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【MOVIE】丸の内に大正浪漫のカフェがあった!外国人美少女もときめくスポット3選|東京執事物語

【MOVIE】丸の内に大正浪漫のカフェがあった!外国人美少女もときめくスポット3選|東京執事物語

Update: 2017/10/10

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「みなさま、はじめまして。しがない執事でございます。東京にはいくつも歴史を感じさせるスポットがございます。ここ、丸の内もそのひとつ。え?ただのオフィス街って?いえいえ、それは違います。丸の内は“大正浪漫”にあふれたエリアなんです。

東京駅もほど近く、オフィスが林立する丸の内は、海外からのお客さまにとって“通過点”のようなものでしょう。けれど、それは大きな損。今回紹介するスポットを訪れれば、きっと古き良き東京の歴史に触れることができるはずです」

「ところで、私、いつもはもちろん執事服を着ているのでが、今回はとある理由からこのような格好で失礼いたします。その理由は追々……。ところで、あんなところに暇を持て余している外国人のお客さまがいらっしゃいますね」

外国人女性(う~ん……。あと3時間、どうやって時間を潰そう……。この辺、なんにもないみたいだしなぁ)

外国人女性「…………」

外国人女性「わっ!!あなた、なんですか!?」

執事「私は、お困りの方をお助けする、しがない執事でございます」
外国人女性「……執事?」
執事「ええ。お嬢さま、なにかお困りなのではないですか?もしかして、暇を持て余していらっしゃるのでは?」

外国人女性「……実は、今日から関西の方を観光する予定なんですけど、余裕をもってホテルを出たら、予想以上に早く東京駅に着いてしまって。新幹線が出るまで、あと3時間ほどあるんです。コインロッカーに荷物を預けて、このあたりで時間を潰そうと思ったんですけど、ビルばっかりだから途方にくれてしまっていたんです」

執事「なるほど。それなら私におまかせください。たった3時間でお嬢さまに“大正浪漫”を体験させて差し上げます」

外国人女性「大正浪漫?」
執事「ええ、大正は明治と昭和にはさまれた短い時代でしたが、時代の変革期でもあり、都市化、録音・電話技術の発達、新聞や雑誌の普及など、新たな時代を予感させる雰囲気に満ちた時だったのです。大正浪漫とは、そんな大正の雰囲気を指す言葉でございます。本日はお嬢さまに、そんな大正浪漫の風を、ここ丸の内で感じていただければと思います」

外国人女性「うれしい!私はタイから来たピンクと申します。今日はよろしくお願いします」
執事「ピンクさま、では参りましょうか」

後方の日本人男性「あ~~~~~~~~~!!!!!」

日本人男性「ちょっとちょっと!執事さんじゃないですか!」
執事「また、あなたですか……

ピンク「えっと……。ふたりはお知り合いなんですか?」

執事「ピンクさま、大変失礼いたしました。こちらの方は、暇人の五十嵐さまです」
五十嵐「暇人じゃありません!……ところで、なにしてるんですか?」
執事「本日はこちらのピンクさまに丸の内エリアをご案内して差し上げようかと思っていたところです」
五十嵐「出た!またそうやってかわいい外国人の女の子を!そもそも、今日はいつにもまして怪しすぎますよ。なんで学ランなんか着てるんですか」
ピンク「そういえば、それって日本の学生服ですよね?なんで着てるんだろうって少し不思議に感じてました……」

執事「おほん。これは“バンカラ”スタイルというもの。明治・大正時代に学生の間で流行ったスタイルなんですよ。そして、ここ丸の内は大正浪漫に溢れた街。そうなれば、着ないわけにはいきません!」

五十嵐「あ、そうですか。そのよくわからないこだわりはおいといて、ピンクさんを連れてくんならぼくも一緒に行きます!良いですよね?」
ピンク「ええ、みんなで一緒に行った方が楽しいでしょうし」

執事「……はぁ。仕方ないですね、ピンクさま、五十嵐さま、参りましょうか」

執事「まずはこちら、『JNTO TIC』さんです」
五十嵐「ここはなんのお店なんですか?」
執事「こちらは日本政府観光局が運営をしている、訪日外国人のお客さまに向けた案内所です」
ピンク「こんなところに案内所があるんですね!」
執事「日本全国の旅行案内はもちろん、外国語に対応した地図の提供も行っているんですよ」

