが4泊5日で楽しめる春のドライブコースを紹介します!

目次
  1. 【1日目】 
    10:30 新千歳空港近くでレンタカーを借りて小樽へ
  2. 12:00 情報収集のために「 小樽国際インフォメーションセンター」に立ち寄る
  3. 12:30 「小樽寿司屋通り」で春シャコを味わう
  4. 14:00 艶やかなコントラストが絵になる「手宮公園」でお花見
  5. 15:30 小樽を代表する観光スポット「小樽運河」を散策
  6. 22:00 札幌市郊外のドミトリータイプホテル「ちょい寝ホテル」へ宿泊
  7. 【2日目】
    9:00 春が訪れる旭川へ
  8. 11:00 命の尊さを教えてくれる「旭山動物園」を楽しむ
  9. 16:00 偶然による奇跡で誕生した「白金青い池」へ
  10. 17:20 春の訪れはまだ先の「十勝岳」で、冬の北海道の疑似体験をする
  11. 18:30 十勝岳連峰と美しい田園地帯を望む「B&B plus+ シューティングスター」に宿泊
  12. 【3日目】 
    9:00 富良野から十勝エリアの大自然を楽しむ
  13. 9:20 まるごと富良野を楽しめる「フラノマルシェ」でショッピング
  14. 12:00 十勝の味覚が集まる「道の駅ガーデンスパ十勝川」でランチ
  15. 13:30 ゆったり自然を感じる「十勝川カヌーツアー」
  16. 16:00 美人の湯として名高い「十勝川温泉」に宿泊
  17. 【4日目】
    9:00 日高エリアに向かい襟裳岬へ!
  18. 10:00 絵のように美しい庭園がひろがる「六花の森」へ
  19. 13:00 「ファームレストラン守人(まぶりっと)」で希少な短角牛を味わう
  20. 14:30 襟裳岬で強風を体感
  21. 18:00 最後の夜は「ナチュラルリゾート  ハイジア」でゴージャスに過ごす
  22. 【5日目】
    9:00 最終日は日高エリアを楽しみながら新千歳空港へ
  23. 9:30 「静内二十間道路桜並木」でピンクに染まる街道を走る
  24. 14:00 ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターで野生動物に出会う
  25. 17:00 新千歳空港でフライトまでの時間をめいっぱい楽しむ
  26. 春の北海道は躍動感に溢れています

【1日目】 
10:30 新千歳空港近くでレンタカーを借りて小樽へ

【1日目】 
10:30 新千歳空港近くでレンタカーを借りて小樽へ

まずは新千歳空港近くのレンタカーショップにてレンタカーを借り、小樽の桜を見に行きましょう。道央エリアでは、4月下旬から5月初旬にかけて桜が開花します。新千歳空港から小樽ジャンクションまでは、道央自動車道で1時間20分。突然眼下に開ける日本海の美しさに、目を奪われることでしょう。

12:00 情報収集のために「 小樽国際インフォメーションセンター」に立ち寄る

まずは情報収集
まずは情報収集

小樽駅から直線上徒歩約15分の場所にあるのが「小樽国際インフォメーションセンター」。英語、中国語、韓国語を話せるスタッフが常駐する(日によって異なる場合あり)観光案内所で、外貨両替機、外国語版観光マップも設置され、様々な情報提供や観光案内を行っています。小樽後志と北海道の特産品を取りそろえる物産店「ポートマルシェotarue」もあり、免税対応も可能です。市内をめぐる前に立ち寄ってください。

  • 小樽国際インフォメーションセンター
    • 住所 〒047-0007 北海道小樽市港町5−3
    • 最寄駅 JR小樽駅から徒歩15分
    • 電話 0134-33-1661
    • 外国語対応:英語、中国語、韓国語

12:30 「小樽寿司屋通り」で春シャコを味わう

子持ちシャコのおいしさは一度食べたら忘れられない
子持ちシャコのおいしさは一度食べたら忘れられない

良好な漁場がある小樽は、海産物の宝庫です。小樽運河へ向かう200m先には、「小樽寿司屋通り」と呼ばれており、「小樽寿司屋通り名店会」として加盟している老舗寿司店5店舗が軒を連ねています。

