HOME 東京・東京周辺 東京 両国・東京スカイツリー(R) いよいよシーズン到来!一度は観るべき電車x桜のコラボ絶景7選
いよいよシーズン到来!一度は観るべき電車x桜のコラボ絶景7選

いよいよシーズン到来!一度は観るべき電車x桜のコラボ絶景7選

更新日: 2022/03/25

間もなく訪れる桜の季節。日本には、美しい桜並木のそばを駆け抜ける電車が見られるスポットがたくさんあります。日本の原風景に広がる桜と菜の花との共演や、隅田川沿いの桜と東京スカイツリー®とコラボした都会的な風景など……さまざまな美しい桜の景色の中を電車が走り抜ける光景は、鉄道ファンでなくても胸を打たれるものがあるはずです。日本ならではのひと味違った桜の楽しみ方を体験してみませんか?

TOP写真提供:Manabu Kusahara

目次
  1. 1.ひと足早く桜が楽しめる!京浜急行電鉄と三浦の河津桜のコラボ
  2. 2.東武鉄道と隅田川沿いの桜、東京スカイツリー®を同時に眺めることができる名スポット
  3. 3.井の頭公園駅ホームから眺める京王電鉄と桜の2ショット
  4. 4.桜色に染まる新井薬師前駅周辺を走る西武鉄道
  5. 5.秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」が長瀞の桜並木沿いを駆ける貴重な光景
  6. 6.黄色と桜色のコントラストの中に映えるいすみ鉄道
  7. 7.黄色の絨毯とピンク色のカーテンの絶景を渡る小湊鉄道

1.ひと足早く桜が楽しめる!京浜急行電鉄と三浦の河津桜のコラボ

三浦海岸駅~三崎口駅間の河津桜(写真提供:京浜急行電鉄)
三浦海岸駅~三崎口駅間の河津桜(写真提供:京浜急行電鉄)

東京駅から京浜急行で1時間半ほどの場所にある神奈川県の三浦海岸駅周辺では、例年2月中旬頃から3月上旬頃まで河津桜が見ごろを迎えます。河津桜はソメイヨシノなどに比べて早咲きで、花の桃色が濃いのが特徴です。

そんな河津桜1,000本ほどが京浜急行電鉄「三浦海岸駅」前から小松ヶ池公園までの線路沿い約1キロメートルを彩ります。京急の赤い車両と河津桜の濃いピンクの色合いがマッチしてとても鮮やかな光景に。駅近くからは、高架を走る京急の車両と桜のコラボ景色も楽しめますよ。

三浦海岸駅の河津桜(写真提供:京浜急行電鉄)
三浦海岸駅の河津桜(写真提供:京浜急行電鉄)

三浦海岸駅前から小松ヶ池公園までの道中では、例年2月中旬から「三浦海岸桜まつり」も開催(2022年は中止)。期間中は、三浦市の特産品の販売や様々な催しもの披露のほか、桜のライトアップなどを行い、訪れる人を楽しませています。

  • 小松ヶ池公園
    • 住所 〒238-0101 神奈川県三浦市南下浦町上宮田

2.東武鉄道と隅田川沿いの桜、東京スカイツリー®を同時に眺めることができる名スポット

写真提供:東武鉄道
写真提供:東武鉄道

東京駅から電車と地下鉄を使って20分ほどで行くことができる浅草駅。そのすぐそばを流れる隅田川沿いに延びるようなかたちで位置する隅田公園は桜の名所として人気です。隅田川の両岸には、墨田区側に約343本、台東区側に約600本の桜の木が植えられており、例年3月下旬頃から4月上旬頃まで、隅田川の両岸を約1キロメートルにわたって続く桜並木の光景を眺めることができます。

写真提供:東武鉄道
写真提供:東武鉄道

隅田公園は、そんな桜と東京スカイツリー®、さらに隅田川を渡る東武鉄道の見事な3ショットを眺めることができる数少ないスポット。この時期ならではの貴重な光景なので、様々な角度からお気に入りの構図を見つけてぜひ写真に収めてくださいね。

毎年桜の開花時期に合わせて、「隅田公園桜まつり」も開催されます(2022年は中止)。屋台の出店や和太鼓の演奏などもあり、夜にはライトアップした桜も楽しむことができます。


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  • 隅田公園
    • 住所 131-0033 東京都墨田区
      地図をみる
    • 最寄駅 浅草 駅 (東京メトロ銀座線 / 都営浅草線 / 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン) / つくばエクスプレス)
      徒歩5分

3.井の頭公園駅ホームから眺める京王電鉄と桜の2ショット

写真提供:京王電鉄
写真提供:京王電鉄

東京駅から電車で30分ほどの場所にある井の頭恩賜公園は、都内屈指の桜の名所として知られています。園内にはおよそ400本もの桜の木が植えられており、そのうち約200本が池の周りをピンク色に彩ります。桜の品種も多様で、例年3月上旬頃から早咲きの桜が咲き出し、その後ソメイヨシノやしだれ桜、八重桜などが順番に開花を迎えます。

そんな井の頭公園の最寄駅である京王井の頭線「井の頭公園駅」のホームからは、桜が顔をのぞかせ、電車との2ショットを捉えることができます。電車を乗り降りするギリギリまで桜を楽しむことができる駅ホームは、都内でも貴重です。

