5月の祭り
日本では5月を別名で「皐月(さつき)」と呼ぶ。この時期に田植えを行うことから「早苗月(さなへつき)」と呼ばれ、それが転じたという説が有力である。郊外では田んぼに稲の苗が植えられ見るに涼しげである。初旬にはゴールデンウィークと呼ばれる連休があり、多くの人たちがレジャーに出かける。5月の東京周辺の祭りを紹介する。
- 明治神宮春の大祭明治神宮
4/28(土) ~ 5/3(木) 明治天皇・昭憲皇太后を祀る神社、明治神宮。毎年「春の大祭」ではさまざまな奉納行事が行われる。期間中、御社殿前の舞台では舞楽や能、狂言などの日本の伝統芸能が奉納される。また境内では青葉が端々しく、春から初夏にかけての花々が見られ、自然散策も楽しむことができる。
- 第66回 ザ よこはまパレード(国際仮装行列)山下公園
5/3(木・祝) 神奈川県横浜市にある横浜港の開港を記念して開催される「ザ よこはまパレード」。山下公園を起点に、横浜港周辺をマーチングバンドや装飾されたフロートなどがパレードする。日本のポップカルチャーをテーマに衣装を着飾ったご当地アイドルたちが練り歩く「ヨコハマカワイイパレード」も同時開催。荒天の場合は5月4日(金・祝)に順延。
- 三社祭浅草神社
5/18(金) ~ 5/20(日) 1312年から続く三社祭は、山王祭、深川祭と並び「東京三大祭」と呼ばれる大規模な祭。浅草神社が行う三社祭は、開催中の3日間、神様を祀った神輿約100基が、浅草の町中を練り歩く。担ぎ手たちが神輿を担ぐ姿は活気に溢れ、浅草の町は祭一色に染まる。
- 花園神社例大祭花園神社
5/25(金) ~ 5/28(月) 徳川家康の江戸幕府(1603年)以前から新宿を守る神として重要な位置を占める「花園神社」。2年に一度本祭が行われ、今年は本祭の年。26日(土)11時からは大祭斎行、氏子町内にて町内神輿の渡御。27日(日)10時頃から二基の宮神輿が、新宿区新宿の氏子町会内明治通り、靖国通り、新宿通りを10時間以上かけて巡幸する。
- 湯島天満宮例大祭(天神まつり)湯島天神
5/26(土) ~ 5/27(日) 開運と運動の神様、天之手力雄命と、文道の祖、菅原道真公を祀る湯島天神。毎年5月25日にお祭りが行われる。本祭は2年に1度、西暦が偶数の年に行われる。26日には鳳凰の飾りがついたお神輿や、さまざまな装束を身にまとった人々が町内を練り歩く行列「神幸祭渡御斎行」が、27日には湯島天神の神様のお出ましである本社神輿渡御斎行が行われる。
- 第70回東京みなと祭晴海ふ頭
5/26(土) ~ 5/27(日) 国際貿易港として東京港が開かれたのを記念して行われるお祭り。晴海ふ頭にある晴海客船ターミナルをメイン会場として、様々な催し物が予定されている。東京消防庁による「水の消防ページェント」のほか、普段見ることができない「珍しい船の一般公開」やキャラクターショーをなど楽しいイベントが盛りだくさん!