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日本人の歯って…外国人がショックを受けた海外と日本のデンタルケアの違い

日本人の歯って…外国人がショックを受けた海外と日本のデンタルケアの違い

公開日: 2020/03/05
更新日: 2020/08/26

島国である日本に住んでいると、海外の方との美意識の差に驚かされることがありますよね。中でも歯についての美意識が、日本と諸外国で異なるという点はよく取り上げられます。日本でも歯列矯正や歯のホワイトニングについての意識は年々高まりを見せていますが、日本の歯医者と外国の歯医者では違いはあるのでしょうか? また、本当に歯に対する美意識の違いはあるのでしょうか?

外国人は日本人の歯のどこが気になるか? などを含め、日本と外国の歯のあれこれについて、日本の歯医者に行ったことのある外国人にインタビューしました。(以下コメントは回答者の個人的な意見です)

目次
  1. 日本の歯医者はどうだった? 母国の歯医者との違いは?
  2. 日本にいる間、歯のメンテナンスどうしてる?
  3. 気になる外国のデンタルケア事情
  4. 日本人の歯、ぶっちゃけどう思ってる?
  5. 毎日のメンテナンスで美しい歯を!

日本の歯医者はどうだった? 母国の歯医者との違いは?

日本の歯医者はどうだった? 母国の歯医者との違いは?

まずは、日本と海外の歯医者の違いについて聞いてみました。日本で歯医者に行った経験のある外国人は日本の歯医者にどのような印象を持ったのでしょうか?

「今は英国で歯科治療を受けているけど、日本の歯科治療の質は非常に高いと感じているよ。まず、日本の歯科医の数は非常に多いね。首都圏では、コンビニよりも歯科医院が多いと友達から聞いたのだけど、もしそれが本当なら、非常に驚くべきことだよね。身近な存在っていう感じがするね」(イギリス人男性)

日本の歯医者のレベルについては質が高いと感じている外国人もいるようです。それは、日本の歯医者の多さや医療技術の高さだけではなく、通いやすさも関係しているようです。

「英国の歯科医は、公的医療機関と私的医療機関と2種類に分かれていて、私的医療機関の歯科医に行く場合は良いけれど、公的医療機関の歯科医療は待ち時間は長いし、質も悪いことが多いんだ。それに比べて、日本の歯科治療は全般的にとても良いみたいだね」(イギリス人男性)

「ドイツの歯科費用については、日本よりも高価で複雑であるといわれているの。定期検診は無料で、大人も子供も大多数は年に2回検診を受けるのよ。歯科医が提供する健康診断用のノートがあって、もし怠け者の人がいてノートに一定のスタンプがない場合は、歯科費が高くなるの」(ドイツ人女性)

「口の掃除だけで、6000円くらいかかります。日本より高いかもしれないです」(イタリア人女性)

多くの外国人は日本の歯医者は外国と比べて安価で、通いやすいと感じているようです。イギリスのように公的医療機関と私的医療機関で歯医者の質が異なることや、ドイツのように健康診断スタンプによって歯科費が高くなるのは日本との差を感じるところですね。

ドイツの場合、大人も子供もほとんどの人が年に2回の歯の定期検診を受けるというのは、やはり歯への意識の高さが感じられます。

日本にいる間、歯のメンテナンスどうしてる?

日本にいる間、歯のメンテナンスどうしてる?

では、日本にいる外国人はどのような歯のメンテナンスを行っているのでしょうか? 使用しているデンタルケア用品や口臭など日本人が気になる歯の悩みも含めて聞きました。

「口臭予防としては、家ではデンタルリンスを使って、外ではチューイングガムを噛んだりします。『リコリス』というタブレットを食べることもありますよ(※以下写真を参照)。リコリスは、口に入れてなめるんです。固くて、苦くて、美味しくないんですけどね。ミントの葉をかむ人もいます。ニンニク料理を食べる機会が多いから、豆乳とか牛乳を飲んで臭いを抑えることもしますね」(イタリア人女性)

「お店にはたくさんの歯磨き粉があるから、どれを選ぶかはそれほど簡単ではないわ。歯間ブラシとデンタルフロスもよく使うわね」(ドイツ人女性)

「私もしばらく歯科検診をしていなかったら、詰め物がとれたので、直しに行かなければいけません。歯医者には定期的に行かないといけませんね」(フィンランド人女性)

意外にも海外の方もガムをかんだり、牛乳を飲んだりと日本人とあまり変わらないメンテナンスをしていることが分かりました。

イタリア人の方が食べるというリコリスは甘草の仲間で、その根にはグリチルリチンやフラボノイド(イソフラボノイド)が含まれており、抗酸化作用がある植物です。日本人にはあまりなじみがなく、味自体もおいしいと感じる方は少ないようですが、日本でリコリスのキャンディーやタブレットを購入することもできるようです。海外では手軽な歯のメンテナンスとして、またおやつとして浸透しているようですね。

気になる外国のデンタルケア事情

気になる外国のデンタルケア事情

日常の歯のメンテナンスについては、日本人と外国人で大きな差はないようです。では、歯科矯正やホワイトニングなどのデンタルケアについては意識の違いはあるのでしょうか?

