HOME 違いはドコ!? 外国人が日本の夏祭りで衝撃を受けたコトとは
違いはドコ!? 外国人が日本の夏祭りで衝撃を受けたコトとは

違いはドコ!? 外国人が日本の夏祭りで衝撃を受けたコトとは

更新日: 2022/07/19

日本の夏の風物詩といえば「お祭り」。ここ数年はコロナ禍にあり、多くの祭りが中止になっていましたが、今年はいくつかの大規模な祭りの開催も聞こえてきています。以前は、寺社仏閣で行われる地域の夏祭りも、日本の文化を存分に感じられるためか、外国人旅行客の姿を多く見かけるようになっていました。

今回は、日本在住の外国人に「日本のお祭りで驚いたことやショックを受けたこと」をヒアリング。日本人が幼い頃から当たり前に思っているその風景は、外国人たちにとって驚きの連続のようです。(以下はインタビューに応じて下さった方の個人的な意見です)

たこやき、やきそば…屋台の早ワザ調理がすごすぎる!

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

最も意見が多かったのは、屋台グルメについて。

「日本のお祭りで衝撃的だったのが、たこ焼きの屋台。あっという間にクルクル回転して作っちゃうのがびっくりでした!」(アメリカ/30代/男性)

たこ焼きを作る手つきが鮮やかでもっと見ていたいと思った」(メキシコ/40代/女性)

「タイでも日本のたこ焼きは大人気だけど、大きな鉄板で作っているのは迫力があります。初めて見た時は感動でした」(タイ/40代/女性)

「鉄板に大量の麺を入れて、いとも簡単に焼きそばを作る技術に驚いた。あの手さばきにはショックを受けたよ」(オーストラリア/20代/男性)

屋台グルメはお祭りには欠かせないひとつですよね。威勢のいいお店の人たちが作る早ワザ調理は衝撃的だったようです。

ヨーヨー、チョコバナナ、かき氷…インスタ映えのかわいい屋台がたくさん!

画像素材:Shutterstock
画像素材:Shutterstock

「日本の屋台はとにかくカラフルでかわいい!ヨーヨーはインスタ映えするし、ベトナム人も絶対に好きだと思う」(ベトナム/20代/女性)

「台湾にもかき氷はあるけど、日本の屋台のかき氷はいちご、メロン、レモン、ブルーハワイとカラフルだから違う魅力があります」(台湾/30代/女性)

「日本のチョコバナナ、かわいいけどインパクトありすぎ(笑)。ピンクや水色に、カラフルなチョコチップがかけられていて。初めて日本の友達に『バナナだよ』って教えてもらったときは信じられなかったです」(カナダ/20代/女性)

女性からは、”日本のお祭り屋台はカラフル”という意見が多く聞かれました。かき氷にチョコバナナ、さらにはりんご飴やわたあめなど、タピオカドリンクにも負けないインスタ映え屋台が日本のお祭りにはたくさんありますね!

輪になって踊る盆踊りにびっくり!

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

祭りに欠かせない「盆踊り」も、外国人にとってショックだったようです。

「私たちの国はパレードで街中を歩くことはあるけど、みんなで輪になって踊る姿はとても新鮮で驚きました」(スペイン/10代/女性)

「今年、盆踊りに参加しました。ゆっくりと踊りながら円を描くのは、神聖な行為のように感じました」(アメリカ/30代/男性)

「KIMONO(※実際は浴衣)で踊ることに驚いた!」(イギリス/10代/男性)

盆踊りは、一説によると、神に祷りを捧げる神事といわれています。海外のパレードとはまた違う盆踊りは、外国人にとっても魅力的なようです。

えっ! 金魚をすくうの!? かわいそう……

画像素材:Shutterstock
画像素材:Shutterstock

最後に紹介するのは、こんな意見。

「金魚すくい。窮屈な水槽に入れられて紙ですくうなんて、あれは金魚がかわいそう思っちゃう!」(フランス/20代/女性)

「小さいカメの屋台があったけど、あまり人気がなかった。あのカメたちは屋台が終わったあと、どこへ行くのだろうと考えたら胸が苦しくなったよ」(マレーシア/30代/男性)

カメすくい、カラーひよこなどはあまり見かけなくなりましたが、金魚すくいは今もなお夏祭りの定番屋台です。優雅に泳ぐ金魚はきれいですが、「かわいそう」と思う気持ちも理解できます…。

今回インタビューした結果、外国人にとって日本のお祭りは、踊りに屋台に、新鮮な発見にあふれているようです。また自由に訪日旅行できるようになったら、多くのお祭り未経験の外国人たちが楽しんでくれたらいいなと思います!

※ 本記事は2019年初掲出のものを再編集しています

Written by:

田中ラン

田中ラン

旅行会社に勤める現役会社員の日本人ライター。大手ウェブサイトで編集者として従事した後、旅行会社に転職。そのため、旅行系・グルメ系のジャンルを得意とし、日本全国47都道府県で取材実績あり。旅行会社勤務だからこそ知れる秘境や絶景、旅の裏ワザを伝えながら日々取材に奔走している。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索