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東京観光に欠かせない!東京路線図まとめ

東京観光に欠かせない!東京路線図まとめ

更新日: 2024/02/02

多くの訪日観光客が訪れる東京。観光に欠かせないのは電車移動です。東京を走る鉄道路線は全部でいくつあり、どこを走っているのか、観光に便利な路線は何かなど、東京路線図の情報を分かりやすくまとめました。

東京を走る鉄道会社の路線を把握しよう

東京を走る鉄道会社の路線を把握しよう

東京都心部に網の目のように張り巡らされた鉄道網は、JR東日本の路線のほか私鉄各線、地下鉄が複雑に絡み合い、東京の電車は旅行者にとっては非常に難易度が高いといえるでしょう。

日本の鉄道は、大きく分けてJR、地下鉄、その他の私鉄の3つに分類できます。

JRとはJapan Railwayの略で、旧国鉄を母体にした民営鉄道会社。地下鉄は、東京地下鉄株式会社が運行する「東京メトロ」と、東京都交通局が運行する「都営地下鉄」の2社。私鉄は「小田急電鉄」「京王電鉄」「京急電鉄」「京成電鉄」「西武鉄道」「東急電鉄」「東武鉄道」「つくばエクスプレス」などを指します。そのほか東京には、羽田空港と浜松町の間を往復する「東京モノレール」、お台場エリアへのアクセスに便利な「新交通ゆりかもめ」「東京臨海高速鉄道(りんかい線)」もあります。

新宿駅や池袋駅、東京駅渋谷駅などの主要駅では、違う鉄道会社の複数の路線が乗り入れていて、駅構内で別の鉄道会社の路線へ乗り換えて目的地へ向かうことができます。

JR東日本の主な路線:山手線、京浜東北線、中央線(快速)、中央・総武線(各停)、湘南新宿ライン、京葉線|東京メトロ(地下鉄)の主な路線:銀座線、丸の内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線

都営地下鉄の主な路線:浅草線、三田線、新宿線、大江戸線|私鉄12社の主な路線:小田急電鉄、京王電鉄、京急電鉄、京成電鉄、西武鉄道、多摩都市モノレール、つくばエクスプレス、東急鉄道、東京臨海高速鉄道(りんかい線)、東京モノレール、東武鉄道、ゆりかもめ

人気観光スポットの最寄り駅と路線をチェック

人気観光スポットの最寄り駅と路線をチェック

東京の都心部であれば観光スポットや繁華街の多くが、鉄道の駅から徒歩圏内。東京の人気エリアや名所を巡るように走るJRや地下鉄の各路線もあるので、下の表と路線図(最新版PDFあり)を見ながらプランを立ててみましょう。

JR東日本―山手線と中央線を乗りこなそう

JR東日本―山手線と中央線を乗りこなそう

JR東日本は、「山手線」や「中央線」「京浜東北線」のほか、「成田エクスプレス」を運行しています。特に東京観光の際には、「山手線」をよく使うことになるでしょう。郊外や近郊の街へ足を延ばすなら、特急の利用も検討しましょう。

JR東日本の主な路線と主要停車駅

JR東日本の主な路線と主要停車駅

JR東日本の主な路線と電車の色:山手線(黄緑)、京浜東北線(水色)、中央線快速(朱色)、中央・総武線各停(黄色)、湘南新宿ライン(オレンジ)、京葉線(赤)

[山手線]東京都内を一周回る円形の路線

〇特徴
・円形の路線で、「外回り」は時計回り、「内回り」は反時計回り
東京駅新宿駅、池袋駅、渋谷駅など主要駅を巡る
・車両の色は黄緑色

[中央・総武線]東京都内を東西に横断

〇特徴
・東京の西と東を結び山手線の円の中央を横断
・黄色い車両の総武線は各駅停車。千葉方面へ向かう
・中央線はオレンジ色の車両。各駅停車のほか快速、特別快速もある

