北海道内の隅から隅まで、電車とバスが網羅している。車が運転できない、慣れない外国での運転には自信がない・・・という人でも、電車とバスをうまく利用して旅が楽しめる。札幌を基点に道内全域の主要都市を結ぶ特急列車や、主要な都市と都市とを結ぶ長距離バスは、時間にも正確で車内も快適。各駅から観光地をめぐる観光バスが運行されているエリアもある。JRはお得なプランもあるので、事前に確認しておこう!
ポイント1)快適でバスよりも早いJR路線
札幌から釧路・網走などの道東エリア、稚内、函館など、距離の離れた場所への移動は、JR北海道の特急列車がレンタカーやバスより早くてラク。停車駅も少なくシートも広々、車窓からの眺めを楽しみながら目的地まで快適に移動することができる。車内では駅弁の移動販売もある。ただし、特急列車は本数が限られているのと、基本的に札幌が発着駅となる。新千歳空港からは一度、札幌駅へ行くか、南千歳駅で乗り換えなければならないので注意。また、主要駅から各地へはローカル路線に乗り換えなくてはならない。事前に時刻表で時間をチェックしておこう。札幌〜釧路間は所要約4時間、札幌〜函館間は約3時間30分程。特急列車の乗車券はJR北海道のウェブサイトから予約するか、駅の窓口で直接購入しよう。
ポイント2)電車移動が多いなら「おトクなきっぷ」購入の検討も!
道内を電車であちこち巡るのであれば、JR北海道のおトクなきっぷを購入するのがおすすめ。往復割引、回数券、ふりーきっぷなど、さまざまなタイプのきっぷがあるので、旅行日程と移動ルートを照らし合わせて自分のスケジュールに合ったきっぷを探してみるといい。有効期間や利用条件はきっぷによって異なる。購入はJR北海道の主要駅にあるみどりの窓口や旅行会社などで。
ポイント3)道内の主要観光地を網羅!都市間バスでらくらく移動
北海道中央バスをはじめとする各バス会社により、主要都市間を結ぶ長距離バスが運行されている。特急列車と比べると多少時間はかかるものの値段は安め。車内は1人がけのリクライニングシートが主流で、トイレやテレビ、フリーWi-Fiなど設備も充実(一部バスを除く)。バス会社によっては膝掛けやおしぼり、スリッパといったアメニティのサービスもある。札幌〜富良野間の「高速ふらの号」(所要2時間28分)、札幌〜函館間の「高速はこだて号」(所要5時間30分)などの路線が便利。一部の長距離路線は事前予約制となっているため、バス会社のウェブサイトまたはバスターミナル内の窓口にて申し込みを。
ポイント4)バスセット券を活用して旅費をさらに節約!
北海道中央バスが提供する「バスセット券」は、バスの往復乗車券に観光施設の利用券や宿泊券などがセットになったお得な乗車券。フェリーや路線バスとの乗り継ぎ乗車券がセットになったタイプもある。季節や出発地点によってセットの内容はさまざま。札幌から旭山動物園までの往復バス乗車券と動物園入場券のセット大人4700円の場合、別々に購入するよりも860円もお得。一部プランは事前予約が必要。セット券の購入はバスターミナルの窓口にて。
ポイント5)車がなくても大丈夫!定期観光バスで手軽に観光
駅や市街地から離れており、車なしではちょっと行きづらい観光スポットを巡るのに便利なのが「定期観光バス」だ。各エリアのバス会社によって運行されており、コース内容もバラエティに富んでいる。駅前のバスターミナルを出発し、いくつかの観光スポットやショッピングスポットなどを回った後、出発地点のバスターミナルへ戻って解散というプランが多い。コースは半日のものから1日のもの、夜景を見に行く夜だけのコースなども。予約は各バス会社のウェブサイトより。英語、中国語、韓国語に対応した多言語案内システムを搭載しているツアーもある。
一例)運行は夏季限定。いずれも札幌駅前バスターミナル発。
・ファーム富田・四季彩の丘・青い池コース 所要10時間30分
・旭山動物園・富良野・美瑛 所要10時間30分
・支笏湖洞爺湖周遊 所要10時間30分
※所要時間や距離は目安です
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。
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