執事「インフォメーションスタッフさんは外国語が話せる方たちですので、いざというときに頼りになる存在です」
ピンク「日本語があまり得意じゃない人にとってはありがたいですね」

執事「そしてさらに……、TIC内にある『日本文化体験コーナー』では、着物や浴衣、袴などさまざまなタイプの衣装の着付けが無料で体験できるんです!女性だけではなく、男性ももちろん着物や浴衣などが着られるんですよ。また、外国人向けサービスではありますが、一緒に来られた日本人でも希望があれば体験できます」
ピンク「着付け!?」
執事「ピンクさま、せっかくなので、大正時代の女学生風に袴を着てみませんか?」
ピンク「ぜひ!」

五十嵐「へぇ~。ちゃんとスタッフさんが着せてくれるんですね」
執事「ええ。服の上から着られるので、どなたでも気軽にチャレンジできます」
五十嵐「あ、着替え終わったみたい」

五十嵐「ピンクさん、とっても似合います!」
執事「日本の伝統的な衣装ですが、どの国の方も見事に着こなされるようです。着替えたら、お店の前で記念撮影もできるんですよ」
ピンク「せっかくなので、執事さん一緒に撮りましょう」
執事「いえいえ、私は執事ですから……」

五十嵐「ほらほら、撮ってあげますから並んで並んで」

五十嵐「はい、チ~ズ」

五十嵐「……って、遠慮してた割にドヤ顔じゃん!そして、ピンクさんはかわいい!」

ピンク「ありがとうございます!わ~、こんな写真が撮れるなんて夢みたいです」
執事「喜んでいただけて、なによりでございます。では、着替えて次のスポットへ向かいましょうか」

執事「さぁ、本日のメインとなるのはこちらです」
ピンク「ここは美術館?」
五十嵐「美術館と大正浪漫と、なんの関係があるんですか?」

執事「ここは『三菱一号美術館』。1894年に建設された『三菱一号館』を復元した建物を利用している美術館なんです。明治・大正の趣を感じさせる造りで、外観だけでも大正浪漫を感じさせます」

ピンク「へぇ~!確かに赤レンガ造りで、とても歴史ある感じがしますね」
執事「『歴史資料室』では、丸の内の歴史を体感することもできるんですよ」
五十嵐「外からも中からでも歴史を楽しめるんですね」
執事「では、参りましょうか」

ピンク「カウンターの方も親切で、チケットが簡単に購入できました。企画展にもよりますが、おひとりさま1,700円で入館できます」
執事「訪日外国人のお客さまも多いので、対応は慣れてらっしゃいますね」

執事「ピンクさま、五十嵐さま、ご覧ください。館内もとても風情がありますよね」
五十嵐「厳かな雰囲気が漂ってますね」
ピンク「展示作品を観るだけじゃなく、こうして館内を歩き回るのも楽しいです」

執事「こちらの階段、一部のパーツが色違いになっているのがわかりますか?」
ピンク「本当だ。ここだけちょっと色褪せてる」
執事「実はこれ、復元の際に古い建物のパーツを再利用したんです」
五十嵐「若干、手触りも違いますね!」

執事「ここだけではなく、館内のいくつかの部分にに昔の建物の名残が見受けられます。こういった部分にも歴史を感じることができますよね」
ピンク「なんだか、壮大な歴史に触れているような気分です」

執事「展示作品も素晴らしいものばかりです。近代美術をテーマにした企画展が年に3回行われる上、建物と同時代の19世紀末西洋美術品のコレクションも収蔵されています」

ピンク「とっても良い時間の過ごし方……。暇つぶしどころか、ここを目当てに足を運びたくなります」

執事「そして、館内の密かな名所がこちら。廊下は全面ガラス張りになっていて、一号館広場を見下ろすことができるんです」
ピンク「とっても素敵な眺め!」
五十嵐「すごいね~」

執事「こちらにはベンチが備え付けられていて、一号館広場を眺めつつ休憩するお客さまも多いんです」

五十嵐「……そういえば、ちょっとここらへんで休憩したくなりました」
執事「では、併設されているカフェへ参りましょう」

執事「カフェへ入るためには、一度外に出ましょう」
ピンク「ここもレンガ造り!オフィス街にある建物とは思えないくらいオシャレです」

執事「さぁ、こちらが併設のカフェ・バー『Café 1894』です」
ピンク「入り口もかわいい~!」
執事「中に入ったらもっと驚きますよ」

ピンク「すご~い!アンティークな雰囲気たっぷりで素敵!」
五十嵐「天井が高いですね!外からは想像もつかなかったです」

執事「こちらは1894年当時、『銀行営業室』として利用されていた空間をそのまま復元し、カフェ・バーとして営業しているお店です。いたるところに銀行時代の名残があります」