東京メトロー9つの路線をもつ地下鉄

東京メトロー9つの路線をもつ地下鉄

9つの路線により東京23区のほぼ全域を網羅している東京メトロ。皇居の周りを巡るように走る「丸ノ内線」や「有楽町線」、東部の下町エリアへ便利な「半蔵門線」など、観光に便利な路線が揃っています。東京メトロの全路線が24時間乗り放題になる「東京メトロ24時間券」(大人600円、小児300円)のほか、他の交通機関と組み合わせたお得なチケットが種類豊富に販売されています。

東京メトロの全路線と主要停車駅

東京メトロの全路線と主要停車駅

東京メトロの主な路線と電車の色:銀座線(オレンジ)、丸の内線(レッド)、日比谷線(シルバー)、東西線(スカイ)、千代田線(グリーン)、有楽町線(ゴールド)、半蔵門線(パープル)、南北線(エメラルド)、副都心線(ブラウン)

銀座線]渋谷から浅草を結ぶ
浅草駅、上野駅、神田駅など下町エリアを通る
・表参道駅や渋谷駅、青山一丁目駅などにもアクセス
渋谷駅、神田駅、上野駅などでJR線と乗り換え可能

[半蔵門線]東京スカイツリー®へはこの路線で
〇特徴
東京スカイツリー®最寄り駅の押上駅に停車
渋谷や皇居の北側を通る
・街歩きが楽しい清澄白河駅にも停車

都営地下鉄ー利用頻度が高い大江戸線と浅草線

都営地下鉄ー利用頻度が高い大江戸線と浅草線

4つの路線を運行する都営地下鉄。東京の下町エリアから、青山・六本木新宿といった都内有数の繁華街を巡る「大江戸線」は、観光の強い味方です。東銀座や日本橋、浅草を経て東京スカイツリー®のある押上まで至る「浅草線」も便利です。

都営地下鉄の全路線と主要停車駅

都営地下鉄の全路線と主要停車駅

都営地下鉄の主な路線と電車の色:浅草線(ローズ)、三田線(ブルー)、新宿線(リーフ)、大江戸線(マゼンタ)

浅草線]浅草東京スカイツリー®へはこの路線で

〇特徴
東京スカイツリー®最寄り駅の押上駅までアクセス可能
・東銀座駅・日本橋駅など繁華街にも停車
・大門駅はJR線と東京モノレールの浜松町駅からすぐ

[大江戸線]東京の主要スポットを巡る

〇特徴
門前仲町駅や月島駅、両国駅など下町エリアを巡る
新宿の都庁前駅を起点に6の字を描く路線
・中野方面へのアクセスも可能

東京さくらトラム(都電荒川線)ーレトロな路面電車

東京さくらトラム(都電荒川線)ーレトロな路面電車

東京都で数少ない路面電車の一つで、唯一残る都電荒川線。荒川区の早稲田大学キャンパスの北側に位置する早稲田停留場と、荒川区の三ノ輪橋停留場の間の約12.2㎞を結んでいます。30ある停留場のほとんどが無人で、乗客の乗り降りの管理は運転手1名ですべて行われます。

鬼子母神堂や武芳稲荷神社がある鬼子母神前停留場、巣鴨のとげぬき地蔵に近い庚申塚停留場、飛鳥山公園の最寄りである王子駅前停留場などに停車します。

小田急電鉄ー新宿から箱根、江の島へ直行

小田急電鉄ー新宿から箱根、江の島へ直行

新宿を起点に、人気観光エリア・箱根の玄関口である小田原駅までを結ぶ「小田原線」、江の島までを結ぶ「江ノ島線」、多摩ニュータウンに至る「多摩線」の3路線を運行しています。各駅停車や急行、快速急行、特急などが運行されていますが、箱根や江の島・鎌倉の観光地へ行く際は「特急ロマンスカー」が便利。新宿箱根湯本の間を約85分で結ぶ「特急ロマンスカー」は全席指定席で快適に移動ができ、車窓からの景色も楽しめるのでおすすめです。

また箱根の周遊には、小田急線の往復きっぷに箱根登山鉄道やケーブルカー、ロープウェイ、観光船など、箱根の8つの乗り物の乗り放題がセットになった「箱根フリーパス」がお得(新宿駅発で2日間有効、大人1人6100円)。

