札幌市を訪れる外国人観光客の数が増加しています。雪まつりやYOSAKOIソーランまつりなど、1年を通してさまざまなイベントが開催されているほか、街中に魅力的な観光資源があふれています。1日で回ることができる札幌市街地の観光スポットを地元のライターが紹介します!
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、掲載中の施設・店舗で営業時間の変更や休業となっている場合があります。詳しくは公式サイト等をご確認ください。
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110:00 札幌市時計台を観光
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211:00 大通公園を散策
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312:00 さっぽろテレビ塔を楽しむ
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413:00 二条市場で海鮮グルメランチ
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514:30 インスタ映えを狙って白い恋人パークへ
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616:30 創成川イーストの人気カフェ「FAbULOUS(ファビュラス)」でティータイム
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718:30 藻岩山から夜景を一望
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820:00 すすきので北海道グルメ&地酒を満喫
10:00 札幌市時計台を観光
札幌が誇るランドマークである時計台は1878年に北海道大学の前身となる札幌農学校の演武場として建設されました。建設から3年後に授業の開始や終わりを知らせるために時計が設置されたそうです。
1階の展示室には、世界の時計台の資料や札幌市及び北海道の文化財や文化財建造物に関する資料などが展示され、2階は貸しホールとしてコンサートなどのイベントが開催されています。札幌駅・大通駅から徒歩圏で、いつも観光客で賑わっています。
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札幌市時計台
- 住所 〒060-0042北海道札幌市中央区北1条西2丁目
- 電話 011-231-0838
料金:展示室観覧料 200円(高校生以下無料)
営業時間: 8:45~17:10(入館は17:00まで)
定休日: 1月1日~1月3日
※2021年7月11日(日)まで臨時休業中。外観の撮影等は可。
11:00 大通公園を散策
時計台から5分ほど歩くと大通公園に到着します。東西約1.5km、面積約7.8haにわたって芝生や花壇、噴水、彫刻などが整備されています。
公園のあちこちでトウモロコシを売るワゴンが香ばしい香りを漂わせています。毎年6月ごろに冷凍ものから生トウモロコシに切り替わります。春から秋までの営業ですが、ホワイトイルミネーションの時期など冬季も期間限定で営業することがあります。
大通公園では、四季を通して大きなイベントが開催されています。代表的なのが、例年2月上旬から中旬まで開催される「さっぽろ雪まつり」。大通公園全域に200基を超える雪像が立ち並びます。夜は幻想的にライトアップされるほか、近年ではプロジェクションマッピングによるショーも実施されています。
例年6月に開催される「YOSAKOIソーランまつり」は、高知県のよさこい祭りと北海道民謡のソーラン節をミックスして誕生した、新しい郷土芸能です。色とりどりの衣装に身を纏ったチームが、2019年は約280組が参加しました。
ホワイトイルミネーションは晩秋から初冬の札幌を彩るイベント。通常は16:30〜22:30までの点灯ですが、クリスマス期間中(12月23~25日)のみ、24:00まで点灯時間が延期されます。
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大通公園
- 住所 〒060-0042北海道札幌市中央区大通1丁目~12丁目
12:00 さっぽろテレビ塔を楽しむ
大通1丁目にそびえ立つ「さっぽろテレビ塔」は、1956年に完成し、半世紀以上も街の発展を見守り続けてきました。地上約90mの高さから大通公園全体が見下ろせます。また1階から展望台まで階段で登るイベントや、バンジージャンプが実施されることも。普段も1階から3階(一般的なビルの6階相当)までは109段の階段で上ることができますよ。
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さっぽろテレビ塔
- 住所 〒060-0042札幌市中央区大通西一丁目
- 電話 011-241-1131
展望台料金:大人720円 高校生600円 中学生400円 小学生300円 幼児(3歳以上)100円
営業時間:9:00~22:00(イベントにより変更あり)
定休日:不定休
13:00 二条市場で海鮮グルメランチ
テレビ塔から二条市場までは徒歩8分ほど歩いて二条市場へ。大通公園から創成川を越えた東側は「創成川イースト」と呼ばれ、古きよき風情と新しさが混在するディープなエリアとして注目されています。
二条市場は、明治初期に石狩浜の漁師が新鮮な魚を売りはじめたのがルーツと言われ、現在では鮮魚店や青果店をはじめ、たくさんの飲食店が営業しています。市場には寿司屋や海鮮丼の店などが数件あります。牡蠣やホタテなどを焼く香ばしい匂いが漂い、つい足が止まってしまいます。
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札幌二条市場