なかでもぜひ味わいたいのが「シャコ」です。シャコはエビやカニと同じ甲殻類で、寿司ネタとしても人気。春のシャコは4月下旬から6月下旬までが解禁期間で、卵の量も多く、味も歯ごたえも最高です。この時期でしか味わうことができない小樽の味覚をご賞味ください。

  • 小樽寿司屋通り
    • 住所 〒047-0024 北海道小樽市花園1丁目11-9

14:00 艶やかなコントラストが絵になる「手宮公園」でお花見

小樽有数の桜スポット
小樽有数の桜スポット

小樽運河を祝津方面に走ると、「手宮公園」の看板が出てきます。ソメイヨシノをはじめ、約690本もの桜が植えられており、一面をピンクに染め上げます。日本海を見下ろす高台にあり、海と桜のコントラストが美しく、いつまでも眺めていたいほど。キャンパスを広げて絵を描いていることも見受けます。春のひと時をゆっくりと過ごすことができますよ。

15:30 小樽を代表する観光スポット「小樽運河」を散策

小樽観光では外せないスポット
小樽観光では外せないスポット

小樽港は北海道開拓の玄関口として発展。小樽運河は、運搬船の接岸距離を長くすることを目的に1923年に完成しました。現在は運河としての役割を終えていますが、散策路や63基のガス灯が設置され、小樽観光の主要スポットに位置付けられています。運河沿いの石造倉庫群は当時の姿のまま残されており、在りし日の姿を偲ぶことができます。

小樽を後にして、高速道路で札幌市に移動します。繁華街を楽しみたいならススキノ界隈、ゆっくり過ごしたいなら、中心地から少し離れた宿を選ぶとよいでしょう。

22:00 札幌市郊外のドミトリータイプホテル「ちょい寝ホテル」へ宿泊

個人宅に泊まっているようなアットホームな雰囲気 写真提供:ちょい寝ホテル
個人宅に泊まっているようなアットホームな雰囲気 写真提供:ちょい寝ホテル

ちょい寝ホテルは、札幌市郊外の手稲区にあるドミトリータイプのホテルです。個室化された小さなベッドスペースがあり、入り口は遮光カーテンで閉じられます。食事の提供はありませんが、近くに飲食店が多く、ホテル内のキッチンで自炊することもできます。

調理器具や食器なども用意されている
調理器具や食器なども用意されている

駐車場は無料で、道央自動車道手稲インターチェンジに近いので、移動も便利です。宿泊以外にも朝寝(6:00〜10:00)や、お昼寝(12:00〜16:00)も行っていますので、眠くなった時の休憩にも利用できます。なお、外国語にはポケトークで対応。新型コロナウイルス対策として、館内の消毒を徹底し、宿泊客にはマスクの着用をお願いしています。

  • ちょい寝ホテル
    • 住所 〒006-0013 北海道札幌市手稲区富丘3条7丁目1-58
    • 電話 011-688-8707
    • チェックイン:18:00~23:00
      料金:1泊3,278円~ 朝寝・お昼寝1,000円
      定休日:なし

【2日目】
9:00 春が訪れる旭川へ

ホテルをチェックアウトして、道央自動車道を使って旭川市に向かいます。山々の頂には、まだ雪が残り、北海道にようやく春が訪れたことを感じることでしょう。

11:00 命の尊さを教えてくれる「旭山動物園」を楽しむ

躍動感あふれる動物たちが迎えてくれる
躍動感あふれる動物たちが迎えてくれる

札幌から高速道路で約2時間、「旭山動物園」は日本最北の動物園です。「泳ぐペンギンの様子を水中から観察できる」、「猛獣が肉に食らいつく姿が見られる」など、工夫を凝らした展示方法で、一躍人気になりました。「こども牧場」では、ウサギやモルモットと触れ合うことができ、動物の体温や臭いを感じることができます。

