丘一面が紫色に染まる富良野のラベンダー畑や、さまざまな色合いの花畑が連なる、まるでパッチワークのような眺めが広がる美瑛の景色は、北海道が誇る絶景そのもの。ラベンダーのベストシーズンとなる7月中〜下旬を狙って、富良野・美瑛の絶景巡りを楽しもう。拠点は旭川だが、交通手段もいろいろあるので、札幌からの富良野・美瑛への日帰り観光も可能だ。今回はレンタカーや車を使って、富良野・美瑛を1日で回るコースとプランをご紹介しよう。
札幌から日帰りプラン!富良野ラベンダーと美瑛の丘ドライブ
■午前1 札幌→富良野へ移動(車:約116km、バス:2時間28分)
車移動の場合のルート例)
車:道央道 札幌IC→三笠IC →道道116号→美唄富良野線→国道38号
ポイント)
札幌でレンタカーを借りて早朝に出発すれば、富良野・美瑛での観光も日帰りで可能。もしくは、富良野までは電車やバスを利用して行き、JR富良野駅周辺でレンタカーを借りて移動するという手もある。その場合、レンタカーの返却窓口をJR美瑛駅周辺にしておけば、より効率よく観光することができる。札幌からまずは美瑛へ行き、その後、富良野を観光するルートでもOK。夏季は札幌駅前バスターミナルから富良野と美瑛の観光スポットを巡る北海道中央バスの定期観光バスが運行するほか、旭川駅〜美瑛駅〜富良野駅間を往復するJRの観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」も運行。
■午前2
ルート例)
ファーム富田→フラワーランドかみふらの
ポイント)
まずは富良野の観光定番スポット「ファーム富田」へ。ただし、7月から8月中旬にかけてのハイシーズンの「ファーム富田」は大混雑を覚悟で。レンタカー利用の場合、周辺道路の渋滞や駐車場待ちにかかる時間もある。もし前泊できるのであれば、富良野周辺の宿に1泊し、早朝にファーム富田に到着できれば、スムーズに観光できる。富良野にはほかにもいくつかのガーデンがあり、駆け足で、ファーム富田+「フラワーランドかみふらの」といった近隣のガーデンを巡ることが可能。
■必食ランチ
美瑛の絶景カフェ&レストラン/美瑛カレーうどん
ポイント)
富良野方面の飲食店はJR富良野駅周辺に固まっており、ガーデンを観光してからだと、引き返すことになってしまうため時間のロス。美瑛方面への移動がてらランチスポットを探すのがベター。美瑛で飲食店が比較的多いのはJR美瑛駅周辺だが、ロケーション自慢の店は駅から離れたところにあることが多い。ちなみに、美瑛のご当地グルメは「美瑛カレーうどん」。「道の駅びえい「丘のくら」香麦食堂」ほか、JR美瑛駅周辺の6店舗で提供している。観光施設内にも売店やイートインショップがある。
■午後1
ルート例)
フラワーランドかみふらの→白金 青い池→四季彩の丘→千代田の丘展望台→三愛の丘展望台→新栄の丘展望台
ポイント)
美瑛の絶景スポットとして有名な「白金 青い池」を見た後は「四季彩の丘」、「千代田の丘展望台」、「三愛の丘展望台」、「新栄の丘展望台」といった名所が連なる通称「パノラマロード」をドライブ。美瑛の丘風景を満喫しよう。なお、一帯は私有地の畑が広がっているので、路上に駐車したり、畑内に入ったりするのはNG。
■午後2
美瑛→札幌へ移動(車:約166km、鉄道:2時間〜)
ポイント)
レンタカーの場合は、来た道を戻る。富良野でレンタカーを借りた場合は、美瑛駅周辺でレンタカーを返却し、鉄道利用で札幌方面へ。途中、JR旭川駅で乗り換え。事前に時刻表で乗り継ぎ時間を確認しておこう。美瑛市街の飲食店は閉店時間が早いため、札幌市街に戻ってから夕食をとるのがおすすめ。
■さらに時間があったら!
●富良野
ラベンダーイースト/日の出公園/ふらのワイン工場/フラノマルシェ
ポイント)
「花人街道237」と呼ばれる国道237号線沿いにガーデンが点在。とはいえ、エリアの範囲は広く、ガーデンも広大な面積があるので、日帰りで回れるガーデンは多くても2〜3。ガーデンを満喫するなら、富良野だけにエリアを絞ったほうが現実的。JR富良野駅近くに、富良野の特産品やおみやげが集まる「フラノマルシェ」は、時間があれば立ち寄りたいスポット。イートインできるグルメも多い。
ポイント)
JR美瑛駅の北側に点在するフォトジェニックな木や丘風景を回るルートが「パッチワークの路」と呼ばれており、+1〜2時間あればぐるりと巡ることができる。おみやげを購入するならJR美瑛駅近くにある「美瑛選果」に立ち寄ろう。
※所要時間や距離は目安です。
※おでかけの際は、新型コロナウィルス感染拡大に十分ご注意ください。
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