- 住所 〒060-0063札幌市中央区南3条東1丁目〜東2丁目
- 電話 011-222-5308
営業時間:7:00~18:00(飲食店街は6:00~21:00)※店舗により異なる
定休日:不定休
市内移動に便利なキップ
午後は中心部を離れて郊外を散策します。移動は市営交通が便利です。「地下鉄専用1日乗車券(大人830円)」や、土曜日・日曜日・祝日と年末年始限定で地下鉄が1日乗り放題になる「ドニチカキップ(大人520円)」、同じく路面電車が1日乗り放題になる「どサンこパス(370円)など、お得なキップが用意されています。
また、札幌市交通局では市街地を走る路面電車の楽しみ方をホームページで案内しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
http://www.city.sapporo.jp/st/english/modelcourse.html
14:30 インスタ映えを狙って白い恋人パークへ
大通駅から地下鉄東西線に乗り、終点の宮の沢駅で下車。徒歩8分で白い恋人パークに到着します。北海道土産の定番「白い恋人」の製造ラインを見学できるほか、お菓子作り体験工房や、チョコレートの歴史やアンティークコレクションを展示しています。
美しい花に彩られたガーデンでは、時間によって人形によるショーが開催されており、インスタ映えする人気のスポットです。札幌市の観光施設では初めてムスリム礼拝専用スペースを導入し、外国語対応ができるスタッフを配置するなど、海外からのゲストにもきめ細かいサービスを行っています。
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白い恋人パーク
- 住所 〒063-0052北海道札幌市西区宮の沢2条2丁目11-36
- 電話 011-666-1481
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
16:30 創成川イーストの人気カフェ「FAbULOUS(ファビュラス)」でティータイム
「FAbULOUS(ファビュラス)」は、創成川イーストにたたずむ人気のカフェです。モーニング・ランチ・カフェタイム・ディナーと幅広い用途で利用できます。カフェタイムには香り豊かなコーヒーはもちろん、パルフェやケーキなどのオリジナルスイーツが楽しめます。さらに「小樽ビール」をはじめとしたアルコールメニューもあり。
店内にはショップを併設しており、素材の良いデイリーウェアや、世界中から集められたインテリア雑貨を購入することができます。
白い恋人パークからは東西線宮の沢駅で地下鉄に乗り17分、バスセンター前駅で下車して徒歩約1分でアクセスできます。
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FAbULOUS(ファビュラス)
- 住所 〒060-0051 札幌市中央区南1条東2丁目3-1 NKCビル1F
- 電話 011-271-0310
営業時間:モーニング 8:00~10:30L.O ランチ 11:30~14:30L.O カフェ 14:30~17:30L.O
ディナー 18:00~23:00(L.O.フード22:00、ドリンク22:30)
定休日: 不定休
18:30 藻岩山から夜景を一望
札幌は、神戸、長崎と並び「日本新三大夜景」を名乗っており、190万都市の夜景を見渡せるスポットが藻岩山です。ファビュラスを離れて西4丁目駅から市電に乗車。20分ほどでロープウェイ入口駅に到着し、そこから藻岩山ロープウェイの山麓駅までの専用シャトルバスが発着しています 。
藻岩山は「恋人たちの聖地」にも指定されており、たくさんのカップルが「しあわせの鐘」を鳴らして永遠の愛を誓い合っています。二人の気持ちを永遠にロックするために、「愛の南京錠」も販売されていますよ。
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札幌もいわ山ロープウェイ
- 住所 〒064-0942 札幌市中央区伏見5丁目3-7
電話番号:011-561-8177(札幌もいわ山ロープウェイ山麓事務所)
営業時間: 夏季営業:10:30~22:00(上り最終21:30)冬季営業 :11:00~22:00(上り最終21:30)※12月31日・1月1日は営業時間が異なります
料金:もいわ山麓駅→もいわ中腹駅→もいわ山頂駅(展望台)往復 大人1,700円 子供 850円
定休日: 不定休
20:00 すすきので北海道グルメ&地酒を満喫
一日の終わりは、札幌の繁華街・すすきのに足を運び、北海道グルメと地酒で締めましょう。ロープウェイ入口駅から30分ほど市電に、乗りすすきの駅で下車します。「海空のハル」までは徒歩2分。道内の食材を使った料理と全国から集められた地酒がおいしいと評判の居酒屋です。
「ハル」とはアイヌ語で「自然から恵まれた食糧」という意味です。その名の通り2年前からアイヌ料理の提供も行っています。アイヌが祝い事で飲んでいた酒である「カムイトノト」も味わうことができるなど、北海道の文化と味覚が一つに集約されたお店でした。
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海空のハル
- 住所 〒060-0063北海道札幌市中央区南3条西4丁目 J-BOXビル5F
- 電話 011-231-6868
営業時間:17:00~23:30
定休日:毎月第1・第3月曜、毎週日曜(月曜祝の場合は日曜営業、月曜休)
札幌観光は一日では物足りない
本日は札幌を代表する観光地を巡りましたが、その他にも開拓の歴史を感じる「北海道庁旧本庁舎」や、冬季オリンピックの会場となった「大倉山ジャンプ競技場」「宮の森ジャンプ競技場」など、紹介したい観光スポットや飲食店がたくさんあります。機会があれば何度も札幌を訪れて街の魅力を堪能してください。
Text by:みんなのことば舎
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