飼育員が解説しながら動物たちにエサを食べる「もぐもぐタイム」や、躍動感あふれる展示が人気を博し、一時は年間300万人も訪れましたが、ブームに翻弄されず、動物の死や環境破壊に警鐘を鳴らすなど、実直に動物たちと向き合う姿も評価されています。

16:00 偶然による奇跡で誕生した「白金青い池」へ

偶然が奇跡を起こした神秘的な池 写真提供:美瑛町観光協会
偶然が奇跡を起こした神秘的な池 写真提供:美瑛町観光協会

旭山動物園から一般道で約40分、「白金青い池」は十勝岳の防災工事の際にできた堰堤に水がたまってできました。水質に白色系の微粒子が含まれており、池を青く輝かせます。それが、白金青い池です。十勝岳の雄大な自然と、立ち枯れたカラマツが幻想的な雰囲気を醸し出しています。

  • 白金青い池
    • 住所 〒071-0235 上川郡美瑛町白金
    • 電話番号:0166-92-4321(美瑛町商工観光交流課)
      駐車場営業時間:5月~10月 7:00~19:00 11月~4月 8:00~21:30
      駐車料金:自動車(各種) 1台 500円
      定休日:なし

17:20 春の訪れはまだ先の「十勝岳」で、冬の北海道の疑似体験をする

町に春が訪れても十勝岳の雪解けはまだ先 写真提供:美瑛町観光協会
町に春が訪れても十勝岳の雪解けはまだ先 写真提供:美瑛町観光協会

白金青い池から一般道で約45分かけて十勝岳温泉に向かいます。地上では桜が咲き始める季節ですが、標高1,280mの十勝岳温泉郷付近には、まだ雪が残っているので、冬の北海道を疑似体験することができます。ただし山道は凍結していますので、必ずスタッドレスタイヤが装着されているかどうかを確認してください。

  • 十勝岳温泉郷
    • 住所 〒071-0579 北海道空知郡上富良野町吹上
    • 電話番号:0167-45-3150 (かみふらの十勝岳観光協会 )
      営業時間:8:30~17:00
      営業期間:5月中旬~10月中旬

18:30 十勝岳連峰と美しい田園地帯を望む「B&B plus+ シューティングスター」に宿泊

ブランコが吊るされたキングルーム。一つと同じ部屋はない
ブランコが吊るされたキングルーム。一つと同じ部屋はない

十勝岳温泉郷から一般道で約40分かけて本日の宿を目指します。B&B plus+ シューティングスターは、日本人とシンガポール人のご夫婦がオーナーのホテルです。「あなたを彩る体験を贈りたい」をコンセプトに、ヨガリトリートプランや、シンガポール家庭料理の夕食プランなどを提供しています。

リビングから眺める十勝岳連峰は、ホテル自慢のひとつ
リビングから眺める十勝岳連峰は、ホテル自慢のひとつ

3つの客室は、オーナーご夫婦のこだわりがちりばめられ、いずれも個性的でホスピタリティにあふれています。館内のあちらこちらから十勝岳連峰と美しい田園地帯が望め、ゆったりと贅沢な時間を過ごすことができます。小さな宿なため密になりにくいですが、新型コロナウイルスによる感染症防止のため消毒を徹底しています。オーナーご夫婦は英語が話せますので、旅のよき話し相手になってくれますよ。

【3日目】 
9:00 富良野から十勝エリアの大自然を楽しむ

3日目は十勝エリアで、北海道の雄大な自然を楽しみます。富良野から帯広までは狩勝峠を越えるダイナミックなルートです。エゾシカなど野生動物の飛び出しに注意してください。

9:20 まるごと富良野を楽しめる「フラノマルシェ」でショッピング

富良野に来たら絶対に立ち寄りたい
富良野に来たら絶対に立ち寄りたい

B&B plus+ シューティングスターのオーナー夫婦に見送られ、約20で「フラノマルシェ」に到着しました。「富良野の中心街から富良野の魅力を発信」をコンセプトに、 1号館では富良野産の農産物や特産品のほか、新鮮食材を生かしたスイーツを販売し、2号館は、富良野の食材を使った飲食店や雑貨店などが軒を並べています。季節によってメニューが変わることもあり、いつ訪れても楽しめますよ。