京王電鉄ー高尾山まで最短47分

京王電鉄ー高尾山まで最短47分

新宿を起点とする「京王線」と、渋谷を起点とする「京王井の頭線」の2路線を運行。

京王線は、新宿駅から調布駅や高幡不動駅などを通って、京王八王子駅や訪日客に人気の高尾山の最寄り駅、高尾山口駅まで至ります。調布駅で橋本方面に分岐する相模原線は、京王よみうりランド駅やサンリオピューロランドの最寄り駅、京王多摩センター駅などを通って橋本駅までつながっています。

京王井の頭線は渋谷駅から下北沢駅や明大前駅などを経て、終点吉祥寺駅まで。明大前駅では京王線と京王井の頭線の乗り換えが可能です。

1日乗り放題の「京王線・井の頭線一日乗車券」は900円(小人450円)で購入できます。高尾山関連では、京王線・井の頭線各駅から高尾山口駅までの往復乗車券と、高尾山ケーブルカーまたはリフトの乗車券がセットで購入できる「高尾山きっぷ」などがお得。

京王沿線の遊園地(よみうりランド、東京サマーランド、サンリオピューロランド)の施設利用券(フリーパス)と一日乗車券がセットになった「京王アミューズメントパスポート」もお得な料金で購入できます。

京急電鉄ー羽田空港と品川を結ぶ

京急電鉄ー羽田空港と品川を結ぶ

京急電鉄(京浜急行電鉄)の本線は、東京都港区の泉岳寺駅と神奈川県南東部の海岸に位置する浦賀駅を結び、川崎横浜、横須賀などへのアクセスに便利。東京都内では泉岳寺駅で都営地下鉄「浅草線」、品川駅でJR東日本「山手線」と乗り換え可能です。

本線のほか、京急蒲田駅で分岐して羽田空港の国際・国内ターミナルへ向かう「空港線」があり、エアポート快特を利用すれば羽田空港第3ターミナル駅と品川駅の間は最短11分です。

京成電鉄ー成田空港から上野へは、早くて快適な京成スカイライナーで

京成電鉄ー成田空港から上野へは、早くて快適な京成スカイライナーで

成田空港上野を結ぶ「京成本線」「成田スカイアクセス線」の2路線を中心に、東京北東部と千葉県でいくつかの支線を運行する京成電鉄。空港第2ビル-上野間を最短41分で結ぶ「京成スカイライナー」(特急券が必要)が有名なほか、東京スカイツリー® の最寄り駅である押上駅や浅草駅、日本橋駅、東銀座駅など、都内の観光スポットに成田空港から直行できる「アクセス特急」(都営地下鉄「浅草線」乗り入れ・特急券不要)も便利です。

京成上野駅から徒歩1分の上野駅では、JR東日本「山手線」や東京メトロ「銀座線・日比谷線」との乗り換え、押上駅では都営地下鉄「浅草線」、東京メトロ「半蔵門線」、東武鉄道「東武スカイツリーライン」との乗換えが可能です。

西武鉄道ー池袋・新宿から埼玉県の秩父・川越へ

西武鉄道ー池袋・新宿から埼玉県の秩父・川越へ

西武鉄道の主な路線は、西武新宿駅を出て小江戸・川越の本川越駅まで行く「新宿線」と、池袋駅から所沢を経て西武秩父駅まで至る「池袋線」。新宿線の小平駅から分岐して東京都西部の拝島駅に至る「拝島線」、西武園ゆうえんちへのアクセスに便利な「多摩湖線」、池袋線の西所沢駅から埼玉西武ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」のある西武球場前駅へ至る「狭山線」など、東京都北西部から埼玉県南西部を中心に、いくつもの支線が結んでいます。

池袋駅と西武秩父駅の間は特急レッドアロー号「ちちぶ」、西武新宿駅と本川越駅の間は特急レッドアロー号「小江戸」が運行されているほか、土・日曜、祝日限定で横浜の元町・中華街駅と西武秩父駅を結ぶ「S-TRAIN(有料座席指定列車)」が運行されます。