「ドイツの人々は、一般に自分の歯、特にゆがんだ歯のケアを重要視しているのよ。歯がまっすぐでない場合や歯の間に隙間がある場合は、歯科医が装具をすすめることがよくあるの。私は、多くの児童がブレース(歯列矯正装置)をあちこちにつけているのを見かけるわ。私の3人のいとこはみんなブレースをつけていて、私の子供たちも遅かれ早かれ歯科矯正医に行くのよ。歯のホワイトニングも一般的に受け入れられていて、歯科検診を受けたときに歯を白くする人がかなりいるようね」(ドイツ人女性)

「フィンランドでは子供の歯科治療は無料です。子供たちは毎日歯を磨き、虫歯を予防するキシリトールガムをかむように教えられています。ですので多くのフィンランド人がいい歯を持っています。しかし、最近の子供たちはたくさんのお菓子を食べ、時には歯磨きを怠けるので、昔よりも虫歯の子が多いみたいです」(フィンランド人女性)

「3分の1の人がマウスピースを作っています。仕事に集中するとき、歯を噛みしめたり、睡眠中の歯ぎしりしたりすると、歯にダメージを与えると感じているイタリア人は多いのです。マウスピースを作るのはお金がかかるけど、その後のチェックは無料でしてもらえるんです。歯列矯正も半分くらいの人がしています」(イタリア人女性)

大人になってから歯医者に通う場合には、外国より日本の方が値段も安価で通いやすいようですが、多くの場合外国では子どものうちに歯列矯正などを行うようです。日本でも歯列矯正は一般的になりつつありますが、価格の高さなどから諸外国に比べるとまだまだ浸透しているとはいえないでしょう。

一方インタビューでは、高くついてもやはり歯列矯正やホワイトニングをする、という外国人の声が多く聞かれました。歯は一生ものという考えから、歯への投資はやはり惜しまないようです。ドイツでは歯の定期健診が無料で行われるようですし、イタリアでもマウスピースを作ったあとのチェックは無料で受けられるなど、アフターフォローが充実しているようです。

日本人の歯、ぶっちゃけどう思ってる?

日本人の歯、ぶっちゃけどう思ってる?

では、歯に対して高い美意識を持つ外国人は、日本人の歯についてどんな印象を持っているのでしょうか?

「多くの日本人が、歯が悪いことや曲がっていることを気にするのは正しいと思うけど、これは歯科治療の質よりも美的基準の違いだと思うな。日本の若い世代は自分の歯がどのように見えるかについて、かなり意識しているんじゃないかな。歯のメンテナンスをしている人が多いように感じたよ。世代によるものかもしれないね」(イギリス人男性)

日本人の歯に対する意識が変わってきていることは日本に住む外国人の目にも明らかなようです。このような変化は日本だけでなく、外国でも見られるようです。

「昔は歯にうるさくなかったので、40代で矯正し始めたりする人もいたけど、最近は子どものうちにやる人が多くなりました」(イタリア人女性)

イタリアでも歯に対する美意識は次第に変化してきたことが分かります。もしかすると日本もその途中なのかもしれません。

毎日のメンテナンスで美しい歯を!

インタビューから、日本人と外国人では歯に対する意識や子どものころの取り組みについて差があることが分かりました。しかし、毎日のメンテナンスが重要という点は世界中どこへ行っても変わらないようです。

「重要なことは、食後に歯を磨いて定期的に歯科検診に行くことだと歯科医にいわれているの。日本と同じ価値観よね」(ドイツ人女性)

歯は第一印象にも関係しますので、美しい状態を保ちたいものですね。

<筆者プロフィール>
塚原 和久(つかはら かずひさ)
旅行、社会インフラなど身近なものから、企業人事など硬めのジャンルまで幅広く担当するライター。苔、観賞魚など自然をこよなく愛し、妻との旅行を楽しむ日々。

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