  • フラノマルシェ
    • 住所 〒076-0024 北海道富良野市幸町13-1
    • 電話 0167-22-1001
    • 営業時間:10:00~19:00(冬季は~18:00)
      全館休業日:11月15日~19日,12月31日,1月1日

12:00 十勝の味覚が集まる「道の駅ガーデンスパ十勝川」でランチ

美味しそうな食べ物が多くて何を食べようか迷ってしまう 写真提供:十勝川温泉観光協会
美味しそうな食べ物が多くて何を食べようか迷ってしまう 写真提供:十勝川温泉観光協会

フラノマルシェを後にして、一般道を約2時間かけて十勝エリアに車を進めます。午後に向けて一休み。

音更町の「道の駅ガーデンスパ十勝川」には、揚げたての十勝カレーパンを販売する「よりみちベーカリー」、十勝の生乳を使った乳製品や、大豆を使った甘味が味わえる「木かげのカフェ」、十勝産チーズをふんだんに使ったピザが美味しい「ターブル・べジ」、あっさりとした味わいが特徴の中札内田舎どりを使った「からあげハウス」など、地元食材を使った料理を提供する店が集まっています。日本有数の農業・酪農地帯と呼ばれる十勝エリアの味覚をお召し上がりください。

  • 道の駅ガーデンスパ十勝川
    • 住所 〒080-0262 北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目1
    • 電話 0155-46-2447
    • 営業時間:9:00~19:00(金、土、日は21:00)
      定休日:毎月第2火曜日,8月は第3火曜日、11月~3月 第2・第3火曜日

13:30 ゆったり自然を感じる「十勝川カヌーツアー」

自然の中をゆったりと 写真提供:十勝川カヌーツアー
自然の中をゆったりと 写真提供:十勝川カヌーツアー

道の駅ガーデンスパ十勝川でおなかを満たした後は、すぐそばの「十勝ネイチャーセンター」で、十勝川カヌーツアーに参加します。広大な十勝川の中流域まで約6キロメートルを2時間半かけて2名乗りカヌーで下るアクティビティで、野鳥の声を聴きながら、ゆっくりと景色を堪能します。途中に中州でティータイム。贅沢な時間が流れます。運がよければ、オジロワシや、タンチョウに出会えることも。北海道アウトドアガイドが、カヤックでサポートしてくれるので安心して楽しめます。

  • 十勝川カヌーツアー
    • 住所 〒080-0263 北海道河東郡音更町十勝川温泉南12丁目1-12
    • 電話 0155-32-6116
    • 開催期間:4月~11月
      料金:大人7,700円(16歳以上)

16:00 美人の湯として名高い「十勝川温泉」に宿泊

十勝エリア随一の温泉街 写真提供:十勝川温泉観光協会
十勝エリア随一の温泉街 写真提供:十勝川温泉観光協会

十勝川温泉は、十勝ネイチャーセンター のすぐそば。植物のエキスと岩石のミネラルの両方をたっぷり含んだ、全国でも珍しいモール温泉です。化粧水のような保湿効果があるので“美人の湯”とも呼ばれています。温泉街には高級ホテルからリーズナブルな宿まで多数の宿泊施設があり、予算に合わせて選ぶことができます。早めにチェックインを済ませて、ゆっくりと希少な泉質に浸かってください。

  • 十勝川温泉 三余庵
    • 住所 080-0263 北海道 河東郡音更町十勝川温泉南13
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    • 最寄駅 札内 駅 (根室本線)

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    最新の料金や料金詳細、客室の条件は異なる場合がありますので、提携先のサイトをご確認ください。

【4日目】
9:00 日高エリアに向かい襟裳岬へ!