東急電鉄ー渋谷を起点に東京南部・神奈川へ

東急電鉄ー渋谷を起点に東京南部・神奈川へ

渋谷駅を発着する「東横線」「田園都市線」をはじめ、8路線を運行する東急電鉄。観光客にとって使用頻度が高いのは、東京都渋谷駅と神奈川県横浜駅を結ぶ「東横線」で、代官山駅や中目黒駅、祐天寺駅、自由が丘駅といった渋谷区・目黒区にあるおしゃれエリアの駅に停車します。同じく渋谷駅から神奈川県の中央林間駅へ至る「田園都市線」は、三軒茶屋駅、駒沢大学駅、二子玉川駅などに停車します。

東武鉄道ー日光方面へアクセス

東武鉄道ー日光方面へアクセス

東京都東部から栃木県の宇都宮や栃木県日光、鬼怒川温泉群馬県伊勢崎などへアクセスするのに便利な東武鉄道。主な路線は浅草駅または押上駅を発着して伊勢崎駅へ至る「伊勢崎線」を中心とした「東武本線」で、途中の駅で「野田線」や「佐野線」、「桐生線」などの支線が分岐しています。東武動物公園駅では世界遺産日光の玄関口となる東武日光駅へ向かう「日光線」に分岐します。浅草駅発の特急「特急リバティけごん」を利用すれば、東武日光駅まで最短1時間47分、「特急リバティきぬ」なら鬼怒川温泉駅まで約2時間でアクセス可能です。

また、池袋駅から埼玉県北西部の寄居駅まで至る「東武東上線」では、小江戸・川越に最短でアクセス可能です。

東京モノレールー羽田空港から都内へのアクセスに

東京モノレールー羽田空港から都内へのアクセスに

東京の空の玄関口、羽田空港(東京国際空港)とモノレール浜松町駅の間を結ぶ東京モノレール。羽田空港第3ターミナル駅からモノレール浜松町駅までは、各駅停車の「普通」で18分、「空港快速」なら13分で到達可能。モノレール浜松町駅はJR東日本の浜松町駅と連結していて、JR東日本「山手線」「京浜東北線」に乗り換えできます。さらに徒歩5分ほどに位置する大門駅から都営地下鉄の大江戸線・浅草線への乗り換えも可能です。

ゆりかもめーお台場エリアへのアクセス

ゆりかもめーお台場エリアへのアクセス

レインボーブリッジを渡り、お台場や有明など東京の臨海副都心エリアを巡る「ゆりかもめ(正式名称は東京臨海新交通臨海線)」。コンピューター制御により自動運転されており、ゴムタイヤを使用しているので振動が少なく静か。新橋駅と豊洲駅の間を結ぶ約15㎞を運行していて、新橋駅ではJR線や東京メトロ「銀座線」、都営地下鉄「浅草線」と、豊洲駅では東京メトロ「有楽町線」と乗り換え可能。

東京臨海高速鉄道(りんかい線)ー新宿からお台場直行も可能

東京臨海高速鉄道(りんかい線)ー新宿からお台場直行も可能

品川区の大崎駅と江東区の新木場駅の間の約12㎞を結ぶ鉄道。品川シーサイド駅、天王洲アイル駅、東京テレポート駅(お台場)、国際展示場駅(東京ビッグサイト)など、東京臨海副都心エリアを走っています。大部分が地下を走行するので眺めはあまりよくないですが、JR東日本「埼京線」「川越線」と相互直通運転をしていて、渋谷新宿池袋からお台場へ乗り換えなしで直行でき便利です。

まとめ

東京の鉄道網は複雑で、慣れていないと使いこなすのは難しいです。ポイントは、事前に路線図をよく見て、最適なルートを考えておくこと。東京の各鉄道会社では運行状況や乗り換え案内機能を搭載した分かりやすいアプリを提供しているところもあります。観光客向けにお得なパスも販売しているので事前にチェックしてみてくださいね!

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