写真提供:京王電鉄
写真提供:京王電鉄

また京王線では「三鷹台駅」から「井の頭公園駅」間でも満開の桜と電車のコラボレーションを見ることができます。電車に乗りながら車窓からお花見を楽しむのもおすすめです。

4.桜色に染まる新井薬師前駅周辺を走る西武鉄道

写真提供:西武鉄道
写真提供:西武鉄道

東京駅から電車を利用し40分ほどでアクセスできる西武鉄道新宿線「新井薬師前駅」。その周辺は春になると、一面桜の絶景が現れます。駅近くには中野通り沿いの桜並木。中野駅北口から哲学堂公園までを結ぶ、約2キロメートルの桜並木は圧巻です。

その桜の中を走る電車の姿も、この時期にしか見ることのできない光景です。鮮やかな黄色い車両の西武鉄道と、淡いピンクに染まった桜並木のコラボレーションはまるでアニメのワンシーンのような美しさ。

写真提供:西武鉄道
写真提供:西武鉄道

また、新井薬師前駅の周辺には、桜の名所として知られる「哲学堂公園」や「新井薬師公園」があります。毎年4月上旬には、新井薬師公園をメイン会場に「中野通り桜まつり」を開催(2022年は中止)。各種パフォーマンス披露や桜のライトアップなどで、訪れる人を楽しませています。新井薬師前駅周辺の桜の見ごろは、例年3月下旬頃から4月上旬頃までとなっています。


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  • 新井薬師公園
    • 住所 〒165-0026 東京都中野区新井5-4

5.秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」が長瀞の桜並木沿いを駆ける貴重な光景

長瀞駅から上長瀞駅間の風景(写真提供:秩父鉄道)
長瀞駅から上長瀞駅間の風景(写真提供:秩父鉄道)

東京駅から電車で2時間ほどでアクセス可能な埼玉県秩父郡長瀞町は、「日本さくら名所100選」に選ばれた桜の名所。周辺には3,000本あまりもの桜が植えられており、例年3月下旬頃から様々な場所で咲き誇る様子はまさに風光明媚。

中でも、秩父鉄道「長瀞駅」から「上長瀞駅」間の線路沿いを彩る桜並木と、そのすぐそばを走るSLパレオエクスプレスのコラボ風景は貴重なワンシーン。煙を上げて走る姿は、古き良き日本の風景を思い起こさせてくれます。

2022年は、3月19日から土日祝日を中心に1日1往復運行されます。

浦山口駅の風景(写真提供:秩父鉄道)
浦山口駅の風景(写真提供:秩父鉄道)

また、例年3月下旬頃から約1ヶ月間「長瀞桜まつり」が開催されます(2022年の開催期間は3月23日~5月8日を予定)。桜のライトアップなど、昼とはまた違った風景を楽しむことができるでしょう。秩父鉄道沿線では、長瀞以外にも様々な場所で桜とSLのコラボ風景を目にすることもできます。

6.黄色と桜色のコントラストの中に映えるいすみ鉄道

写真提供:Manabu Kusahara
写真提供:Manabu Kusahara

東京駅から電車で1時間半ほどの場所にある千葉県いすみ市。そのいすみ市内にある「大原駅」から夷隅郡大多喜町の「上総中野駅」までを結ぶローカル線がいすみ鉄道です。

いすみ市内にある「新田野駅」付近をはじめ、沿線の各所に菜の花畑と桜、その中を駆け抜ける1両編成の鉄道車両の3ショットを望める絶景スポットがあります。黄色と桜色のコントラストが奏でる風景はまるで絵画のよう。日本の鉄道ファンからも人気を集めています。

桜と菜の花を同時に楽しめるのは、例年3月下旬頃から4月上旬頃まで。夷隅郡大多喜町にある「大多喜駅」まで足をのばすと「大多喜さくらまつり」が開催されているなど、各沿線で様々な桜のイベントも行われています(2022年の開催は未定)。※イベントに関する情報は、各観光協会までお問い合わせください。

7.黄色の絨毯とピンク色のカーテンの絶景を渡る小湊鉄道

写真提供:(公社)千葉県観光物産協会
写真提供:(公社)千葉県観光物産協会

東京駅から電車で1時間ほどの場所に位置する千葉県市原市。その市原市と、隣接する夷隅郡大多喜町を結ぶ小湊鉄道は、房総半島の春の風物詩である菜の花畑が沿線10ヶ所以上で目にすることができる鉄道として、高い人気を誇ります。

中でも、市原市内にある「飯給(いたぶ)駅」付近では、菜の花と桜の両方を楽しめるスポットがあります。満開の菜の花と桜の中を一般的な電車車両のほか、機関車がけん引する観光列車「房総里山トロッコ列車」も走り抜けます(房総里山トロッコ列車は飯給駅には停車しません)。のどかな日本の田園風景とあわせて楽しむことができますよ。桜と菜の花を同時に楽しめるのは、例年3月下旬頃から4月上旬頃まで。


桜の名所のすぐ近くを走る鉄道は、意外と多くあるものです。この時期にしか見ることのできない日本ならではのコラボ絶景を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

※この情報は2022年2月の記事執筆時のものです。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

Written by:

Mae Kakizaki

Mae Kakizaki

2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動中。月刊誌やポータルサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、現在は街歩き系サイトを中心に寄稿を行う。

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