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日本人女性は…東京で1年半暮らしたデンマーク人がショックを受けたこと

日本人女性は…東京で1年半暮らしたデンマーク人がショックを受けたこと

公開日: 2020/03/11

「礼儀正しい性格」「豊かな伝統」「グルメが豊富」など、外国人が持つ日本のイメージは、多岐にわたります。でも、実際に日本に来てみたら「日本に抱いていたイメージが変わった」という話もよく聞かれます。

今回は、大学時代の短期留学とワーキングホリデーをあわせて1年半、東京に住んだ経験を持つデンマーク人のルイさん(27歳)に「日本のイメージ」をテーマにお話を伺いました。日本を離れてからも日本語の勉強を続けていて、流暢に日本語を話すルイさんが抱く日本のイメージとは?

日本に来る前、東京は「〇〇だらけ」だと思ってた!

日本に来る前、東京は「〇〇だらけ」だと思ってた!

——ルイさんが日本に興味を持ったキッカケは何でしたか?

私は日本を含めたアジア全域に興味があって、何かアジアの言語を習得したいと思って調べていたところ、他のアジアの言語に比べて日本語の発音は習得しやすいと知りました。それで、日本語を勉強するために早稲田大学に短期留学して、日本に関する卒論を書きました。

——実際に日本語を勉強してみて、どうでしたか?

発音はそこまで難しくなかったけど、文法の習得はものすごく大変でした。トータル4年ほど日本語を勉強しているけど、まだ文法はまちがえるし、新聞も難しくて読めません。最近は漫画『クレヨンしんちゃん』を読んでいますが、教科書の日本語と全然違うし、タメ口だから難しいですね。

——「クレヨンしんちゃん」は、ちょっとクセがある日本語かもしれないですね(笑)。ルイさんは日本に来る前、日本に対してどんなイメージを持っていましたか?

日本人のキャラクターに関しては、たくさん働いていて、お酒が好きなイメージがありました。YouTubeで、酔っ払って地下鉄で寝ているサラリーマンの動画を見ていたから(笑)。あと、東京はどこに行っても“人の海”みたいな感じで人混みだらけだと思っていました。でも、実際に来てみたら、そうでもなかったですね。

——実際は、思ったほど人が多くなかったということですか?

そうそう、例えば幡ヶ谷とか少し都心から離れると、落ち着いた町並みが広がっていて人もそこまで多くなかったです。人の多さはコペンハーゲンと変わらない感じで、過ごしやすいと思いました。

日本の外食文化は良い!ただ…

日本の外食文化は良い!ただ…

——ルイさんは、大学時代の留学とワーキングホリデーをあわせてトータル1年半ほど日本に住んでいたそうですね。当時は、どのような暮らしをしていましたか?

留学時代は、留学生の友人たちと一緒にAirbnbで部屋を借りて住んでいました。東京のことをよく知らずに歌舞伎町の部屋を借りてみたら、周囲がラブホテルばかりですごくビックリしました。「何ここ!」って(笑)。ちなみに、デンマークにはラブホテルはほとんどありません。

ワーホリ時代は、幡ヶ谷の外国人向けのシェアハウスに住んでいて、個室はあったけど超狭くて、住みづらかったなぁ。でも都心に住みたかったから、古くて狭い部屋でガマンしていました。

——東京は生活コストが高いので、日本人でもなかなか満足する家に住めないと聞きますね。食事はどうされていましたか?

ほとんど外食でした。日本には、吉野家や丸亀製麺など安くておいしいレストランが多くて、この食文化は本当にいいですよね。デンマークのレストランはどこもすごく高いので、自炊をしなきゃいけなくて大変なんです。ただ、牛丼屋とかラーメン屋には女性客が全然いなくて、いつも「なんで?」と不思議に思っていました。

——たぶん、お客さんが男性ばっかりで入りづらいのだと思います。私も牛丼屋さんの雰囲気があまり好きじゃなくて、牛丼を食べたいときはテイクアウトしてましたね。でも、気にしない女性もたくさんいますよ!

へ〜、そうなんですね!安くておいしくて便利なので、女性の人もたくさん利用したらいいのに、と思います。

——当時、ルイさんは何かアルバイトをしていましたか?

渋谷の道玄坂にあるビールバーと府中のワインバーを掛け持ちして働いていました。渋谷のビールバーはデンマークにもある人気店の東京店舗で、ヨーロッパのような自由な雰囲気があって働きやすかったです。でも、府中のワインバーはお客さんが来なくてヒマなときでも、何かしらやることを見つけなきゃいけなくて大変でした。

——確かに、職場では例えヒマだったとしても仕事をしているフリを装うというか、マジメな態度でいなきゃいけない雰囲気はありますね。

デンマークだったら、お客さんがいなくてヒマなときは携帯を見たり、スタッフ同士でおしゃべりしたり、ラフに過ごしてもOKです。だから、ちょっと堅苦しいというか、大変だなと感じました。

お店の料金システムが難しい

お店の料金システムが難しい

日本の食文化は最高ですね! 何を食べてもおいしいし、気軽に外食もできるし。よく友達と一緒に鳥貴族や一休のようなチェーンの居酒屋に飲みに行っていました。歌舞伎町にある居酒屋も100円で飲めるビールがあったので、よく利用しました。

——めちゃくちゃディープな情報ですね(笑)。ルイさんが、日本で「一番おいしい」と思った食べ物はなんでしたか?