執事「では、早速注文しましょう。ここでぜひ頼んでいただきたいのが、カプチーノです」

ピンク「じゃあ、私はそれで」
五十嵐「ぼくもそれにします」

▲カプチーノ 650円(税抜)

ピンク「うわぁ、かわいいラテアート!」
五十嵐「カフェのロゴになってるんですね」

ピンク「なんだか飲むのがもったいないくらい……うん、おいしい!温かくてホッとしますね。東京駅に早めに来てよかった……」

執事「このお店のウリは、展覧会とコラボしたタイアップメニュー。作品のコンセプトや色使いをイメージして作られた創作メニューを堪能できるのは、美術館に併設しているカフェならではの楽しみ方といえるでしょう。お昼時には『Café 1894 ガーデンプレートランチ』(1,500円・税抜)などランチも提供していますし、ディナータイムにはフレンチをベースにした料理とともにアルコールも飲めます。今度、来日するときは時間を変えてゆっくり遊びに来てみましょう」
ピンク「ぜひ!」

五十嵐「東京に住んでても、こんなところがあるなんて知らなかったなぁ。丸の内=仕事のイメージだったけど、こんなにのんびりできるスポットがあるんですね」

ピンク「私も、東京駅周辺はとにかく人が多くて、こんなにゆっくりできるとは思いませんでした。伝統衣装を着たり、歴史溢れる建物に触れたり、わずかな時間だったけど十分楽しめました」

執事「おふたりに楽しんでいただけたようでなによりです。みなさまも、ぜひ丸の内エリアを楽しんでみてくださいね」

今回まわった丸の内3時間コース

  • ツーリスト・インフォメーション・センター
    • 住所 100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1階
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    • 最寄駅 東京 駅 (東海道新幹線 / 北海道新幹線 / 東北新幹線 / 秋田新幹線 / 山形新幹線 / 上越新幹線 / 北陸新幹線 / 東海道本線 / 横須賀線 / 総武本線快速 / 京浜東北線 / 山手線 / 中央本線 / 京葉線 / 上野東京ライン / 東京メトロ丸ノ内線)
      徒歩1分
    • 電話 03-3201-3331
  • 三菱一号館美術館
    • 住所 100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
      地図をみる
    • 最寄駅 東京 駅 (東海道新幹線 / 北海道新幹線 / 東北新幹線 / 秋田新幹線 / 山形新幹線 / 上越新幹線 / 北陸新幹線 / 東海道本線 / 横須賀線 / 総武本線快速 / 京浜東北線 / 山手線 / 中央本線 / 京葉線 / 上野東京ライン / 東京メトロ丸ノ内線)
      徒歩5分
    • 電話 03-5777-8600

五十嵐が目撃した、怪しい執事のサービスショット(この人、日本一バンカラスタイルが似合う執事なんじゃないかな……)

オフィス街にて、腕組む紳士

三菱一号館美術館内にて、物思いに耽る横顔

三菱一号館美術館の階段にて、バンカラ風情

Café 1894にて、ほおづえをつく紳士

オフィス街で下駄を飛ばす破天荒ぶり

Actor:

伊藤裕一

伊藤裕一

俳優・モデル・MC・作家 オリオンズベルト所属。 主な出演作品にCM「楽天生命保険」、映画「進撃の巨人」、ドラマEX「Doctor-X 外科医・大門未知子」、舞台「~崩壊シリーズ~九条丸家の殺人事件」・「リメンバーミー」等がある。 劇団「お座敷コブラ」は主宰・脚本・演出・出演を手掛ける自身の劇団。多才を生かし様々なジャンルで幅広く活躍中。

Written by:

五十嵐 大

五十嵐 大

83年生まれのフリーエディター・ライター。マンガを読みながらゴロゴロするのが趣味。デスゲーム系から胸キュン少女マンガまで、守備範囲は広め。

Photo by:

石川ヨシカズ

石川ヨシカズ

1981年神奈川県横須賀市生まれ。フリーカメラマンとして、広告雑誌等で人物写真を中心に活動中。

※記事掲載時の情報です。

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