十勝エリアから日高エリアに向かいます。 国道336号線の広尾町からえりも町庶野地区までを結ぶ約33.5キロメートルは、長い歳月と建設費用をふんだんにかけて建設されたことから 「黄金道路」と呼ばれ、切り立った岸壁沿いに道路が続いています。

10:00 絵のように美しい庭園がひろがる「六花の森」へ

六花亭の世界観を再現 写真提供:六花亭製菓株式会社
六花亭の世界観を再現 写真提供:六花亭製菓株式会社

十勝川温泉を出発して約50分走ると「六花の森」に到着します。北海道を代表する製菓店「六花亭」が、「花柄包装紙に描かれた草花でいっぱいの森をつくりたい」と願いを込めて作った花畑です。100,000平方メートルの広大な大地に、エゾリンドウ、ハマナシ、オオバナノエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカなどが咲き乱れています。園内にはクロアチアの古民家を移築したギャラリーが点在。訪れる人たちの目を楽しませてくれます。

13:00 「ファームレストラン守人(まぶりっと)」で希少な短角牛を味わう

赤身肉のおいしさがたまらない 写真提供:髙橋牧場
赤身肉のおいしさがたまらない 写真提供:髙橋牧場

十勝エリアを後にして、一路日高エリアに向かいます。約2時間で襟裳町に到着。小高い丘に建つ「ファームレストラン守人(まぶりっと)」は、希少な「日本短角種」を飼育する髙橋牧場直営レストランです。

リーズナブルに味わえる牛丼やハンバーガーのほか、焼肉ハウスも併設しているので、ランチに最適です。えりもの短角牛は、厳しい寒さの中、潮風に運ばれたミネラルたっぷりの牧草を食べて育ちます。大地でのんびりと育った短角牛の赤身肉にはグルタミン酸などのうまみ成分が豊富に含まれ、噛むほどにおいしさが広がります。

家庭的な客室 写真提供:髙橋牧場
家庭的な客室 写真提供:髙橋牧場

髙橋牧場では、「短角牛の魅力やえりもの町や自然をたくさんの人に知ってほしい、」との思いから、ファームイン(一泊二食付き 大人8,800円 ・ 小人(小学生以下)7,700円)を併設しています。牧場の中の一軒家のまわりにいるのは短角牛だけ。潮風が安らぎを運び、夜には星が瞬きます。都会では味わえない贅沢な時間を過ごしてください。
※現在、コロナ感染防止対策として宿泊は一日一組限定としています。

  • ファームレストラン守人
    • 住所 〒058-0342 北海道幌泉郡えりも町えりも岬406-1
    • 電話 01466-3-1129
    • 営業時間:ファームインは9:00~17:00
      定休日: 日曜・月曜

14:30 襟裳岬で強風を体感

襟裳岬には、いつも強い風が吹いている 写真提供:えりも町役場
襟裳岬には、いつも強い風が吹いている 写真提供:えりも町役場

ファームレストラン守人(まぶりっと)から5分ほど走り、襟裳岬に向かいます。ここは毎秒風速10メートルの風が吹く日が260日を超える日本有数の強風地域です。岬にある風の館では、人工的に強風を体感することができます。

子育て中のゼニガタアザラシ 写真提供:えりも町役場
子育て中のゼニガタアザラシ 写真提供:えりも町役場

岬の沖合に600頭ほどアザラシが定住しています。3~4月にかけて出産して4月下旬から6月にかけて子育てをするので、この時期は赤ちゃんアザラシを見られるチャンス。展望台に設置されている望遠鏡をのぞくと、親子で仲良く泳ぐ姿を見ることができますよ。

日高の春はウニが旬
日高の春はウニが旬

日高エリアでは春に漁のシーズンを迎えます。日高昆布など海藻を食べて育ったウニは、身の入りも良くとても美味。口の中に入れると、磯の香りと甘さが広がります。時期は4月上旬から5月まで。えりも町、様似町、浦河町、新ひだか町の寿司屋や食堂で提供されており、店先に「春ウニ」と染め抜かれた幟がはためいています。この時期にしか食べることができない味覚を味わってください。