うなぎ! ホカホカのごはんと甘みのあるタレを絡めたうなぎのコンビネーションがたまりませんね。値段が高いのでしょっちゅうは食べられなかったけど、時々、うなぎを食べにレストランに行っていました。

——うなぎは日本人にとってもご褒美的なメニューだと思います。では、嫌いな食べ物は?

日本のスイーツ、特に和菓子はあんまり好きじゃなかったです。あのお餅の中に入ってる赤い……なんだっけ?

——あんこですか?

それ! あんこはちょっと甘すぎると思いました。抹茶も食べられるけど、私はデンマークのチョコレートやアイスクリームのほうがおいしいですね。

——和菓子は独特な味わいがありますしね。他に、日本の好きなところがあれば教えてください。

街がキレイなところ。日本では道端でゴミ箱はあまり見ないけど、それでも道がすごくキレイですよね。デンマークにはいたるところにゴミ箱があるのに、それでも街にゴミを捨てる人がいて、汚れているから。

——なるほど、日本人は外国人に比べるとマナーが良いと言われますよね。じゃあ、日本の苦手なところはありますか?

カラオケ居酒屋など、お店の料金システムが難しいところ。日本のお店には、メニューに書かれている値段以外に追加料金が発生することがよくあって、それを理解するのが大変でした。説明が書いてあっても読めない漢字がたくさんあるから、余計にわからなくて。

——それは日本人でもまちがえることがあるので、外国人の方にとってはツライところですよね。もう少しシンプルに表示すればいいのに、と私も思います。

日本人女性と恋愛をするのはちょっと難しいかも。理由は…

日本人女性と恋愛をするのはちょっと難しいかも。理由は…

——日本に住んでいる間、日本人との関わりもたくさんあったかと思いますが、日本人の印象はいかがでしたか?

何事にもすごく丁寧でそれは良いことだけど、ちょっと丁寧すぎるかなと思うこともありました。あとは、グループでの考え方が強いというか、すごく空気を読む感じ。これはデンマーク人との大きな違いですね。

——以前に比べると、日本人の「空気を読まなきゃ」という意識は薄くなって多様性を受け入れるようになってきたと思うのですが、外国人の方から見ると、まだまだなんでしょうね。ちなみに、日本人女性にはどんな印象がありますか?

デンマーク人の女性に比べて、シャイな人が多い気がします。以前に連絡先を聞かれてLINEを交換した日本人女性がいて、彼女は私に興味があるのかよくわからなかったけど、一度だけ会ってみたんです。そうしたら、私と話したいというより英語を教えてほしかったようでした。デンマーク人女性なら、私に興味があるのかないのかが態度でわかるので、日本人女性と恋愛をするのはちょっと難しいかもと思いました。

——日本人女性はどちらかというと受け身の人が多いかもしれないですね。ルイさんが日本に来てから、一番カルチャーショックを受けたことはなんでしたか?

以前、日本国内の旅行に行ったときに道に迷ってしまい、乗らなければいけないバスの出発時間に1分ほど遅れてしまったんです。運転手さんに「すみません」と謝ったのですが、「あなたのせいでみなさんに迷惑がかかったので、乗客全員に謝ってください」と言われて……。確かに遅れてしまったのは私のせいなのですが、「わずか1分の遅刻でこれだけ厳しいなんて」と驚きました。日本は、すごく時間に厳しい印象がありますね。

——それは厳しい運転手さんですね……! でも、確かに「時間通りに進めるのが当たり前」という考え方はあると思います。最後に、日本で暮らして日本に対する印象は変わりましたか?

安全だし、街は発展しているし、食事もおいしいし、想像していたよりも住みやすいと思いました。私は家族も親戚も友達もデンマークにいるし、現在の語学力では日本で良い仕事を得るのが難しいので、日本に長く住みたいとは考えていませんが、短期間の移住ならありえるかもしれません。

——ありがとうございました! また、ぜひ日本に来てくださいね!

Written by:

小林香織

小林香織

2014年ライターデビュー。WEB媒体の取材記事を中心に【働き方、ライフスタイル、旅、海外文化】等のジャンルで多数執筆。旅と仕事を両立する海外ノマドワーカー。2019年よりフリーランス広報/PRとしても活動をスタート。好きなものは、旅、テクノロジー、英語、アート、カフェ。

筆者ホームページ:https://love-trip-kaori.com/
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