北海道にある丘のまち・美瑛の美しい農村風景を象徴するような展望花畑「四季彩(しきさい)の丘」。春から秋にかけては丘いっぱいにカラフルな花のストライプが描かれ、花畑が白銀の世界に変わる冬には、さまざまなアクティビティが楽しめるスノーランドに変身します。今回はそれぞれの季節の楽しみ方を、グルメや宿泊など施設の幅広い魅力と共にご紹介します。
展望花畑「四季彩の丘」とは
北海道・大雪山十勝岳連峰の裾野に広がる丘陵地帯にある美瑛町は、なだらかな曲線を描く畑が幾重にも連なる美しい景観で、多くの人を引きつけています。その丘の景観を背景に、約15万平方メートルの広大な花畑が楽しめる、とりわけ美しいスポットが展望花畑「四季彩の丘」です。約30種類の花が咲き誇る4月下旬〜10月下旬まではグリーンシーズンとして営業しています。
札幌から四季彩の丘までのアクセス
公共交通機関を使う場合、札幌駅からJR函館本線特急で旭川駅まで約1時間半乗車し、JR富良野線に乗り換えて約45分。美馬牛駅で下車し徒歩25分かかります。タクシーを利用したい場合は、1つ前の美瑛駅で下車しタクシーに乗車するのがおすすめです(乗車時間12分前後、料金の目安は3,250円)。
車の場合は、道央自動車道(有料)に乗って滝川ICで降り、芦別国道、道道70号、富良野国道、道道824号などを走って、約2時間40分で到着します。約300台の駐車場があり、ハイシーズンの7〜9月は駐車料金がかかります(1台500円)。
見頃は?季節の花カレンダー
花数が多い季節は夏ですが、それ以外の季節も見頃の花が次々と入れ替わるので、いつ行っても違う楽しみがあります。
5月ごろから色とりどりのチューリップが咲いて、花畑が春模様に。6月にはポピーやルピナスの花畑が見られます。
ストライプの花畑が鮮やかになり始めるのが6月下旬から。7月はラベンダー、8月はヒマワリやダリアがストライプの花畑と競演します。
8月下旬ごろから、コスモス、秋咲きのパンジー、シュウメイギクなど秋の花が咲き始めます。10月に入ると花数は減りますが、サルビアやキンギョソウ、コキアなどが長く楽しめます。
さまざまな角度から花畑を楽しもう!撮影のポイントは
では、花盛りの園内を歩いてみましょう。駐車場から、売店・レストランがある建物を抜けて花畑に向かいます。入場料はかかりません。
花畑に入ると、牧草ロールでできた「ロールちゃん」が出迎えてくれました。彼女の横を通り抜けて、メイン通路を進みましょう。
そのまま進むと、この日はラベンダーや紫のサルビアが満開でした。
メイン通路が花畑にぶつかるところで左に曲がると、道と花畑にやや段差があり、花のストライプをきれいに見られるポイントがあります。
ストライプの向こうに、美瑛の畑がパッチワークのようになった丘が広がる風景もぜひ撮影したいですね。メイン通路の右手、花畑の南西側から東を見ると素敵な風景が撮れます。
花畑の最奥地から入口側を見返せば、空まで続きそうな花畑が。ここまで歩くのはなかなか大変ですが、ぜひ隅々まで満喫してください。
乗り物を使って楽々花畑巡り
広大な花畑の全てを歩くのはなかなか骨折り。園内は乗り物を使って移動することができます。まずは園内を約15分かけて1周するトラクターバス。途中の撮影ポイントでは停車してくれます。
料金:高校生以上500円、小・中学生300円、小学生未満無料
自由自在に移動したいなら4人乗りのカートをレンタルしましょう。カートがあれば、広大な敷地の奥まで楽々たどり着けます。運転には普通自動車免許が必要です。
料金:15分2,000円、以降5分ごとに500円
爽快なアクティビティ・バギーに挑戦
スリリングなアクティビティとして、シラカバ林の中を駆け抜けるバギーが楽しめます。約1kmのバギー専用コースが設けられていて、自分のペースで運転可能。1人乗りと2人乗りがあり、お子さんとも一緒に乗れますが、運転するには16歳以上である必要があります。
料金:1人乗り500円、2人乗り800円
動物とのふれあいも。「アルパカ牧場」
四季彩の丘のもう一つの名物となっているのが「アルパカ牧場」。季節を問わずかわいいアルパカたちと触れ合うことができ、エサやり(1回100円)もできます。また、四季彩の丘の売店では牧場のアルパカの毛で作ったニット製品などを購入することができます。営業時間は展望花畑より30分短いので要注意。
料金:高校生以上500円、小・中学生300円、小学生未満無料
グルメやお土産ショッピングも!
散策中に小腹が空いたら、2か所ある売店でテイクアウトメニューを楽しみましょう!おすすめは四季彩の丘内の農園で育てたジャガイモで作る「丘のじゃがいもコロッケ」(1個150円)男爵・キタアカリの2種類があり食べ比べも楽しいですよ。
美瑛産牛乳で作ったソフトクリーム(350円)も要チェック。ラベンダー味(写真)やメロン味もあります。
しっかり食事をとりたい時は、レストラン「フロックスホール」へ。自家栽培の野菜を中心に、季節の野菜をたっぷり使ったスープカレー(1,200円)が人気です。
売店のお土産コーナーでは園内の美しい写真のほか、ラベンダーグッズやアルパカグッズ、化粧品などがお土産に人気。
また農産物の直売所もあり、7〜8月には美瑛産のメロンが購入可能。自家栽培の新鮮野菜が並ぶこともあります。
冬には雪を楽しむ別世界に!「スノーランド」
ウィンターシーズンにも四季彩の丘には楽しみがあります。花畑が積雪で一面の雪原となった12月から3月下旬にかけて、冬のアクティビティを楽しめる「スノーランド」がオープン。スノーモービルやスノーラフティング、そりなどで雪と大自然を楽しむことができます。
料金:
スノーモービル コース1周1名1,200円〜
スノーモービルツーリング 5km1名7,700円〜
スノーラフティング 1名800円
そり遊び 1台200円
ペンションに宿泊も可能
四季彩の丘は「ペンション ウィズユー」を併設しており、宿泊も可能です。ツインの洋室のほか、3〜4名まで泊まれる和室や、1人旅に便利な2段ベッドの部屋があります。食事には四季彩の丘ファーム産の新鮮野菜を使った料理が楽しめます。
電話番号:0166-95-2748
料金:洋室朝食・夕食付き大人1名 オフシーズン8,580円、オンシーズン9,130円ほか
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展望花畑 四季彩の丘
- 住所 〒071-0473 北海道上川郡美瑛町新星第三
- 電話 0166-95-2758
営業時間:【グリーンシーズン】4・5・10月:展望花畑・売店・レストラン9:00〜17:00、アルパカ牧場9:00〜16:30、6〜9月:展望花畑・売店・レストラン8:30〜18:00、アルパカ牧場8:30〜17:30
【ウィンターシーズン】11月・3月:9:00〜16:30、アルパカ牧場9:00〜16:00、12月〜2月9:00〜16:00、アルパカ牧場9:00〜15:30
料金:入場無料
定休日:12月31日
Text by:みんなのことば舎
※本記事の情報は2020年8月時点のものです。営業状況や料金など変更になっている場合があります。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。
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