18:00 最後の夜は「ナチュラルリゾート  ハイジア」でゴージャスに過ごす

落ち着いた雰囲気の中で静かに時間を過ごす
落ち着いた雰囲気の中で静かに時間を過ごす

北海道最後の夜は、落ち着いた雰囲気のゾートホテルで締めくくります。襟裳岬から約1時間50分、「ナチュラルリゾート  ハイジア」は、ギリシャ神話に登場する美と健康を司る女神「ハイジア」から命名されました。ホテルに着くと、日高山脈から吹き込む風、小川のせせらぎ、季節の花々の香りなど、自然の息吹に迎えられます。

地元無農薬野菜や獲れたてで旬の食材を使った専属シェフによる料理は、味はもちろん見た目も鮮やか。一品一品が心に残ります。夕食後は、夜空を見上げてください。降り注ぐような満天の星空に驚かされますよ。新型コロナウイルス対策として館内の消毒を徹底、外国語対応も行っています。

【5日目】
9:00 最終日は日高エリアを楽しみながら新千歳空港へ

最終日は、日高から新千歳空港に向かいます。雄大な自然や、そこに生きる動物たちの姿、躍動感あふれる春の息吹など、思い残すことなく心に焼き付けましょう。

9:30 「静内二十間道路桜並木」でピンクに染まる街道を走る

約8キロメートルにわたる桜並木は圧巻
約8キロメートルにわたる桜並木は圧巻

「ナチュラルリゾート  ハイジア」を出発して、町内の桜の名所を目指します。静内二十間道路桜並木は、道幅が二十間(36メートル)あることから、その名が付きました。道内随一の桜の名所として知られ、毎年5月上旬~5月中旬に、延長約8キロメートルにわたって約2,200本ものエゾヤマザクラ、カスミザクラ、ミヤマザクラが咲き誇ります。風に吹かれて花びらが飛び交う様子は、言葉にできないほど幻想的。忘れられない思い出になることでしょう。

14:00 ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターで野生動物に出会う

目の前にハシブトガラが飛来してきた 写真提供:ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター
目の前にハシブトガラが飛来してきた 写真提供:ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター

美しい桜並木を堪能した後は、新千歳空港に向かいます。1時間30分走って「ウトナイ湖 道の駅」で一休み。目の前に広がるウトナイ湖は、ラムサール条約湿地に登録された野鳥保護区です。アカゲラ、ハシブトガラ、センダイムシクイなど、留鳥・渡り鳥併せて約270種もの野鳥たちが確認されています。湖に遊歩道が整備されているほか、ネイチャーセンターでは自然環境調査や保全、観察会や体験学習等を通じて広く自然環境を紹介しています。

  • ウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンター
    • 住所 〒059-1365 北海道苫小牧市植苗150-3
    • 電話 0144-58-2505
    • 営業時間:9:30~16:30
      料金:無料
      開館日:土日祝休日のみ

17:00 新千歳空港でフライトまでの時間をめいっぱい楽しむ

空港で露天風呂に浸かれるなんて!
空港で露天風呂に浸かれるなんて!

フライトまでの時間は、新千歳空港で過ごします。スイーツや、水産・農畜産品だけでなく、テーマパークや、映画館温泉まであり、退屈する間など与えてくれません。北海道民に、「飛行機に乗らなくても楽しい」と言わしめる人気のスポットです。

全道から人気ラーメン店が集まる「北海道ラーメン道場」
全道から人気ラーメン店が集まる「北海道ラーメン道場」

おなかがすいたら「北海道ラーメン道場」へどうぞ。全道各地から10店舗が出店するラーメンテーマパークです。いずれも北海道を代表する人気店で、味には定評があります。フライト前に本場の味を食べおさめてください。

春の北海道は躍動感に溢れています

飛行機が離陸すると、小さな窓に街灯りが映し出され、やがて漆黒に消えていきます。何も見えなくなった窓に、今回の旅の思い出が映し出されることでしょう。北海道の春は長い冬が終わり、人も、自然も活発に動き出す季節です。躍動感溢れる春の北の大地で、たくさんの思い出を作ってください。

Text by:Masakazu
※本記事の情報は2021年4月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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